白髪(しらが、はくはつ、しろかみ)とは、髪の毛が白いことである。白い髪。
人は歳をとると色素が無くなり髪の色が白くなる場合があり、これを白髪と呼ぶ。
西洋で見られる赤味がかった髪の毛や金色の髪の毛も年と共に白くなる場合が多々見られる。
気になる人は自分で染めたり美容院に染めて貰ったりする。
白髪はストレスで増えるとか、最初から髪の毛はいつか色が無くなる等様々な説があるが、現在では「人間の髪の毛の色は元々白色で、黒髪の色の素であるメラニン色素を作り出す色素細胞(メラノサイト)が黒い色素を注入することで黒髪となるのだが、このメラノサイトの働きが加齢などの要因で弱まり、黒い色素を作り出せなくなるため白髪となる」という説が最も有力である。
髪の毛を印刷用紙、メラノサイトをインクカートリッジに例えると、インク詰まりやインク切れを起こしたときに白髪となる、とイメージすればだいたい合っているであろう。
フランス革命の際、投獄されたマリー・アントワネットの髪が一夜にして真っ白になったという逸話があるが、髪の毛の色は生えるときには既に決まっており、生え変わるまで色は変わらないので、そのようなことはあり得ない。仮にストレスの影響で色素細胞が一瞬にして失われたとしても、全ての毛髪が白髪になるまで3~5年はかかるからであり、現在でいうところの都市伝説であると考えられる。
髪の毛全体が白くなった様子を白髪と呼ぶこともあれば、一本だけが白くなった状態も「白髪が生えた」「白髪を抜く」のように白髪と呼ぶ。若い人にもわずかに白毛が混ざることもあり、若白髪などと呼ばれる。
また若いイメージを保つ目的で、中高年のタレントには白髪染めをしている者が多く見られる。白髪染めはカツラと比べて本人も視聴者も抵抗が少ないため、多くの者が白髪染めをしているものと考えられるが、カツラのようにワンタッチで脱着出来るようなものではなく時間がかかることや、髪に与えるダメージも少なくないなどのデメリットがあるため、中には嫌になって金髪や銀髪など全く違う髪色に染める人もいれば、ある日突然白髪染めを止めてロマンスグレーをカミングアウトする人もいる。
古い日本語では祝い事に使う白い髪を模した被り物のことも白髪と呼ぶ。
稀にアルビノなどの疾患によって白い髪の毛をした人も存在するほか、脱色によって白い髪色を得ることも可能であるが、白髪は老化や疲労をイメージさせる言葉であるため、先天的に白い場合や脱色による意図的な白い髪色は銀髪と呼ばれ区別されることが多い。
上記のとおり白髪(しらが)は老化によるもの、アルビノや脱色によるものは銀髪と呼ばれるのが基本だが、漫画やアニメではこのどちらにも該当しない白い髪色のキャラクターが多数存在する。
例えば、青髪やピンク髪が当たり前の色として存在する世界観の場合、白い髪色も当たり前の色として自然に存在する。そのほか、動物(例えば白狐など)の擬人化キャラクターや妖怪などの人外、何かしらの能力発動や覚醒に伴って髪色が変化する場合などもある。「銀」でなく「白」であることに意味がある場合もあり、これらの髪色は銀髪と呼ばれる以外に、白髮と書いて「しろかみ」と読み分けられることもある。「はくはつ」は老化の場合とそれ以外の場合、両方の意味で使われることがある。
ほか、高年齢層の者の多くが実際は白髪または白髪交じりであることが考えられる。
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最終更新:2025/01/06(月) 00:00
最終更新:2025/01/05(日) 23:00
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