諸外国における帰化人の「公民権」(単なる国民・内国人としての権利ではなく)とその制約などに関する研究やレポートみたいなのを探しているのですが、図書館で借りられそうな単行本、研究者による研究書・学術書、 ジャーナリストなどによる評論・レポート。 あるいは出来ればPDFなどでダウン・プリントアウトが出来るものを紹介して下さい。 なお以前の質問の際、英文のもののリンクを貼った方が居ましたが、日本人同士のことであり、ヤフー智恵袋も日本語圏なのですから、日本語のものを貼り付けて紹介して下さい。 所謂「自由民主主義」の先進国においてでも、帰化人の、就中、帰化一世の「公民権」(単なる国民・内国人としての権利ではなく)には制約を課されますよね。 具体的には、 ① 投票可能になるまで一定期間が設定されている ② 立候補可能になるまで一定期間が設定されている ③ 一生涯、立候補出来ない公職が設定されている 等があると思います。 日本では一切、制約が無いことが問題提起されていますが、諸外国の事例について関心を持った次第です。 ちなみに韓国も、台湾(中華民国)も日本法の継受国の所為か、制約が無いみたいですね。尤も、韓国を「『自由』民主主義」と分類するか否かは議論があると思いますが…(大法院や憲法裁判所、最高裁に相当する所の判決・判例において、就中、日本関連のそれにおいて、専門用語ながら「『自由』民主主義」を否定し、「『非自由/反自由』民主主義」の一種である「『戦う』民主主義」であることが謳われているのは事実です)。 最後に、この質問は、論文を書くとかが目的ではなく、昨今、帰化人による立候補が問題視されたり、逆にこの問題視を問題視するような論争がありますよね? だから諸外国の事例を知りたくなったのです。 以前の質問の際、英文の解説記事のリンクを貼って来た人がいたのですが、日本語でお願いします。 ちなみに私は英語が大嫌いで、なおかつ(高校生時代の模擬試験において、隣の席の奴が鉛筆回しで回答して5点取った時、私が真面目に回答して3点しか取れなかったくらい出来ない)未だに殆ど出来ません。 それ故、某アジア系言語にのめり込み、一応、歴史思想系の人文社会系領域を専攻し、その言語を使用する国の政府奨学金を得て博士課程満期退学まで進み、その翻訳などで食ってきた者です。 故に英語など、白人どもの言語は全く使えないので、日本語のものを探しています。 また別の回答において、回答者が調べたのか、知っていたのか、いくつかの国の事例を列挙される回答がありました。しかしながら、この質問は「PDFなどでダウン・プリントアウトが出来るものを紹介して下さい」「図書館で借りられそうな単行本」などと記載している通り、その制約・制度についての解説も含む単行本、論文や記事を探しているのです。 また 「各国が如何かと言う単純な情報」ではなく、 「各国が帰化者の公民権を如何定め、何故そうしているのかと言う情報」が欲しいので、 「PDFなどでダウン・プリントアウトが出来る」記事や論文、単行本などの紹介を依頼・質問しているのです。 あと帰化者への公民権の制約は差別云々と書き込んで来た回答がありましたが、制約を課している自由民主主義諸国も一定数存在しています。また個人的なことですが、日本ネーション抹殺政策の一環として押し付けられた憲法や公民権に関する法制度を前提にそのようなことを訴えられても、私の関心事ではありません。むしろ克服(場合によってはクーデタなり革命なりで破壊)されるべき対象なので。 また「帰化人への参政権の制約なんて、民主国家においてはありえないので、民主国家における事例など無い」などと書き込んで来た無知蒙昧・無知な輩がいましたが、米国大統領への立候補資格における欠格条件を知らないみたいです。 なお既に紹介された 近藤敦『「外国人」の参政権 : デニズンシップの比較研究』 は図書館にて取り寄せ申請中です(私同様に関心が高いのか、まだ10人以上の待機者があり、今年中に手に取れるか如何か…)。