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蒸気機関車 タンク式で C10とC11 よく似ていて、釜の太さもそっくりです。 この二車種は、蒸気機関車としての蒸気の方式が違うそうですが、どのように違うのでしょうか? 他の多くの蒸気機関車はどちらの方式でしょうか。 よろしくお願いします。

回答(3件)

「蒸気の方式」とは何のことでしょうか・・ C10もC11も、その他のテンダ機関車も(明治時代の機関車は別ですが)すべて同じ機構で設計されています。 違うのは、時代とともにボイラの工作が緻密になって行ってボイラの蒸気圧力が高くなっていったことくらいです。 C10は蒸気圧力14キロで1930年年に製造されました。用途は都市近郊での小単位の旅客列車用として手頃で好成績でしたので、翌年には改良設計のC11の製造に移りました。 C11は蒸気圧力14キロ、各部の工作に溶接を取り入れ、動輪上重量をC10よりも若干小さくして使用線区拡大を狙いましたが、用途や基本的な部分は同じです。(第二動輪と第三動輪の軸距がC10は2300㎜、C11は2200㎜といった程度) 1935年には両形式ともに圧力を15キロに増圧、C11は支線区の客貨両用の万能機関車として改良を重ね、太平洋戦争後まで増備されています。

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C10の改良型がC11 C10が都市部の各駅停車向けの機関車で、重量級車両に耐えられる線路向けに動輪の軸重13tで設計されたが、C11は地方の軸重13tに耐えられないローカル線むけに、C10をベースに各軸の負担割合を変更して動輪の軸重軽減設計した機関車です。

実質同じです。なぜ新形式を与え区別したのか理解できないレベルで同じです。 一応説明としては、電気溶接工法を大幅に取り入れたので新形式を与えたということになっています。 ところがC11型になってから大きな設計変更が何度も繰り返しているんですけど、こちらは新形式を与えていない。だからC11型は381両と悪戯に数が膨らんでしまいました。 C10型とC11型の差異に軽量化が挙げられるんですけど、C11型はやがて改設計で重くなってますから、決定的違いとも言えなくなってます。 まぁ、その時点での何らかのパワーバランス的な都合があったんでしょう。新形式を与えない判断もあれば、新形式で設計部局の存在感をアッピールしたいという判断もあったのです。