ダッチオーブンロストル(底網)一覧表
2017/10/12
ダッチオーブン用のロストル(底網)の一覧表を作ってみました。結構長いので覚悟してくださいw 随時更新予定です。
ロストルとはオランダ語の"rooster"のことです。日本語にすると火格子 (ひごうし)。英語だとGrateになります。
一般的にはこんな焼き網のことを言うのですが、火に掛ける網なら何でもロストルになっているように思います。火床にロストルを敷くことが多いので、燃焼時に酸素を供給して燃焼ロスを防ぐ装置のことだと勝手に思っていた時期がありました ^^;;
ダッチオーブン用のロストルは、こんな感じでダッチオーブンの底に敷いて、肉を焦がさないで加熱するために使われたり、燻製、蒸し物などで使われることが多いように思います。また、肉の脂を取り除く場合にも使われています。直接火にかざすことは考慮されていないものがほとんどなので、直接火に掛けるようなロストル本来の使い方だとメッキが剥げたり、変形する可能性が高いです。(この画像はロッジの12インチキャンプダッチオーブンとキャプテンスタッグのM-5548)
実はアメリカにはダッチオーブン用のロストルのようなものはほとんど見当たりません。ロッジから販売されているのはトリベットだけで、網はありません。私が知っているものは新興ダッチオーブンアクセサリーメーカーのキャンプメイドのフリップグリルくらいです。こちらもどちらかというと、グリル主体で、後は蒸し物、燻製で使っているくらいで、肉を焦がさない用途では使っていません。
これは、日本でダッチオーブンが広まった当時、「ダッチオーブン料理は男の料理、豪快な火力で調理する」なんてイメージだけが先行した事、弱火が得意なチャコールブリケットが輸入されなかった事の弊害ではないかと思っています。日本では、ダッチオーブンを弱火が苦手なガスやガソリンなどのコンロで加熱する(その為脚が無い)ので、必需品に近い扱われ方なので、一応一覧を作ってみました。日本のダッチオーブンメーカーはたいてい販売しています。私が持っているものについては、出来るだけ相性をチェックしていますが、どちらかというと相性は私があまり持っていないディープタイプのダッチオーブンで顕著に現れるようです。
ロストル(底網)の一覧表です。私が所有しているものは背景色が薄緑色になるようにしています。
この一覧表にはカタログ値を入れるようにしています。カタログ値の無い*ユニフレームの底網の高さは10mmのようです。メーカーに電話で問い合わせました。6インチ用は私が実測した値です。他の実測値に付いてはメーカー別に書いていますので、参考にしてください。ただし、素人採寸ですし、ロットによってもサイズに違いが出る可能性がありますので、ご了承ください。
**フリップグリルはこの表を作るに当たって素材を調べてみるとメーカーHPなどでは確証を得る事ができませんでした。製品のパッケージにも記載はありません。実物を触ってみた感じでは鉄クロムメッキに見えます。
***ロゴスのD/O焦げつき防止ラックは、HPではサイズ:(約)27×20×2.5cm(取っ手含む)とのみ記されています。一覧表の数値は日本アマゾンに記載されている数値です。
キャプテンスタッグは16-18センチスキレット用のUG-3019(外径145×高さ10mm)、20センチスキレット用のUG-3020(外径168×高さ10mm)、25センチダッチオーブン用のM-5547(外径190×高さ20mm)、30センチダッチオーブン用のM-5548(外径240×高さ20mm)の4種のロストルがあります。全て鉄にクロムメッキなので、ロストルの本来の用途として火に掛けて使うとメッキが剥げて悲惨になります。ダッチオーブン内で使う分には特に問題なく、錆びも発生してないです。
UG-3019
16-18cm用
UG-3020
20cm用
M-5547
25cm用
M-5548
30cm用
16-18センチスキレット用のUG-3019は以前記事をUPしていますが、ロッジの6 1/2インチスキレットには大きく浮いています。
→キャプテンスタッグ16センチ用底網
20センチスキレット用は持っていませんが、後述するSOTOの8インチ用より直径が2mm小さいのでサイズ的には問題ないと思われます。ただ、高さが10mmなのが注意です(SOTOは15mm)
25センチダッチオーブン用のM-5547は直径19センチと他社の同等品と比べ小ぶりです。キャプテンスタッグの大型火消しつぼ火起し器セット M-6625に乗っけてお手軽コンロとして使っているのでメッキがはげてボロボロです。この用途には、SOTOのキッチン用燻煙網の方が、脚がコンロの中に入って安定が良いらしいです。
一応、ロッジの10インチキャンプオーブンに入れるとこんな感じ。かなりの隙間です。
ロッジの10インチディープキャンプオーブンだとこんな感じ。10 1/4インチキッチンダッチオーブンでも同様だと思います。ディープだと底の直径が短いはずなんですが、それでも隙間が目立ちます。
9インチスキレットだとこんな感じ。ぴったりです。もちろん10 1/4インチスキレットでも隙間を気にしなければ、大丈夫です。
高さを20mmにするため、思った以上に複雑な構造になっています。
30センチダッチオーブン用のM-5548をロッジの12インチに入れるとこんな感じ。
12インチスキレットだとこんな感じで、スカスカかと思いきや意外と良いサイズ感です。10 1/4インチスキレットにも底が浅いので入るかと思ったのですが、ちょっと大きくダメでした。
素人採寸です。ロットによってもサイズに違いが出る可能性がありますので、ご了承ください。
UG-3019は中央部分が低くなっていて、10mmを切っていました。M-5548ではそのような事は無く、中央の補強が効果的なのが分かります。
キャプテンスタッグの製品は鉄にクロムメッキをした中国製ですので安価です。お値段重視なら有りだと思います。型番がMから始まるものとUGから始まる小型のものは高さや構造が違うので注意が必要です。
25センチ用と30センチ用は補強も入っていて強度はまったく問題ないです。小型のものは補強が入っていませんが、小さいのでそれなりに強度はあるはずです。ただ、高さが低いので注意が必要です。
25センチ用は画像のように火に掛けたのでメッキが焼けて錆びていますが、普通にダッチオーブンの中でローストや蒸し物に使っている30センチ用は、特に錆などは出ていません。
25センチ用と30センチ用は、高さが高いことも特徴です。お安いのでキッチンでの蓋置き用に8インチなどの小さいサイズの蓋を置くために、30センチ用を買うのもありだと思います。
SOTOからは8インチ用のST-908NT(直径170×高さ15mm)、10インチ用ST-910NT(:直径200×高さ15mm)、10インチハーフ用ST-910HFNT(直径235×高さ18mm)、12インチ用ST-912NT(直径255×高さ18mm)の4種類の底網が販売されています。SOTOのステンレスダッチオーブンに付属しています。ダッチオーブンを買ったらすぐに鍋敷きや蓋置きとして使えるので、便利です。
ST-908NT
8インチ用
ST-910NT
10インチ用
ST-910HFNT
10インチハーフ用
ST-912NT
12インチ用
8インチ用のST-908NTはSOTOの8インチステンレスダッチオーブンはもちろん、ロッジの8インチのスキレットやダッチオーブンにジャストサイズです。SOTOのステンレスダッチオーブンに入れるとこんな感じ。当然ジャストサイズ。
ロッジの8インチキャンプダッチに入れるとこんな感じ。良い感じです。
ロッジの8インチサービングポットに入れるとこんな感じ。ぴったりです。
ロッジの8インチスキレットに入れるとこんな感じ。これもぴったり。
ロッジの9インチスキレットに敷いてみるとこんな感じ。ちょっと小さいけど、使えないことはないです。
SOTOの10インチ用ST-910NTとキャプテンスタッグの25センチダッチオーブン用のM-5547を重ねてみました。現物だとカタログデータ通り、SOTOの方が大きいように感じるのですが、画像にすると差が無いように見えますね。
10インチ用ST-910NTをロッジの10インチキャンプダッチオーブンに敷いてみました。問題ないと思います。
ロッジの10インチディープだとこんな感じ。これは燻製したときの画像ですが、特に問題なく使えました。
ロッジの10インチキッチンダッチに敷いてみました。ギリギリですが入っています。
ロッジの10 1/4インチスキレットです。
ロッジの9インチスキレットです。ジャストサイズですね。ユニフレームだと5mm大きいので入らないかもしれません。
ユニフレームのウルトラディープ(スーパーディープじゃないです)に入れてみましたが、ぎりぎりです。ユニフレームの10インチ用だと底網が大きくて入らないようですので、ウルトラディープの場合、ユニフレームのお勧めはユニフレームの8インチ用のようですが、SOTOのこの底網のほうが良いですね。
デュアルグリル用の焼き網です。直径が30センチありますので、14インチディープの底網に使えないかな? 普通の14インチだと、高すぎるかもしれません。脚を曲げたらいけるかな?
キッチン用燻煙網 ST-142です。幅19.6×奥行19.6×高さ3.7cm。本来はキッチンにある普通の鍋で数分間の瞬間燻製をするための道具です。ダッチオーブンで長時間にわたって過熱することは考慮されていないと思われますので、ダッチオーブンでの利用は自己責任になると思います。画像は10インチディープのキャンプダッチオーブンに入れています。燻製をするのならかなり便利だと思います。安いのですが、底網と違い材質が細めの鉄(クロームメッキ)です。頼りないし、薬剤を使った付け置き洗いは出来ないので、燻製の汚れをきれいに落とすことはできませんが、普通の底網と違って高さが3.7センチあるので、燻製をするとき、それなりに便利だと思います。
SOTOの底網は脚のある部分の高さを測っています。補強が無いので中央部分が下がる傾向があるようですが、実用的には差し支えないと思います。ST-908NTは10年以上使っているので脚の高さに差がありちょっとガタがあります。中央部分は微妙に凹んでいます。ST-910NTは中央部分が14.2mmほどです。ST-142は一番高くなっている外周部の高さを測っています。
SOTOの底網は補強が入っていないので、構造がシンプルで洗いやすくてよいです。強度的にも問題ありません。ステンレス製の中では一番お財布にやさしいのでお勧めです。キッチン用燻煙網も面白い存在で愛用しています。
ユニフレームは底網だけではなく、底上げネットも販売しています。ただし、あくまで鉄板で出来たユニフレームのダッチオーブン専用の商品ですので、鋳物とはカーブが違うので少し大きめです。そのため、同じサイズの鋳物のダッチオーブンに使う場合、かなり相性があるようです。ダッチオーブン 底上げネット 8インチ用661758 φ183×40(高さ)mmはウルトラディープ10インチにも適合するらしいです。底上げネット 10インチ用.661734 φ230×50(高さ)mm、底上げネット 12インチ用661710 φ265×50(高さ)mm。
底網は、8インチ用の665336(直径170mm)、10インチ用の665350(直径205mm)、12インチ用の.665374(直径240mm)があり、SOTO同様ダッチオーブンの付属品としてセットになっていましたが、2019年より順次底網がないものに変更になるそうです。もちろん単品でも購入できます。なお、高さはカタログには書かれていませんが、メーカーに問い合わせたところ10mmのようです。ただ、6インチ用を実測したところ12.2mmあったので、12mm程度はあると思われます。
6インチ用の665312は6インチダッチオーブンに付属のもので、メーカーのホームページでは「底網の単品発売は行っておりません」と書かれていますが、2018年8月に販売しているのを確認しました。きっと期間限定だと思われます。
6インチ用底網
8インチ用底網
8インチ用
底上げネット
10インチ用
底上げネット
6インチスーパーディープに付属の底網を所有しています。
ロッジの6 1/2インチスキレットだとこんな感じ。5インチスキレットには大きすぎます。
ロッジの6インチキャンプダッチオーブンだとこんな感じ。5インチベビーダッチには大きすぎでした。
菊屋のホーロースキレットパン16センチでも使えます。
底上げネット8インチ用を10インチウルトラディープ用として購入しました。確かに使えますが、キッチン用燻煙網 ST-142で充分な気がします。
SOTOの8インチステンレスダッチオーブンに入れてみました。専用かと思うほどぴったりです。
ロッジの8インチキャンプダッチオーブンですき例に入りましたがうえの隙間が少なすぎる感じです。
足を畳んで底に敷いてみましたが、大きすぎて底まで行きません。でも、底網にちょうど良い高さです。
とりあえずロッジ8インチサービングポットの中に入れて撮影しました。網が高すぎる感じです。他の8インチ(ロッジ8インチキャンプダッチ、SOTO8インチステンレスダッチ)でもそのうち撮影してUPする予定です。
底上げネット12インチ用をロッジの12インチに敷くと、問題なく使えそうに見えますが、上部の空間が狭く、余裕があまりありません。使える料理は限定されると思います。ただ、ピザを焼くには良いと思います。真のナポリピッツァに挑戦した記事を参考にしてください。普通のピザなら余裕だと思います。他の底網と違って材質が細く複雑なので、洗うのは面倒だと思います。
→真のナポリピッツァにチャレンジ
足を折り畳んで置いてみました。フィットしているようなしていないようななんとも微妙な感じです。高さはほとんどありませんので底網として機能するかどうか微妙なところです。
ただ、この上にキャプテンスタッグの30センチのものを乗せると、ちょうどマフィンを焼くのにぴったりな感じの高さになります。
なお、12インチスキレットに足を折りたたんで置いてみましたが、微妙に浮いているようです。
底上げネットの使い方で、思った以上に便利なのが、キャンプ場でパンやケーキ、コーンブレッドなどを焼いた後に冷やすのに使うケーキクーラー代わりに使える点です。コンパクトに収納できるので、キャンプに普通に持っていけます。
さすがに細い針金でできているので、底上げネットはユニフレームにしては精度が低いのですが、それでも他のメーカー以上の精度です。ただ、その構造上稼動部分のわっかが一番高くなり、12インチ用で56mmほどあります。
ユニフレームには底上げネットのような独自の製品を販売していただき感謝です。ユニフレームの底網は6インチしか所有していないので、よく分かりませんが、頑丈な作りに見えますが、その分洗うのが面倒かもしれません。中央の補強が無いと中央部分の高さが低くなりやすいので、精度を求めて中央部分に補強が入っているのだと思います。お値段が高めですが、期待にそう良いものだと思われます。直径が少し大きいものがあるので、ユニフレームのダッチオーブン以外で使う場合は、相性注意です。
キャンプメイドのフリップグリルは、同社のリッドホルダーと組み合わせてグリルや燻製を行うための道具ですが、ダッチオーブンの中に入れて蒸し物も出来ると宣伝しています。H2.8×26.8φcmと12インチ以上用です。12インチ用としては、日本製のものと比べてはるかに直径が大きく、高さも日本のメーカーの底網と比べるとかなり高めなのが特徴です。また、他の底網と比べるととても重量級です。本体やパッケージには素材について言及がありませんが、実物を触った感じだと鉄クロムメッキに見えます。
直径が他の12インチの底網と比べると、跳びぬけて大きいのですが、ターゲットであると思われるロッジの12インチダッチオーブンに実際に入れてみると底まで届きません。底で支えるのではなく、側面で支える設計のようです。底からの高さは側面のカーブに依存するわけですが、ロッジの場合約4センチでした。ディープだとまた違った数値になりそうですが、私は12インチディープは持っていないので分かりません。
まだ手に入れたばかりなので、内容、画像は更新予定です。
外周部の高さが30.5mmでなだらかなカーブで中央部が高くなり中心で33.3mmになるとても凝った作りです。12インチだと外周部が当たるので、40mm程度の高さになりますが、14インチのダッチオーブンに入れると中央部で33.3mmになるということです。
以下は所有していないメーカーの底網です。
コールマンの底網は「ステンレスプレート」と呼ばれ、10インチ用(直径21×高さ1.75cm)と12インチ用(直径22×1.75(h)cm)があります。後述するエクストラスペーサーとセットで使うのが前提の商品のように見えますが、スペーサーが先に廃盤になりました。
ステンレスプレートとセットで使う底上げ用の「エクストラ スペーサー」という十字型になる製品が2010年ごろまで販売されていました。エクストラスペーサー自体の高さは2.8センチです。ステンレスプレートにぴったりとはまる設計で、単純な構造なので洗うのも簡単です。
コールマンの底網はかなり価格が高めですが、構造が複雑なので仕方ないのかもしれません。高さが少し高めです。ペアのエクストラスペーサーが廃盤になっているので、わざわざ購入する理由は無いように感じますが、セットで持っていれば色々と便利だと思います。
ロゴスからはユニークなもち手が付いた底網「D/O焦げつき防止ラック 81062213」が販売されています。持ち手が付いているのは、面白いアイデアだと思いますが、メッキだしちょっと割高かな? 洗うのが面倒な予感です。
私なら、容器に入れたプリンなどを蒸した後、底網ごと取り出すのに使いたいです。
ロストルではありませんが、ロッジにもこのような製品があります。Meat Rack/Trivetとして販売しています。所有していませんが、ダッチオーブンの底に敷いて底網のように使います。L8DOT3 直径21センチですので、10インチ以上のダッチオーブンで使えると思います。数年前にリニューアルされて少し高くなっています。現在の製品の高さは0.4インチです。
使い方は他の鋳物製品と違い、使い終わったら加熱せずに油を塗ることになっています。オークションなどで割れたものがおまけで付いてきたりしているところを見ると、コンロなどで直接加熱すると割れやすいのかもしれません。
なお、底網がなくても蒸し物は出来ます。これは9インチスキレットに直接鶏モモ肉を置いて、無水で蒸らして棒々鶏を作ったときの画像です。どちらかというとこういう使い方のほうがダッチオーブンらしくて良い気がします。
2017年11月12日 「ケーキクーラーになります」を追加。メニュー構成を変更。一部誤表記を修正。キッチン用燻煙網ST-142の画像を追加。
2018年08月11日 一覧表をレスポンシブなものに変更。「底網は必須ではないと思っています」を追加。ユニフレームの6インチ用底網を追加、キャンプメイドフリップグリルの画像を追加。
2018年09月04日 実測値を入れるための修正開始。
2018年09月20日 ユニフレーム6インチ用底網を追加。L8DOT3の高さを追加。
2018年10月02日 一覧表の所有しているものに薄緑の背景色をつけた。
2018年12月03日 ユニフレーム底上げネット8インチ用を追加。
2089年01月01日 ユニ底上げネット8インチにSOTOステンレスダッチオーブンとロッジキャンプダッチを追加。
ロストルとは?
ロストルとはオランダ語の"rooster"のことです。日本語にすると火格子 (ひごうし)。英語だとGrateになります。
一般的にはこんな焼き網のことを言うのですが、火に掛ける網なら何でもロストルになっているように思います。火床にロストルを敷くことが多いので、燃焼時に酸素を供給して燃焼ロスを防ぐ装置のことだと勝手に思っていた時期がありました ^^;;
ダッチオーブン用のロストルは、こんな感じでダッチオーブンの底に敷いて、肉を焦がさないで加熱するために使われたり、燻製、蒸し物などで使われることが多いように思います。また、肉の脂を取り除く場合にも使われています。直接火にかざすことは考慮されていないものがほとんどなので、直接火に掛けるようなロストル本来の使い方だとメッキが剥げたり、変形する可能性が高いです。(この画像はロッジの12インチキャンプダッチオーブンとキャプテンスタッグのM-5548)
実はアメリカにはダッチオーブン用のロストルのようなものはほとんど見当たりません。ロッジから販売されているのはトリベットだけで、網はありません。私が知っているものは新興ダッチオーブンアクセサリーメーカーのキャンプメイドのフリップグリルくらいです。こちらもどちらかというと、グリル主体で、後は蒸し物、燻製で使っているくらいで、肉を焦がさない用途では使っていません。
これは、日本でダッチオーブンが広まった当時、「ダッチオーブン料理は男の料理、豪快な火力で調理する」なんてイメージだけが先行した事、弱火が得意なチャコールブリケットが輸入されなかった事の弊害ではないかと思っています。日本では、ダッチオーブンを弱火が苦手なガスやガソリンなどのコンロで加熱する(その為脚が無い)ので、必需品に近い扱われ方なので、一応一覧を作ってみました。日本のダッチオーブンメーカーはたいてい販売しています。私が持っているものについては、出来るだけ相性をチェックしていますが、どちらかというと相性は私があまり持っていないディープタイプのダッチオーブンで顕著に現れるようです。
ダッチオーブン用底網一覧表
ロストル(底網)の一覧表です。私が所有しているものは背景色が薄緑色になるようにしています。
メーカー | サイズ | 型番 | 直径 | 高さ | 材質 |
---|---|---|---|---|---|
キャプテン |
16-18 |
UG-3019 | 145 | 10 | 鉄クロム |
キャプテン |
20センチ | UG-3020 | 168 | 10 | 鉄クロム |
キャプテン |
25センチ | M-5547 | 190 | 20 | 鉄クロム |
キャプテン |
30センチ | M-5548 | 240 | 20 | 鉄クロム |
SOTO | 8インチ | ST-908NT | 170 | 15 | ステンレス |
SOTO | 10インチ | ST-910NT | 200 | 15 | ステンレス |
SOTO | 10インチ |
ST-910 |
235 | 18 | ステンレス |
SOTO | 12インチ | ST-912NT | 255 | 18 | ステンレス |
ユニ |
6インチ | 665312 | 125 | *12.5 | ステンレス鋼 |
ユニ |
8インチ | 665336 | 170 | *10 | ステンレス鋼 |
ユニ |
10インチ | 665350 | 205 | *10 | ステンレス鋼 |
ユニ |
12インチ | 665374 | 240 | *10 | ステンレス鋼 |
キャンプ |
12インチ |
フリップ |
268 | 28 | **鉄クロム |
コールマン | 10インチ | 170-9489 | 210 | 17.5 | ステンレス |
コールマン | 12インチ | 170-9059 | 220 | 17.5 | ステンレス |
ロゴス*** | 10,12 |
81062213 | 200 | 15 | スチール |
単位はmm
この一覧表にはカタログ値を入れるようにしています。カタログ値の無い*ユニフレームの底網の高さは10mmのようです。メーカーに電話で問い合わせました。6インチ用は私が実測した値です。他の実測値に付いてはメーカー別に書いていますので、参考にしてください。ただし、素人採寸ですし、ロットによってもサイズに違いが出る可能性がありますので、ご了承ください。
**フリップグリルはこの表を作るに当たって素材を調べてみるとメーカーHPなどでは確証を得る事ができませんでした。製品のパッケージにも記載はありません。実物を触ってみた感じでは鉄クロムメッキに見えます。
***ロゴスのD/O焦げつき防止ラックは、HPではサイズ:(約)27×20×2.5cm(取っ手含む)とのみ記されています。一覧表の数値は日本アマゾンに記載されている数値です。
その他の用途の底網一覧表
ダッチオーブン 底上げネット
メーカー | サイズ | 型番 | 直径 | 高さ | 材質 |
---|---|---|---|---|---|
ユニフレーム | 8インチ | 661758 | 183 | 40 | ステンレス鋼 |
ユニフレーム | 10インチ | 661734 | 230 | 50 | ステンレス鋼 |
ユニフレーム | 12インチ | 661710 | 265 | 50 | ステンレス鋼 |
SOTOのデュアルグリル用の焼き網とキッチン用燻煙網
メーカー | サイズ | 型番 | 直径 | 高さ | 材質 |
---|---|---|---|---|---|
SOTO | デュアル |
ST-9301 | 300 | 50 | ステンレス |
SOTO | キッチン用 |
ST-142 | 196 | 37 | 鉄(クローム |
キャプテンスタッグのロストル
キャプテンスタッグは16-18センチスキレット用のUG-3019(外径145×高さ10mm)、20センチスキレット用のUG-3020(外径168×高さ10mm)、25センチダッチオーブン用のM-5547(外径190×高さ20mm)、30センチダッチオーブン用のM-5548(外径240×高さ20mm)の4種のロストルがあります。全て鉄にクロムメッキなので、ロストルの本来の用途として火に掛けて使うとメッキが剥げて悲惨になります。ダッチオーブン内で使う分には特に問題なく、錆びも発生してないです。
UG-3019
16-18cm用
UG-3020
20cm用
M-5547
25cm用
M-5548
30cm用
16-18センチスキレット用 UG-3019
16-18センチスキレット用のUG-3019は以前記事をUPしていますが、ロッジの6 1/2インチスキレットには大きく浮いています。
→キャプテンスタッグ16センチ用底網
20センチスキレット用 UG-3020
20センチスキレット用は持っていませんが、後述するSOTOの8インチ用より直径が2mm小さいのでサイズ的には問題ないと思われます。ただ、高さが10mmなのが注意です(SOTOは15mm)
25センチダッチオーブン用 M-5547
25センチダッチオーブン用のM-5547は直径19センチと他社の同等品と比べ小ぶりです。キャプテンスタッグの大型火消しつぼ火起し器セット M-6625に乗っけてお手軽コンロとして使っているのでメッキがはげてボロボロです。この用途には、SOTOのキッチン用燻煙網の方が、脚がコンロの中に入って安定が良いらしいです。
一応、ロッジの10インチキャンプオーブンに入れるとこんな感じ。かなりの隙間です。
ロッジの10インチディープキャンプオーブンだとこんな感じ。10 1/4インチキッチンダッチオーブンでも同様だと思います。ディープだと底の直径が短いはずなんですが、それでも隙間が目立ちます。
9インチスキレットだとこんな感じ。ぴったりです。もちろん10 1/4インチスキレットでも隙間を気にしなければ、大丈夫です。
30センチダッチオーブン用 M-5548
高さを20mmにするため、思った以上に複雑な構造になっています。
30センチダッチオーブン用のM-5548をロッジの12インチに入れるとこんな感じ。
12インチスキレットだとこんな感じで、スカスカかと思いきや意外と良いサイズ感です。10 1/4インチスキレットにも底が浅いので入るかと思ったのですが、ちょっと大きくダメでした。
所有品の実測値
素人採寸です。ロットによってもサイズに違いが出る可能性がありますので、ご了承ください。
型番 | サイズ | 直径 | 高さ |
---|---|---|---|
UG-3019 | 16-18cm用 | 未計測 | 11.4 |
M-5547 | 25cm用 | 未計測 | 未計測 |
M-5548 | 30cm用 | 未計測 | 23.3 |
サイズはmm
UG-3019は中央部分が低くなっていて、10mmを切っていました。M-5548ではそのような事は無く、中央の補強が効果的なのが分かります。
キャプテンスタッグの製品の感想
キャプテンスタッグの製品は鉄にクロムメッキをした中国製ですので安価です。お値段重視なら有りだと思います。型番がMから始まるものとUGから始まる小型のものは高さや構造が違うので注意が必要です。
25センチ用と30センチ用は補強も入っていて強度はまったく問題ないです。小型のものは補強が入っていませんが、小さいのでそれなりに強度はあるはずです。ただ、高さが低いので注意が必要です。
25センチ用は画像のように火に掛けたのでメッキが焼けて錆びていますが、普通にダッチオーブンの中でローストや蒸し物に使っている30センチ用は、特に錆などは出ていません。
25センチ用と30センチ用は、高さが高いことも特徴です。お安いのでキッチンでの蓋置き用に8インチなどの小さいサイズの蓋を置くために、30センチ用を買うのもありだと思います。
SOTOの底網など
SOTOからは8インチ用のST-908NT(直径170×高さ15mm)、10インチ用ST-910NT(:直径200×高さ15mm)、10インチハーフ用ST-910HFNT(直径235×高さ18mm)、12インチ用ST-912NT(直径255×高さ18mm)の4種類の底網が販売されています。SOTOのステンレスダッチオーブンに付属しています。ダッチオーブンを買ったらすぐに鍋敷きや蓋置きとして使えるので、便利です。
ST-908NT
8インチ用
ST-910NT
10インチ用
ST-910HFNT
10インチハーフ用
ST-912NT
12インチ用
8インチ用底網 ST-908NT
8インチ用のST-908NTはSOTOの8インチステンレスダッチオーブンはもちろん、ロッジの8インチのスキレットやダッチオーブンにジャストサイズです。SOTOのステンレスダッチオーブンに入れるとこんな感じ。当然ジャストサイズ。
ロッジの8インチキャンプダッチに入れるとこんな感じ。良い感じです。
ロッジの8インチサービングポットに入れるとこんな感じ。ぴったりです。
ロッジの8インチスキレットに入れるとこんな感じ。これもぴったり。
ロッジの9インチスキレットに敷いてみるとこんな感じ。ちょっと小さいけど、使えないことはないです。
10インチ用底網 ST-910NT
SOTOの10インチ用ST-910NTとキャプテンスタッグの25センチダッチオーブン用のM-5547を重ねてみました。現物だとカタログデータ通り、SOTOの方が大きいように感じるのですが、画像にすると差が無いように見えますね。
10インチ用ST-910NTをロッジの10インチキャンプダッチオーブンに敷いてみました。問題ないと思います。
ロッジの10インチディープだとこんな感じ。これは燻製したときの画像ですが、特に問題なく使えました。
ロッジの10インチキッチンダッチに敷いてみました。ギリギリですが入っています。
ロッジの10 1/4インチスキレットです。
ロッジの9インチスキレットです。ジャストサイズですね。ユニフレームだと5mm大きいので入らないかもしれません。
ユニフレームのウルトラディープ(スーパーディープじゃないです)に入れてみましたが、ぎりぎりです。ユニフレームの10インチ用だと底網が大きくて入らないようですので、ウルトラディープの場合、ユニフレームのお勧めはユニフレームの8インチ用のようですが、SOTOのこの底網のほうが良いですね。
デュアルグリル用焼き網
デュアルグリル用の焼き網です。直径が30センチありますので、14インチディープの底網に使えないかな? 普通の14インチだと、高すぎるかもしれません。脚を曲げたらいけるかな?
キッチン用燻煙網 ST-142
キッチン用燻煙網 ST-142です。幅19.6×奥行19.6×高さ3.7cm。本来はキッチンにある普通の鍋で数分間の瞬間燻製をするための道具です。ダッチオーブンで長時間にわたって過熱することは考慮されていないと思われますので、ダッチオーブンでの利用は自己責任になると思います。画像は10インチディープのキャンプダッチオーブンに入れています。燻製をするのならかなり便利だと思います。安いのですが、底網と違い材質が細めの鉄(クロームメッキ)です。頼りないし、薬剤を使った付け置き洗いは出来ないので、燻製の汚れをきれいに落とすことはできませんが、普通の底網と違って高さが3.7センチあるので、燻製をするとき、それなりに便利だと思います。
所有品の実測値
型番 | サイズ | 直径 | 高さ |
---|---|---|---|
ST-908NT | 8インチ用 | 未計測 | 15.5 |
ST-910NT | 10インチ用 | 未計測 | 15.5 |
ST-142 | キッチン用燻煙網 | 未計測 | 39.0 |
サイズはmm
SOTOの底網は脚のある部分の高さを測っています。補強が無いので中央部分が下がる傾向があるようですが、実用的には差し支えないと思います。ST-908NTは10年以上使っているので脚の高さに差がありちょっとガタがあります。中央部分は微妙に凹んでいます。ST-910NTは中央部分が14.2mmほどです。ST-142は一番高くなっている外周部の高さを測っています。
SOTOの製品の感想
SOTOの底網は補強が入っていないので、構造がシンプルで洗いやすくてよいです。強度的にも問題ありません。ステンレス製の中では一番お財布にやさしいのでお勧めです。キッチン用燻煙網も面白い存在で愛用しています。
ユニフレームの底網と底上げネット
ユニフレームは底網だけではなく、底上げネットも販売しています。ただし、あくまで鉄板で出来たユニフレームのダッチオーブン専用の商品ですので、鋳物とはカーブが違うので少し大きめです。そのため、同じサイズの鋳物のダッチオーブンに使う場合、かなり相性があるようです。ダッチオーブン 底上げネット 8インチ用661758 φ183×40(高さ)mmはウルトラディープ10インチにも適合するらしいです。底上げネット 10インチ用.661734 φ230×50(高さ)mm、底上げネット 12インチ用661710 φ265×50(高さ)mm。
底網は、8インチ用の665336(直径170mm)、10インチ用の665350(直径205mm)、12インチ用の.665374(直径240mm)があり、SOTO同様ダッチオーブンの付属品としてセットになっていましたが、2019年より順次底網がないものに変更になるそうです。もちろん単品でも購入できます。なお、高さはカタログには書かれていませんが、メーカーに問い合わせたところ10mmのようです。ただ、6インチ用を実測したところ12.2mmあったので、12mm程度はあると思われます。
6インチ用の665312は6インチダッチオーブンに付属のもので、メーカーのホームページでは「底網の単品発売は行っておりません」と書かれていますが、2018年8月に販売しているのを確認しました。きっと期間限定だと思われます。
6インチ用底網
8インチ用底網
8インチ用
底上げネット
10インチ用
底上げネット
6インチ用底網
6インチスーパーディープに付属の底網を所有しています。
ロッジの6 1/2インチスキレットだとこんな感じ。5インチスキレットには大きすぎます。
ロッジの6インチキャンプダッチオーブンだとこんな感じ。5インチベビーダッチには大きすぎでした。
菊屋のホーロースキレットパン16センチでも使えます。
底上げネット8インチ用
底上げネット8インチ用を10インチウルトラディープ用として購入しました。確かに使えますが、キッチン用燻煙網 ST-142で充分な気がします。
SOTOの8インチステンレスダッチオーブンに入れてみました。専用かと思うほどぴったりです。
ロッジの8インチキャンプダッチオーブンですき例に入りましたがうえの隙間が少なすぎる感じです。
足を畳んで底に敷いてみましたが、大きすぎて底まで行きません。でも、底網にちょうど良い高さです。
とりあえずロッジ8インチサービングポットの中に入れて撮影しました。網が高すぎる感じです。他の8インチ(ロッジ8インチキャンプダッチ、SOTO8インチステンレスダッチ)でもそのうち撮影してUPする予定です。
底上げネット12インチ用
底上げネット12インチ用をロッジの12インチに敷くと、問題なく使えそうに見えますが、上部の空間が狭く、余裕があまりありません。使える料理は限定されると思います。ただ、ピザを焼くには良いと思います。真のナポリピッツァに挑戦した記事を参考にしてください。普通のピザなら余裕だと思います。他の底網と違って材質が細く複雑なので、洗うのは面倒だと思います。
→真のナポリピッツァにチャレンジ
足を折り畳んで置いてみました。フィットしているようなしていないようななんとも微妙な感じです。高さはほとんどありませんので底網として機能するかどうか微妙なところです。
ただ、この上にキャプテンスタッグの30センチのものを乗せると、ちょうどマフィンを焼くのにぴったりな感じの高さになります。
なお、12インチスキレットに足を折りたたんで置いてみましたが、微妙に浮いているようです。
ケーキクーラーにもなります
底上げネットの使い方で、思った以上に便利なのが、キャンプ場でパンやケーキ、コーンブレッドなどを焼いた後に冷やすのに使うケーキクーラー代わりに使える点です。コンパクトに収納できるので、キャンプに普通に持っていけます。
所有品の実測値
型番 | サイズ | 直径 | 高さ |
---|---|---|---|
665312 | 底網 |
125 | 12.5 |
661758 | 底上げネット |
未計測 | 未計測 |
661710 | 底上げネット |
未計測 | 49-50 |
単位はmm
さすがに細い針金でできているので、底上げネットはユニフレームにしては精度が低いのですが、それでも他のメーカー以上の精度です。ただ、その構造上稼動部分のわっかが一番高くなり、12インチ用で56mmほどあります。
ユニフレームの製品の感想
ユニフレームには底上げネットのような独自の製品を販売していただき感謝です。ユニフレームの底網は6インチしか所有していないので、よく分かりませんが、頑丈な作りに見えますが、その分洗うのが面倒かもしれません。中央の補強が無いと中央部分の高さが低くなりやすいので、精度を求めて中央部分に補強が入っているのだと思います。お値段が高めですが、期待にそう良いものだと思われます。直径が少し大きいものがあるので、ユニフレームのダッチオーブン以外で使う場合は、相性注意です。
CampMaid(キャンプメイド)
キャンプメイドのフリップグリルは、同社のリッドホルダーと組み合わせてグリルや燻製を行うための道具ですが、ダッチオーブンの中に入れて蒸し物も出来ると宣伝しています。H2.8×26.8φcmと12インチ以上用です。12インチ用としては、日本製のものと比べてはるかに直径が大きく、高さも日本のメーカーの底網と比べるとかなり高めなのが特徴です。また、他の底網と比べるととても重量級です。本体やパッケージには素材について言及がありませんが、実物を触った感じだと鉄クロムメッキに見えます。
直径が他の12インチの底網と比べると、跳びぬけて大きいのですが、ターゲットであると思われるロッジの12インチダッチオーブンに実際に入れてみると底まで届きません。底で支えるのではなく、側面で支える設計のようです。底からの高さは側面のカーブに依存するわけですが、ロッジの場合約4センチでした。ディープだとまた違った数値になりそうですが、私は12インチディープは持っていないので分かりません。
まだ手に入れたばかりなので、内容、画像は更新予定です。
所有品の実測値
型番 | サイズ | 直径 | 高さ |
---|---|---|---|
フリップグリル | 本体サイズ | 未計測 | 33.3 |
フリップグリル | ロッジ12インチ |
- | 約4センチ |
単位はmm
外周部の高さが30.5mmでなだらかなカーブで中央部が高くなり中心で33.3mmになるとても凝った作りです。12インチだと外周部が当たるので、40mm程度の高さになりますが、14インチのダッチオーブンに入れると中央部で33.3mmになるということです。
以下は所有していないメーカーの底網です。
コールマン
コールマンの底網は「ステンレスプレート」と呼ばれ、10インチ用(直径21×高さ1.75cm)と12インチ用(直径22×1.75(h)cm)があります。後述するエクストラスペーサーとセットで使うのが前提の商品のように見えますが、スペーサーが先に廃盤になりました。
コールマン ステンレスプレート10インチ 170-9489
posted with カエレバ
コールマン(Coleman) 2012-06-11
コールマン ステンレスプレート 12インチ 170-9059
posted with カエレバ
コールマン(Coleman) 2012-03-08
ステンレスプレートとセットで使う底上げ用の「エクストラ スペーサー」という十字型になる製品が2010年ごろまで販売されていました。エクストラスペーサー自体の高さは2.8センチです。ステンレスプレートにぴったりとはまる設計で、単純な構造なので洗うのも簡単です。
コールマンの底網はかなり価格が高めですが、構造が複雑なので仕方ないのかもしれません。高さが少し高めです。ペアのエクストラスペーサーが廃盤になっているので、わざわざ購入する理由は無いように感じますが、セットで持っていれば色々と便利だと思います。
ロゴス
ロゴスからはユニークなもち手が付いた底網「D/O焦げつき防止ラック 81062213」が販売されています。持ち手が付いているのは、面白いアイデアだと思いますが、メッキだしちょっと割高かな? 洗うのが面倒な予感です。
私なら、容器に入れたプリンなどを蒸した後、底網ごと取り出すのに使いたいです。
ロッジ
ロストルではありませんが、ロッジにもこのような製品があります。Meat Rack/Trivetとして販売しています。所有していませんが、ダッチオーブンの底に敷いて底網のように使います。L8DOT3 直径21センチですので、10インチ以上のダッチオーブンで使えると思います。数年前にリニューアルされて少し高くなっています。現在の製品の高さは0.4インチです。
使い方は他の鋳物製品と違い、使い終わったら加熱せずに油を塗ることになっています。オークションなどで割れたものがおまけで付いてきたりしているところを見ると、コンロなどで直接加熱すると割れやすいのかもしれません。
底網は必須ではないと思っています
なお、底網がなくても蒸し物は出来ます。これは9インチスキレットに直接鶏モモ肉を置いて、無水で蒸らして棒々鶏を作ったときの画像です。どちらかというとこういう使い方のほうがダッチオーブンらしくて良い気がします。
更新履歴
2017年11月12日 「ケーキクーラーになります」を追加。メニュー構成を変更。一部誤表記を修正。キッチン用燻煙網ST-142の画像を追加。
2018年08月11日 一覧表をレスポンシブなものに変更。「底網は必須ではないと思っています」を追加。ユニフレームの6インチ用底網を追加、キャンプメイドフリップグリルの画像を追加。
2018年09月04日 実測値を入れるための修正開始。
2018年09月20日 ユニフレーム6インチ用底網を追加。L8DOT3の高さを追加。
2018年10月02日 一覧表の所有しているものに薄緑の背景色をつけた。
2018年12月03日 ユニフレーム底上げネット8インチ用を追加。
2089年01月01日 ユニ底上げネット8インチにSOTOステンレスダッチオーブンとロッジキャンプダッチを追加。
コメント
はじめまして
分かりやすく解説お疲れ様です
これからダッチ購入を考えているのでとても助かります!
分かりやすく解説お疲れ様です
これからダッチ購入を考えているのでとても助かります!
干物 >゜)))彡さんはじめまして。
底網は相性がちょっとあるようなので、
がんばって記事にしました。
ダッチオーブンの購入を検討中ですか。
楽しみですね ^^
これからもよろしくお願いします。
底網は相性がちょっとあるようなので、
がんばって記事にしました。
ダッチオーブンの購入を検討中ですか。
楽しみですね ^^
これからもよろしくお願いします。
おはようございます。
lodge12インチの買った時から
気になってたのですがスカスカなんですよね。こんなもんなのかと思ってました。
やはりめいっぱい使いたいので、
参照させてもらいます。
他のサイズも気になってたので、
永久保存させてもらいました。
写真とプリントアウトでファイルにまとめました。
コレ、売れますよ。
雑誌で特集されてもいいですよね。
萌
lodge12インチの買った時から
気になってたのですがスカスカなんですよね。こんなもんなのかと思ってました。
やはりめいっぱい使いたいので、
参照させてもらいます。
他のサイズも気になってたので、
永久保存させてもらいました。
写真とプリントアウトでファイルにまとめました。
コレ、売れますよ。
雑誌で特集されてもいいですよね。
萌
萌さんこんにちは。
残念ながらあまりディープを持っていないので、
相性の問題が多そうなディープで現物あわせ
できなかったのが残念です ^^;;
残念ながらあまりディープを持っていないので、
相性の問題が多そうなディープで現物あわせ
できなかったのが残念です ^^;;
これは読み応えがありアーカイブになる記事ですね!!
ちなみにユニフレームの底網の高さは
先程測ったら10mmでした。
個人的には15mmくらいは欲しいのですが、、、。
ちなみにユニフレームの底網の高さは
先程測ったら10mmでした。
個人的には15mmくらいは欲しいのですが、、、。
レフアさんこんにちは。
10mmなんですね。情報ありがとうございます。
後で書き直しておきます。
10mmなんですね。情報ありがとうございます。
後で書き直しておきます。