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大そうじへの備え
rikio0505.hatenablog.com
今回はアニメの話じゃなくてすいません。 ちょっと訳あって(肝臓を壊したとかではありません)、成人して以来、毎日のように寝る前に飲んでいたお酒をストップしてまして、2週間くらい経過しました。 最初は一睡もできなかったり、睡眠導入剤を飲んで無理やり寝るような日もあったのですが、1週間前後が経過したくらいから、薬を飲まなくても寝つけるようになってきました。 お酒を飲めない弊害は、寝つきが悪いとか、1日の楽しみがないのと、あるいは1日をリセットできないあたりなんですが、お酒を飲まないことで目に見えてわかる、自身の体調の変化にも気づくことができました。今回はそれらを記していきたいと思います。 常時二日酔い状態からの解放 まあ、休肝日も作らずに毎晩飲んでいたこともあって、完全に酒が抜ける感覚というものをすっかり忘れていたようです。1日、2日…と飲まない日を続けていくことで、アルコールが血中に残っていな
2018年冬クールに放送されて人気を博しているのが『ゆるキャン△』と『宇宙よりも遠い場所』だと言えるでしょう。このうち、『宇宙よりも遠い場所』が日常系アニメではないことはわかるかと思いますが、『ゆるキャン△』も日常系アニメではない、と言うと不思議がる方がいるでしょうか。 『ゆるキャン△』は、あまり代わり映えのしない日常生活がメイン……というわけではなく、友達同士で、あるいは1人でアウトドアに出かけていくという、いわば「非日常」を描いている作品だと思っています。ということは、日常系アニメではない……のではないでしょうか。それでも日常系アニメっぽく見えてしまうのは、これまでの日常系アニメと呼ばれてきた作品といくつかの共通点があるからなのだろうと思います。が、日常がメインではないのに「日常系アニメ」を名乗るものどうかとも思ってしまいます。 そもそも、「日常系アニメ」というジャンルやカテゴライズが
原作もののアニメ化の流れは、『SHIROBAKO』を観ている方ならわかるかと思いますが、制作会社のPと製作会社のPがタッグを組んで、原作元へ「この作品をうちでアニメ化させてください」とお願いするのが基本的な流れのようです。となると、京アニは『聲の形』のアニメ化を打診する際に、ポニーキャニオンと一緒に講談社に行ってお願いしたのではないかと推測されます。ポニーキャニオンはご存知の通り『進撃の巨人』などで講談社とはパイプがあります。まあ、出版社レベルで京アニのブランド力が通用するのかどうかはわかりませんが、版権担当者(ライツと呼ばれているアニメの製作に関わる人たち)なら京アニのことはよく知っているでしょう。 そもそも、何でこの『聲の形』をアニメ映画にしようとしたのか、もありますよね。原作はそれなりに有名で、かつ扱いの難しい題材を含んでいるものですが、何故京アニが「自分たちでアニメ映画として制作し
『君の名は。』に続いて公開された、京アニこと京都アニメーション制作の漫画原作もの『聲の形』も、既に興行収入が10億を超える大ヒットとなっているようです。京アニ・山田尚子監督といえば『けいおん!』もありますが、映画の前作である『たまこラブストーリー』では興行収入が最終でも1億3000万円ほどだったことを考えると、『聲の形』での数字がすごいものだということがわかると思います。元々、原作そのものが人気で知名度が高かったこともあるのでしょうが、原作がいくら売れていても、わざわざお金を出して映画を観に行こうという人とイコールになるわけではありません。京アニとか山田尚子監督とかに期待して観に行くような人も少数でしょうから、プロモ段階から成功していた、あるいはそれだけ特別な人気のある作品(の映像化)だった、ということなのでしょう。『君の名は。』のほうは興行収入100億円突破というとんでもない数字になって
『君の名は。』の快進撃が止まりません。さすがに超えることはないだろうと思っていた『シン・ゴジラ』をも上回る勢いでお客さんが入っているようです。僕が観た郊外の映画館でも土日はほぼ全回満席というとんでもないことになっています。 そんな『君の名は。』で注目していたのが、田中将賀さんがキャラデザを手がける、という部分でした。新海誠監督と田中将賀キャラデザだと、Z会のCMで一度タッグを組んだことはあったわけですが、本格的に、しかも東宝が全面的にバックアップして売り出す映画のキャラデザとして起用された、というのは、ある意味ではものすごい抜擢起用だったようにも思えるからです。というのも、これまでの新海誠監督の映画であれば、興行収入は行って1億ちょっとという小規模でしたし、BD/DVDの売上も累計で2万本ちょっとという感じでした。深夜アニメの円盤売上をご存知ならおわかりでしょうが、突出して売れたとも言い難
アニメ放送開始前に、クラウドファンディングを始めるなどしても話題となった『迷家』が、円盤の数字が出ないほどの低い売上になるなどして、いわゆる「大爆死」してしまいました。このブログでも、放送開始前に取り上げるなどして注目はしていましたし、全話観ましたが、水島努監督ファンを自認する自分でさえ「ダメだこりゃ」な内容でした。それが僕だけの印象なら良かったのですが、観測範囲内で良く言っている人を観たことがありませんでした。例え円盤の売上が低くても、それなりの数の人間が観ていたようなアニメだと、擁護派とか絶賛する人が出たりもするわけですが、この作品についてはそれも皆無という感じでした(絶賛記事があれば教えて下さい)。 ヒットメーカーでありファンも多い、水島努監督とシリーズ構成岡田麿里が初タッグということでも話題になったわけですが、この2人が組んで大爆死アニメが生まれてしまうことは、正直放送開始前ではわ
興行収入やディスクの記録的な数字となった『ガールズ&パンツァー劇場版』ですが、当初はここまでのヒットになるとも思いませんでしたし、ここまでずっと映画館で上映されることになるとも思っていませんでした。それは1ファンである僕だけではなく、制作関係者もそうだったのではないでしょうか。 ロングラン上映になった理由の1つとして挙げられるのが「映画館でこそ映える音響の作り込み」や「3DXや各種特殊上映スタイルと合致した内容」などがあるのでしょうが、それが再現できないBD/DVDの売上については説明できません。深夜アニメの劇場版としては『魔法少女まどか☆マギカ』や『けいおん!』などを超え、この上にはもう『ラブライブ!』くらいしか見当たらないの大ヒットとなったわけですが、テレビシリーズの円盤の売上については、原作付きの『けいおん!』はともかくとして、『まどマギ』あたりには遠く及ばない数字でしかありませんで
『ガールズ&パンツァー劇場版』(以下ガルパン劇場版)は通常版を2回、4DX版を1回観に行きました。ガルパンおじさんたちの足元にも及ばない回数でしたが毎回すごく楽しませてもらいました。通常版でも映画館で観るのに最適化された内容だったのですが、4DX版がまた面白かったです。お金を出す価値のある内容になっていると思いますので、機会がある方は是非試してみてください。 さてそんなガルパン劇場版ですが、特に公開直後あたりにはこんな感想がしばしば流れてきました。 「劇場版ってストーリー的にはテレビ版と同じことやってるんじゃない?」 確かに、エキシビションマッチからの試合だったり、廃校危機再燃に大洗女子側が勝つところまで、物語の構成上はテレビシリーズも劇場版もほぼ同じと言っていいと思います。なので、ストーリー的にはあまり見どころはない、戦車戦を楽しむためのおまけみたいなものだ、という感想も見かけました。そ
3月も終わりに近づいてきて、そろそろ来期アニメが気になり始める頃ではないでしょうか。このブログでもその来期アニメの1つ「迷家-マヨイガ-」を真っ先に取り上げましたが、他にもいくつか気になるタイトルがありますし、さすがに年度替わりでもあり、各社とも力の入った作品をスタンバイさせているようです。 原作もののアニメは、原作を知らないこともあって何とも言い難いところがありますが、オリジナルアニメであればスタッフ構成とかジャンルである程度見通せるんじゃないかと勝手に考えています。なので、原作もののアニメは他の方に任せるとして、ここでは気になっている来期のオリジナルアニメについての展望とかを書いていきたいと思います。 迷家-マヨイガ- 以前にも展望とかを書きましたが、改めて。 個人的には、水島努監督×シリーズ構成岡田麿里というタッグがどうというよりは、アイドルでもない、スポーツものでもロボットものでも
年の瀬です。Twitterで「話数単位で選ぶ、2015年TVアニメ10選」の記事の更新が流れてくると年末だなあ……と感じて少し焦るようになってしまいます。それと同時に、その年のアニメを振り返るいい機会にもなっているので毎年やりたいんですけど……何かここ2年くらいはやってなかったようです。冬コミ原稿に追われていたのと、精神的に追い詰められていたような感じでロクな年末を過ごしていなかったみたいですね。。今年は冬コミのサークル参加を見送ったこともあり、精神的なゆとりが出来たので、3年ぶりの話数単位をやってみたいと思います。 ■冬 SHIROBAKO #19「釣れますか?」 脚本:浦畑 達彦 コンテ:篠原俊哉 演出:平牧大輔 SHIROBAKOの面白さについてはもう言及するまでもないのですが。 アンデスチャッキーの特別EDが流れた回です。それに、絵麻の酸っぱい顔を作画するために自分自身が酸っぱい顔
大洗で先日行われた、「大洗あんこう祭」の人出が11万人と過去最高を記録したそうです。その大洗といえば茨城県の大洗町のことですが、もちろん11月末に劇場版が公開されたアニメ『ガールズ&パンツァー』(以下ガルパン)の部隊となった町です。このあんこう祭りそのものはガルパン以前から存在してたようなのですが、ガルパン放送以前から以後では人出が一説によると5倍以上になったという話もあります(ガルパン以前は2万人前後が、ガルパン放送と同時期には6万人、その次の年からは3年連続で10万人超え)。すさまじい聖地巡礼者の数がおわかりいただけるかと思いますが、その中から経済効果として表れそうな部分はどのあたりにあるのだろうか、と考えてしまいます。具体的な数字は出されていないと思いますし、それはこちらでもわかりようがないのですが、どういうところに経済効果が出そうなのかを観ていこうかと思います。 - 交通 まずはガ
映画「心が叫びたがっているんだ(ここさけ)」は公開初日に観に行きましたがすごく面白かったです。主人公の成瀬順ちゃんにべた惚れしてしまいまして、次の週にあった水瀬いのりさとんの舞台挨拶回にも行ってしまいました。なかなか複数回観に行く映画も個人的には無いので、自分の中での当たり具合の大きさがうかがい知れると思います。 また今期アニメである「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」も面白いですね。うちの読者の方ならわかるように、普段はさほどロボットアニメは観ないですし、ガンダムもここ最近のものについては序盤で見なくなる傾向が続いていましたが、この鉄血については3話まで観た時点で最後まで観るしか無いって思えるくらいにはハマっています。 さて、何故この2作品を並べて書いたのかと言えば、どちらも長井龍雪監督&脚本/シリーズ構成が岡田麿里さんというアニメなんですよね。重なるような時期に公開されたこれらのア
『Charlotte(シャーロット)』の原作者(脚本家)である麻枝准氏がインタビュー記事などでよく言っている「CharlotteはAngel Beats!での反省点を踏まえて脚本を書いた」という点が気になってきました。当初はAB!よりも勢いがないだとかマイナス面ばかり目についていて、その言葉の意味するところがあまりわからなかったりしたのですが、9話まで観るとようやく納得するところが出てきました。 Charlotteは基本的には今までの麻枝作品とそう変わらないというか、いつもどおりなところもかなり多かったりもしますが、今回は敢えてAB!とは違った、そしてアニメという媒体を意識した内容になっている部分も相当あると思います。そうしたところを踏まえて、過去の麻枝作品の内容も交えながら見ていくことにします。 ※あくまでも個人的にそう見える部分で、麻枝准氏の見解ではないのであしからず。 親しみやすい主
京都アニメーションの「響け!ユーフォニアム」が終わりました。総合すると非常に良いアニメになったと思いますし、見どころ満載でアニメ感想・考察ブロガーさんたちの筆も大いに進んだようです。僕も記事を書いているくらいですから、何かしら心を動かすものがあったのだろうと思います。 さてそんなユーフォニアムですが、前回に引き続いて主人公の黄前久美子について考えてみたいと思います。タイトルにもあるとおりなのですが、主人公が「作品に作られた主人公」「作品(ストーリー・世界観や設定)ありきの主人公」なのか、あるいは「キャラありき(キャラメイクが先にあってそこに話を肉付けていったとか)の作品」なのかという点です。前回の記事でも触れましたが、主人公の久美子が決して組織の中心にいるわけでもなく、また主体性をそれほど発揮しているわけでもなく、そしてカリスマ性があるとか天才的なところがあるでもない、というあまり主人公ら
一般的にはどうなのかわかりませんが、Twitterなどでフォローしてる関係の人たちには非常に好評なのが「響け!ユーフォニアム」です。個人的には前半部分のゆっくりさとかがあってハマりきらないところがあるのですが、8話の夏祭り回以降の面白さがうなぎのぼりであっという間に今期アニメNo.1の座を奪ったような印象です。 で、その面白さの大部分を占めているように感じるのが、主人公である黄前久美子の描かれ方だと思ってます。アニメ開始当初は、何て主体性の無い子なんだ、とか、物語の中心にいるわけではないのか、って感じで非常に物足りなく感じていたんですが、後半を観ている方ならわかると思いますがあれよあれよという間に話の中心近くに入ってきてるんですよね。アニメとかで主人公ってのは基本的に作品の中心に位置づけられていて、まともなら最初からその物語の真ん中にいなきゃいけない存在だと思いますし、そこから話を作り上げ
「CLANNAD」や「Angel Beats!」などを送り出したKey所属の麻枝准が脚本(と音楽・主題歌)を手がけるオリジナルアニメ「Charlotte(シャーロット)」の放送日が近づいてきました。「元」鍵っ子かつ麻枝信者である自分にとっては楽しみでしかないんですが、同時に今度も話題になって商業的にも成功するのかどうか……と考えると正直不安な面も結構あったりします。 今回はその点について色々と考えてみたいと思います。 不安その1〜KeyもAB!も過去のものになっている?/目新しさが無くインパクト不足? 実は一番気になっているところだったりします。 AB!が放送されてから早5年が経過し、ようやっとゲームが出るそうですが、既にKey(鍵)のコンテンツが過去のものになっているのではないか? と危惧しています。AB!の頃でもCLANNADのゲームが発売されてから相当経過していたわけですが、京アニこ
SHIROBAKOを観ていて凄く感じるのが、そもそもがアニメ制作についてをアニメでやってしまっているメタ構造なところでしょう。マンガだと「バクマン。」とか「月刊少女野崎くん」などマンガ制作を題材にした作品が数多くありますが、アニメとなると「アニメーション制作進行くろみちゃん」くらいしかないんじゃないかという話を聴いたことがあります。くろみちゃんに関してもOVAということですし、本格的なアニメ制作についてのテレビアニメということになると初めてなのかもしれません。アニメがアニメ作りを描くことで起きるメタフィクション的なもので溢れた作品がこのSHIROBAKOですが、その中でもとりわけ面白く、そして複雑なメタ構造を描いていた箇所を2つ挙げたいと思います。 第三飛行少女隊のアフレコ現場のシーン ムサニこと武蔵野アニメーションが宮森をデスクに立てて制作している「第三飛行少女隊(以下三女)」ですが、最
SHIROBAKOの後半戦では、ストレスの溜まるキャラとして制作のタローから第三少女飛行隊(三女)出版社の編集者である茶沢に対象が変わった、というのが一般的な見方だろうと思いますしその通りだと思います。主に連絡遅れとか動きが遅いことからくるトラブルの発生源ともなっていて、ムサニが進めている三女のスケジュール遅延の一因にもなっていると思います。 ただしかしながら、これって編集の茶沢だけの原因でしょうか? というのも、どうにもヘイトが集まりやすいようなキャラ付け(チャラいとか軽いとか)はされているものの基本的にはディスコミュニケーションが原因で、かつそこが問題の「一因」にはなっているものの「主因」とか「原因」そのものにはなっていないようにも思えるからです。これって基本的に前半戦でタローが担っていたポジションと近いんですよね。 そこで、主な茶沢が問題の発端となったっぽい件を2つほど観ながら、本当
SHIROBAKOも16話まで来ましたが、ものすごくネタ満載で非常に楽しい回でした。ゴスロリ様こと小笠原綸子さんの過去が語られたこともありましたが、屋上の体操やらバッティングセンターやらこれでもかと言わんばかりにぶち込んできましたね。今回はそんなネタの意味するところを深読みしながら、これらが何を示しているのかと、ゴスロリ様の特別さを軽く考えてみたいと思います。 ゴスロリ様の「鎧」は変身の象徴 ゴスロリ様がゴスロリ様となったキッカケはゲーム作品のアニメ化の際に初めてキャラデザとして抜擢してもらったけど、そこでなかなかOKしてもらえず悩んだ末……ゴスロリ衣装という「鎧」を身にまとった、とありました。 完全に「変身」シーンですよね。 ご覧のとおり、完全に変身シーンですよね。それこそ魔法少女や魔女という感じの。プリキュアやまどマギなどの戦う魔法少女ものは、変身した後の姿は戦うための服なわけですから
羽海野渉さんのエントリ(「全て脚本家一人のせいにするなよ!――『アルドノア・ゼロ』と『PSYCHO-PASS』、『艦これ』」)が話題になっていてそれに便乗しようと思ってますが、そもそもこういう話題の時に、取り上げられやすい脚本家と名前が挙がりにくい脚本家が存在するように感じます。言うまでもなく虚淵玄さんは知名度も高いのですが、関わったアニメでのヒットも多くその功績の高さが殊更語られているように思います。Keyの麻枝准さんももちろんなんですが、その他にも岡田麿里さんあたりも監督以上に名前が出やすいように感じます。一方で「けいおん!」「たまこラブストーリー」「ガールズ&パンツァー」「のんのんびより」「弱虫ペダル」など、ヒット作に多く関わっている吉田玲子さんなどは関わった作品の良し悪しの時に名前が出ることが殆ど無く、むしろ語られなさすぎることが異様な感じにも思えてしまいます。 そこで今回は、語ら
前半戦が終わって後半に突入しても絶好調なSHIROBAKOですが、ムサニにバイトとはいえりーちゃんこと今井みどりが入ってきておいちゃんこと宮森あおいとアニメーターの安原絵麻の関係性が変化するのかどうかが気になるところです。 さてそんなおいちゃんと絵麻ちゃんの接触シーンというか愛の軌跡についてまとめてみることにしました。 1話 「おいちゃんおいちゃん」 ムサニ内で行われた「えくそだすっ!」上映会終了後に絵麻ちゃんがそう言いながらあおいの隣に座ります。個人的には社内で高校時代のアダ名を使って呼んでるってところに衝撃を受けたわけですが、さも当然のように隣に座ってるんですよね。まだあおいがムサニに入って半年とかそこらなのですが、入社して間もない頃からこんな感じで接していたのではないかと感じます。 あと、ムサニ内で「おいちゃん」とあおいのことを呼ぶのは絵麻ちゃんだけで、あとは矢野パイセンの「みゃーも
「艦これ」原作はやってませんがアニメは1話観て、なかなか大変なアニメだなあと思いました。最低限クリアしてないといけないラインが想像以上に高く、その先で面白いアニメにしていかないと駄目となると正直大変な案件なんじゃないかと思いながら観てました。 そんな艦これアニメですが、ふと似ているなと思うものがありました。それが、SHIROBAKO作中でムサニが作ろうとしている「第三飛行少女隊」です。戦闘機と軍艦(だけじゃないでしょうけど)、ゲーム原作と漫画原作(設定上は)という違いはあるようですが、どちらもミリタリ×女の子という大枠というのが同じです。さらに言えば第三飛行少女隊が連載されているのは「月刊トップス」という雑誌ですが……モデルは「月刊(少年)エース」なのかなあと思ったりします。となると、「夜鷹書房」は「角川書店」ということにもなりそうですが……。そして思い出すのが、恐らくは「庵野秀明」さんが
アニメの放送前に原作の1巻だけを買って読んで予習をしておいた「幸腹グラフィティ」ですが、一応楽しみにはしていて1話を観たわけですが、こちらの期待を大きく下回る出来でガッカリしています。原作のポテンシャルからすればもっと面白く出来るだろうとも思いましたし、演出がニセコイっぽい、テンポが駄目、キャストのミス、作画も期待していたほどではない……など、今のシャフトでは厳しかったかなあと思わざるを得ません。 そんな中で追い打ちを掛けるような箇所を見つけてしまいました。1話作中できつねうどんを作って食べさせる場面がありますが、そこでのセリフとうどんの描写の齟齬があったのです。 お分かりかと思いますが、上が原作で下がアニメです。セリフはアニメでも原作と同じでした。問題なのは、 「ネギも甘くておいし〜い」 という箇所です。 原作では白ネギ(長ネギ)を大きく切ったやつがうどんに載っていることからもわかるよう
SHIROBAKOをここまで観ていて気になるところといえば、主に音響スタッフ役のキャラで見かける素人臭い演技でしょう。最初は「本当にスタッフが演技しているのかな?」と思っていたらちゃんとプロの声優さんがクレジットされていて、特によく知っている伊藤静さんとか、音響制作の中田恵理役として出てもいますが、とにかく普段のアニメでの演技とは全く異なる素人っぽい演技をしていました。この辺は音響監督も兼任する水島努監督の明確な狙いとして、わざとプロの声優さんに素人っぽい演技をさせてリアルなアニメスタッフっぽさを演出したかったのだろうと思いました。そして監督がそうした演技指導をさせたり、あるいはオーディションの時から素人っぽい演技が出来る声優さんを選んでわざわざ起用したりというあたりで、何となく思い当たるフシがありました。「侵略!イカ娘」や「よんでますよ、アザゼルさん。」など水島監督とよくコンビを組んでい
今期はSHIROBAKOに続いて面白いと思ってるのが「クロスアンジュ」です。ロボットアニメだしキングレコード&スターチャイルド色満載で絶対好きにならないだろうなって放送前には思っていたのですが、非常に突き抜けた描き方をしているのと、案外キャラクター単体の掘り下げや関係性の深みがあって自分好みの内容になってました。クズみたいな根性と行動をしていた主人公のアンジュさんも非常に魅力的に思えてきて、制作陣の思惑通りになってきたように思います。部分部分を観ると非常に大味かつ適当な作りではあるのでそういうところを気にする人はキツいかもしれませんが、個人的には「戦姫絶唱シンフォギア」のようなノリで楽しませてもらってます。 そして観ていて気になった点があって、それは「水樹奈々さんが主人公役」という点と、その奈々さん演じるアンジュがどんなにクズな行動や言動をしても輝きを失わないような描かれ方をしてる点、そし
先日複数のフォロワーさんが「あの人形劇って要らないよね。意味ないよね」と言っているのを観ていました。確かに、主人公である宮森あおいのモノローグの替わりに入れているようにも見えますし、特にここで何か新しい何かが提示されるわけでもないのでその意味では不要と言えるかもしれません。ただSHIROBAKOを観ていたらお分かりの通りですが、常に密度の濃い1話を作る水島努監督作品の中でもここまで濃い1話1話になっているのはたぶん今回が1番なのではないかと思います。2クールこの密度で走るのか……とも思いますが、やりたいことや描きたいことをとにかく詰め込んでいる印象もありむしろカットされたエピソードも結構あるんじゃないかと考えてしまいます。何が言いたいかというと、あの人形劇は尺もキツキツな中でも敢えて入れているものだということだと思うわけです。本編の流れを切りかねないとも思うわけですが、何故わざわざ人形劇や
SHIROBAKO7話観ました。何か安原絵麻ちゃんの記事を書いたらちょうどスポットが当たる回で、かつ彼女が壁にぶち当たる回で間が悪かったかなあとちょっと思ってます。が、彼女が早くに動画から原画に上がってたことや、デスクの本田さんも早いと言っていたりするなど彼女の素質がそれなり以上のものだということは当たっていたんじゃないかと思ってます。 【参考】 「年収安すぎ? SHIROBAKOの新人アニメーター安原絵麻ちゃんの現段階でのスキル(能力)と将来性とは?」 (前回の記事:SHIROBAKO6話まで観た時点での記事です) 彼女の上昇志向の強さとかアニメーターになって絶対に成功してやるんだという意気込みも6話までから伝わってきましたし、逆に7話はそれが空回りしているような印象も受けましたが、それがムサニ外のフリーアニメーターであり「えくそだすっ!」では主力の作監でもある瀬川さんからの指摘で一気に
先日、TwitterでSHIROBAKOキャラのポジションごとの年収一覧画像みたいなのが出まわってましたね。ちょっと真実味が怪しいところがあったので紹介はしませんが、その中でも恐らくは正しいと思われたのが「新人アニメーターが一番年収が安い」というところでした。 SHIROBAKO4話で半額弁当を買いに行った安原絵麻さんに見る新人アニメーターの懐事情 当ブログの過去記事より。 4話後にこんな記事を書きましたが、5話で安原さんの四畳半風呂・トイレ無しのボロアパートが出てきましたし、相当生活費を切り詰めていることがわかります。そこから、やはり新人アニメーターだから枚数もこなせないし、そもそも使えるカットを描けるだけのスキルはあるのかどうか……のあたりまで気になってしまいました。要は原画じゃなくて動画なのではないかとか、原画は原画でもラフ原画を描き直すような第二原画くらいなのかとか、その辺がよくわ
SHIROBAKO6話観ました。遠藤さんが1話にして萌えキャラ化していたのにビックリしたり、3Dの下柳さんと意気投合していたりとなかなか面白かったのですが、個人的には遠藤さんとおっぱい作監こと瀬川さんの関係性が気になるシーンがありました。 6話の、あおいが瀬川さんのところにカットを取りに来たところなんですが、ここでイデポン展のチケットを渡そうとしたところで瀬川さんが、 「イデポン展?」 「私より遠藤くんに持って行ってあげたら?」 「これ観てアニメーターになろうと思ったんだって」 と言っていたことです。あれ? 何で瀬川さんは遠藤さんがイデポンきっかけでアニメーターになろうと決めたのを知っていたのか、と。ついでに言えば、瀬川さんは「遠藤くん」と君呼ばわりなんですよね。当然遠藤さんのほうは「瀬川さん」なんですけど、さすがに年上の人間に対して「くん」で呼ぶことはあり得ないでしょう。そこから、瀬川さ
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