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2024年ランキング
reno-coo.hatenablog.jp
はじめに 結果を残す三種類の人間 パターン1:人生の総エネルギー量が高い パターン2:先天的な知能指数が高い パターン3:人生の戦略性が高い 結論:凡人は人生の戦略性を高めるしか方法はない はじめに 10日間あったGWも最終日となってしまいました。早いものですね。実はSCOUTER社にも4月に新入社員が3名入りまして、簡単な研修を行いました。研修と言っても、一週間のみで主な内容はSCOUTER社で活躍するためにはどんな考え方で挑めばいいのかみたいな内容がほとんどでございます。その中でタイトルの内容を話しました。圧倒的な結果を残す人とはどんな人かという話です。スタートアップに入りたいと思う人たちは成長したいという気持ちが強いです。なぜ成長したいのかと言えば、何かしらの結果を出したいからだと思います。その結果はお金が欲しいでも、事業を創りたいでも、モテたいでも何でもいいのですが、とにかく人より
転職が増えれば「失敗」した転職も増える なぜ失敗が生まれるのか 期待値を考える三つの視点 価値観 職種 労働の対価 期待値と実態のズレを回避する「経済合理性」 まとめ 12月限定で筆者も転職相談を受け付けております 転職が増えれば「失敗」した転職も増える 世の中は間違いなく転職が増える世界へと変貌していっております。今や転職という活動に誰も違和感がなく、毎年300万人が転職をするという時代になりました。ただ、転職が増えると同時に失敗に終わった転職も増えていると実感することが多くなっております。ここでいう「失敗」の定義は非常に難しいですが、当該転職した本人が失敗したと感じれば、それは失敗なんだと思います。失敗したからまた、次探しますという人は年々増えている印象です。ここにおいて在職年数の短さを問題にしたいわけではありません。在職年数が半年であろうが、それらの繰り返しで転職回数が多くなるのであ
30人の壁でぶつかる事業責任者問題 スタートアップにとっては創業期というのは当たり前ですが社長が事業責任者です。事業に関する意思決定は社長が行い、経営と事業が常に言行一致している状態を何も考えずとも実現できます。ただ、ずっとそのままではいられない。会社が大きくなり、組織が大きくなる、事業が複数になる、IPO準備を始める等によって経営と執行は明確に責任が分離され、事業責任者を配置することが求められますし、配置しないと会社として回らなくなる。そんな時期がきます。個人的にはこの創業者ではない人間に事業責任者を任せるこの瞬間こそ、スタートアップが何かしらのイグジットをするまでの試練の中で最も難しい問題の一つだなと感じています。SCOUTER社もこれまで何度かこのような瞬間があり、数多くの失敗も重ねてきました。そこで、今回は事業責任者の引き継ぎのポイントをまとめてみます。想定しているシーンは創業メン
「楽しい仕事がしたい」で内定がもらえない人々 最近、面接する機会が多いのですが、その中でよく聞く言葉があります。それが「楽しい仕事がしたいんです」と。この言葉が出た場合、多くの人はお見送りになっております。最近は「モチベーション」「好きを仕事に」というような大きな流れがあるのに、なぜ内定を出せないのか。それは「楽しい仕事がしたい」と面接の場で言う人は成果を出せないと判断してるからです。ただ、自分の中でもそれがなぜなのか、正しく言語化できていなかったので、今回言語化を試みます。 そもそも仕事は楽しいものなのか 個人の経験として日々仕事を楽しいと思いながら仕事をしたことは残念ながらありません。毎日「楽しいー」という感情を感じる仕事を想像することすら難しいです。そして、周りの成果を出している人たちからも毎日「楽しい」という言葉はなかなか聞いたことがありません。ただ、じゃあ毎日辛くて死にそうになっ
はじめに 想定するCOOの役割 特徴1:自己承認欲求が捻じ曲がってる人 特徴2:弱者歴が長い人 特徴3:人生において目的意識が弱い人 特徴4:一人の時間が好きな人 特徴5:自分のことが一番好きな人 総論:テンション低い系、"普通"の猫を被った本当はヤバいやつ はじめに 最近COOをテーマとして登壇したりする機会が増えてきました。その際にほぼ必ず聞かれる質問がります。「COOに向いてる人ってどんな人ですか?」と。COOってかなり謎めいたポジションなので確かにニーズのある質問だよなと思いつつ、COOは会社に個別最適化する必要性があるのでなかなか汎用性の高い回答が困難な側面もあります。ただ、毎回聞かれますし、山田の個人的な理想のCOO像がなくもないので、現時点での山田の帰結をまとめておこうと思います。COOを探している社長様、COOを目指している人、スタートアップで幹部を目指している人あたりに参
はじめに 背景 設計プロセス 社長の要望整理 目的の言語化 ゴールの設定 扱う情報/活動の整理 情報流通の設計 コンテンツ最終版 コンテンツ1:社長が語る理想の会社 コンテンツ2:1,000億企業の実像 コンテンツ3:IPOを目指せる事業戦略の構築 経営からのフィードバック内容 合宿の成果と改善点 成果 改善点 終わりに はじめに 先週末SCOUTER社では幹部合宿を実施してきました。スタートアップでは"合宿"というものをよくやります。日常的な環境では議論できないこと、長時間かけてやるべきこと、メンバー同士のコミュニケーション等、様々な理由で合宿を開催いたします。ただ、合宿というのは多くのメンバーの時間を拘束するので、上手くやれば絶大な効果を発揮しますが、設計を間違えるととんでもない時間の浪費になります。そこで今回はSCOUTER社が実施した合宿の内容とその設計プロセスをまとめてみました。
はじめに 事業責任者とそれ以外の違い その1:「時間軸」の視点 その2:「シェア」の視点 その3:「投資」の視点 その4:「城主」の視点 その5:「存在理由」の視点 結論:社長と戦う覚悟はありますか? はじめに これまで会社を経営してきて約5年弱。僕が一番成長できた瞬間というのは新規事業である「SARDINE」を立ち上げ、事業責任者として軌道に乗せた期間でした。今、COOとして自分の存在価値を出せているのも、まさしくこの経験があったからでしょう。事業責任者を経ずに今もCOOとして仕事をしていたのであれば、これから先の会社の成長に対して適切な価値を出せるようになっていたか疑わしい。それほど、僕にとって「SARDINE」を立ち上げるという経験は重要な経験となりました。そして、それと同時に事業責任者というものの難しさも感じた期間でした。事業責任者という立場はそれ以外のポジションと比べ非常に差分が
はじめに COOが旅行休暇を取るべき5つの理由 その1:組織を客観的に観察できるから その2:自己不必要性を認識できるから その3:無意識の認識を確認できるから その4:仕事欲を醸成できるから その5:大切な人を大切にする文化を作れるから 結論:全ての社員の模範となれ はじめに 先週、一週間お休みをもらって沖縄に旅行に行っておりました。スタートアップなのにそんなに休むのはどうなのかというご意見もあるかとは思いますが、個人的に経営レベルのメンバーがこのような休暇を取るのは推進派でございます。なので、今回は特にCOOという立場の人間がなぜ旅行休暇を取るべきなのか、その理由をまとめてみました。自分としてはこの理由は会社組織やスタートアップというものの構造的なものからくる理由になっていると思っておりますので、どの企業様にも当てはまるかとは思っております。 COOが旅行休暇を取るべき5つの理由 大前
はじめに 社長が忙しい5つの理由 その1:人と会うアポイントがえげつない その2:一日中連絡が来る その3:twitterをめちゃめちゃ見てる その4:一発勝負の仕事が多いため実はめちゃめちゃ準備してる その5:考え始めたら2~3時間経ってることもざら 結論:社長を支えてあげてください はじめに 会社を立ち上げてから5年目となりました。社長と一緒に仕事をしていく中で、実はわからないことが一つだけありました。それは「なぜ、社長ってこんなに忙しいのだろう」ということです。逆に言えば、「なんで社長はこんなにも仕事を処理できないのだろう?」でした。そして、時にはその状況に対して怒りや憎しみが湧くこともありました。そんな中、社内の状況が変化し、会社のフェーズも変わりつつある中で、気づいたことがありました。 ふと気付いたが昔、社長がやってたようなことを自分がやり始めてる。会社の情報発信とか採用のために
「CSキャリア論vol.1」を開催しました 5月29日にSCOUTER社主催で「カスタマーサクセス」×「キャリア」をテーマにイベントを開催いたしました。有料イベントにも関わらず満席の50名の方にお越しいただき大盛況となりました。 今回はイベントの内容を簡単にまとめてお伝えすると共に、より深いカスタマーサクセスのキャリアについて考えていきたいと思います。 カスタマーサクセスとは そもそも、カスタマーサクセスとはなんでしょうか?英語版wikipeida記載の説明にはこう記されております。 カスタマーサクセスとは売手と顧客の関係性を構築する機能である。カスタマーサクセスのゴールは顧客を可能な限り成功させることであり、それはLTVの向上という形で会社に貢献する。 重要なのは最後の部分です。カスタマーサクセスは「LTV」の向上という形で会社に貢献する。これが今までの一般的なCS(カスタマーサポート)
スタートアップにマネジメントは必要か ある日突然マネージャーに 「ビジネス」で考えるな。「戦」で考えろ。 マネージャーは将軍である その1:自分が動くのではなく、チームを正しく動かすことがあなたの仕事 その2:何をさせるか指示するではなく、何が成果かを定める その3:水準は周りに合わせるのではなく、あるべき水準を作る その4:メンバーに合わせるのではなく、自分に合わせる その5:前に進めることは誰でもできるが、チームを立ち止まらせることができるのはあなたのみ 結論:自分の好きな将軍を目指しましょう スタートアップにマネジメントは必要か SCOUTER社も最近急激に組織らしくなってきており、現在4人のマネージャーが頑張ってくれております。個人的にはマネージャーという言葉が嫌いなので(嫌いな理由は別記事でいつか書きます)、社内では別の呼び方をしているのですが、今回は一般的なマネージャーという言
はじめに メルカリのストックオプション詳細 メルカリだからできたストックオプション戦略 ストックオプションはインセンティブの一つの手段でしかない 結論:自分の頭で考えよう はじめに メルカリの上場承認が話題になっております。様々な角度からメルカリに対しての分析/評価が行われ、その意見は多種多様でございますが、スタートアップ界隈の中では当然大きな祝福と共に大きな希望となっております。スタートアップとしてのお手本であり、他のスタートアップとは次元が一つも二つも上のように感じさせられますね。また、メルカリの取り組みはスタートアップ企業にとって参考になるものが多く、OKRや採用広報のための自社メディア、リファラル採用への取り組み等、メルカリの事例を参考にする起業家はとても多いと思います。そして、今回目論見書が出たことでメルカリのストックオプションの全貌も公開され、話題になっております。全従業員にス
スタートアップにおいて「採用」というテーマは欠かせないテーマである。どれだけ良い採用ができるかがスタートアップの成功確率に大きな影響を及ぼすからだ。これは間違いのない事実である。同じ事業を始めたとしても、良いチームを集めた方が勝つ。それがスタートアップだ。 しかし、採用が注目されればされるほど、採用すること自体が神聖化され、常に正しい活動であると認識されがちである。果たして、どんな時にも採用は正しい活動となりうるのか。SCOUTER社の数々の失敗を通して学んだこと、人材業界に身を置くCOOとして感じていることをまとめました。 採用という幻想 スタートアップにとって採用が重要であるという情報はどんどん増えている。このような記事が参考になるだろう。 「たった一人の採用で企業は変わる」スタートアップの成長を支える『人』の重要性 | HR NOTE web.all-in.xyz logmi.jp
「名詞」で考えるキャリア論の時代は終わった 新年度が始まり、新社会人になった方、転職をして新しい場所で働く方。みなさんにお聞きしたいことがあります。 「あなたはご自身のキャリアビジョンを持っていますか?」 YESと答える人の方が少ないかと思います。キャリアビジョンってなんか難しい。考えるの大変。自分のやりたいことなんてわからない。就職活動でも転職活動でもよく聞かれるので、キャリアビジョンを持っていない自分に嫌気がさすこともあるかもしれませんが、はっきり言います。キャリアビジョンは無意味なので大丈夫です。全く問題ありません。なぜか。あなたの描くキャリアビジョンがその通りに行くことなんてまずないからです。時代の変化が早すぎる今、「職種名」で考えるキャリアプランに意味はありません。10年前には「youtuber」という仕事はありませんでした。「データサイエンティスト」という職業もほぼなかったでし
会社を創業して4年半が経ち、僕にはいつの間にかCOOという肩書きがついていました。最初からCOOをやりたいと思っていたわけではないですし、気づいたらそうなっていたと言った方が正確でしょう。そして、組織は少しずつ大きくなり今は十数名のメンバーがいます。色んなメンバーが入り、そして去ることもありました。その中で会社を去って行った人の多くは社長との信頼関係を築けていなかったなとふと思いました。もちろん、良い会社の去り方をした人もいましたが、やはりネガティブな去り方をする方はまだ多いです。もちろんそれは組織課題として今後解消していかなければならないのですが、今回は個人の方に焦点を当ててみたいと思います。僕は「創業メンバー」だからと特別視されることがあります。でも、それは間違いだと思うんです。「創業メンバー」だから社長と上手くやっていけてるわけではありません。創業メンバーで会社を去ったメンバーもいま
組織は「言葉」に裏切られる 組織というのは集団活動であり、集団において「言葉」というのは非常に重要な要素となっております。組織や経営というのは見方によっては「言葉」で構成されているとも理解でき、どのような言葉が使われてるか、社内で飛び交っているかは事業の成否を決める重要ファクターだと思います。そして「言葉」には期待と現実があります。もちろん、それぞれの場面によって言葉が持つ意味は大きく変動しますが、スタートアップにおいてよく使われる言葉の中には残念ながら期待と現実の乖離が激しい言葉があるのです。そのようなギャップの大きい言葉が社内・部下からよく出てきた時は、組織の危険信号として捉えるべき状態かもしれません。 期待通りにいかない言葉ランキング 1位:体制を変更します 2位:戦略変えます 3位:新機能を作ります これらの言葉は確かに大きな変化を意味します。しかし、だからこそこれらの言葉に人は甘
スタートアップをやっていると幾多の失敗を繰り返します。これは避けられないことで、個人的にはさっさと失敗できて良かったと思うようにしております。ただ、その中で重要なのは同じ失敗を繰り返さないことであり、自分としても忘れないように「スタートアップの原則」として記していきたいと思います。全てのスタートアップが参考になる、普遍的な内容を目指してまいります。 全ては「順番」で決まる これまでのSCOUTER社を振り返った時に、最も大きな失敗はあらゆる「順番」を間違えたなということです。一つ一つの物事に対する取り組み方が悪い訳ではないのに、なかなか上手くいかないという時期が長い期間ありました。その一番の要因がなんだったかと考えると「順番」だったわけです。順番は日常用語では「優先順位」という言葉がよく使われますが、ここで言う「順番」はもう少し広義の意味です。例えば、どういう事業から始めるか、どういう人材
COOはなんでも屋 ついこの間までは新規事業の立ち上げを行なっていたのですが、最近その事業に事業責任者をつけて自分は現場から離れることになりました。もちろんその事業責任者を支援していきながら、その事業を成長させる責任を持つことには変わりないのですが、これまで9割くらい時間を割いていたものがポンとなくなった訳です。ちょうど事業も軌道に乗ってきて、これからどんどんアクセルを踏んでいきたいと思っているタイミングでCOOとして何をするべきか真剣に考えまして、まずは5つのことに取り組んでおります。 成長を止めない設計がテーマ 突然目の前からやることがなくなり、会社の状況を冷静に見つめた上で、今何をやるべきかを考えた結果、「設計」が重要だと考えました。これまでは真っ当に設計を行う時間がなく、とにかく走りながら、作りながら、後付けで設計をしていったというのが正直なところでした。初期のスタートアップはそれ
昨今、ベンチャー企業/スタートアップ企業に対するイメージはどんどん変わって来ており、ありがたいことにスタートアップ企業へ転職したいという人は確実に増えていることを実感しています。スタートアップ企業としては活躍できる人材を採用できる機会が増えるためとてもありがたいことです。SCOUTER社でもこれまで多くの方々を採用させていただき、活躍している人が数多くいます。そのバックグラウンドは本当に様々で大手企業で働いていた方もいれば、大学を中退して入社したメンバー、病院のクリニックで働いてたメンバーなどもいます。しかし、その一方なかなか活躍できずSCOUTER社を去っていった方々がいるのも事実です。 スタートアップ=裁量権というイメージ 皆さんはスタートアップと聞いてどんな職場環境を思い浮かべるでしょうか。小さいオフィス、若い社長、派手に資金調達をしている、激務。いろんなイメージをお持ちだと思います
「社長の言ってることがわかりません」 スタートアップに限らないと思いますが、この言葉よく聞きますよね。COOとしてよく言われるセリフTO3に入るのではないでしょうか。これ放置してるとお互いにストレスが溜まって非常によくない状況になります。経営側は俺らの言ってることを理解できてない能力低いメンバー。現場側からすると無理難題を言ってくる人、現場のことを知らない社長みたいな認知になって、お互いが理解できなくなっていくんですよね。だいたい社員数10名くらい超えてくるとこの問題が出てきます。要員としては以下あたりでしょう。 社長が現場から離れつつある 経営から遠いメンバーが増えている 会社のステージが上がって、より大きな枠で戦略を考える必要が出てくる 事業の成長に組織の成長が追いつかず現場のオペレーションが大変なことになっている 上記のような状態になってくると、社長と現場はまず噛み合わなくなります。
最近スタートアップの目標管理でよく「OKR」が使われています。OKRはグーグルやメルカリ等が使っており話題になり日本でも数年前から流行りだしています。詳しくは以下の記事あたりがわかりやすかと思います。 hiromaeda.com careerhack.en-japan.com 弊社でもSCOUTERサービスをリリース直後、OKRを活用した目標管理を実施しましたが、正直上手く行きませんでした。今回はOKRが上手くいかない時とはどういう時か、OKRを採用する上での注意点等を過去の体験を基に考えてみたいと思います。 OKRが機能しなかった話 弊社で初めてOKRを採用したのはSCOUTERをリリースした直後です。プロダクトがリリースされ部署の構造がはっきりしてきたタイミングで、目標管理を実施したいと考え、方法を模索していたところOKRに巡り会いました。当時メルカリがOKRを採用して1年くらい経って
「目標」の正体は何なのか 会社の中にはいたるところに目標が存在する。会社の目標、部署の目標、個人の目標。MBOやOKR、KPIなど目標管理に関する手法・用語も毎日飛び交っている。しかし、なぜ会社組織にはこれほどまでに目標が存在するのか。目標を設定することで上手く行ってる会社と上手くいっていない会社の差分は何なのか。最近は目標を設定することが当たり前過ぎて、きちんと理解できていないこともしばしば。今回はどのような時に目標という概念が有用なのか。つまるところ、目標を「与えること」の効果を考えてみました。 目標を与えること効果 目標を与えることによって得られる効果は主に以下の三つがあると考えます 集中するため 目標が定まることでやるべきこと、考えることの焦点が合い、それに集中することができるようになる 継続するため 目標を追いかけること自体に意味を感じ、物事を継続する、ゴールが見えていることで安
明けましておめでとうございます。随分と更新が空いてしまいました。2017年は会社としても個人としても本当に色々なことがあり、なかなかブログを更新できない期間が続いてしまいました。今年はインプットの量を圧倒的に増やし、アウトプットに繋げていきたいと思っております。今年もよろしくお願い申し上げます。 シリーズAの会社って選択肢が無数にある 2017年を振り返って、まず思うことはシリーズAというスタートアップの期間というのは本当に難しい状況なんだなということです。スタートアップのフェーズにおいて、シリーズA前後が一番難しいのではないかと思ってしまいます。おそらく、その要因の会社として取れる選択肢が最も多いからなのかもしれません。シリーズAまではとにかくプロダクトを作る期間。やることは顧客に求められるプロダクトを作るだけ。シリーズBを超えるあたりでは、既に勝ちパターンが見えてきて、組織の形も出来上
スタートアップと新規事業 スタートアップが新規事業を立ち上げること自体に関しては賛否両論だと思います。リソースが少ないスタートアップがリソースを分散させることによって、元々のプロダクトの競争力が下がる可能性もあります。逆に新規事業によって一気に成長曲線に乗る企業もあり、単純にどちらがいいかということはなかなか言えないテーマなのかなと思います。しかし、その中で"やってはいけない"パターンは明確に存在すると思います。新規事業は上手くいかないことが多いですが、その中でも特に失敗に陥りやすいパターンが3つあります。 失敗パターン1:とりあえずでやってみる 当たり前ですが、新規事業の立ち上げというのはとても難しいです。特に社内で、既に別のプロダクトがある中で新規事業を作るというのは、最初のプロダクトを作ることよりも難しいかもしれません。それには様々な理由がありますが、予算という概念に制約される、成功
加速する仕組み化の流れ 最近、仕事の生産性の話題が多くなり、それに伴い「仕組み化」に関するナレッジも多く世の中に共有されるようになってきました。スタートアップだとメルカリさんやwantedlyさんあたりがナレッジをたくさん公開しています。 www.supporttimes.com www.wantedly.com リソースの少ないスタートアップにとって、いかに無駄な時間を減らすか、仕組み化によって業務を効率化するかは成長角度の重要な要素、ひいてはビジネスそのものの利益率に大きく関わってくる重要な要素です。SCOUTER社でもサービスをリリースして一年がたち、この「仕組み化」に非常に力を入れております。CS・営業・マーケティング領域では続々と仕組み化を進めています。その中でも特に対人の仕事が多いCSの部門ではどれだけ仕組み化が上手くできるかがとても重要になってきております。 CSが陥る仕組み
シリーズAの資金調達が完了いたしました 先日、正式に発表させていただきましたが、株式会社SCOUTERは総額1.5億円の資金調達を実施いたしました。 調達の内容や今後の展開について、詳しくは以下の記事をご覧ください。 thepedia.co 今回の調達も本当に多くの方々に支えていただいからこそ実現したものであり、ご支援していただた方には本当に感謝しかありません。必ずやサービスの成長という形でお返しできるよう邁進していきます。 シリーズAを迎えて変わったこと・変わらなかったこと SCOUTER社は昨年、シードとして資金調達を受けてから1年ちょっとでシリーズAを迎えることができました。目まぐるしく変化する日常に戸惑いながらも、成長のスピードを日々実感しております。その中で振り返ると、会社として変わったこと・変わらなかったことがありました。シリーズAというと、会社の露出がグッと増えたりとか、オフ
「SCOUTER」が一周年を迎えました 2017年3月31日に「SCOUTER」をリリースしてちょうど一年が経ちました。振り返ると激動の一年で、リリース時とは大きく異なる現状に、日々驚きながらも、その忙しさに喜びを感じる毎日です。 一周年当日には過去最大のイベントを開催し約100名ほどのスカウターさんに集まっていただきました。直接スカウターの声を聞けば聞くほど、このサービスは正しいことをやっており、もっともっと大きくしなければいけないという使命感を感じるとても良い機会でした。 corp.scouter.co.jp 「ユーザーファースト」という言葉の意味 webサービスを創る上で良く聞く「ユーザーファースト」という言葉。この一年間を通して、僕はこの言葉の意味を履き違えて理解していたのではと感じております。というよりも、そもそも「ユーザーファースト」って言葉が抽象的過ぎて、具体的なサービス運営
スタートアップにおける労働 スタートアップというのは常にリソースが不足していて、他の企業よりも何倍も働かないとなかなか追いつけないというのが実態だと思います。イーロン・マスクはスタートアップ創業者に対して週に100時間働くと良いと伝えているのは有名ですね。 logmi.jp 正直、以前の僕はこれに対してあまり賛成していませんでした。理由はただ一つで、長時間労働は生産性を落とすので、あまり効果的ではないと考えていたからです。当然、生産性を維持したまま働けるのであれば、それに越したことはないのですが、なかなかそれは難しいだろうなと思っておりました。人間には「体力」という有限のものがあり、精神に「体力」が追い付かない現象を僕は体感してよくストレスを抱えていたので、週100時間を望むことは不適切だと考えていました。週100時間って単純計算で毎日14時間働くと達成できます。普通に考えるとなかなか意味
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