先週、国際政治学者の舛添要一氏が昨年に続き中国を訪問した。当初は習近平主席との会談が予定されていたが調整がつかず、急遽中国共産党最高幹部の丁薛祥副首相と会談することに。「中国は開放的で覇権を求めない」という趣旨の話を引き出した。 【映像】中国の自動運転タクシーが走る様子(実際の映像) 舛添氏は今回の訪中で、日本ではあまり報じられない最先端の中国の現場を視察した。まず驚いたのは広州にある地下鉄の駅。中国では地下鉄、高速鉄道などに乗るときに保安検査場で保安検査を実施しており、日本の地下鉄サリン事件などを教訓にしているという。 さらに舛添氏が最も驚いたというのが完全自動運転のタクシー。広州の特別地域では、スマートフォンで自動運転タクシーを簡単に呼ぶことができる。自動車は60キロの制限速度を保つなどルールを守って走行し、支払いもスマートフォンから自動で支払われるという。 自動運転レベルは全部で5段