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今年の「#文学」
takase.hatenablog.jp
都知事選が始まった(テレ朝ニュース) 東京都知事選挙の真っ最中で、小池百合子都知事が「AIゆりこ」をバージョンアップしたとのニュース。この人、つねに話題を提供し続けるのはすごいな。 www.youtube.com 小池氏は少子化対策として、保育料無償化の拡大や無痛分娩の助成制度の創設、大学給付型奨学金の創設などを公約に挙げた。これらはけっこうアピール度が高いと思う。選挙民の関心のツボを押さえている。 2020年に再選を目指した都知事選でも、小池氏は耳に心地よいいくつもの公約を掲げたが、それはどうなったのか。その一つだったドクターヘリDH事業に『週刊文春』(6月13日号)が切り込んだ。 週刊文春6月13日号 DHは医師や看護師を乗せて傷病者のもとへ向かう救急医療用ヘリコプター。 DH事業は「東京大改革2.0」のなかで、街づくりの一環として小池氏肝いりの政策だった。杏林大学医学部付属病院が医師
ウクライナで政権と軍のトップの間で意見の相違が大きくなっているとの報道が数日前から出てきた。 ゼレンスキー大統領が、軍のトップ、ザルジニー総司令官を解任する方向で動いていることを4日、イタリアの公共放送RAIとのインタビューで認めた。ゼレンスキー大統領は、「リセットと新たな出発が必要です。軍だけでなく、複数の政権幹部の交代を考えています」と語ったという。 日テレのニュースより 去年秋、私がウクライナに行って、ゼレンスキー氏にあまり人気がない一方で、ザルジニー氏が国民に圧倒的に支持されているのを知った。もしザルジニー氏が大統領選に出たら間違いなく当選すると私の通訳は自信ありげに言ったものである。 去年12月に発表された世論調査ではザルジニー氏を「信頼している」と回答した人が88%にのぼり、ゼレンスキー大統領の62%を大きく上回り、今も国民からの人気が高いことがうかがえる。 ゼレンスキー氏とザ
きょう8月12日は、鹿児島県から市川修一さんと増元るみ子さんが拉致されて45年になる。 るみ子さんの弟、増元照明さんが街頭で署名活動をする様子がニュースで流れた。 NHKニュースより 「まったく進展しないこの8月12日に関して、失望もあり、それでもやらなければならないという使命感もあり、街頭に立っている」と増元さん。本来、自ら救出「運動」などしなくてよいはずの被害者家族が街頭署名に立っていること自体に、政府は責任を感じるべきだ。 きょうのTBS『報道特集』で「台湾の元日本兵たち」について特集。 台湾出身の呉正男さんは14歳で日本に渡り、16歳で軍に志願した。朝鮮半島で敗戦となり、ソ連軍の捕虜になってカザフスタンで抑留され重労働に従事した。日本に戻り、苦学した後、横浜の中華街の台湾系銀行に勤めた。 日本政府は、日本兵として戦った台湾出身者に対し、日本人ではないからと恩給も出さず事実上見捨てて
「娘に会いたい」と題する横田早紀江さんと有本明弘さんの座談会は、「めぐみちゃんと家族のメッセージ」展初日の8月2日(水)の午前11時30分から、日本橋髙島屋8階ホールで行われた。 早紀江さんと明弘さん(8月2日)写真展は主催=あさがおの会、共催=朝日新聞社、後援=東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、東京都中央区、川崎市、東京都中央区教育委員会 座談会会場(産経新聞より) 座談会からお二人の話を少し紹介しよう。これまでの記者会見などではあまり聞かれない興味深い話が満載だった。 はじめ、「どんな娘さんでしたか」と私がお二人に聞いた。(以下、一部言葉を補った) 有本明弘さん:子どもは6人おりました。きょうだい喧嘩するでしょう。すると恵子は逃げて親の膝にひょっと乗るような子やった。 (外語大学に行って)外国の子(ペンフレンド)と手紙のやりとりするようなこと覚えて、やりおったな。 (恵子さんが英国に留
8月2日(水)から14日(月)まで、拉致被害者、横田めぐみさんの写真展が、日本橋の髙島屋で開かれている。 初日の2日は、11時30分から、めぐみさんの母、横田早紀江さんと有本恵子さんの父、有本明弘さんの座談会があって、私がファシリテーターをつとめた。拉致問題は進展のないまま、被害者の親の世代は次つぎに鬼籍に入り、残るのは87歳の早紀江さんと95歳の明弘さんだけになってしまった。その意味でこの座談会は貴重な機会だった。 写真展会場で開かれた対談 「娘にあいたい」をテーマにした座談会は30分の予定だったが、お二人の娘への思いが溢れる話がつづき、50分にも及んだ。 www3.nhk.or.jp 立ち見も多く出る盛況で、会場いっぱいの参加者、また会場に入れずにモニター前に移動した人もみなお二人の話に熱心に聴き入り、なかには目頭をおさえる姿も見られた。大きな感銘を与えた座談会だったのだが、その最中、
3月5日は路上生活者の生活を立て直すための雑誌『ビッグイシュー』を応援する音楽イベント「りんりんふぇす」に行ってきた。「りんりん」とは「隣(とな)る人と輪になって」の隣と輪を重ねたもの。 「りんりんふぇす」のフィナーレ(東京・青山の梅窓院の祖師堂にて) 多彩なステージを楽しんだが、座談会では今の日本の社会的弱者が抱える問題とそれを何とか克服しようと奮闘する人々について学ぶことができた。 (『ビッグイシュー』は内容も充実しているhttps://takase.hatenablog.jp/entry/20200821) 座談会で語るティック・タム・チー師 タム・チー師(NHKニュースより) ベトナム人尼僧のティック・タム・チー(釈心智)師は、お寺(大恩寺)を在日ベトナム人の駆け込み寺にしていて、さまざまなトラブルを抱えた同胞に支援を行っている。生活困窮者を支援する「つくろい東京ファンド」の稲葉剛
先週の新聞の全面広告に中島みゆきが・・。BOSSの宣伝だという。 久しぶりにマスコミに出るのを見て、まだ元気なんだなと安心した。 最近は近所のカラオケ会では、1曲目はウクライナに思いを寄せて、彼女の「離卿の歌」か、小麦の収穫期にちなんで「麦の唱」(これは大麦だけど)を歌っている。 不世出の人なので長生きして、良い歌をさらに作りつづけてほしい。 ・・・・・・・・・・ ウクライナの首都キーウ近郊のブチャは住民虐殺で世界に知られるようになった。 キーウからチョルノービリ原発に向かう途中にある町だ。私はチョリノービリ原発を2回取材しているが、キーウに宿をとっていたので、この町かまたはその近くを毎日のように通ったはずだ。 ロシア軍は2月24日にウクライナに侵攻、その直後の3月初めにはブチャを占領した。 ウクライナ側の反撃もあってロシア軍は約1か月後に撤退したが、撤退後の4月2日、何体もの遺体が通りに
嫌な世相ですね。まあ川柳でも。 銃声で浮かぶ蜜月政と宗 (神奈川県 石井彰) 去る人の濁りは言わず口閉ざす (千葉県 安延春彦) 疑惑あった人が国葬そんな国 (福岡県 吉原鐵志) 利用され迷惑してる「民主主義」 (三重県 毎熊伊佐男) 忖度はどこまで続く あの世まで (東京都 佐藤弘泰) (朝日川柳 15日、16日より) 連日いろんな番組に出て、安倍氏と統一教会(通称)の関係を打ち消そうとする田崎史郎氏。今朝の「ウエークアップ」でも。 『ウエークアップ』(YTV 16日) 「政治家は1票1票を積み重ねていかないと選挙で当選できない。だから誰かに頼まれると、ちょっとビデオメッセージなら出すだろう。気をつけて欲しいのは、犯人は統一教会に対する怒りを安倍さんに対する怒りに置き換えちゃったわけですね。気をつけなきゃいけないのは、今回の問題と安倍さんを簡単につなげて考えると単純な発想に陥ってしまうん
参議院選挙情勢で有田芳生さんがきびしいとの見方が出ている。 「共同通信」と「日刊ゲンダイ」によれば、比例区に立候補している有田芳生さん(立憲民主党)が「当落線上」だという。マジっすか! www.web-arita.com 有田さんを落とすわけにはいかない。 以下はその私なりの理由。 まず、北朝鮮による拉致問題での圧倒的な実績だ。拉致問題を「最重要」と言うものの実際に行動する議員は実はほとんどいない。 有田さんは政治家になる前から拉致問題の解決に尽力してきた。 拉致問題の存在を海外の人々に知らせて解決に協力してもらおうと「意見広告7人の会」を立ち上げ、2002年と09年の2回、市民からの寄付を募ってアメリカの『ニューヨークタイムズ』に一面広告を掲載。さらにフランスの『ル・モンド』、韓国三大紙(朝鮮日報、東亜日報、中央日報)、日本の『読売新聞』にもそれぞれ意見広告を載せた。 私も7人の一人とし
またプーチンが毒を盛ったか・・ アレクセイ・ナワリヌイ氏(BBC) 《飛行機内で体調が急変し、こん睡状態に陥ったロシアの野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏(44)について、入院先のドイツ・ベルリンの病院は24日、毒を盛られたとみられると明らかにした。 ナワリヌイ氏が現在治療を受けているドイツ・ベルリンのシャリテ大学病院は声明を発表し、臨床検査で「コリンエステラーゼ阻害剤に分類される物質による中毒が示されている」と説明した。》(朝日) 反プーチンの有力者は抹殺されることになっているようだ。 2015年3月には、ロシアの野党指導者ボリス・ネムツォフ氏が、クレムリンを望むモスクワのど真ん中で射殺されている。 エリツィン政権で第一副首相を務めた経歴もある有力政治家だった。今回毒を盛られたナワリヌイ氏の盟友でもあった。 (ネムツォフ氏の暗殺現場に献花する市民ら JIJI) プーチンは海外での暗殺もた
襟元のブルーリボンはブローチか (千葉県 得重一枝) 9日の『朝日新聞』に載った読者の川柳だが、横田滋さん死去の報に、ながく拉致問題を動かせないでいる日本の政治への不満が噴出している。 多くの政治家が、拉致問題に取り組みますと言って、横田さん夫妻に会いに来たが、はたしてどこまで真剣なのか。 夫妻が私にこうもらしたことがある。 「『拉致問題で何をしたらいいか、おっしゃってください。その通りに一生懸命やりますから』と言われるのですが、何をしたらいいかを考えるのが政治家じゃないですか。それに必ず『がんばってください』と激励されますが、私たちの方が政治家の先生にがんばってと言いたいです」 ブルーリボンバッジとは、現代の「免罪符」なのか。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 拉致問題は1997年2月に「破裂」し、はじめて社会の関心を引くことになる。メディアが一斉に取材に動き、安明進氏に取材申請が殺到し
恐れていたことが起きた。 横田滋さんが亡くなった。 https://www.asahi.com/articles/ASN656DSRN65UTIL03G.html 2年前の入院から、だんだん弱っておられると聞いていたので心配していたのだが。 申し訳ないと思う。 国民の一人として、また拉致問題の報道に深く関わったものとして。 ・・・・・・・・・・・ 振り返れば、北朝鮮による日本人拉致が国内だけでなく国際的にも周知され、救出への機運が高まり、被害者の5人とその家族を取り戻すことができたのは、滋さんの決断と見識によるところが大きかった。 拉致問題の転機は、1997年の2月3日の月曜日だった。衆議院予算委員会で西村真悟議員が橋本龍太郎首相に質問をし、『産経新聞』と朝日新聞の週刊誌『アエラ』が、横田めぐみさんの写真入りで拉致疑惑を大きく報じたのだった。これが北朝鮮による拉致被害者が、実名で全国に報じ
政府のコロナ不況への緊急経済対策として打ち出した目玉事業「持続化給付金」。昨年より収入が減った中小企業等の法人に200万円、フリーランスを含む個人事業主に100万円を上限に現金を支給する制度だ。申請開始後、さまざまなトラブルが発覚しているが、そもそもそのからくりに疑惑が浮上した。 以下、『週刊文春』(6月4日号)記事から。 《この事業を一般競争入札で受注したのは「一般社団法人サービスデザイン推進協議会」。契約日が4月30日、契約金額は769億円に上る。(略) 「電通が国の事業を請け負うための隠れ蓑として設立された、実体のない“幽霊会社”だと言われています」(代理店関係者)》 文春の記者が所在地とされる東京・築地のビルを訪ねると、 《膨大な業務に追われているはずの協議会のドアは固く閉じられ、人気は全く感じられない。インターホンを何度押しても反応はなかった。》 この協議会は、経産省肝いりで始ま
雨模様のどんよりした空に色とりどりのサツキがにぎやかだ。 節季は穀雨(こくう)。穀物の成長に欠かせない雨が降る時期という意味だ。 初候「葭始生」(あし、はじめてしょうず)が20日から。次候「霜止出苗」(しもやみて、なえいずる)が25日から。末候「牡丹華」(ぼたん、はなさく)が30日から。 三つとも植物が活気づく候名で、これからの草木を見るのが楽しみだ。 ・・・・・・・・・・ このかんの新型コロナウイルスに関する報道で気になることいくつか。 女優の岡江久美子さんが新型コロナ感染で亡くなったとのニュース。 まだ63歳だし、自宅が近くにあったこともあって、志村けんさんが亡くなった時よりショックだった。 記事を見て、おや、と思った。 《岡江さんは今月3日に発熱し、医師から4~5日様子をみるように伝えられ療養していたが、6日に容体が急変。病院に救急搬送されて入院し、PCR検査を受けたところ新型コロナ
昨日のブログで名前が出た、中国のウイルス抑え込みを主導した調査チームトップの鍾南山医師が、型コロナウイルスが人間の体内で生存しやすいよう変異して感染力が強まっており、致死率はインフルエンザの20倍になると述べた。 https://www.youtube.com/watch?v=CYU5ncvEdOs (ところで、鐘医師は韓国の専門家とのオンライン会議でもウイルスの変異について指摘している。日本の政府や専門家の人たちは、こういう情報交換を中国とやっているのだろうか。http://japanese.china.org.cn/life/2020-04/12/content_75922015.htm) また、英ケンブリッジ大などの研究チームは9日、160例の新型コロナウイルスの全遺伝情報(ゲノム)を解析したところ、変異パターンが3種類に大別されることが分かったと発表した。https://www.y
突然ですが、2月末をもって株式会社ジン・ネットが事業を終了したことをお知らせします。 弊社は、1998年12月の創業以来、まる21年、テレビの報道・ドキュメンタリーを中心にテレビ番組の制作を行ってきましたが、諸般の事情により、2月29日をもって廃業することになりました。 テレビ番組の制作環境が厳しさを増すなか、何とか事業を存続すべく企業努力を続けてきましたが、売り上げの減少を止めることができず、資金繰りも行き詰まり、大変残念ですが、業務を終了せざるをえない事態に立ちいたりました。 皆様のこれまでの長きにわたるご支援に心から感謝申し上げるとともに、廃業によりご迷惑をおかけすることを深くお詫び申し上げます。株式会社ジン・ネット 代表取締役 高世 仁 〒101-0052 東京都千代田区神田小川町1-8 NCO神田小川町9F http://jin-net.co.jp/ ・・・・・・・・・・・・・
近くの公園にて。 色彩のグラデーション 紅葉の中、ツワブキ、サザンカが花をつけている。 節気は大雪(だいせつ)。真冬の到来だ。 初候「閉塞成冬」(そらさむく、ふゆとなる)が7日から。12日から次候「熊蟄穴」(くま、あなにこもる)。17日から末候「鱖魚群」(さけのうお、むらがる)。 ヒグマがサケをくわえた木彫りを連想させる。海で大きくなった鮭が故郷の川に一斉に帰って産卵し、水しぶきを上げながら遡上する鮭に熊がかぶりつき、たらふく食べて脂肪を蓄え、冬眠に入る・・。 季節の移り変わりを背景に、生態系が大きく循環していく。 ・・・・・・・ 中村哲先生の生き方には、みな感銘し驚嘆するのだが、こういう人格がどうやって形成されたのか。私も不思議に思ってきた。 私は数年前、アフガンの取水堰のモデルとした山田堰を取材したさい、中村さんにお会いしたのだが、腰が痛くて椅子に座ることもできないのに、それに全く頓着
さっき香港の知り合い(香港人)からワッツアップ(LINEのようなメッセンジャーアプリ)で連絡があった。 あるURLが貼り付けてあり、その意味を教えてくれと尋ねてきた。彼は日本語ができない。しかし、漢字をひろって読んでいくと中国共産党を非難しているみたいだが、ほんとにそうなのか、と。 URLを開くと、日本共産党の声明だった。以下、しんぶん赤旗より。 「香港での弾圧の即時中止を求める」 日本共産党幹部会委員長 志位和夫 一、香港で政府への抗議行動に対する香港警察による弾圧が強まっている。11日には警官が至近距離からデモ参加者に実弾発砲し、1人が腹部を撃たれて重体となった。丸腰のデモ参加者への実弾発砲は、言語道断の野蛮な暴挙である。大学構内への警察による突入で、多数の負傷者と逮捕者が出た。警察は、香港立法会(議会)の「民主派」議員7人を逮捕した。香港警察とデモ参加者との衝突のなかで、デモ参加者か
二百十日。これは立春から数えた日数で、台風が来るので警戒すべき日として暦に載るようになったという。 あす2日からは処暑の末候、「禾乃登」(こくのもの、すなわちみのる)。稲穂が色づきはじめる。 ゆうべ、帰宅したら、畳の上に蝉が。ヒグラシのようだ。どの窓も網戸を閉めているのに、いったいどこから入ったのか。ベランダに出してやるが、ほとんど動かない。死期が近いのだろう。 蝉は成虫になって数週間しか生きられないのでかわいそう、という話を聞いたことがあるが、幼虫の時期は3年から17年におよぶそうで、実はとても長寿の昆虫らしい。まあ、いずれにしても、「かわいそう」などというのは人間の基準で勝手に言っているわけで、どの生きものもみな命を全うしているのだ。 ・・・・・・ この間、メディアをめぐる話題がいろいろあった。 28日、NHKのEテレの生放送の情報バラエティー番組「バリバラ」で「検証!『障害者×感動』
選挙の日、近くの駅で、「ラッセラー!」の掛け声が聞こえる。ねぶたの跳子(はねこ)たちが青森にいらっしゃいと各地をまわっているのだ。夏真っ盛り。 ・・・・・・・・・ 都知事選の結果がでた翌日、1日(月)の「赤旗」一面トップ。 「鳥越氏が大健闘」。 うーん、あれが「大健闘」か・・ 「不本意な結果となったことを重く受け止めています」とする「市民連合」との温度差を感じる。http://shiminrengo.com/archives/1436 ・・・・・・・・ 今回の都知事選は、関心が高く、前回2014年の投票数493万票に対して今回は662万人が投票した。鳥越氏の得票は3位で、135万票足らず。得票率20.56%となんとか2割に達したが、これが歴史的といっていい大惨敗だったのははっきりしている。 前回の知事選は、2位の宇都宮健児氏が98万票以上で2割(20.2%)を得票、細川護熙元首相がそれに次
2年前、2014年の3月、横田滋さんと早紀江さんは、孫のウンギョンさん一家とモンゴルで感動の初対面を果たした。 そのときの写真を、参議院議員の有田芳生さんが『週刊文春』誌上で公開したことが一部で激しく非難されている。 ・・・・・・・ 「救う会全国協議会ニュース」9日付はこう書いた。 《本日、6月9日発売の「週刊文春」は「横田滋・早紀江夫妻に孫娘ウンギョンさんが初告白」と題する有田芳生氏の署名記事とグラビアを掲載した。グラビアには「横田夫妻孫娘ウンギョンさんと生後10カ月のひ孫とのモンゴルでの面会写真を決意の初公開」との見出しが立てられ、「今回夫妻は、参議院議員の有田芳生氏と相談し、初めて写真を公開することを決意した」と書かれている。 また、記事で有田氏は「横田夫妻と話し合った結果、ここにモンゴルで撮影された写真と交流の詳細をはじめて明らかにする。」と書いた。 8日に流れたネットでの予告では
常岡浩介氏が安田純平氏の救援活動でトルコに突っ込むも入国に失敗した。 きょう、中欧の某国からイスタンブールに飛ぶ予定だったので、案じていたら、夜になってこんなツイートが。 《イスタンブールのアタテュルク空港で、またまた拘束され、明日まで留置された上、強制送還されることになりました。理由は「分からない」そうです。去年7月に続いて二度目。いい加減にして欲しい。安田純平、死んじゃうよ》 常岡氏は去年の6月23日に安田氏がシリア入り直後に失踪すると、早くも7月12日にトルコに入国を試みたが、失敗している。今回はだから2回目の送還となる。 (「シリアに入れない日本人ジャーナリスト」http://d.hatena.ne.jp/takase22/20151228) さらに、ツイッターにはこんな写真も。 《空港の留置場なう。ムジャーヒディーン(?)のみなさまと。》 https://twitter.com/
もう6月か。 節気は「立夏」に次ぐ「小満」。「あらゆる命が満ちていく時期。太陽を浴び、万物がすくすくと育つ季節」だそうだ。 候でいうと5月31日からは「麦秋至」(むぎのとき、いたる)に入る。 一昨日の朝日俳壇に「新緑の万緑となりゆく疾(はや)さ 」という句が佳作に選ばれていたが、もう初夏だなあ。 ドクダミが満開です。 ・・・・・・・・・ きのうは、インターネットTV(テレ朝にあるabemaTV)とFMラジオのJ-WAVEの生放送に出てくれと頼まれ、ちょうど夜空いてたので依頼を受けた。 どちらもテーマは安田純平拘束事件。 ネットTVでは、内藤正典教授(同志社大学)と小川和久氏(軍事アナリスト)と一緒になった。お二人に「ご無沙汰してます」と挨拶して20時からスタジオに入る。 キャスターがはじめに私に振ってくれたので一気にしゃべった。そのあと、内藤先生のコメントに移ったところで私はスタジオを退出
安田純平氏の画像がまた公開された。 今回は写真で、日本テレビはこの画像を自称「仲介人」から入手したという。 《去年から行方が分からなくなっているフリージャーナリストの安田純平さんがシリアで武装勢力に拘束されている様子を写したとされる新たな画像をNNNが29日、入手した。 NNNが入手した画像には、安田さんとみられる男性がオレンジ色の洋服を着て、「助けてください。これが最後のチャンスです」と書かれた紙を持っている様子が写っている。 (略) 今年3月には安田さんを写したとされる映像が公開されていた。 NNNに画像を提供したのは、国際テロ組織アルカイダ系の武装組織「ヌスラ戦線」から安田さんの解放交渉を請け負っていると主張する男性。》 (http://www.news24.jp/articles/2016/05/30/10331377.html) 共同にもその画像が自称「仲介者」から送りつけられた
きのう、安田純平氏の画像が出たことについていくつかのメディアからコメントを求められた。当たり障りのないことしか話せなかったが、ここではちょっと踏み込んでコメントしてみたい。 実は、去年6月下旬に安田純平氏が失踪すると、その直後から、彼の友人などの有志が、身代金なしでの安田氏解放に向けて内々に努力を開始した。 その努力の中から、かなり有望な交渉ルートも開拓されたが、途中でヌスラ戦線指導部からつぶされてきたふしがある。その背景に、身代金でことを解決しようとする自称「仲介人」の存在があったと思われる。 去年末の「国境なき記者団」を舞台にした誤報騒ぎも、スウェーデン人Aと自称「仲介人」のからんだ策謀だったのだが、これをふくめ、ここ半年以上、身代金路線とそれに反対する路線の闘いが続いてきた。http://d.hatena.ne.jp/takase22/20151224 ヌスラ戦線の指導部に、身代金を
放送予定です。 「情熱大陸」の新年第一作はうちの制作です。 1月3日深夜0時から 「看護師 大滝潤子」 世界最大級の難民キャンプで今、何が起きているのか?“国境なき医師団”のスタッフとして 最前線で闘い続ける39歳女性に密着! 2014年、エボラ出血熱治療の最前線で看護師として命懸けの治療にあたっていた大滝潤子。今年、大滝はアフリカ・タンザニア西部にいた。そこは、隣国ブルンジの政治混乱により毎週3千人もの避難民が流れ込み、今や世界最大の難民キャンプ(約18万人)となっている場所だ。番組では、大滝が医師団の統括リーダーとして陣頭指揮に当たる姿に密着する。日本のテレビカメラは殆ど入ったことがないこの地で今、一体何が起きているのか?難民キャンプの最前線をひた走る39歳 女性の姿を追った。 http://www.mbs.jp/jounetsu/ いま鋭意編集しております。ぜひご覧ください。 ・ ・
いま弊社では、世界各地で緊急医療支援を行う「国境なき医師団」(MSF)に関する番組が編集最終盤。きょうはスタジオでナレーション録りをやっていた。 すると、テレビや新聞から私のスマホに立て続けに問い合わせの電話が来た。 ジャーナリスト、安田純平さんの拘束話が一斉に出て、各社が続報に動いているのだ。 この騒ぎをつくったのは、同じ「国境なき」でも「国境なき記者団」(RSF)の声明。安田純平さんを拘束する武装組織が身代金を要求し、払わないと安田さんを殺すか、他の組織に売り払うカウントダウンが始まったという衝撃情報だった。 マスコミは、これをほぼそのまま伝えた。 これが名もない団体なら、声明の内容が事実かどうか確認するまでは報じなかっただろうが、幸か不幸か「国境なき記者団」は名前の通った国際組織だから、当然、信憑性のある情報だと思われたのだろう。 これに対して、安田さん拘束事件の内情を知る人たちが、
韓国でまた、「慰安婦」をめぐる動きがあった。 《韓国の朴裕河(パクユハ)・世宗大教授が出版した旧日本軍の慰安婦問題についての著書「帝国の慰安婦」(韓国版)をめぐり、ソウル東部地方検察庁は18日、同書が元慰安婦の名誉を傷つけているとして、朴教授を名誉毀損(きそん)の罪で在宅起訴した。 同地検は起訴内容で、慰安婦が基本的に売春の枠内で日本軍兵士を慰安し、日本軍と同志的な関係にあったという虚偽の事実を掲載して、公然と元慰安婦らの名誉を傷つけたとした。また、同書の表現は元慰安婦の人格や名誉を大きく侵害しており、学問の自由を逸脱しているとも主張した。》(朝日新聞) 慰安婦の学術研究を刑事罰の対象にするのか! 朴裕河教授は、丁寧な調査を積み重ね、研究者らしい冷静で説得力ある分析をしている。今後の日韓の歴史研究における交流には、ぜひ大きな役割を果たしてほしいと期待していたのだが・・ 韓国のこの雰囲気のも
チベット人の焼身抗議を描いた映画『ルンタ』(池谷薫監督)を観て、いろいろ考えることがあったが、チベットの老若男女が、非常に深く大乗仏教の根本を身につけていることが焼身という行為に表れていると思った。 誰も殺めずに、慈悲の思いで自らの身を焼く・・・ あらためて、チベット人は特別な民族だと思う。 あるとき、ダライラマ法王が、「あなたが感謝する人は誰か」と尋ねられて、「毛沢東」と答えたという。 国を奪い、多くのチベットの民を殺し傷つけ、宗教と文化を破壊した中国共産党のリーダー毛沢東。いくら憎んでも憎みきれない悪辣な敵になぜ感謝するのか。 それは自分に「忍辱」(にんにく)の修行をさせてくれたからだという。 チベット密教は大乗だから「六波羅蜜」を修行の基本に置く。 布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧の六つを修行して覚りを目指す。 毛沢東は、その得がたい修行の機会を与えてくれたというのだ。 『ダライラ
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