本2冊^^
1冊目 「Where the Crawdads Sing by Delia Owens」

訳本は「ザリガニの鳴くところ ディーリア・オーエンズ著/友廣 純 訳」
6歳の時に家族に置き去りにされ、ノースカロライナ州の湿地の家で一人生きる少女カイア。
過酷な境遇を生き抜く少女の成長と、村で起こった不審死事件を綴るミステリー仕立ての作品。
あたたかい気持ちになったり、切なくなったりしながら物語にぐいぐいと引き込まれました。

作者は動物学者だけあって、湿地に生きる動植物の描写が丁寧に描かれていて
読んでいる時にその風景や光景が頭に浮かびました。
たまに湿地で暮らす人々のドキュメンタリーを見ているので、面白さが更に増したのかなとも。

登場人物たちの南部なまりの話し言葉がそのまま文字になっているのもこの本の魅力の一つ。
「sump'm」ってなに?と首を傾げつつ、前後の繋がりと
口に出して何度か読んで、あぁ!「something」か!と謎が解けた時にはスッキリ。
映画も作られ、2022年6月24日全米公開だそうなので、それも楽しみなのです。
あと、これなんですが・・・

物語の中で少女カイアが食べていたrutabaga(ルタバガ)
アブラナ科の根菜で、「スウェーデンカブ」や「カブハボタン」とも呼ばれているそうです。
この本を借りる1ヵ月程前にスーパーでセールになっていて
夫が「植物繊維豊富で美味しいよ」というので、買って食べていました。

切るとこんな感じ
ピュレにしたり、サイコロ状に切って茹でてフライパンでソテーして食べています。
見た目はいまいちだけど、少しクセのある甘みと味わいで、すっかり虜に(笑)
2冊目 「The Turn of the Key by Ruth Ware」

住み込みの子守の求人広告に応募し、採用され働きだすRowan。
ところが世話をしていた子供を殺した疑いが掛かり、獄中で裁判を待つ身に。
自分は無実だと訴えるも・・・。
獄中の彼女が弁護士に宛てた手紙で何が起きたのかを綴るストーリー展開も新鮮。
これもミステリーなんですが、ものすごく面白かった!
たまにこんな感じかなー、と予想出来てしまう本もあるのですが
この本はそいういう予想がことごとく裏切られ、最後の1ページまで楽しめた一冊でした。

作者:Ruthさん、近所に住んでいそう^^
この2冊のような面白い本との出会いがまたありますように―と、願いつつ
今日もいそいそと図書館へ・・・。
ご訪問くださり、どうもありがとうございます♪
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