ram
「ram」とは・「ram」の意味
「ram」は、Random Access Memory(ランダムアクセスメモリ)の略で、コンピューターやスマホなどの電子機器において、一時的にデータを保存する役割を果たすメモリの一種である。CPUが直接アクセスできるため、処理速度が速く、電源を切るとデータが消える揮発性のメモリである。「ram」の発音・読み方
「ram」の発音は、IPA表記では /rˈæm/ となり、カタカナ表記では「ラム」となる。日本人が発音する際のカタカナ英語の読み方も「ラム」となる。「ram」の語源・由来
「ram」は、英語の「random」(ランダム)と「access」(アクセス)と「memory」(メモリ)の組み合わせから成り立っている。これは、データがランダムにアクセスされるメモリであることを示している。「RAM」と「Memory」の違い
「RAM」は、一時的にデータを保存する揮発性のメモリであり、電源を切るとデータが消える。一方、「Memory」は、データを保存するための一般的な用語で、RAMやROM(Read Only Memory)など、さまざまな種類のメモリが含まれる。「RAM」と「ROM」の違い
「RAM」は、一時的にデータを保存し、電源が切れるとデータが消える揮発性のメモリである。一方、「ROM」は、データが永続的に保存される不揮発性のメモリで、電源が切れてもデータが消えない。また、RAMは読み書きが可能であるが、ROMは読み取り専用である。「ram」を含む英熟語・英語表現
「ram」を含む英熟語や英語表現には、「ram up」(増加させる)や「ram down」(押し込む)などがある。「ram」に関連する用語の解説
「ram容量」とは
「ram容量」は、RAMのデータ保存能力を表す指標である。大きなram容量を持つデバイスは、多くのアプリケーションやタスクを同時に処理できる。ram容量の確認方法は、デバイスの設定や仕様書を参照することで知ることができる。「RAM (ミサイル)」とは
「RAM (ミサイル)」は、Rolling Airframe Missile(ローリング・エアフレーム・ミサイル)の略で、アメリカ海軍が開発した艦対空ミサイルシステムである。高速で回転しながら飛行することで、安定性を保ちつつ目標を追尾する。「ramの揮発性」とは
「ramの揮発性」とは、RAMが電源が切れるとデータが消える特性を指す。この揮発性のため、RAMは一時的なデータ保存に用いられ、永続的なデータ保存にはROMやHDD(ハードディスクドライブ)などの不揮発性メモリが使用される。「RAMメモリ」とは
「RAMメモリ」とは、RAMのことを指す言葉である。RAMは、コンピューターやスマホなどの電子機器で一時的にデータを保存する役割を果たすメモリであり、その意味や機能は「ram」と同じである。「ram」の使い方・例文
1. My computer has 8GB of RAM.(私のコンピューターは8GBのRAMがある。)2. The new smartphone has a larger RAM capacity.(新しいスマホはより大きなRAM容量を持っている。)
3. The computer's performance depends on the RAM size.(コンピューターの性能はRAMのサイズに依存する。)
4. The RAM is used for temporary data storage.(RAMは一時的なデータ保存に使用される。)
5. The device needs more RAM to run multiple applications simultaneously.(複数のアプリケーションを同時に実行するために、デバイスにはより多くのRAMが必要である。)
6. The RAM and ROM have different functions in a computer.(RAMとROMはコンピューター内で異なる機能を持っている。)
7. The RAM is a type of volatile memory.(RAMは揮発性メモリの一種である。)
8. The RAM capacity affects the multitasking ability of a device.(RAM容量はデバイスのマルチタスク能力に影響を与える。)
9. Upgrading the RAM can improve the computer's performance.(RAMをアップグレードすることで、コンピューターの性能を向上させることができる。)
10. The data stored in the RAM is lost when the power is turned off.(電源が切れると、RAMに保存されたデータは失われる。)
RAM
「RAM」とは、ランダムアクセスメモリのことを意味する表現である。
「RAM」とは・「RAM」の意味
「RAM」は、ランダムアクセスメモリ(random access memory)の略称であり、PCやスマホ、タブレットなど、コンピュータを搭載した電子機器に欠かせない存在である。メインメモリと呼ばれることもあり、コンピュータの中心であるCPUが処理を行う際に使用される。HDDなどの記録媒体から取り出したデータや、インターネット上から得たデータなどを一時的に保存し、CPUがすぐにデータを使用できるようにするという仕組みとなっている。RAMと混同されやすいものとしては、rom(read only memory)が挙げられる。RAMとromはどちらも、メモリを指す言葉であり、PCやスマホには欠かせない。そして、どちらの容量もB(バイト)で表されることも、混同の原因となっている。
RAMとromはそれぞれ、具体的な役割が異なる。RAMはCPUの作業に使用されるメモリであり、romはデータの保存領域として使用するメモリだ。RAMとromは、作業机と本棚に例えられることが多い。机の上のスペースに該当し、データを用いた作業に使えるのがRAMである。それに対してromは、本棚のように、データを保存しておく役割を担う。RAMを増やせば、作業に使えるスペースが広くなり、より効率的な作業ができるようになる。romが増えれば、本棚が大きくなり、より多くのデータを保存可能となる。
romを増やしたとしても、本棚のサイズが大きくなるだけであり、作業机の広さは変わらず、作業効率は高くならない。それとは逆にRAMを増築したとしても、机が広くなるだけであり、本棚が増えたり大きくなったりするわけではないため、保存領域が大きく増えることにはならない。そのように、それぞれ役割が異なるため、作業効率に関するメモリはRAM、保存領域に関係しているのはromと、区別することが重要である。
また、基本的には、RAMよりもromの方が容量が大きい。パソコンの場合、RAMの容量は8GBから64GB程度である。スマホだと、1GBから8GBのものが多い。それに対してromは、パソコンだと数TB、スマホは256GB以上のものも少なくない。そのため、端末によっては、romの容量がRAMの数十倍から数百倍になる。そうであるにもかかわらず、RAMとromを混同してしまうと、特定の端末のRAMが多すぎる、あるいはromが少なすぎるという誤解が生まれる恐れがある。
RAMの容量は、多ければ多いほど、作業効率を高められる。そして、RAMの容量が低ければ、作業効率が悪くなる。RAMの容量が作業効率に対して少なく、スムーズな処理ができないことは、メモリ不足と表現される。そのメモリ不足を解消するためには、稼働中のソフトやアプリの起動を停止させるという手がある。ユーザーの意思に関係なく起動するソフトやアプリもあるため、必要ないものはアンインストールすることが望ましい。
また、新たにRAMを実装するという方法もある。スマホやタブレットは原則的に不可能だが、PCはメモリの増設ができるようになっているものが多い。新しく用意したRAMメモリを物理的に取り付け、設定をすれば、RAMを増やすことができる。そうしてRAMの容量が増えれば、メモリ不足を解消し、作業効率を高められる。RAMの容量 確認は、設定画面から行える。もし、そこでRAMの容量が不足していれば、増設を考えると良いだろう。スマホやタブレットの場合は、RAMの増設が不可能であるため、RAMの容量が多いものに買い替えるのが効果的な対策である。
「RAM」の熟語・言い回し
dvdRAMとは
「dvdRAM」は、データの書き込みや編集ができるdvdディスクのことである。PCのデータ保存やビデオレコーダーの保存などに使用される。編集ができるdvdRAMと、編集は不可能で上書きはできるdvdRW、編集も上書きも不可能なdvdRが、状況や目的に応じて使い分けられる。
mRAMとは
「mRAM」は、磁気抵抗メモリ(magnetoresistive random access memory)のことである。電子機器で使用されるRAMメモリの一種を指す。従来の電子機器では、RAMとして、電荷を用いたdRAMやsRAMが使われる。それに対して、比較的新しいmRAMは、電荷ではなく磁性体を使用する。そして、素早い情報のやり取りを実現できるという強みを持つ。
アール‐エー‐エム【RAM】
ラム【ram】
ラム【RAM】
RAM
.ram
.ramとは、Real Networks社が開発したインターネット用のマルチメディアコンテンツ再生ソフト「RealONE Player」で扱われる、ストリーミングデータの場所が記述されたファイルに付く拡張子のことである。
【RAM】(らむ)
- Radar Absorbent Material.
レーダー電波吸収剤。
レーダー波を吸収して熱に変換する性質を持ち、レーダーで機体を発見される危険性を低下させる。
- Rolling Airframe Missile.
本体回転型ミサイル。本体がライフルのように回転しながら飛ぶ。
搭載シーカーの視点を目まぐるしく変化させる事で広い空間を捕捉し、比較的低コストで撃ちっ放し能力を獲得できる。
【ラム】(らむ)
Ram.
古い時代の戦闘艦艇(ガレー船など)にて、船首に備えられた大きなスパイク。衝角(しょうかく)。
これを敵艦の側面に衝突させて動きを封じるとともに、敵艦の喫水線下に大きな穴を開け、浸水を誘発させて沈没に持ち込むのが、帆船時代の海戦の主な戦法であった。
19世紀半ばまでは多くの戦闘艦に備えられていたが、艦載砲の発達(射程距離の延伸・破壊力の強化)によって、第一次世界大戦頃を最後に廃れることとなった。
Random Access Memory
Random-access memory(ランダムアクセスメモリ、RAM、ラム)とは、コンピュータで使用するメモリの一分類である。本来は、格納されたデータに任意の順序でアクセスできる(ランダムアクセス)メモリといった意味で、かなりの粗粒度で「端から順番に」からしかデータを読み書きできない「シーケンシャルアクセスメモリ」(SAM)と対比した意味を持つ語であった。しかし本来の意味からズレて、電源を落としても記録が消えないROM(これも本来の読み出し専用メモリからは意味がズレてきている。)に対して、電源が落ちれば記憶内容が消えてしまう短期メモリの意で使われていることが専らである。
概説
本来の「ランダムアクセス・メモリ」とは、任意のアドレスの記憶素子に対して随時、アクセスパターンに依存した待ち時間などを要することなく、読み出しや書き込みといった操作ができるメモリを指す語である。磁気テープのように記憶情報が順番に格納されていて所要の番地への操作を行なうには順番待ちをしなければならないメモリを指す「シーケンシャルアクセス・メモリ」に対比した語であって、RAMという言葉には読み書き (Read/Write) 可能という意味は(本来は)ない。
読み書き (Read/Write) 可能という意味ではRWM (Read write memory) という表現がある[1]。しかし実際上はほとんど全く使われていない。
DRAMとSRAM(と、その他)
厳密にはこれらも、半導体チップによるものだけを指す語ではないが、ここでは専ら半導体チップによるものについて述べる。
半導体DRAMは、記憶データをコンデンサ(キャパシタ)の電荷として蓄えているため、一定時間経つと自然放電によりデータが消えてしまう。そのため、定期的に情報を読み出し、再度書き込みをする必要がある。この動作を「リフレッシュ」といい、記憶を保持するためには1秒間に数十回の頻度で繰り返しリフレッシュを行う必要がある。一般にそのようなメモリをダイナミックメモリといい[注 1]、ダイナミックなRAMということでDRAMと呼ばれている。DRAMは、アドレスを指定してからデータを読み出すまでの時間がSRAMよりも若干遅いものの、記憶部の構造が単純であるため、容量あたりのコストが低いという特徴がある。また、常にリフレッシュを行っているため、消費電力が大きい。DRAMのアクセス方式によってさまざまな種類のものが市販されている。
半導体SRAMは、記憶部にフリップフロップを用いており、リフレッシュ動作を必要としない。また、DRAMより高速動作させることができるが、記憶部の回路が複雑になるため、容量あたりのコストが高い。リフレッシュ動作を必要としないため、リフレッシュ動作による電力の消費が無い。
半導体DRAMも半導体SRAMも揮発性メモリである。揮発性でないメモリとして、不揮発性メモリがある。
歴史
最初期(1940年代)の電子計算機の時点で、当時の主力素子である真空管で1ビット1ビットメモリを作っていたのでは高価につきすぎることから、いくつかの記憶装置に特化した素子や機器が考案された。アタナソフ&ベリー・コンピュータではリフレッシュ操作を機械的に行う、キャパシタによる一種のDRAMのような装置が考案された。1949年に稼働したEDSACで使われた水銀遅延記憶装置などの信号の遅延を利用するものは、原理上シーケンシャルアクセスである。EDSACは初の「実用的な」プログラム内蔵方式のコンピュータだとされているが、プログラム内蔵方式の実用性のためにはある程度多くのメモリが必要であり(EDSACでは1024短語)、水銀遅延記憶装置は同機の成功の重要な要素であった。当時の他の素子では、ブラウン管面の帯電を利用するウィリアムス管は、ランダムアクセスでリフレッシュを必要とするなどDRAMに近い性格を持つ。
以降には「ランダムアクセス」メモリに関する話題は特に無い。
その後、1949年から1952年に磁気コアを用いた磁気コアメモリが開発された。コアメモリでは、格子状に配置した磁気コアと呼ばれるリング状の磁性体に、縦と横方向から電線を貫いた構造をしていた。磁気コアメモリは、集積回路による半導体メモリが登場する1960年代末から1970年代初頭まで、広く使われていた。特には、放射線などの影響を受けにくいという特性から、宇宙機用などでは1980年代でも用いられていた例がある[注 2]。また、破壊読み出しなので読み出したら書き戻す必要がある一方、ドーナツ状のフェライトコアの磁性を利用しているため不揮発という特性がある。
21世紀の現在では、コンピュータの主記憶装置は、すべてDRAMになっている。原理的にSRAMは容量あたりの単価が高くならざるをえないため、(何らかのブレークスルーがないかぎり)主記憶装置をSRAMで構成するようになるとは考えられていない。いっぽうで、何らかの不揮発性メモリがDRAMを置き換える可能性はあるものと考えられており、研究開発がおこなわれている。例えば、カーボンナノチューブを使ったもの[2]や、トンネル磁気抵抗効果を使ったMRAMがある。また、2004年には、インフィニオン・テクノロジーズが16MiBのMRAM試作品を公開した。現在開発が進んでいる第二世代の技術は、Thermal Assisted Switching (TAS) 方式[3]と Spin Torque Transfer (STT) 方式がある。前者はベンチャー企業が単独で開発しているが、後者はIBMなどを含め複数の企業が開発に乗り出している[4]。ただし、これらが今後の主流となるかどうかは、まだ不透明である。
主記憶装置において、アクセススピードや容量あたりコストと並んで重要なのは、消費電力である。過去の組み込みシステムにおいては、消費電力を抑えるためにSRAMが用いられていたが、近年では低消費電力に特化したDRAMが使われている。例えば、サーバファームなどでは、高速性よりも消費電力を抑えることに重点を置いた、"EcoRAM" と呼ばれるRAMも登場している[5][6]。
RAMの種類
- SRAM (Static RAM)
- DRAM (Dynamic RAM)
- FPM DRAM (First Page Mode DRAM)
- EDO DRAM (Extended Data Out DRAM)
- SDRAM (Synchronous DRAM)
- DDR SDRAM (Double Data Rate SDRAM)
- DDR2 SDRAM
- DDR3 SDRAM
- DDR4 SDRAM
- DDR5 SDRAM
- GDDR3
- GDDR4
- GDDR5
- GDDR6
- RDRAM (Rambus DRAM)
- DRDRAM (Direct RDRAM)
- 擬似SRAM
- FeRAM (Ferroelectric RAM)
- MRAM (Magnetoresistive RAM)
- ReRAM (Resistive RAM)
- PRAM (Phase change RAM)
メモリの階層
理論的にはRandom Access Machine(理論の文脈では、RAMという略語はこちらのこともある)といって、全てのメモリに一定時間でランダムアクセスできるような機械のモデルなどもあるが、現実のコンピュータでは一般に「早くて小さい」メモリと「遅くて大きい」メモリを組み合わせて使う。
多くのコンピュータシステムは、レジスタを頂点として、マイクロプロセッサチップ上のSRAMキャッシュ、外部キャッシュメモリ、主記憶装置、補助記憶装置等々といったようなメモリ階層を持っている。DRAMという階層だけを見てもアクセス時間にはバラつきがあるが、その範囲は回転式の電子媒体や磁気テープほど大きくはない。メモリ階層を使う目的は、メモリシステム全体のコストを最小化しつつ、平均的なアクセス性能を向上させることにある。一般に、レイテンシ・スループット・アクセス単位といった点で、レジスタが最も高速・細粒度であり、階層を下に行くほど低速・粗粒度となる。
プロセッサとメモリの速度差
マイクロプロセッサの速度(ここでは、周辺の速度によって待たされることが無かった場合の単位時間あたりのデータ処理量)とその向上に対して、メモリの速度(レイテンシとスループット)とその向上を比較すると、メモリの方が遅いという傾向は、マイクロプロセッサの誕生以来一貫して続いている。最大の問題は、チップとチップの間のデータ転送帯域幅に限界があることである。1986年から2000年まで、CPUの性能向上は年率平均で55%であったのに対して、メモリの性能向上は年率平均で10%ほどであった。この傾向から、メモリレイテンシがコンピュータ全体の性能においてボトルネックになるだろうと予想されていた[7]。
その後、CPUの性能向上は鈍化した。これには、微細化により性能向上が物理的限界に近づいていることや発熱の問題もあるが、同時にメモリとの速度差を考慮した結果でもある。インテルは、その原因について次のように分析している[8]。
第一に、チップが微細化しクロック周波数が上がると、個々のトランジスタのリーク電流が増大し、消費電力の増大と発熱量の増大を招く(中略)、第二にクロック高速化による利点はメモリレイテンシによって一部相殺される。つまり、メモリアクセス時間は、クロック周波数の向上に合わせて短縮することができなかった。第三に、これまでの逐次的アーキテクチャでは、ある種のアプリケーションは、プロセッサが高速化したほど性能が向上しなくなっている(フォン・ノイマン・ボトルネック)。さらに、集積回路の微細化が進行したことにより、インダクタンスの付与が難しく、信号伝送におけるRC遅延が大きくなる。これも周波数向上を阻害するボトルネックの一つである。
信号伝送におけるRC遅延については Clock Rate versus IPC: The End of the Road for Conventional Microarchitectures にもあり、2000年から2014年のCPUの性能向上は、最大でも年率平均で12.5%という見積もりが示されていた。インテルのデータを見ても[9]、2000年から2004年の間、CPUの速度の向上は鈍化している。
しかし、この見積もりはCPUの性能向上があくまで「クロック周波数の向上によって」高性能化するという前提に立っていた。だが、2004年に AMDがK8アーキテクチャを発表すると、パイプラインバーストによる処理遅延を抑え単位クロック数あたりの命令実行数を向上することがトレンドとなり、クロック周波数のむやみな向上は止まったが、処理能力の向上はむしろ激化した。さらに、この頃から1つのプロセッサダイに複数の主演算コアを搭載し、さらにそれを仮想的に複数のコアとするスレッディング技術を搭載することが主流となった。AMDの製品では、2005年のAthlon64 X2 3800+ では約7.31GFLOPS相当だったが、2017年のRyzen 7 1800Xでは約42.53GFLOPSにも達しており、これは年率平均にすると約50%程度の性能向上と、2000年以前とさして変わっていない。
その他
DVD-RAM
一般にRAMという語は、主記憶装置寄りのそれを指し、補助記憶装置寄りのそれは指さないことが多い。しかし、DVD-RAMのような例外もある。
DVD-RAMは文字通りランダムアクセスを重視して設計されており、DVD-RWや他のDVDと比べてランダムアクセス性能が高い。
RAMディスク
RAMディスクという語は2通りに使われている。どちらも「論理的には超高速のハードディスクのように見える」という点は共通である。
1種類目は、SCSIなどのインタフェースでアクセスできる、外からはハードディスクのように見える装置だが、内部は(D)RAMで構成されているというもので、バッテリーバックアップ等により記憶が保持できるようにしたものも多いが、そうでないものもある。
2種類目は、オペレーティングシステムのデバイスドライバとして、ユーザーのプログラムからはストレージ(ブロックデバイス)のように見えるが、実際にはメインメモリに確保した領域に記録している、というもので、当然ながらシャットダウンにより情報は失われる。テンポラリファイル等の置き場等として使われることが意図されている。
シャドウRAM
ROMの内容をRAMにコピーしてアクセス時間を短縮することがある(ROMは一般に低速である)。コンピュータの電源投入時、メモリを初期化した後、ROMの配置されていたアドレス範囲をコピーしたRAMに切り替える。これをシャドウRAMと呼ぶ。これは組み込みシステムでもよく行われる技法である。
典型例として、パーソナルコンピュータのBIOSがあり、ファームウェアのなんらかのオプション設定でBIOSをシャドウRAMにコピーして使うことができる(システム内の他のROMをRAMにコピーして使うオプションもある)。それによって性能向上する場合もあるし、非互換問題が発生する場合もある。例えば、ある種のハードウェアはシャドウRAMが使われているとオペレーティングシステムにアクセスできない。また、ブート後は全くBIOSを使わないシステムなら、性能は向上しない。当然ながらシャドウRAMを使うと、主記憶の空き容量が少なくなる[10]。
脚注
注釈
- ^ ウィリアムス管などが、半導体DRAMよりも古くからあるダイナミックメモリである。
- ^ 『困ります、ファインマンさん』でスペースシャトルのコンピュータに使われていることが語られているのがよく知られている。
出典
- ^ CompArchOrg & 1978,1979, p. 325.
- ^ データを「10億年」保持可能:カーボン・ナノチューブ利用 WIRED.jp、2009年6月3日
- ^ The Emergence of Practical MRAM CROCUS Technology
- ^ Tower invests in Crocus, tips MRAM foundry deal EETimes、2009年6月18日
- ^ "EcoRAM held up as less power-hungry option than DRAM for server farms" by Heather Clancy 2008
- ^ Spansion社が「EcoRAM」の詳細を明らかに、サーバーのメインメモリー用途を狙う EDN Japan、2008年11月
- ^ Wm. A. Wulf, Sally A. McKee, Hitting the Memory Wall: Implications of the Obvious (PDF). 1994
- ^ Platform 2015 documentation (PDF) Intel
- ^ Microprocessor Quick Reference Guide Intel
- ^ “Shadow Ram”. 2007年7月24日閲覧。
参考文献
- P.HAYES, JOHN (1978,1979). Computer Architecture and Organization. ISBN 0-07-027363-4
関連項目
外部リンク
RealMedia
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2022年12月) |
拡張子 | .rm , .rmvb , .rma , .rmv , .rmhd , .rmm , .ra, , .ram |
---|---|
MIMEタイプ | application/vnd.rn-realmedia |
マジック ナンバー | .RMF |
開発者 | リアルネットワークス |
種別 | メディアフォーマット |
包含物 | 動画、音声、テキスト、静止画 |
RealMedia(リアルメディア)は、米リアルネットワークス社が開発したメディアフォーマット。
概要
主要な構成要素はリアルネットワークスが開発したRealVideo・RealAudioコーデックである。1990年代半ばよりWebサイト、インターネットラジオなどでストリーミング配信のために広く利用されてきた。その経緯から低ビットレートでの品質が優れているとされる[要出典]。
拡張子は".rm" ".rmvb"
通常これらのストリームは固定ビットレートである。
後に、リアルネットワークス社は可変ビットレートに対応した新しいメディアフォーマットである「RealMedia variable bitrate (RMVB)」を開発した。
再生環境
通常、再生にはRealPlayerなど対応するプレーヤーが必要である。リアルネットワークスがマイクロソフトと提携していた時期にはWindows 98に標準搭載されていたWindows Media Player[要曖昧さ回避]でも再生可能だった。しかしリアルネットワークスが方針を転換したことにより、後のバージョンの Windows および Windows Media Player では RealMedia は標準サポート対象ではなくなった。競合するWindows MediaはWindows OSでは特別なソフトウェアをインストールする必要なく再生できた上、他のソフトウェアで再生可能とするSDKが配布されているためRealMediaに比べて再生可能な環境が圧倒的に多くなり、RealMediaは不利となった。さらにその後MP4などの新形式やH.264などの新コーデックも登場し、シェアを減らしていった。
RealPlayerからコーデックのみを抜き出したReal Alternativeというパッケージも登場し、裁判になった(Windows用、K-Lite Codec Packに含まれるなどして配布されている)。
関連項目
外部リンク
RAM
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/19 14:39 UTC 版)
「Macintosh Quadra 700」の記事における「RAM」の解説
IIci同様30-pin SIMMスロットを採用するが、4スロットへと半減された。オンボードの4MBと合わせて20MBがAppleの公式な最大搭載可能サイズであるが、実際は16MBモジュールを4枚用いた68MBでの動作が確認されている。
※この「RAM」の解説は、「Macintosh Quadra 700」の解説の一部です。
「RAM」を含む「Macintosh Quadra 700」の記事については、「Macintosh Quadra 700」の概要を参照ください。
「RAM」の例文・使い方・用例・文例
- 装置に送られるのを待っているデータを一時的に記憶するのに用いられるRAMの一部
- 常に更新される、専用のバッファ記憶装置として当てられるRAM記憶装置
- より遅いディスクにアクセスすることなく読まれることができるように、頻繁に使われるディスク・セクターのコピーをランダム・アクセス・メモリ(RAM)に保存するキャッシュ
- メモリを増やすためにコンピュータに挿すRAMチップ
- RAMディスクへのアクセスは非常に速いが、システムの電源が入っていないとき、RAMにあるデータは失わる
- 追加のRAMをシミュレートするためにハードディスクを使うことによって作られるメモリ
- メモリの各ビットの記憶がある時間経過すると消えるRAM
- SRAMという,コンピューターの記憶装置
- DRAMという,コンピューターの記憶装置
RAMと同じ種類の言葉
- RAMのページへのリンク