しゃてい‐きょり【射程距離】
射程距離
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 06:11 UTC 版)
コルト、スミス&ウェッソン、スターム・ルガーなどのモデルを使った場合、.44マグナムの精度は良好で、ほとんどの種類の弾薬のグルーピングは、50ヤード (46 m)の距離で3 - 4インチ (7.6 - 10.2センチメートル)にまとまる。.44マグナム弾薬の制限要因は終末弾道学(英語版)によるものではない。6インチ (15 cm)銃身のリボルバーから発射した場合を想定すると、通常のロードを詰めた240グレーン (16グラム)弾頭の.44マグナムが150ヤード (140 m)の距離で発揮するエネルギーは、同じ銃から発射した246グレーン (15.9 g)の.44スペシャルの銃口におけるエネルギーを上回る。重く、拡張しない(non-expanding)弾頭を用いると、.44マグナムは、エルクや場合によってはバイソンなどの大物を容易に貫通する。制限要因は弾頭の軌道にある。狩猟に最も適した弾頭は重く、したがって比較的遅い。つまり、その軌道は100ヤード (91 m)先でかなり落ちる。50ヤード (46 m)でゼロ、つまり、照準線(line of sight)と弾道が50ヤード (46 m)で交わるように調整した場合、100ヤード (91 m)で約2インチ (5.1センチメートル)、150ヤード (140 m)では8インチ (20センチメートル)以上落ちる。100ヤード (91 m)でゼロの場合は、150ヤード (140 m)で6インチ (15センチメートル)以上落ちる[要出典]。専門家は、.44マグナム弾薬による狩猟で実用的な精度を求めるならば、距離を100ヤード (91 m)以内にするように勧めている。
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