かそう‐きおく〔カサウ‐〕【仮想記憶】
仮想メモリ
別名:仮想記憶,仮想記憶装置
【英】virtual memory
仮想メモリとは、メインメモリ(主記憶装置)の物理的な容量にとらわれず、プログラムを動作させることができるメモリの仕組みのことである。
一般的にプログラムは、多数のページに分割されて、その一部がメインメモリの空き領域に配置され、残りのページは補助記憶装置に配置される。これにより、作業に必要なページと不要なページを入れ替えて使用できる。
仮想メモリでは、プログラムの動作過程で、メインメモリにないページが参照された場合は、メインメモリ上の不要なページを補助記憶装置へ書き出して、代わりに補助記憶装置に格納されている必要なページをメインメモリ上へ読み込む。これにより、メインメモリの容量を超えるプログラムであっても、見かけ上は、無限のメインメモリを使っていることと同じになる。
仮想記憶
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/09 12:51 UTC 版)
仮想記憶(かそうきおく、英語: Virtual Memory、バーチャルメモリ)とは、コンピュータ分野におけるメモリ管理の仮想化技法の一種であり、オペレーティングシステム (OS) などが物理的なメモリを、アプリケーション・ソフトウェア(プロセスなど)に対して、専用の連続した主記憶装置に見えるように提供する。
- 1 仮想記憶とは
- 2 仮想記憶の概要
仮想記憶
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 04:59 UTC 版)
「オペレーティングシステム」の記事における「仮想記憶」の解説
詳細は「仮想記憶」を参照 「ページフォールト」も参照 ページングやセグメントによる仮想記憶を使用することで、カーネルは任意の時点で各プログラムが使用するメモリを選択でき、同じメモリ位置を複数タスクで使用させることも可能となる。 あるプログラムが使用可能な現在のメモリ範囲だが物理メモリが割り当てられていない位置にアクセスしようとしたとき、セグメンテーション違反のように割り込みによってカーネルに遷移する。このような割り込みをUnix系ではページフォールトと呼ぶ。 カーネルがページフォールトを受け付けると、そのプログラムに割り当てられた仮想メモリ空間の調整を行い、要求されたメモリアクセスが可能になるよう物理メモリを割り当てる。これにより、カーネルはそれぞれのアプリケーションへのメモリ割り当てを自由に決定でき、さらには実際には割り当てないでおくことも可能となる。 現代的OSでは、相対的にアクセス頻度が低いメモリを一時的にディスクなどの二次記憶装置に退避させ、主記憶を他のプログラムのために空けることができる。これをスワッピングと呼び、限られたメモリを複数のプログラムで使用可能にし、メモリの内容を必要に応じて退避させたり復帰させたりできる。 仮想記憶により、実際に搭載しているよりも多くのRAMを使用しているかのような感覚でコンピュータを使用することができる。
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「仮想記憶」の例文・使い方・用例・文例
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