保存など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 09:27 UTC 版)
「札幌市交通局6000形電車」の記事における「保存など」の解説
廃車後は全車解体処分され、実物車体(カットボディ含む)の保存例は皆無だが、一部部品の活用は数例存在する。 厚別区にある札幌市青少年科学館にて開館に合わせて川崎重工で実物大で制作された先頭部モックアップと台車が展示されている。運転席に座れるようになっており、ハンドル操作でタイヤの回転を制御できる。 廃車発生品の一部は交通資料館に展示されているほか、交通局のイベントなどで販売された。また、手すりの一部が市電に再利用されている。 2009年に交通資料館の屋内展示室にて、試作車の廃車部品を組み合わせた先頭部分のオブジェが設置された。ほかに青少年科学館と同様、実物大の運転席も再現されている。ドアブザー部品もあり、運転席から鳴動させることも可能。子供用サイズの制服が用意されており、記念写真撮影に利用されている。現在では座席や古くなった駅名版なども設置されている。 試作車よりも前に、東西線で走らせる車両の実験車両(3ドア18m車1両)が南北線で試験運転されていた。この車両の写真が2006年に交通PRセンターでの東西線写真展で紹介された。この車両は試験終了後石狩市花畔の会社に引き取られ、敷地内で倉庫として利用されていたが、現在は同市八幡にある自動車整備会社に引き取られて移転し、事務所に用途変更されて活用されており、「試運転」のステッカーも残存している。
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