脂肪酸
脂肪酸
脂肪酸(しぼうさん)
脂肪酸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/26 18:26 UTC 版)
脂肪酸(しぼうさん、Fatty acid、FA)とは、炭化水素鎖にカルボキシ基を有した1価のカルボン酸である[1]。不飽和結合の有無により、飽和脂肪酸および不飽和脂肪酸に分けられる場合が多い。天然に存在する脂肪酸の大部分は分岐のない炭化水素鎖をもつが、分枝鎖、環状構造を持つ脂肪酸も存在する。生体内において、細胞膜を構成する多くの脂質分子の主要成分として重要である(リン脂質、スフィンゴ脂質、コレステロールエステルなど)。脂肪酸がグリセリンとエステル結合したアシルグリセロールは油脂を構成する。
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- ^ 板倉弘重、『脂質の科学』、朝倉書店、1999年 ISBN 4-254-43514-2
脂肪酸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 07:15 UTC 版)
リン脂質および糖脂質に含まれる脂肪酸は、通常、14~24個の偶数個の炭素原子を含んでおり、16と18炭素が最も多い。脂肪酸は飽和または不飽和であり、二重結合の配置はほぼ常にシス(cis)である。脂肪酸鎖の長さと不飽和度は、膜の流動性(英語版)に大きな影響をおよぼす。植物のチラコイド膜は、比較的低温の環境下でも高い流動性を維持しているが、13C NMR研究によって明らかにされたように、二重結合を3つ持つ炭素数18の脂肪アシル鎖のリノレン酸が豊富に含まれているためである。
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脂肪酸
「脂肪酸」の例文・使い方・用例・文例
- このマーガリンはトランス脂肪酸を含まない。
- スベリヒユにはオメガ3脂肪酸が含まれています。
- 脂肪酸の不飽和化
- 脂肪酸
- 髭剃り前にあごひげを柔らかくするための、石鹸と脂肪酸を調合した豊かな泡が出る化粧品
- 摂取された脂肪を脂肪酸とグリセロールに、またより体内の細胞に使用されやすい単純な合成物に分解する代謝プロセス
- 18炭素原子を持つ多不飽和性脂肪酸
- 植物の外皮に存在し、脂肪酸の高分子エステルからできているろう質の透明素材
- 炭素連鎖が水素原子をそれ以上吸収できない脂肪酸
- 炭素鎖が水素をさらに吸収できる脂肪酸
- 不飽和脂肪酸を水素化させることによって(したがって形を変えて)作り出されている脂肪酸
- 炭素鎖が1つ分子につき1つの二重または三重の原子価結合を備えている不飽和脂肪酸
- 炭素鎖が、原子単位で二重及び三重以上の原子価結合を行う不飽和脂肪酸
- カーボン・チェーンが始めにその最初の二重の原子価結合に3つのカーボンを結合させる高度不飽和脂肪酸
- 炭素鎖が最初の二重原子価に6個の炭素を始めから接着させる不飽和結合の多い脂肪酸
- 無色で結晶性の合成脂肪酸
- ヒマシ油にみられ、石鹸に使用される脂肪酸
- 動物性脂肪は、飽和脂肪酸が高い
- 特にバターに存在する不快な臭いを持つ脂肪酸
- 動物油および脂肪で見つかったか、合成的に作られた脂肪酸
脂肪酸と同じ種類の言葉
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