日経平均株価
にっけい‐へいきんかぶか【日経平均株価】
日経平均株価(にっけいへいきんかぶか)
日本経済新聞社が管理・運営している有名な株価指数である。日経平均株価は、東京証券取引所(東証)の立ち会い時間中、分刻みで発表されている。日々のニュースで報道される、おなじみの株式指標である。
日経平均株価の算出には、ダウ方式の修正平均を使いる。225銘柄の単純平均が基本であるが、必要に応じて補正を加える。株式分割など市況変動にはよらない株価変動を較正し、前後の連続性と時系列での比較可能性を保つことを目的としている。
ダウ方式とは、米ダウ・ジョーンズ社が開発した平均株価の計算方法のことである。ニューヨーク株式市場のダウ工業平均株価の算出にも使われている。ちなみに、1985年までは日経平均株価のことを「日経ダウ平均」と呼んでいた。
時価総額をもとに東証が発表するTOPIX(東証株価指数)とともに、日本での株式市場の動向を表す代表的な株価指数となっている。
(2000.04.20更新)
日経平均株価(にっけいへいきんかぶか)
東京証券取引所(東証)第一部に上場する代表的な企業(銘柄)の平均株価を表す。日本の株式市場を代表する株価指数として、ニュースなどでもお馴染みだ。
日本経済新聞社が日経平均株価を管理・運営し、算出に使う225銘柄を独自に選択している。代表銘柄としては、市場流動性が高く、株式相場の動向に敏感に反応するものが選定される。また、東証の立ち会い時間中、1分ごとに日経平均株価を算出し、報道機関などを通じて国内外に発表している。
ダウ式で算出されているため、株式の分割などで額面価格に変更があっても、前後の連続性に配慮して修正が加えられる。したがって、日経平均株価は、株式市場の相場水準とその変動をとらえ、日本経済の鏡としての役割を果たすようになった。
特に、バブル絶頂期の1989年12月29日に最高値を記録した38,915円87銭と比べて、大きく落ち込んだ現在の水準は、日本経済の低迷を象徴しているように見える。
2000年 4月に日本経済新聞社は、ITを中心とする産業構造の変化に対応して、30銘柄の大幅な入れ替えを行った。このとき以来、日経平均株価はやや低めに算出される傾向が強くなり、時系列で株価の推移を見るときには TOPIX(東証株価指数)を併用することが多くなっている。
(2001.07.24更新)
日経平均株価
日経平均株価
新聞やテレビが株式市況を報道する際、株式相場の動向を示すものとして最初に触れるのが日経平均株価です。1949年5月16日、東証再開時から算出されており、投資家だけでなく一般の人にも親しまれています。日経平均株価は東証1部上場の225銘柄を構成銘柄として、それら個々の銘柄の株価の単純平均をベースに新株落ち分を修正して株価に連続性を持たせています。その修正方式がアメリカのダウ・ジョーンズ社の開発したものなので、かつては日経ダウと呼ばれていましたが、1985年5月にその権利を日本経済新聞社が買い取り、株価の算出と発表をするようになったので、日経平均株価となりました。株式先物取引や株式オプション取引でも代表的な指数として利用されています。
日経平均株価
日経平均株価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 13:40 UTC 版)
日本の日経平均株価も、(額面の読み替えがあるものの)2005年6月6日までは、株式分割や併合があった場合は分母を修正する、ダウ式平均で算出された。しかし、2005年6月7日から計算方式が根本的に変更された。採用銘柄で、2倍をこえない分割や併合があった場合は今までどおり分母を修正する、しかし2倍をこえる分割や併合があった場合は、分割や併合の影響を勘案したみなし株価を出し、それで計算する、というものである。これを分子修正型、と呼ぶ。株価600円の銘柄が1株を3株に分割しその後値上がりして210円になったら、630円で計算する。この分子修正に変更したことによって、現在の日経平均株価は、ダウ式平均株価ではなくなった点に留意されたい。 概要にあるように、平均株価は、値がさ株が指数に高い寄与を及ぼす。株式分割が分母修正で織り込まれて指数が算出されるならば、値がさ株の影響は株式分割があれば自然に解消する。しかし、分子修正型ではこの効果がないために、日経平均の算出には、2005年6月時に値がさ株だった銘柄の寄与が、今後株式分割があっても続くことになる。 ダウ式平均は、対象銘柄を同じ株数買い付ければ、ダウ平均と完全に同じポートフォリオを簡単に組むことができるのも長所のひとつである。しかし、日経平均の場合、対象銘柄を同株数買い付けても、日経平均と同じポートフォリオにはならない。1株を3株に分割した銘柄は他の銘柄の3倍、4株を1株に併合した銘柄は他の銘柄の4分の1だけ買わなくてはならない。 さらに、2021年10月1日より、株価換算係数で重み付けを行う株価換算係数方式に変わった。日経ジャスダック平均株価など日経平均株価と同じ計算方法を採用しているのも同様。
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