株式先物取引とは？ わかりやすく解説

日経平均株価や東証株価指数などについて、将来の一定時期に一定の価格で売買することを、現時点で取り決める取引。
株式のリスクヘッジに用いられる取引手法です。例えば、現在の日経平均株価が１万8,000円だとして、これが３カ月後に値上がりすると考えたとしましょう。この場合、３カ月後に日経平均株価を１万8,000円で買うという先物取引を行います。そして実際に３カ月後、１万9,000円に値上がりしていれば、この投資家は１万8,000円で日経平均株価を購入できるのです。逆に、3カ月後に値下がりすると思った場合は、日経平均株価を１万8,000円で売却できるという先物取引を行います。すると３カ月後に、日経平均株価が１万7,000円まで値下がりしても、この投資家は１万8,000円で日経平均株価を売却できるのです。株式先物取引には、日経平均株価や東証株価指数を対象としたもの以外に、大坂証券取引所で行われている50銘柄をワンパッケージにした平均株価を対象とする「株先50」もあります。