fc2ブログ
waizuの観察記録や検証結果を公開しています

今春のベスト個体



過去に「飼育を継続することが重要」との旨の記事を書き、1月に共感コメントを頂いていました。
そのことに今日気がつきました(^^; 
どれだけブログからも遠ざかっていたことか・・・
遅くなりましたが、共感コメントに対しこの場を借りて感謝致します。

今年も細々ではありますが、継続することにしたため、気分転換にTwitterを始めてみたものの、すぐに私には合わないことに気づいた次第です(^^;
あまり飼育していなければ、つぶやくこともなく、いざ書くとなるとガッツリ書きたいタイプなので何となく不満が残ります。
時々、ブログに書いていくのが適していることが分かりました。

さて、細々と飼育はしていましたので、今春羽化したカッコよさベストワン個体を紹介してみます。
サイズは現代では平凡な87.2mmです(^^;
大きさにはやはりこだわりっていますが、毎年羽化してくる個体を手にして思うことは、カッコいいかどうか!
いくら大きくてもカッコ悪くては、トーンダウンしてしまいます。
私は、これまでも毎年羽化してくる個体でカッコいいと思えば、よりカッコいいアングルで撮影し、その画像を残し楽しんできました。
今年は、完品で羽化した個体は、7頭くらいなので、これでも満足しています。

同腹の最高サイズは、89mmは超えていましたが、このような残念な結果でした。
WN5903-89.jpg

ちなみに、同腹に86mmできれいに羽化したこのような個体もいました。
WN5904a860.jpg

今年も、少ない飼育数になりそうですが、ボチボチ楽しみたいと思っています!
[ 2020/07/12 13:25 ] ブリード2019 | TB(-) | CM(-)

ほのぼの飼育

今年の本線飼育はほんの20頭強(^^;
他に実験飼育として10頭くらいいますが、ほのぼのと楽しんでいます。

今年も終わりそうなので、ここまでの成績をまとめてみました。

2019data1.jpg

昨年から少し研究してみた自作反転ディスクを大きい幼虫に試しています。
やはり、なにか検証項目を設定するだけでブリードは数段楽しくなりますねっ!
[ 2019/12/27 00:00 ] ブリード2019 | TB(-) | CM(-)

復活しないと・・・

気がつけば、当ブログは未更新のまま半年が経過していました(^^;
意識がなくなるとこんなことですねぇ・・・
これまで、ブログ更新が滞りそのまま消えていかれた多くのブリーダーを知っています。
その気持ちがわかるくらいのところまで来ていたかもしれません。

今年はいろいろあり、飼育しているオオクワ幼虫は30頭くらいのお気軽モードです。
でも、まだ継続しています!ここが重要だと思います!
そう言えば、ougoさんからブリード撤退の連絡を受けたのが、8/23でした。
私も引き際かと思いましたが、研究以上に飼育が好きみたいなので、細々とでも続けてみようとの結論に!

そろそろ菌糸交換しようと、EXCEED CFAFTさんのHPに行こうとしたら、Waizu Dorcus Officeのリンクがないことに気づきました。
リンクがあると便利なため、このブログにもカウンターの下に配置しました。
そして注文しようとすると、こちにも台風の影響が・・・
私の実家も昨年は大雨で床上浸水しましたぁ・・・

余談でしたが、とりあえずwaizuは生きて細々とオオクワ飼育を継続している報告でした。
[ 2019/11/27 17:49 ] 未分類 | TB(-) | CM(-)

第二関門突破できず・・・

4月27日の記事で久留米復権をかけて第一関門突破などと調子のよいことを書きましたが、幼虫は1頭も採れませんでした。
変色した卵が2個くらいと空砲がたくさんという結果。
安易に考えていましたが、厳しい現実・・・
生き物相手なので仕方ないと思って諦めます。
[ 2019/05/23 20:01 ] ブリード2019 | TB(-) | CM(5)

反転用ディスクを用いたセミ化幼虫救済への試み

新元号となりました!
令和元年初日の思い出に、私らしい記事を書いてみました。

昨年11月頃から反転用ディスクの研究をしていました。
穴の大きさ・数が内部酸素濃度に与える影響や反転用ディスク使用時の内部水分量への影響についてです。
ある程度は分かって来ましたが、まだデータ不足のため今年も継続して研究項目とします。

それは、それとして、実験終了後のサンプルボトルを活用してみましたので紹介します。
3月末の観察で、菌床面まで出てきてしまいどうやってももぐらない幼虫が♂と♀で1頭ずつ見つかりました。
こうなってしまうと、高い確率でセミ化し羽化は望めません。

そこでひらめいたのが、上記実験終了後の菌糸ボトルです。
2018年10月6日の記事で紹介した底に穴を空けて菌糸を詰めたボトルです。
800ボトル、1400ボトルが2本ずつありましたので、反転用ディスクはそのままでセミ化しそうな幼虫をあえてボトルの底穴から投入!
これなら、菌床表面に出ようにも出るところがないため、上手く行くのではないかと考えました。

4/6に投入し、本日確認したのがこの画像です。
まず1400の♂の状況です。
IMG_8516.jpg
写真を撮るためにフィルターを外していますが、上部の穴は通気性のある素材で塞いでいました。
上下から酸素を供給して酸欠による暴れリスクを軽減するためです。

下部のフタをとると中はこうなっています。
IMG_8517.jpg
自作のディスクをはめています。

そして結果です。
IMG_8514.jpg
お尻の部分にシワが現れ完全に蛹化モードに突入!
羽化するかは分かりませんが、セミ化を脱出できました。

一方、♀でも同じことを実施しましたが、本日の観察ではこうなっていました。
IMG_8520.jpg
うまく蛹化させることに成功!
この画像も底穴ボトルであることを示すためにフィルターを外して撮影しています。

ちょっとした発想が、功を奏しました。
完品で羽化すれば、この方法の有用性が示されるのですが・・・。
[ 2019/05/01 00:00 ] 観察&考察 | TB(-) | CM(2)

800ボトル口径の微妙な差

2年前くらいから気になっていたことがありました。
それは、800ボトルの中にAthtakaプレスが使用できないものが出てきたことです。
口径が微妙に小さくプレスできないのです。
調査の結果、2社(千曲化成とホクト産業)のボトルが混在していました。
口の内径はおおよそ千曲製が76.5~77mm、ホクト製が75.3~75.6mm。
従来から使用していた800用プレスの直径が76mmでしたので使用できないハズです。

ボトルを千曲製だけにすることも考えましたが、融通が利くようにプレス部分が74.5mmのものを昨年特注しました。
IMG_8382.jpg

昨日、初めて使用してみましたが、2種類のどちらのボトルに対しても問題なく使用できました。
快くニーズに応えて頂きましたAshtakaさんに感謝しています。
[ 2019/04/29 14:48 ] ブリード2019 | TB(-) | CM(0)

第一関門突破!

本日、前回記事の久留米ラインで産卵確認を行ったところ、産卵痕が3つ確認できました。
1ヶ所をマイナスドライバーで少し剥ぐってみると・・・
ありましたっ!!

IMG_8508.jpg

ふ化するまでは安心できませんが、見た感じでは大丈夫そうです!!
これで、他の皆さんの前途も開けたと思います!
材のかじり方や産卵痕の数からするとたくさん産んでくれそうにはありませんが、とりあえず一安心しています。
[ 2019/04/27 15:55 ] ブリード2019 | TB(-) | CM(4)

久留米再び!

昨年末に紹介したチェネさんの♀54mm(17-KU-807)が、本日♂883とのペアリングを終えて我家に到着しました!
早速、産卵セットに投入!
種親をご提供頂いたチョネさん、ダイジーさん、ペアリングのご苦労をお願いしたskipさんに感謝致します。
お陰で久留米に復帰するチャンスが巡ってきました!

しかし、安心するのはまだ早く、♂の種確認すらまだですから・・・。
また、種があったとしても、産卵成功までの道のりは安易に考えていると痛い目をみます。

今週末に成功の可否を判断する予定です。
[ 2019/04/23 21:01 ] ブリード2019 | TB(-) | CM(2)

時の過ぎゆくままに

オオクワ飼育を始めて丸18年になろうとしています。
2019年3月31日をもってYahoo!ジオシティーズのサービスが終了し、自動的に私のホームページ「Waizu Dorcus Office」は消滅しました。

2003年6月にアップロードして以来、コツコツと情報更新を重ね、技術も知識もないのにセンスのよいHPをめざして努力を続けていた日々を懐かしく思います。
当時は、掲示板でのやり取りが活発で、現在とは違った楽しみがありました。
しかし、2006年頃からブログというスタイルが流行し始め現在に至りますが、最近はツイッターが主流となり、ブログの衰退傾向にあるように思います。ベテランブリーダーの休止も影響しているでしょうが・・・。

いずれにせよ、令和という新時代を目前にして、時の流れと時代の変遷をしみじみと感じています。
しかし、無理のない範囲となりますが、私は自分の慣れたスタイルで継続していくつもりです。
まだ、卵確認もできていないのに、EXEED CRAFTさんに菌糸ブロックの注文を入れました。
継続するからには、単に飼育するのではなく、何かテーマを決めて研究を続けてみようと思います。

HPの継続は、時の流れと思い考えませんでしたが、思い出にトップ画像だけは残しておきます。
これまで、ご覧頂き応援頂いた方々に感謝申し上げます。

Waizu_Dorcus_Office.jpg
[ 2019/04/10 17:22 ] 未分類 | TB(-) | CM(4)

本物には結果が伴うはず!

昨年、話題となったBDディスクですが、本物であれば必ず結果が伴い、あちこちから成果報告が出てくると思っています。
私も酸素濃度を指標として自作BDモデルで検証を重ねていますが、今のところ酸素濃度の観点からは数値上の優越性を見出せません。
かなり普及しているようなので、使用実績が証明してくれるのではないでしょうか?

私は、携帯ゲームでは「ダビマス」をやっています。
無課金でほんの暇つぶし程度ですが・・・

最近は、飼育中の解析コメントが話題となっていて、強豪馬は「UMA」と称されています。
ゲームの中で「本当に馬ですか?」というコメントが発生する能力の高い馬を指しますが、皆が目標としているところです。
国産オオクワガタに例えると90mmオーバーに相当すると思っています(笑)
私には、どちらも難しいと半ば諦めつつも、趣味を継続する以上、追いかけたい目標です。

ダビマスにおける生産馬のコメントですが、ある程度まで行くと馬の能力に応じて「スピードは十分ですが・・・」→「海外でも十分勝てるでしょう」→「凱旋門賞でも勝てるかも・・・」→「本当に馬ですか?」とコメントが上がっていきます。

本日は、本物には結果が伴うことを伝えたかった訳ですが、最近、このゲームでもそのことを実感しました。
実績のある配合を追試してみたところ、すぐに結果が出ました。
わずか21頭生産して、スピ十分1頭、海外十分1頭です。
海外十分コメ

オオクワ飼育においても結果を伴う配合・飼育法をめざして精進して行きたいと思っています。
[ 2019/01/27 18:06 ] その他の趣味 | TB(-) | CM(-)

2019年の準備

ほのぼの飼育モードに入った今では、来年の準備もそれほど必要ないところですが、ぼちぼち進めています。
産卵木の購入、種親の確保など・・・。
その中で、今月初めの福岡出張の際に決定したK2バトル(九州久留米バトル)でのブリード用♀も探しました。
当初は、手持ちの♀で気楽に参加する予定でしたが、やるからにはベストを尽くしてみよう!
と思い直し、チョネさんに依頼してみました。
ありがたいことに貴重な種親候補をお譲り頂き、すでにskipさんのところに配送までして頂きました。

K2バトル2019♀血統構成

このような血統の♀54mm(17-KU-807)となります。
画像も送られてきて、よい感じでした。
来春がとても楽しみになりました。
K2バトル2019♀54

これだけでも、よい年を迎えられそうです!!
チョネさん、skipさん、ダイジーさんに感謝!!

今年を振り返ってみても、オオクワガタ飼育への意識は高くはありませんでした。
そんな中、秋頃に少し気合を入れてブログ記事を書くことができ多少満足しています。
みなさんのオオクワ飼育のヒントになれば幸いです。

それでは、よいお年を!
[ 2018/12/30 00:06 ] ブリード2019 | TB(-) | CM(-)

訂正

BDをブリーディングディスクと記載していましたが、正しくはBD=breathing diskとの事です。
失礼致しました。
それともう一点。
私は前回、ヤフオク出品者の記載を基にブログを書きました。
しかし、ブログに書いた事で、あれは開発者とは無縁の人物が出品しているとの情報提供がありました。
ニセモノは、評価や検証の対象に値しないので、前回記事は削除しました。
[ 2018/12/07 23:31 ] 未分類 | TB(-) | CM(-)

第5回オコゼ会(博多)

先週末、博多に行く機会がありました。
せっかくなので私が招集し、12/1(土)18:30~約4時間、私を含めクワ友6人が集いました。
5年連続での開催となりましたが、毎年同じ店でオコゼの活き作りを食することが恒例となり「オコゼ会」と呼ばれています。

キッカケは、2014年春にダイジーさんからwaizu久留米11番の余品♀に関する問い合わせを頂いたことです。
同年冬には、私から声をかけ、集ったのがダイジーさん、田舎っぺ。さん、タジーのさん3人でした。
その後、ブルースカイさん、skipさんと広がりをみせ、今年はリョーパパさんとREGA90さんにも声をかけてみました。
今回は7人での開催予定でしたが、前日になってご家族の体調不良(ノロ疑い)でリョーパパさんが無念の欠席となられ、最終的には、当初の3人に加えskipさん、REGA90さん、私の計6人となりました。

今年は残念なことにオコゼが前日に売り切れ(^^;
そこで、注文したのがウマヅラハギと穴子の活き造りです。

ウマヅラハギ活き作り

穴子活き作り

私個人としては、ウマヅラハギに肝を添えてポン酢で食べるのが抜群においしく感じました!

食べ物ブログではないので、クワネタに話を戻しますが、ダイジーさんが久留米♂88.3mmを持参!
とっても立派な個体!
みんな、オーッと言って手に乗せて眺めていました。

一方の私は、自作のBD(breathing disk)試作版を持参!
waizuディスク
※画像はダイジーさんのブログから引用

これを知らない方もおられたので、BDのコンセプト、使い方、このアイテムに対する私の考えを熱く語ってしまいました。
検証はこれからなのに・・・
ただ、強調できたのは、低価格!
製作費用は1枚当たり約9円です!性能は疑問ですが・・・

それよりもみなさんが飛びついたのは、ダイジーさんの「883の血を残したいから種付けするよ!」の発言!
一気に盛り上がりをみせたので、私から参加者全員の♀にペアリングしブリード勝負してはどうか?と提案してみました。
話はとんとん拍子に進み、最終的に参加者6人の♀1頭ずつに交配し、羽化サイズを競う運びとなりました。
企画名称は、KLB(久留米リミテッドバトル)に対抗してKKLB(九州久留米リミテッドバトル)にするか!なんて盛り上がりましたが、紛らわしいので、もっとシンプルにしたいと思います。
そして、ペアリング作業は、ダイジーさんが仕事で多忙なため、skipさんに委託することが決定!当日持ち帰られました。
skipさんにはご負担かけますが、よろしくお願いしたいと思います。
私も他人の個体を請け負い相当な負担を感じた経験があります。
この企画は、♀殺しが発生しても採卵できない場合でも恨みっこなしのコンセンサスが得られているため、気楽にやって頂ければと思います。

とは言え、何かを共同開催する場合、価値観や考え方の違いでトラブルとなることもありますので、基本ルールを私から提案してみます。
1.企画名称は、K2バトル(九州久留米バトル)でどうでしょう?
2.使用する♀は久留米産であればどこから入手してもよい。
3.♀のサイズは通常羽化の場合54.0mm以上、早期羽化ではサイズは問わない。
4.ペアリングはskipさんに一任する。
5.顎縛りなし。ペアリングに関連するトラブルに対し一切文句は言わない。
6.採卵までの死亡、または採卵失敗などの場合、運がなかったと思って潔くあきらめる。
7.幼虫の他人への譲渡は禁止。(ただし、参加者内での幼虫譲渡は可)
8.羽化成虫の取り扱いはブリードした者の自由とする。

参加者のみなさん、このwaizu案に対しご意見がありましたらご連絡ください。

最後に因縁深いダイジーさんの88.3mmに少し触れさせてください。
883の♀親は、私が2015年の春に♂86.5mm(waizu11番)を♀54.3mm(waizu17番)に種付けし飛ばして産まれた個体です。
この年は、他に期待するラインが多く手一杯でしたが、この組み合わせもブリードしてみたい思いがあり、採卵と飼育を委託した形です。
ところが、この年は、私が期待し種付けした♀のほとんどが、事件発覚となったカネクワ個体であったため、継承を断念することになり、865の血を継承できませんでした。
そのため、現在865の血を継承する個体は世の中にも少ないはずです。
そんな中で、突然現れた88.3mm!
しかも、幼虫時最高体重が33.4gで期待もしていないところから突如現れたと伺い、♂86.5mm(waizu11番)が32.8gから羽化したことからも、親の血を継承していると直観しました。
私も、思ってもいなかったこのチャンスを活かし、久留米ブリードへの復活を試みようと思っています。
6人全員が幼虫を確保して楽しめるまでは安心できませんが、楽しみが拡大しました。
他のみなさんも随分モチベーションが上昇している様子でした!
ダイジーさんの粋な計らいに感謝!
私も恥をかかないように♀親を探して挑戦しようと思っています。

こんな感じで盛り上がっていたら、オコゼ会もあっという間の4時間で、最終電車がヤバい方も出てきて22時30分に慌てて解散することになりました(^^;

みんなでラーメンを食べに行きたかったのですが、車で来られていた田舎っぺ。さん、タジーさんと3人でだるまに寄り道して帰路に着いたのでした。
だるま
[ 2018/12/04 20:52 ] オフ会 | TB(-) | CM(-)

ブリード2018飼育経過

今日は、今年度の飼育経過を紹介します。
今年は、1,2本目を一貫してLEVIN-GSPにしたことで、安定して幼虫が大きくなっている感触があります。
すべてが+3gくらいの成績になれば申し分ないのですが・・・。

能勢56番データ11-24

能勢57番データ11-24

能勢58番データ11-24
[ 2018/11/28 06:52 ] ブリード2018 | TB(-) | CM(-)

能勢血統構成表2018

2018年のブリードは以下の3ラインのみとなります。

能勢56番血統構成表800
能勢57番血統構成表800
能勢58番血統構成表800
[ 2018/11/27 06:47 ] 能勢血統構成表 | TB(-) | CM(-)

飼育経過2018

今年はブログもサボりっていたため、ブリードに関しては能勢を40頭飼育とだけ記載し、今日に至っています。
当初は、少数飼育は気楽で負担も少なくよいものだと思っていました。
しかし、いざボトル交換を始めてみると、楽しみが減少し満足感も飼育数に比例していることを感じます。
たくさん飼育すれば、大きい幼虫に巡り合える機会が増えるのは、当たり前のことなのですが・・・

今年は能勢YGを3ライン飼育し、♂22頭、♀18頭です。
♀は2本で返すとして、本日♂を3本目に交換し、幼虫体重は以下の分布です。
30g台1、32g台1、33g台3、34g台9、35g台4、36g台2、37g台1、42g台1

やはりこの4~5倍くらいの数を飼育しておきたいところですが、もう体力気力がありません(^^;

今年は、この幼虫に賭けてみます(笑)

2018_423幼虫

♀親は88.8mm同腹なので、大きくきれいに羽化することに期待して少し夢をみます!
今年の飼育ラインの血統構成表は、また作成して掲載したいと思います。


[ 2018/11/24 19:53 ] ブリード2018 | TB(-) | CM(-)

幼虫飼育環境の酸素濃度について考える-最終回-

今回は、飼育環境を考えるシリーズのキッカケとなった事例を紹介し、補足を加えて終わりにします。

読者からの問い合わせメールがキッカケですが、それは二酸化炭素濃度モニタリングにより冷やし虫家ライトの通気口を検討した内容でした。
概略は、上下に1ヶ所ずつ直径3㎝の穴を空け、自然対流を期待したものの思うような結果とならず、通気口にファンを設置することで良好な結果が得られたという内容でした。
様々な工夫で飼育結果の向上をめざしている姿に感動しました。

自作温度管理空間にも共通して言えることですが、通気口をどこにどの程度確保するかは難しい問題です。
ハッキリ言って中の管理量によって異なるため答えは一つではありません。

私の自作空間を紹介してみますが、こんな感じで問題ありません。
ファンとかは不要です。

自作虫家通気口

この通気口は直径約4.5㎝(外部は約5㎝)です。
内部はこんな感じです。
この画像は、棚が通気の邪魔をしているように見えますが、もう少し右に寄せて使用するため問題ありません。

自作虫家内部

各段に800ボトルであれば4×5=20本、1400ボトルでは3×4=12本入ります。
このように底部に空間を設けて対流しやすいようにしていることも多少は好影響と考えていますが、検証はしていません。

本日は、通気口を空けた例を紹介しましたが、前扉に隙間を確保することでも簡単に対応できます。
みなさんも難しく考えず、ちょっとした工夫で対応してみられたらいかがでしょうか?
[ 2018/11/12 00:13 ] 観察&考察 | TB(-) | CM(-)

幼虫飼育環境の酸素濃度について考えるⅦ-冷やし虫家内の酸素濃度-

2016年5月13日のブログ画像を引用します。

冷やし虫家800×30day7

この中には、幼虫未投入の800ボトル30本が入っています。
この実験では気温20℃程度だったと思いますが、設定温度は24℃でファンはそれほど頻繁に稼働していませんでした。
一方、内外の温度差が10℃近くあるような環境であれば、ファンが頻繁に稼働するため、ボトルが30本でも18%くらいにはなります。

要するに冷やし虫家を密閉して使用する場合は、ボトル投入量と虫家稼働率で内部酸素濃度は変動するということです。
例えば、800ボトルを20本に減らし、頻繁に稼働する環境であれば20%近い数値を示します。

定期的に虫家の扉を開けて喚起するという話を耳にしますが、1時間もすれば低値になるため現実的ではありません。

ではどうするか?
簡単です!
扉に物を挟んで隙間をつくってやればOK!です。
私が使っているのは、このようなマグネット!

隙間確保マグネット460
マグネット厚み460

これを冷やし虫家の扉に挟んでみると・・・

冷やし虫家TF酸素確保1-1

冷やし虫家TF酸素確保1-2

これだけで十分な喚起が得られます。

もし、手元にあるマグネットが薄いとか、ボトルを目いっぱい入れて喚起が心配といった場合には、次のようにマグネットを移動させることで隙間を簡単に広げることも可能です。
冷やし虫家TF酸素確保2-1

冷やし虫家TF酸素確保2-2

幼虫飼育の落とし穴は、温度管理を厳密にしようと管理空間の気密性を高めることだけに気をとられてしまうことです。
必要なものは供給してやるべきではないでしょうか?
酸素濃度が高い方がよいと思われる方は、冷やし虫家の扉に何かを挟んで使用されてみてはいかがでしょうか?
[ 2018/11/01 00:13 ] 観察&考察 | TB(-) | CM(-)

幼虫飼育環境の酸素濃度について考えるⅥ-ボトル内酸素濃度に関する補足2-

ボトル内酸素濃度の話題は終わらせたつもりでいましたが、補足を思いつきましたので少々・・・

これまで、ボトル内の酸素濃度に影響する因子として通気口やボトルの形状、詰め方などを挙げていましたが、もうひとつ添加剤の濃度もありました。

4days.jpg

これは、2016年5月7日のブログ記事から引用しましたが、15年前に行った実験です。
詳細は覚えていませんが、右から市販ブロックのまま、真ん中は5%麦芽添加、左端では10%だったか15%だったか麦芽を添加しています。
同じ菌床に対し上記のように添加剤濃度を変えて観察!
詰めてからは約24℃で管理し4日目がこの画像です。

左のボトルから判断して、添加量が増すとビン底まで酸素が到達しにくく菌糸も活動できていないことがわかります。
結局、このボトルは菌糸の勢いがないためにカビだらけになりました。

そこで思いついたのですが、先日のBDの効果判定にこの高添加ボトルが使えないでしょうか?
ビン底のガス環境の改善具合を実験できるかも・・・?

今日は、ほんの余談でした。
[ 2018/10/30 21:33 ] 観察&考察 | TB(-) | CM(-)

ブリーディングディスク(BD)について

酸素の話題を取り上げたことに付随して読者からブリーディングディスク(BD)に関する問い合わせがありました。
ところが、ビークワを読んでいない私には何のことやら??
勉強不足でしたぁ・・・(^^;

そこで、まずはビークワ65号の掲載記事を入手して読むことに!
一方で、そのBDがヤフオクにも出品されており、説明文も参考にして、現在いろいろ考えています。
最終的には、自身でBDモデルを作成して検証するまでは結論できませんが、ここまで勉強したことを確認してスタートしたいと思います。

ビークワ記事を拝見してわかったことは、ボトルを逆さまにして飼育することで、空気より重い気体である酸素、二酸化炭素を抜けやすくし、ボトル内ガス環境を改善できるとのコンセプトで考案されたアイテムであること。
逆さまにした時の菌床安定化と幼虫落下防止がブリーディングディスク(BD)の主な役目であると認識しています。
それによって得られるメリットは以下の4点!
①菌糸・オガの劣化抑制
②菌糸の再生速度上昇
③幼虫が落ち着く
④蛹化安定

次にヤフオクでのメリット説明です。
考案者の知人の方の出品のようですが、考案者の意見が引用され以下の3ポイントが示されていました。
①幼虫が大きくなりやすい
②菌糸が劣化しにくい
③羽化不全が発生しにくい(蛹室を上部につくりやすいため)

①の「幼虫が大きくなりやすい」が追加されています。
その理由として、従来法(ひっくり返さない方法)と比較して酸素濃度が高いためと説明がありました。
実際にヒラタクワガタで2g、アンタエウス・ホペイで3gなどの実績もあるようです。

「最強の幼虫環境を作り出す魔法のディスク」とのうたい文句で出品され、10枚が1万円前後で取引されているこのアイテムの実力はどうなのか?
それが、この度私に寄せられてた読者からの質問でした。
実績はあるようですが、複数の人が使用し再現性が認められるかどうかが問題です。

私は過去に初令投入からボトルを逆さまにして2本目まで飼育し、同腹を通常飼育群とランダムに振り分けてMAX幼虫体重を比較したことがあります。
また、ボトルを逆さまににした際、ボトル周辺環境の二酸化炭素濃度がどうなるかを測定したこともあります。
それらの検証結果を踏まえると、上記ほどの効果は考えにくいというのが現在の見解です。
その意味では、科学的根拠を超越した結果が得られるという点で魔法のディスクと言えるかもしれません。
実際に再検証してみる必要がありそうです。

先日の東京でのチョネさんとの🎤バトルでは、4年前までドングリの背比べだったものが、カラオケの採点システムを研究し実践しただけで4~5.点もの差となって現れました。
チョネさんのぐうの根も出ないといった表情が忘れられません(笑)
この例からも分かるように、根拠に基づいた実践であれば必ず結果を伴います。

この検証には1シーズンをかける必要がありますので、まずはディスク作製から始めるとして、時間のある時に本日の私の記事の基となる実験を紹介してみたいと思います。

その前に、冷やし虫家の通気確保の記事を紹介しないといけませんね(^^;
[ 2018/10/28 09:27 ] 自由研究 | TB(-) | CM(-)
Profile

waizu

Author:waizu

Access Counter
Category
月別過去ログ

'); } if ( plug_in == 'scroll' ) { document.write('
', '2020年 07月 【1件】
2019年 12月 【1件】
2019年 11月 【1件】
2019年 05月 【2件】
2019年 04月 【4件】
2019年 01月 【1件】
2018年 12月 【3件】
2018年 11月 【5件】
2018年 10月 【7件】
2018年 09月 【5件】
2018年 08月 【1件】
2018年 07月 【2件】
2018年 01月 【1件】
2017年 12月 【2件】
2017年 11月 【1件】
2017年 09月 【1件】
2017年 08月 【2件】
2017年 07月 【7件】
2017年 06月 【2件】
2017年 05月 【1件】
2017年 04月 【6件】
2017年 03月 【15件】
2017年 02月 【2件】
2017年 01月 【5件】
2016年 12月 【5件】
2016年 11月 【2件】
2016年 10月 【3件】
2016年 09月 【1件】
2016年 07月 【1件】
2016年 06月 【4件】
2016年 05月 【7件】
2016年 04月 【2件】
2016年 03月 【1件】
2016年 02月 【2件】
2016年 01月 【1件】
2015年 12月 【3件】
2015年 11月 【2件】
2015年 10月 【6件】
2015年 09月 【1件】
2015年 08月 【3件】
2015年 07月 【8件】
2015年 06月 【7件】
2015年 05月 【8件】
2015年 04月 【2件】
2015年 03月 【4件】
2015年 02月 【4件】
2015年 01月 【2件】
2014年 12月 【6件】
2014年 11月 【6件】
2014年 10月 【2件】
2014年 09月 【3件】
2014年 08月 【24件】
2014年 07月 【7件】
2014年 06月 【4件】
2014年 05月 【3件】
2014年 04月 【3件】
2014年 03月 【6件】
2014年 02月 【1件】
2014年 01月 【2件】
2013年 12月 【5件】
2013年 11月 【4件】
2013年 10月 【1件】
2013年 09月 【1件】
2013年 08月 【6件】
2013年 07月 【6件】
2013年 06月 【3件】
2013年 05月 【7件】
2013年 04月 【7件】
2013年 03月 【3件】
2013年 02月 【12件】
2013年 01月 【12件】
2012年 12月 【5件】
2012年 11月 【23件】
2012年 10月 【9件】
2012年 09月 【1件】
2012年 08月 【1件】
2012年 07月 【3件】
2012年 06月 【10件】
2012年 05月 【3件】
2012年 04月 【4件】
2012年 03月 【1件】
2012年 02月 【3件】
2011年 12月 【4件】
2011年 10月 【4件】
2011年 09月 【1件】
2011年 08月 【11件】
2011年 06月 【2件】
2011年 05月 【6件】
2011年 04月 【8件】
2011年 03月 【7件】
2011年 02月 【6件】
2011年 01月 【5件】
2010年 12月 【15件】
2010年 11月 【5件】
2010年 10月 【6件】
2010年 09月 【2件】
2010年 08月 【5件】
2010年 07月 【6件】
2010年 06月 【3件】
2010年 05月 【2件】
2010年 03月 【7件】
2010年 02月 【1件】
2010年 01月 【2件】
2009年 12月 【1件】
2009年 11月 【3件】
2009年 10月 【7件】
2009年 09月 【2件】
2009年 08月 【2件】
2009年 05月 【2件】
2009年 04月 【5件】
2009年 02月 【5件】
2009年 01月 【2件】
2008年 11月 【2件】
2008年 09月 【1件】
2008年 07月 【1件】
2008年 06月 【4件】
2008年 03月 【2件】
2008年 02月 【1件】
2007年 10月 【1件】
2007年 07月 【1件】
2007年 06月 【1件】
2007年 05月 【3件】
2007年 04月 【3件】
2007年 02月 【1件】
2006年 12月 【5件】
2006年 11月 【4件】
2006年 10月 【2件】
2006年 09月 【3件】
2006年 08月 【5件】
2006年 07月 【4件】
2006年 06月 【7件】
2006年 05月 【5件】
2006年 04月 【5件】
2006年 03月 【5件】
2006年 02月 【13件】
2006年 01月 【3件】
'); } //-->
全記事表示リンク
Mail

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QR
リンク