昨日、菌糸ビンから羽化個体を取り出したところ、頭部のディンプルは気になるものの迫力満点の個体が転げ出てきました。
顎に厚みもあり極太のカテゴリーに入れてもよいと思います。
今までも「太め個体」「顎のしっかりした個体」「横幅のある個体」と表現できる固体には遭遇してきましたが、世間で分類される極太の範疇にはほど遠いものでした。
私が幼虫から飼育した中で、太いと思わせるインパクトを持って羽化してきた国産オオクワは、この個体が初めてです。
サイズは、体長75.5mm、顎基底部幅5.5mm、頭幅26.2mm、前胸幅27.4mmとまずまずでした。
国産オオクワでは、なかなか太い個体が羽化してこないため、「極太は交雑だ!」などの噂も飛び交いますが、血統背景のしっかりした個体を信頼できるところから譲り受けて飼育すれば、ちゃんと結果がついてくるようです。
血統はウソをつかいないとうことですね!
私もまだまだ極太の発現についてはよくわかりませんが、私よりも経験の浅い駆け出しブリーダーの方々は、世間の噂に混乱されているのではないでしょうか・・・。
次回は、私が飼育した実例をわずかながらの根拠に、少々極太について語ってみたいと思います。