今回は、飼育環境を考えるシリーズのキッカケとなった事例を紹介し、補足を加えて終わりにします。
読者からの問い合わせメールがキッカケですが、それは二酸化炭素濃度モニタリングにより冷やし虫家ライトの通気口を検討した内容でした。
概略は、上下に1ヶ所ずつ直径3㎝の穴を空け、自然対流を期待したものの思うような結果とならず、通気口にファンを設置することで良好な結果が得られたという内容でした。
様々な工夫で飼育結果の向上をめざしている姿に感動しました。
自作温度管理空間にも共通して言えることですが、通気口をどこにどの程度確保するかは難しい問題です。
ハッキリ言って中の管理量によって異なるため答えは一つではありません。
私の自作空間を紹介してみますが、こんな感じで問題ありません。
ファンとかは不要です。
この通気口は直径約4.5㎝(外部は約5㎝)です。
内部はこんな感じです。
この画像は、棚が通気の邪魔をしているように見えますが、もう少し右に寄せて使用するため問題ありません。
各段に800ボトルであれば4×5=20本、1400ボトルでは3×4=12本入ります。
このように底部に空間を設けて対流しやすいようにしていることも多少は好影響と考えていますが、検証はしていません。
本日は、通気口を空けた例を紹介しましたが、前扉に隙間を確保することでも簡単に対応できます。
みなさんも難しく考えず、ちょっとした工夫で対応してみられたらいかがでしょうか?