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waizuの観察記録や検証結果を公開しています

赤い幼虫

これまで死亡して茶色に変色した幼虫は見てきましたが、赤い幼虫は初めてです。
幼虫には血液はないはずなのに、一見血だらけのようです。
この赤は何に由来するのでしょう??
赤い幼虫

右側から撮影するとこんな感じです。
赤い幼虫2

これは、久留米の1ラインの事例です。
1週間産卵セットした1本目から採れた幼虫はわずか2頭でしたが、10日間セットした2本目からは、健全な初令幼虫1頭と上記のような死亡した赤い初令幼虫2頭です。
結局、このラインからは3頭しか採れませんでした。(>_<)

爆産も困りますが、これでは・・・
[ 2013/05/29 08:07 ] 観察 | TB(-) | CM(-)

【重要】監視下ペアリング検証報告

監視下ペアリング流行のキッカケをつくってしまった当ブログですが、検証が進むにつれ、その確実性への疑問が明確となり、私が思っていたよりも遙かに成功確率が低いことが判ってきました。
このままでは、世間のみなさんへの迷惑が広がると思い重要報告として掲載させて頂きます。

結論から申し上げると、監視下ペアリングの確実性は低く、効率的な手法とは言えないと言うことです。
監視下で確実な交尾行動を確認できた10例を対象に、その後の産卵セット結果まで追跡してみましたが、幼虫採取に至ったのは4例のみでした。
失敗6例は、産卵成功を思わせる材のかじり方で、すべてに産卵痕を認めましたが、空砲もしくは変色した卵状態で、幼虫獲得には至っていません。
しかし、失敗例の一部に対して再ペアリングを行った結果、幼虫を確認できたため、監視下ペアリングの不確実性が明確となった次第です。
むしろ、産卵行動に至り材をかじるだけかじって産卵失敗に至るとなればたちが悪く、逆に危ないペアリング手法と言えるかもしれません。

この検証開始時には、昨年の1例だけのトライアルで簡単に成功した経験から、目視により確実な交尾行動を確認できれば、高い確率で成功するものと思い込んでいました。
やはり、事象は多くのサンプルを用いた検証結果を基にしないと、思い込みだけでは真実にたどり着けないということです。

では、この現象の原因はどこにあるのでしょう?
どうも交尾行動の先に、さらに交尾成立に至るステップがあるのではないでしょうか?
♀は一度精嚢に精子を保有してしまえば越冬しても産卵できることを考えると、性周期があるとも思えません。
交尾行動の先に、射精行動があるのか、♀側に精子を受け入れたり拒否したりする機構があるのか?
現時点では、よくわかりませんが、今回の観察の中で1度の交尾時間が2分を超えた場合でも失敗した例、3度の交尾を確認しても失敗した例がある一方で30秒程度1回で成功した例があります。
よって、交尾時間や回数に依存するとも結論できません。
もっと検証すれば、監視下ペアリングの確率を上げることは可能かもしれません。
例えば、何日か空けて複数回ペアリングさせるとか・・・。

しかし、交尾行動の生態を研究することは、私の目的ではありませんので、この検証はここで打ち止めとし、来期以降は監視下ペアリングをブリード手法から除外することにします。

想定外の失敗に終わった監視下ペアリングでしたが、みなさんのところではどんな結果だったのでしょう?
芳しくない結果でご迷惑をおかけしたのであれば、本当に申し訳ありません。

今後は、しっかり検証を行った根拠のある情報に限り記載していくつもりです。
[ 2013/05/27 12:33 ] ハンドペアリング | TB(-) | CM(-)

ヤフオクデビュー

個体差って大きいですねぇ・・・。
能勢9番は、♂6頭中5頭が4月中に羽化し、残り1頭も5月上旬には羽化したのに対し、能勢10番は♂8頭の内4頭がまだ蛹です。
飼育開始時期も管理環境もほとんど同じなのですがね!?

余談でしたが、その能勢9番の中から1ペアをヤフオクに出品してみました。
まだよくわからないので、1商品だけで体験してみようと思います。
取引終了まで無事にたどり着けるとよいのですが・・・。

ビルダーでHTMLファイルを編集し、できるだけ分かりやすい画面構成を心掛けたつもりですが如何なものでしょう?
お時間があれば、のぞいてみて頂けると幸いです。
評価0からのスタートですので、ここでも宣伝させて頂きます。
左のサイドバーの下方にマイオークションへのリンクバナーを追加しましたので、そちらからどうぞ!
[ 2013/05/22 23:59 ] 未分類 | TB(-) | CM(-)

クワ作業に没頭した1日

今日は代休で、久しぶりにクワ作業の時間が取れました。
午前中は、Ashtakaプレスで12ブロックを詰め、午後は4月中旬頃に羽化していた個体を30頭くらい掘ってみました。
それにしてもAshtakaプレスは最高ですねっ!感動しました。

能勢YGから種親候補が出てきたので紹介してみます。
今春羽化個体の最高は、これになりそうなので、早めに紹介しておきます。
おそらく、6月になれば恐ろしい報告がブログ上に飛び交うでしょうから・・・^^;
WN5_851a.jpg

能勢5番(WN509)
5/13  初令投入  HS800
7/25   18.2g  HS1400
10/20  34.4g  HS1400
※幼虫時頭幅13.2mm
4月中旬羽化
サイズ85.1mm  頭幅28.4mm  前胸幅30.2mm

この個体はスリムですが、大顎がストレートに伸びてサイズに反映しやすいフォルムをしています。
WN5_851.jpg

それにしてもこのラインは、♀はほとんどが早期羽化したりしましたので、♂にもそれほど期待していませんでしたが、わからないものです。
昨年プレ企画で提供した♀はこの同腹ですから、これで期待も膨らむことでしょう!
私もそこそこのラインを提供できたことに安堵しています。
ちなみに、早期羽化最高サイズの51.2mmは、ougoさんに託してありますが、幼虫は採れたのかはまだ聞いていません。

♀で56.7mmが出た9番からも1頭紹介します。
能勢9番(WN912)
5/13  初令投入  LEV-G800
8/2   27.6g   LEV-G1400
10/10   32.5g  LEV-G800H
※幼虫時頭幅12.7mm
4月中旬羽化
サイズ83.6mm  頭幅28.6mm  前胸幅30.3mm

このラインからは80mm未満は出そうにありませんが、体重が横幅に反映している印象です。
WN9_836_01.jpg

このようにラインによってフォルムも全くことなるため、大きさだけでなく形を楽しむことも累代飼育の楽しみだと思います。

今回の事例で思ったことは、インラインは大きくならないとか不全や★などのリスク因子として懸念される傾向がありますが、これもすべてに当てはまるとは言えないということです。
本日の能勢5番はインラインです。
しかも、親の同腹はインラインで不全や★のオンパレードでした。
ところが、私のさらなるインラインで不全や★は出ませんでした。♀早期羽化の山でしたが・・・^^;
★や不全のラインは、血の弊害や遺伝的なものより、むしろその個体がもつ体質の方が影響しているのではないでしょうか?
アウトラインでも不全の山を築く場合もありますし・・・。
奥が深いと思います。
[ 2013/05/14 20:43 ] ブリード2012 | TB(-) | CM(-)

巨大♀出現!

♀は、ほとんどが羽化しています。
昨日、幼虫時に18gを超えていた個体を掘り出してみましたが、前胸幅が23.1mmもある巨大な♀が出てきました。
サイズも過去最高です。

♀マイギネス567

能勢9番(WN916)
5/23 LEV-Gプリンカップ一時保管
6/8  初令投入 LEV-G800
7/21   12.2g  LEV-G800H
10/20  18.6g  LEV-G800H
※幼虫時頭幅11.1mm
4月中旬羽化
サイズ56.7mm  頭幅15.9mm  前胸幅23.1mm

このラインは、♀が大当たりだったようです。
同腹の♂も大きく羽化してくれるとよいのですが、そんなに甘くないでしょう・・・。
[ 2013/05/07 00:19 ] ブリード2012 | TB(-) | CM(-)

監視下ペアリングの確実性について

今年は、監視下ペアリングの有用性を検討するため、積極的に挑戦し観察記録を行っています。
空き時間を利用して、最終的に11ラインの確実な交尾を確認できました。

昨年は1ペアだけに監視下ペアリングを行い、簡単に成功したため安易に考えていましたが、最近の結果から確実性に疑問が生じています。

現時点で5ラインでの成功を確認する一方で2ラインの不成立を確認しています。
失敗例では、産卵行動を取り、材をかじり産卵痕を残しますが、中に卵を確認できませんでした。
そこで、失敗例の内1ペアに追い掛け(通常ペアリング3日間)を行い産卵セットしたところ、卵確認に至りました。
このように、監視下で確実な交尾行動を確認していたとしても、成立していない事例が出てくることは、本当に興味深い現象です。
どこに原因があるのでしょう?

交尾回数、交尾時間などを含め、もう少し検証してみようと思います。
私が記事にしたことで、全国でも多くの監視下ペアリングトライアルが行われたと思いますが、おそらく不成立例も出て来ると思われますので、ご注意頂きたいと思います。

[ 2013/05/06 09:35 ] 観察&考察 | TB(-) | CM(-)

近況

大型連休とは縁がなく、仕事と採卵でバタバタしています。
今年は、コラボ等で4人の方に幼虫を送る約束をしていますが、各人の希望開始時期に確実に幼虫を送ることができるかどうか・・・。
意外にプレッシャーを感じています。

仮にうまく行っていなかった場合も想定して、早めの産卵セットを開始しましたが、幼虫を見るまでは安心できません。
今週末は卵確認でも行ってみようと思います。

一方、自身単独ラインは気楽なものです。
今年は、例年よりもたくさんのラインを準備し、幼虫が採れない場合は悪あがきせずに成功ラインに専念する作戦で行く予定です。
どうしてもと言うラインでは再ペアリングを試みると思いますが・・・。

今年は監視下ペアリングの検証に夢中になり、最終的に手に負えない数の交尾済み♀を準備してしまいました。
そんな中、普段からお付き合いのあるクワ友さんが2ラインの飼育を引き受けてくださることになり、本日交尾済み♀を発送しました。
うまく採卵できれば、その後の飼育経過をブログで報告して頂けるそうなので、こちらも楽しみが広がります!
交尾が成立しているかどうかの不安はありますが、何とかうまく行って欲しいものです。

こんな感じでまずまず順調に来ていると思いますが、よいことばかりでもありません。
実は、相棒のMEGAくんが諸事情によりしばらくオオクワブリードを休むことになりました。
コラボ飼育でさらに上を目指す予定だっただけに残念です。
とは言え、今年は魅力的なラインが準備できており楽しみはあります!
各ラインの紹介は、無事に幼虫が採れてからにしますが、特に楽しみなのが久留米です。

そう言えば、先日掲載した本年度初羽化♂個体を測定してみましたが、81.5mm程度でした^^;
やはり甘くありませんし、体重はあてになりませんね。
33gは、85mmに届くこともあれば81mm止まりの場合もあります。
それから、♀のマイギネスですが、能勢10番から55.7mmが出てきました。

以上、こんなところが私の近況です。
最近はブログに割く時間もないため、しばらくコメント欄は閉鎖して気楽に書かせて頂きます。
[ 2013/05/01 22:45 ] ブリード2013 | TB(-) | CM(-)
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