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waizuの観察記録や検証結果を公開しています

カビに負けた菌糸

昨年12月の出来事です。

カビ事例2012

特定の菌糸ビンから見るも無残なものが見つかりました。
ちなみに、上記2つのボトルは同じ菌床を同じ日に詰め一緒に購入した同銘柄の既成ボトルを使って同じ日にビン交換したものです。

では、この2つで何が違ったのか?
カビにやられた方は、低温管理でキノコが発生したため上層の表面をザックリ削り取りました。
このようなボトルが同じ銘柄のボトルで同じ操作をしたものから4本発生していました。

どうも低温域では、キノコの勢力よりもカビの勢力が勝っているようで、菌糸の勢力の弱いボトルを低温域で使う場合はひと工夫必要です。

このように飼育途上では、予期せぬトラブルに遭遇するため、定期的な観察も必要ですが、自身の使用アイテムの特性を把握しておく必要があると思います。

よく菌糸ビンの品質に関するクレームを目にします。
業者も大量供給に備え準備する中では、生きた菌糸に不具合のでるロットもあることでしょう・・・。
文句ばかり言っていても限界があるので、使用者側もうまく使いこなす方法を習得しておくことも必要だと私は思っています。
入手時期、温度管理、キノコへの対応法などをキチンとしていれば、回避できたトラブル事例だったと思います。
[ 2013/01/06 15:55 ] トラブルと対策 | TB(-) | CM(5)

菌糸ビンの互換性

昨年、ある菌糸ビンで品切れ状態が続いた時、私の友人は仕方なく2本目に他銘柄を使用しましたが、そのことが大失敗につながったと思えるような事例を経験ています。
それは、飼育データが如実に物語っており、同腹幼虫を飼育した2群間のデータで、銘柄A→A→A群とA→B→A群を比較すると、顕著な差がありました。
友人は、銘柄Bの使用は初めてで、よい勉強をしたと言っていますが、やはり飼育途上ではどこに落とし穴が潜んでいるかわかりません。
この事例の原因が、銘柄変更によるものなのか、菌床間の相性の問題なのか、菌床Bの品質なのかはわかりません。

菌床の選択や使用法も重要ですが、本日紹介したようなトラブルに巻き込まれないためには、継続して同銘柄で飼育できるような計画的な準備、あるいは途中変更しても影響の出にくい互換性のある銘柄の確認をしておくことも必要となります。
温度管理ばかりに気を取られがちですが、本日の内容のようなことも成績向上には必要な項目だと思っています。
[ 2012/06/19 14:19 ] トラブルと対策 | TB(-) | CM(-)

幼虫圧迫事故

オオクワ飼育においては特に変わったこともなく、ある意味順調に過ごしていますが、その他において多忙な毎日を送っています。

特に書くこともありませんが、たまには書いておかないとサボリ癖がついてしまうので、最近起こった事故でも紹介してみます。

固く詰められた菌糸ボトルで食痕が少ないものの交換時は注意が必要です。
私は長いスパーテルを使って掘り出すため、てこの原理で大きな力がかかることがあり、幼虫を圧迫死においやることも・・・(>_<)
ビン交換時のトラブル

この♂は、圧迫により内臓が飛び出してしまいました。
このような場合、運が悪ければ3日以内に★となり、運がよければしばらく生きています。
この個体は重症の部類に入りますが、1ヶ月経過した今も生きています。
羽化までは厳しいでしょうねぇ・・・。
[ 2011/09/25 22:29 ] トラブルと対策 | TB(-) | CM(-)

露天時の注意

今年は露天にしては蛹を見つけ体重を測定してきました。
現在14頭のデータを採ることができましたので楽しみです。
とは言え20~23gの蛹では・・・^^;

露天の注意

露天にすると酸素に触れて活性化するのか?このようにキノコが大量発生する場合があります。
頻度は高くありませんが、気づかずにいると蛹に影響がでます。

こんなことも含め蛹は掘り出さないに越したことはありません。
[ 2011/04/11 07:57 ] トラブルと対策 | TB(-) | CM(-)

ひどい羽化不全

羽化不全2011
菌糸ビンをチェックしていると何か違和感のあるビンを発見。
掘り出してみるとひどい羽化不全でした。
ご覧のように蛹室の状態も普通で、他に原因も思いつきません。
まだ動いており、めったに遭遇しない状況であったため、記録として掲載してみました。
[ 2011/04/09 09:39 ] トラブルと対策 | TB(-) | CM(-)

カビ事件の考察

前回の問題に対する個人的意見です。

結論から言うと、コメントにあったように、菌糸の勢力がカビの勢力に負けた結果です。
ビン交換後、幼虫が移動した場所の菌糸が回復する力よりもカビの勢いが勝ったのでしょう。
ただ、劣化した古い菌床ではなく、新しい菌床でした。
ではどうしてか・・・?

結局、菌糸の活性が弱い菌糸ビンを使ってしまったと言うことだと思います。
カビは日常見えなくても、どこにでも存在しており、菌糸活性の強いビンでは、カビと共存しながらも菌糸の方が優位なためカビが発生してこないと考えられます。
その証拠に菌床表面をライターなどで焼くとキノコが生えなくなるかわりにすぐにカビが生えてきます。
これは、私がキノコ対策として考え実践し、経験した事例です。

今回の事例では、1本目2本目の菌床は、私がまとめ買いしたブロックから2個ほど譲ったもので、カビの発生は皆無でした。
しかし、3本目は、自分で格安菌糸ビンを探して購入し交換、2週間でこの結果となっています。
その時点での手技や環境が悪かったとは思えないため、共存していたカビに負けた結果と判断しています。

このように、菌糸ビンは、幼虫を大きくすること以外にも評価ポイントがあり、値段だけで選択すると結局高くつくことになる教訓として採り上げてみました。

では、対策はどうか?
菌糸活性の強い菌糸ビンに交換して様子を見るしかないでしょう・・・。
普通はうまく行くと思いますが、カビ量を減らすために幼虫を流水で洗った方がよいかもしれません。
蛹化防止と体重回復のため温度を20℃まで下げれば、カビの勢力も衰えると思われます。
(菌糸活性も低下する可能性がありますが・・・)
菌糸VSカビの戦いの中には、菌糸が優位になる温度帯があるはずですが、よくわかりません。

余談ですが、菌糸VSカビの戦いには、空気中のバクテリア、幼虫の糞中バクテリアなども加わり、見えない世界での攻防戦が行われていることも知っておかないといけません。
[ 2011/03/04 07:54 ] トラブルと対策 | TB(-) | CM(-)

カビの勢力

私の職場に今年から菌床飼育を開始した駆け出しブリーダーがいます。
週末から出張で留守にし、土日が明けて出勤してみると、困り果てた顔でこんな写真を見せられました^^;

かびビン

中の幼虫は、私の845久留米の2年目同配合です。
2令までマットで放置した後、昨年8月に菌床に投入、10月末に1回目の交換を行い2月12日に3本目に交換、その時点で30.6gに成長していたそうです。
しかし、喜びもつかの間、わずか2週間でこのような状態となり凹んでいます。
写真では黒っぽく見えますが、実物は濃緑色に近いと思います。

さて、ここで問題です。
1本目2本目では、カビは皆無でした。
どうしてこうなったと考察しますか?
今後の対処はどうしましょう?
[ 2011/03/01 13:18 ] トラブルと対策 | TB(-) | CM(-)

暴れた時の悪あがき

昨日まで、期待する個体は暴れたら即交換!と半分あきらめムードの回答をしました。

まず、暴れる要因を排除しながら飼育することは大前提として、もし35gを超えるような幼虫が暴れだした場合、あきらめきれない思いでいっぱいとなるでしょう・・・。

これは、私が思う悪あがきですが、暴れ始めたら即交換し、即低温に移行させ出直すことも選択肢としてあります。
もう一度20℃未満で1ヶ月以上管理して、体重を回復させる作戦です。
ただ、この時点で加温とビン交換により蛹化スイッチが入っていれば、いくら16℃くらいまで下げても蛹化を止めることはできません。
また、うまく幼虫のまま体重回復に成功したとしても、順調さを欠いた影響でセミ化への道をたどる可能性もあります。

過去に30gを超えた幼虫が暴れ、交換したとき28gだったものを再び低温で引っ張ったところ、32gに回復したことがあります。
しかし、セミ化して蛹にすることはできませんでした。

超期待の幼虫が暴れた際、無事に羽化させる道を選ぶか欲を出して体重回復を試みるかは、各人の判断です。
参考までに・・・。

ちなみに私は、もう悪あがきはしないと思います。
暴れる幼虫だったのだろう・・・と割り切ってあきらめます(笑)
[ 2011/02/16 08:23 ] トラブルと対策 | TB(-) | CM(-)

暴れに関する補足

今日も少し補足をしておきます。
ブログは、限られた文章のため、誤解を招き安いので・・・。

経験の浅い人の中には、昨日までの記事を読んで、「乾燥度合の判別ができないがどうしよう・・・」とか「もし判断を誤ったらどうしよう・・・」とか不安に思っている人がおられるかもしれません。

しかし、大して気に留めることでもありません。
少々乾燥していてパサパサでも、幼虫達は、生き残りをかけて蛹化しようとします。
堅く詰まっていないマット状の菌床の中でもねっとりとした空間をつくり、やがて蛹となるでしょう・・・。
もし、蛹室をつくれないと判断した場合は、ずっと幼虫のままでいるだけのことです。
ただ、ここで下手をするとセミ化するかもしれませんが・・・。

よって、判断に迷っても、放置しておき、温度を上げて2ヶ月経過しても蛹化気配がない場合にビン交換する方針でもよいと思います。
それまで、菌糸から悪臭がするようなら蛹化不全の原因となるため、交換した方がよいでしょう。

私が紹介した暴れまくり菌糸ビンも、放置しておけば蛹になったと思います。
ただ、長引く可能性がいやで交換したことも理由にあります。
今年度に力を入れるためには、5月中にはすべて成虫で取り出してキリをつけておきたい!
そんな思いもあります。

まとめると、期待幼虫は即交換!
その他は、そのまま様子を見るで良いと思います。
その時の状態を把握しておいて結果を見れば、今後の経験として活きてくるでしょう!
人に聞くより体験が一番だと思います。
[ 2011/02/15 12:13 ] トラブルと対策 | TB(-) | CM(-)

暴れ時の対応

昨日は、クワ幼虫の外界(空間?)認識能力を採り上げました。
最近では、菌糸ボトルには、ほとんどポリエチレンかポリプロプレン製を使っていますが、数年前、ガラスを汎用していた頃は、幼虫が表面に顔出す機会が多かった印象があります。
もしかすると、ガラスの方が、外界まで遠いと感じているのかもしれません。これは余談です。

本日の補足は、コメントで質問のあった暴れ時の対応についてです。
ビン交換以外に方法はないのかとのことですが、菌床にある程度の水分が残っていれば、そのまま放置してもかまいません。
しばらすると、ねっとりとした壁を作り始め、蛹化すると思います。
乾燥してパサパサでは保障できませんが・・・。

【考え方のポイント】
放置する時間が長ければ、より縮む可能性が高いため、大事な個体なら即交換を推奨!
また、羽化不全などのトラブルの危険性を減少させたい場合も交換を推奨!
特に期待はしていない個体で、羽化させることだけが目的なら放置しておいて、前蛹になってから、もしくは蛹化して2週間以上経過してから人工蛹室に移動させる。
さらに手を抜くなら、放置しておいて、蛹室の状態を見て、そのまま羽化させる。

以上は、あくまでも私の見解です。
昨日、紹介した菌糸ビンは、そのまま行くにはオガが乾燥しすぎと判断しました。

ところで、昨日、温室内を隅々まで点検したところ、この1ヶ月で暴れもしくは暴れ気味のボトルが8本ありました。
内7本は、管理背景が同じでした。
これらの要因は、別に目新しいことではなく、これまでずっと私が提示してきたことですので、私のブログの熱心な読者にはわかると思います。
またひとつ、データにより、個人的意見が事実へと変換されつつあります。
もう少し、データを集めてからの報告になるでしょう・・・。
[ 2011/02/14 12:18 ] トラブルと対策 | TB(-) | CM(-)

幼虫の頭を高くすることは危険!

先日の久留米交換時のことですが、♀の★はなし!♂は25頭中1頭★でした。
WK10-C-19
仕方ないとは言え残念です。

そして、ビン交換1時間後の観察時のこと。
ビン交換時の注意
順調にもぐらずに、出てくる幼虫がたまにいます。
この状態で1日経過すると、衰弱しお尻が黒く変色し、死亡への階段を駆け下りていくことがあります。
幼虫は、水平に位置して生息するのが本来の姿なのでしょう・・・。
人間は逆立ちして生きていけませんが、幼虫は頭を高くして生きていけないのではないでしょうか?
私は、これまで、何回かこの失敗で★とした経験があります。
では、こんな時どうすればよいでしょう!?
簡単です。ビンをしばらく横に寝せておけば、得意な本来の水平状態となり、元気にもぐっていくことでしょう・・・。
大きな穴をあけて投入すれば、このようなことはありませんが、そこそこの穴の場合は起こり得るため、試してみて頂ければと思います。

最後に、もうひとつ観察記録です。
能勢インライン♀が羽化していました。^^;
5/22投入ですが、色合いから10月中旬には羽化していたと思われるため、5ヶ月未満での早期羽化となります。サイズはほぼ49mmでした。(>_<)
残している能勢のボトルもやばい感じがしています。
一昨年の能勢847が早熟傾向、昨年の能勢80は蛹化しにくい傾向、そして今年の準ギネス系が早熟傾向です。
久留米と同じサイクルで飼育していると失敗することを痛感!
今年は、多忙で手が回らず、ゆっくり構えざるを得なかったため、悔いるよりもあきらめます。
この教訓は、必ず来年に活かします!!
[ 2010/11/03 23:56 ] トラブルと対策 | TB(-) | CM(-)

類似表記によるインシデント

インシデントという言葉をご存知でしょうか?
事件、出来事、ハプニングなどの意味を持つ単語ですが、ウイルス感染や不正アクセス、情報漏洩などをセキュリティーインシデントと呼ばれているようです。
医療や航空などの分野では、事故に至らない「ひやっとした事例」といったニュアンスの用語として使われ、この場合、事故に至った場合、アクシデントになります。

私も仕事柄、インシデントという用語をしますが、最近、オオクワ幼虫管理の際にひやっとして、これはインシデントにあたるなあ~とひとりで考えていました。
それは、各幼虫の管理番号を恰好つけて、WK10-1A-01,WN10-1A-01としたばかりに、インシデントを招く原因となりました。
上記の例では、久留米のKと能勢のNの1文字しか違いません。
人間が引き起こす間違いは、類似名称の場合、頻発する傾向にあります。

実は、最近のビン交換の際、名称類似の落とし穴に自身が陥り、管理表に誤って記載をしかけていました。
同じ管理番号が2度出てきて気がつき、大事には至りませんでした。
ここで混乱しては、その幼虫は産地不明としなくてはなりませんから大変なことです。

最近は、医療現場でも、安全管理が強調され、様々な対策が講じられていますが、最も簡単な対策は、間違えるものを置かないとか、名称類似品は、変更することです。

そこで、私も幼虫管理上の対策をとりました。
間違えにくいように、久留米は、Aライン、Bライン、Cライン・・・・
能勢は、1番系統、2番系統・・・・。
ローマ字なら久留米、数字なら能勢。
これは簡単で間違いのない区別法だと思います。

私が管理しているビンのラベルは、マジックで書き加えて変更しましたが、サイト内の表記まで変更するのは、先のことになるでしょうねえ・・・(^_^;)
[ 2010/10/10 19:50 ] トラブルと対策 | TB(-) | CM(-)

ゼリー容器による事故

これをご覧下さい。
触覚がゼリー容器の隙間に挟まれて折れてしまいました。
長い間エサ交換を怠ったために起こったことですが、こんなことは初めてです。
以前よりゼリー容器は丸底が優れ、顎刺し事故が少ないことを主張してきましたが、丸底だったら今回の事故も起こりにくかったことでしょう・・・。
必死に頭を突っ込んで食べなくても済むように早めのゼリー交換を心がけることも重要ですが、大切な♂個体に関してはゼリーチョッパーで半分にして与えるのがよさそうです。
昨年まで理想とする液ダレなしの丸底ゼリーを探していましたが、結局満足できるものを見つけることはできませんでした。
唯一フジコンのプロシリーズがよい感じでしたが、今年購入してみると液ダレしまくりで、昨年とは違うではありませんか!
これまでゼリーに関しても20種類以上は試してきました。
どれがよいかは好みもありますが、ゼリーチョッパーで切って使用するならパワーホワイトゼリー(EXCEED CRAFT)とかバリバリゼリー(ザ・オオクワ)がお奨めです。パワープラウンゼリー(EXCEED CRAFT)やすこやかゼリー(KBファーム)は水分が多く型崩れしやすいところが減点材料です。
また、乳酸パワーゼリー(オオクワキング)も悪くはないのですが、乳酸の入ったゼリーは腐敗した時の臭いが気になりますので・・・・。
ゼリーの宣伝文句には、産卵促進効果がある、延命効果がある、樹液成分に近い、低糖仕上げなど色々なことが挙げられます。しかし、産卵促進や延命においてどこにも根拠は示されていません。
私は、そんなことは気にせず、価格、使いやすさ、色合いなどから各人が自由に選べばよいと思います。
ただ、本日紹介したような事故にだけは遭遇しないよう充分お気をつけください。

ゼリーのトラブル







[ 2007/06/11 23:44 ] トラブルと対策 | TB(-) | CM(-)

狭い蛹室での失敗

今まで蛹室は、露天掘りにするなどの手を加えることがあっても、幼虫自身が作製したもので羽化させることを原則としてきました。
それは、ウレタン素材の蛹室に前蛹や蛹を入れて4頭★にし、また羽化寸前で反転できず2頭羽パカにしたからです。
しかし、幼虫自身が充分な広さの蛹室をつくることができない場合もあります。
ほとんどは露天にすることで対応できますが、横幅がない場合はどうにもなりません。
ビンの壁面で狭い蛹室をつくった時、このような個体が羽化しました。
前回、人工蛹室に移動した話をしましたが、その決断の背景にこの経験があります。
人工蛹室の素材で安全性が高いのはキッチンペーパーなどの紙だと思いますが、ご存知の通り蛹は反転するためにお尻の固いツメのようなのを使います。
先日紹介した人工蛹室も反転のたびに紙がボロボロになり始め、予期していなかった事態が発生しています。
今後、素材を見直し、大型個体でも安全確実に羽化させられる人工蛹室を検討する必要がありそうです。

変形個体







[ 2006/06/07 07:51 ] トラブルと対策 | TB(-) | CM(-)

予期しなかった蛹の結末

昨日菌糸ビンチェックをしていたところ、貼付画像の蛹に気づきました。
右の羽の部分が黒ずんできており、☆となるのは時間の問題です。(>_<)
4月1日に前蛹であることを確認し、以後18~19℃で管理し4月7日に無事蛹化したものです。
順調に1ヶ月が過ぎ、この時期に来れば蛹も安定し、あと10日もすれば無事羽化を迎えられるものと思っていました。
前蛹時から露天にしていましたが、死亡原因はキノコの発生によるものかもしれません。ご覧のように蛹室内にいっぱい小さいキノコが出ていました。
顎が気持ちだけでも太くなることを期待しての低温飼育でしたが、まずは失敗に終わりました。残念!!
何事も失敗しながら上達していく訳ですが、低温飼育で遭遇する思わぬ壁は、キノコの発生です。しかも、低温であるため通常30日以内の蛹期間が、40日以上まで延長し、さらに管理を難しくしています。
捨てビンに発酵マットを使用すれば回避は簡単ですが、サイズに影響はでないでしょうか・・・・?やったことがないのでわかりません。
少なくとも来年の仕上げ菌床には、低温でキノコが発生しにくいものを選択しようと思います。
それと、空気に触れると菌糸が活性化しますから、低温飼育時は露天にしない方がよいでしょう・・・・。
やはり、低温飼育には人工蛹室を使用するべきなのかもしれませんが・・・。
現在3頭の♂前蛹を19℃で管理していますが、あと50日もかけて無事に羽化させる自信がなくなっています。オオクワ飼育も奥が深いようです。

事故蛹







[ 2006/05/07 22:32 ] トラブルと対策 | TB(-) | CM(-)
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