私のマッチ集めスタートの地は、仙台でした。
その頃は、レジ脇には必ずマッチが山盛り状態で置いてあったし、
毎日のように友達と、喫茶店に行くか、居酒屋で飲んでいたので（どんな生活）、
マッチは、集めるともなく、集まっていったのでした。
苦労してマッチを集めている今では、考えられないですね～。

その時集めたマッチは、どおやら実家で処分されてしまったらしい。
マッチ的価値はともかく、
きっとひとつひとつにあの頃の仙台や、若い頃の自分や友達の、
懐かしい、すっぱい、しょっぱい思い出が詰まっていたんだろうな～、
と思うと、ほんとに惜しいことをしたものです。

実家に一箱だけ残っていた箱の中に、何個か仙台時代のものも混じっていましたが、
残念ながら思い入れのあるものではなく、記憶にないものばかりでした。
これも、そのひとつ。

る・ぐー　の、マッチ。

＜表＞

＜裏＞


裏を見て、やっと仙台のものだったかとわかったくらいの忘れっぷり。
（諫早、牛久はありえない）
住所の「アムス」とは、仙台駅のド真ん前のビル。
私が仙台にいた頃は、「アムス西武」という名前で、文字通り西武の経営だった。
近年、「ロフト」が入っていたようだが、今はどうなっていることやら？
もう何年も、仙台は、新幹線で通過するだけの街になってしまった。

近々、日帰りで仙台に行って、足の向くまま気の向くまま、
昔歩いた通りを、そぞろ歩いてみたいと思ったり、
思い出はそっとしておいた方がいいかな、と思ったり。



マッチを一本擦ったら、懐かしい風景が目の前に浮かんできたり･･･しないよな。