今年最初の記事は熊本市練兵町にある早野ビル。 熊本工業学校を卒業した建築家矢上信次の設計で1924年に建てられた熊本初の民間貸事務所ビルです。
2016年の熊本地震をなんとか乗り越え国の登録有形文化財にもなっています。 観光地ではないのでガイドブックには載っていない場所ですが市電通りに面しています。
熊本の市電も同じ1924年に運行開始され100年。 この車両は1960年の熊本国体に合わせて新造された比較的古い車両。
2025年は昭和100年ということで、今年最初の記事は100年に因んだお話から。
まずは1階エントランス部から。
「あの日から遠ざかる程、あなたに逢いたくなる」
二階堂のCMに出てきそうな、時代を感じる階段。
貴羽子:これを見に熊本まで来たの?
今回熊本へ来た理由の10%位は占めています。
:築100年の割に綺麗ですよね。
2023年に5か月かけてビル全体の補修や塗装、サッシの交換などを行ったので以前よりだいぶ綺麗になった様です。
ビルの2階部分。
貴羽子:貸しビルだから、飾りっ気のない質実な近代建築が見られます。
貴羽子:この階段がいい雰囲気です。
2階から3階にかけて。
3階部分。
「いくつもの色が重なり合い、やがてモノクロームになった日々」
「甘く、ほろ苦い」
「全てが刻まれた場所を教えてほしい」
右の古い電気スイッチを入れて。
特に3階では多く撮影していました。ここで撮りたいものは大体撮れたと思います。
3階から4階へ。
屋上には瀬戸の本業タイルかと思われるタイルが敷き詰めてありました。
逢:熊本にもこうした場所があったんですね。
(水前寺にある熊本洋学校教師ジェーンズ邸。熊本地震で倒壊しましたが2023年に再建されました)
こうした観光地の建物はガイドブックにも載るのですが、早野ビルの様な民間の建物はある程度自分で探さないといけません。
夜はこのような雰囲気になります。
戦争・地震を乗り越え、熊本の100年を見てきた早野ビル。修復もしたのでまだまだ解体されず使われていくでしょう。
観光で熊本市を訪れる際には、ついでに見てみるのも良いかもしれませんね。
最後まで見ていただきありがとうございます。
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明けましておめでとうございます!
2025年も素晴らしい屋外撮影の写真を楽しみにしております!
今年も変わらぬお付き合いをよろしくお願い致します。
あけましておめでとうございます。
昨年はなかなかそちらのブログに訪問できず。今年もそうなりそうですが。
2025年もこちらこそ変わらぬお付き合い宜しくお願いします。
今年もよろしくお願いします。
いや~。
渋い建物ですね。
昔のセメントの方がしっかりとしている感じです。
自由に中に入る事が出来るのですね。
もしかしたら、熊本の市電に乗った時に見ていたかも
しれませんね。
あけましておめでとうございます。
熊本県内でもなかなか古い部類の建築物で、中は貸事務所として税理士事務所やクリエイターの事務所兼ギャラリーなどが入居しています。
こうした昔の建築物が好きで、先日休館した学士会館や山の上ホテルに行ったりと時間がある時は色々と見ています。