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どうも生きづらい貴方と僕と音楽と

2025-05

レイテンシー考

 

 ートに事務処理関係を移し終えたので、メインの作業マシンのOSクリーンインストールを敢行。 いい加減不安定になってきていたので、去年からうずうずしてました。

 ドライバやらアプリやら、箱を引っ張りだしてインストールの嵐だけど、案の定オンラインで買ったPowercoreプラグインのアクティベーションコードがわかんない。UADはレジストリファイルを読み込むだけだから楽なんだけどなぁ……めんどっちいな~。


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 境を再構築して、試用しながら改めて感じたことなんだけど、

 ソフトシンセやサンプラー等のVSTiを鳴らしてリアルタイム入力していく際、3、4msの低レイテンシーであっても、やっぱりレイテンシーの分だけつっこんで弾いちゃうわけですよ。

 そうすると記録されたMIDIイベントの位置は、自分が望んだジャストよりも当然3、4ms程度早く記録されるわけで、

 これが外部音源だと別に、録音時も再生時も同じだけレイテンシー(MIDI信号経路の)がかかってるから、つっこんで弾いて記録されてもそんなに問題は無いんだけど(まあでもクォンタイズすると途端に理想のグルーヴから全部後ろにズレる事に変わりはない…(・ω・`)、

 VSTiだと、「再生時にはイベント位置でジャストに発音」できちゃうもんだから、録ったそばから毎回レイテンシー分うしろにイベントをずらさなきゃなんなくて、これがとにかくだるい。というか、不毛な気分になるのです。リアルタイム入力を記録したそばから、現在のレイテンシー値分だけ自動的に後ろにズラして記録して欲しいなぁとよく思う。

 再生時のオフセットで後ろにズラして発音するんじゃ当然意味がなくて、イベント自体がちゃんと自分が本来鳴らした通りの位置に居てくれないと困る………だってクォンタイズなりエディットなりする時に予想通りの処理結果が得られにくくなっちゃう。

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 だ、外部音源についてはこれを適用されると困っちゃうし、そのあたりのデバイス管理を含めた、もっと厳密なレイテンシー管理が出来るといいのになぁ。発音時のオフセットは個別に設定できたりするのに、入力時(記録時)のレイテンシーについてはあまり考慮されていない気がする。

 TDMのソフト音源だと問題無いかどうかは知らないけれど、CPUベースについてまわるレイテンシーの問題って結構根深いなと、演奏派としてはよく感じさせられるのでした。



 …なんか音楽制作系のサイトみたいな事を書いちゃったな(´-ω-`



追記:

 
 いうか、外部音源の発音の遅延(MIDI信号経路の)を解消しようということで、既にEMagicのAMTとかSteinbergのLTBという技術が生まれているわけだから、

 この時点でもう外部音源についても同じ問題が発生しているんだった。
 というかそうだった、うん、かつて実感してたのを思い出した。
 つまり外部音源でも内部音源(ソフト物ね)と同様、記録時と発音時とでレイテンシーが統一されていない問題がある。

 実はここ数年どうにも自分の演奏が走って気持ち悪いと思ってて、今思えば、MIDI I/OをMIDEX8(LTB搭載)にした頃からだったなぁ。

 力している時は良いグルーヴでやれたつもりなのに、再生してみるとなんだか気持ち悪くて、結構自信喪失につながったりもしたのだけど………MIDIってやつは根本的にリアルタイム性に信頼が置けない規格ではあるのだけど、「発音タイミングは厳密には揃いません」っていうのは、思っていた以上に音楽性を犠牲にしているという事なのかもしんない。
 入力時はローカル発音させればいいって事になるか……でもそれじゃ全ての音源に鍵盤が必要になるなぁ(´・ω・


結論:

 演奏は全部WAVで直接録りなさい


 スイマセンでした > orz





_______

 タイトルを「レイテンシー考」に変えてしまえ(´-ω-`

 何かが出来るようになると何かを犠牲にした事に気づいて、それの繰り返しで成長していくってのは、ハード(機械)の側もソフト(人間)の側も同じだな~。


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