anNina生放送企画「ova」vol.4 のM2歌詞資料です
おつかれさまです!イナザワです。
と、いかにも業務メール的なノリですが、10/19(日)20:00~の
ニコニコ生放送で使用する歌詞資料をアップしておきます。
_______________________
【 Feel Real Material 】e-abcb-bcde'
変わらずに変わらないものなどなく いつの間にか時は過ぎる
わけもなく意味もないものばかりで 兆しだけがここに残る
ゆっくりと目を閉じて 闇をみつめる
耳鳴りに耳をすまして 音を消し去る
しずかな視界に 求めて求める 最初の感覚
すべて 鏡に映ったあらゆるすべては めまいがするほど眩しかった
いたずらに思えるほど 複雑すぎて
誰かが望んだあらゆるすべては 隅から隅まで整っていた
どこまでもつづいていた
囲まれていた
はかなく漂う 香りに沈んで
奥歯を噛みしめ 孤独を味わう
乾いた砂漠に 求めて求める 最初の感覚
凍える指先 形を忘れて
しだいにかすかな 痛みもうすれる
うつろな体に 求めて求める 最初の感覚
すべて 鏡に映ったあらゆるすべては めまいがするほど眩しかった
いたずらに思えるほど 複雑すぎて
誰かが遺した最後の言葉に 理由が欲しくて手を伸ばした
なにもかも一つになって
透明なまま
誰かが求めた理想の終わりは
誰かが与えた理想の罠に とらえられてここに残る
求めて求める 兆しだけがここに残る
注:
視覚の喪失:「ゆっくりと目を閉じて 闇をみつめる」
聴覚の喪失:「耳鳴りに耳をすまして 音を消し去る」
嗅覚の喪失:「はかなく漂う 香りに沈んで」
味覚の喪失:「奥歯を噛みしめ 孤独を味わう」
触覚の喪失:「凍える指先 形を忘れて」
痛覚の喪失:「しだいにかすかな 痛みもうすれる」
「変わらずに変わらないものなどなく」、自らの性質を変えることなしに変わりなく存在するものなどない、ということ。環境の変化に合わせて自らを変えることができなかった種は淘汰される(たとえば恐竜)。あらゆる生命、生物の本質である。
「求めて求める」、求めようと自ら意思して求める、ということ。
「誰か」は、主人あるいはアンドロイド設計者の意思。
「誰かが遺した最後の言葉」は、主人の最後の言葉「ありがとう」、ないし「あとは君の好きなように生きればいいよ」などを想定した。
_______________________
この曲を進めていきます(進めています)。
17_image その5
前回のあと、interfaceさんからは「土日に作業する」との返事が来ていました。
んで昨夜に歌詞が到着。
_____ 17_image その5 _____________________________________
●その1
1コーラス分のデモを作って、interfaceさんに作詞してくれと投げてみた。
●その2
interfaceさんからメールが返ってきた。
Skypeで打ち合わせた。
●その3
interfaceさんから変更箇所がきた。
Aメロと歌詞の関係で少し悩んだことについて。
フルサイズのデモを制作中。
●その4
フルサイズのデモをinterfaceさんに提出。
●その5(これ)
interfaceさんからフルサイズの歌詞が来た。
【音源】(変わらず)
http://www2.studio-campanella.com/making/17/17_image_140204.mp3
【作詞用スコア(PDF)】(変わらず)
http://www2.studio-campanella.com/making/17/17_Vo&Harm_Score_forLyrics_140204.pdf
【歌詞】(更新・修正前)
http://www2.studio-campanella.com/making/17/17_rhythm_20140209.txt
【interfaceさんから来たメール】
**************************
添付ファイル参照、
aメロ一行目の詳細指定に悶絶したが、なんとかなったか。
2a以降のとっかかりについては、1cで影という単語を使ったので、これを時系列で変化させたらどうかというのが第一感。
2c二行目の半拍遅れは、単語を後に寄せて使った。
楽譜上のフレーズに作曲意図を書き込む今回の方法は、
制限を設けて単語探しをする自分の作業と整合性があって、やりやすかった。
どうなるドナルド。
**************************
メールが来た直後にSkypeでやりとり。
**************************
b : thx
b : きいている
b : 2A,B,C お美事。
b : 3Cもお美事。
出てくるものが集束してきているだけに、めくりめくるの歌詞を思い出すな。
b : リズムの下りが毎回巧い。
i : 以前なにを書いたか覚えていないが、
たぶん同じようなことを書いていると思う。
i : でもまあ、今回、禁止単語代表例4つは使っていないから、
違うものにはなっていると思う。
i : いままで、私はこの4つを使いすぎた。
b : 1Aのとこ、変えてもらったのはちょっと精査させて。
「髪をなでる風が」結構気に入ってたんだよね。
b : ちょっと頭を切り替える
b : 「あ」から入るのが、ちょっとスピード感が足らなくて軽やかでないかもなあ
i : 「熱をあわく」で入れ替え可能。
同様に「雲にかるく」
b : 2A,B,Cはたぶん文句のつけどころがない。いじらなくていいと思う。
熱をあわく…
b : 語感は良いね
i : 宮沢賢治風。
b : たしかに
b : まさにそこかもしれないんだけども
b : 品が良いのは望むところだけど、ちょっと行き過ぎて教養っていう要素になってるところが
b : 少し幼さとはズレてくるかもしれないな
b : 1行目に感じる違和感はそこかな
i : 詳細指定を読んで、練りすぎちゃったってのはある。
b : 情感の高まりを伝えようとするときの素直さが欲しいんだと思う
b : まあ、合ってはいるんだけど。
b : 「保ち」の響き、「羽は」の温度感はまさに合ってると思うわ
b : 羽は、は特にうまい
下から駆け上がりたい感じ、音が飛ぶ感じとマッチしてる
b : 1行目以外は全部OK.
b : ラスサビでポジティブに盛り上がっていくところで、重なり交わりときて、「離れるはなれる」が来るのにやられる。
i : 出会いと別れ。
b : 無常観が、後ろ暗くない形で美しく出せている感じ。
b : 羽と風のとこ、2Aと対称してんのか。
i : そうね。
i : 離陸前と離陸後。
b : なるほど
b : 羽は風を待つは、まあいいとして、
あわく熱を保ち はやっぱ少し変えてもらおうかな
これだと文学少女にしてもちょっとメガネが光り過ぎ。
b : メガネ外す方向でよろしく
i : 了解。
**************************
というわけで一カ所だけ微調整をお願いしています。
2A、B、見事に滑空感が出たなあ。うわー。
なんとなくのイメージが具体的に言葉で見事に紡がれると感動します。
プロットと演出イメージだけだったところから、脚本、絵コンテをばっちり出してもらったみたいな感じなんだろか。
彼の仕事っぷりに対して自分はよくシグルイのノリで「お美事(にございます)」とか返します。
そうして、歌唱というのは演技力だとよく思うのだけど、ここに主演女優としてすばらしい歌唱を(誰かに)当てていただいて、ひとつの妄想作品として完成するという流れになりますね。
とかいってこのエントリーを書いていたらinterfaceさんからメールが来ました。
**************************
あわく熱を保ち 羽は風を待つ
→風が髪をなでる 羽は時を待つ
でどうか。
頭をkaで始めつつ、いままでの経過をミックスして。
**************************
いいね。
高台に立っているような情感、空気感が演出されて
楽曲作品として頭から最後まで芯が通った感じ。
ではこれで歌詞は完成!
【歌詞】(更新・修正後)
http://www2.studio-campanella.com/making/17/17_rhythm_20140209b.txt
あわく熱を保ち、も実際かなり素敵ではあるんだよなー。
でもこの歌詞で歌いこなせる若い女性ってあんまり想像できない、
小椋桂さんとか大貫妙子さんくらい深みや渋さのある歌手だったらハマるだろうなあって感じで……
ここ数年の彼の歌詞ではそう思わされることが多いです。
__________________________
さあ、この歌詞を受けてアウトロを詰めたりなんかしつつ、
もうボーカルの選定をしないとならない段階に(;ФωФ)
公募のメリットデメリットなんかも考えつつ、
知り合いでイメージに合う人を探してみたり
ざっくりネットで新しく探しまわってみるのもいいかなとか…
もろもろ整ってうまく4月末に発表できたらいいなあ。
んで昨夜に歌詞が到着。
_____ 17_image その5 _____________________________________
●その1
1コーラス分のデモを作って、interfaceさんに作詞してくれと投げてみた。
●その2
interfaceさんからメールが返ってきた。
Skypeで打ち合わせた。
●その3
interfaceさんから変更箇所がきた。
Aメロと歌詞の関係で少し悩んだことについて。
フルサイズのデモを制作中。
●その4
フルサイズのデモをinterfaceさんに提出。
●その5(これ)
interfaceさんからフルサイズの歌詞が来た。
【音源】(変わらず)
http://www2.studio-campanella.com/making/17/17_image_140204.mp3
【作詞用スコア(PDF)】(変わらず)
http://www2.studio-campanella.com/making/17/17_Vo&Harm_Score_forLyrics_140204.pdf
【歌詞】(更新・修正前)
http://www2.studio-campanella.com/making/17/17_rhythm_20140209.txt
【interfaceさんから来たメール】
**************************
添付ファイル参照、
aメロ一行目の詳細指定に悶絶したが、なんとかなったか。
2a以降のとっかかりについては、1cで影という単語を使ったので、これを時系列で変化させたらどうかというのが第一感。
2c二行目の半拍遅れは、単語を後に寄せて使った。
楽譜上のフレーズに作曲意図を書き込む今回の方法は、
制限を設けて単語探しをする自分の作業と整合性があって、やりやすかった。
どうなるドナルド。
**************************
メールが来た直後にSkypeでやりとり。
**************************
b : thx
b : きいている
b : 2A,B,C お美事。
b : 3Cもお美事。
出てくるものが集束してきているだけに、めくりめくるの歌詞を思い出すな。
b : リズムの下りが毎回巧い。
i : 以前なにを書いたか覚えていないが、
たぶん同じようなことを書いていると思う。
i : でもまあ、今回、禁止単語代表例4つは使っていないから、
違うものにはなっていると思う。
i : いままで、私はこの4つを使いすぎた。
b : 1Aのとこ、変えてもらったのはちょっと精査させて。
「髪をなでる風が」結構気に入ってたんだよね。
b : ちょっと頭を切り替える
b : 「あ」から入るのが、ちょっとスピード感が足らなくて軽やかでないかもなあ
i : 「熱をあわく」で入れ替え可能。
同様に「雲にかるく」
b : 2A,B,Cはたぶん文句のつけどころがない。いじらなくていいと思う。
熱をあわく…
b : 語感は良いね
i : 宮沢賢治風。
b : たしかに
b : まさにそこかもしれないんだけども
b : 品が良いのは望むところだけど、ちょっと行き過ぎて教養っていう要素になってるところが
b : 少し幼さとはズレてくるかもしれないな
b : 1行目に感じる違和感はそこかな
i : 詳細指定を読んで、練りすぎちゃったってのはある。
b : 情感の高まりを伝えようとするときの素直さが欲しいんだと思う
b : まあ、合ってはいるんだけど。
b : 「保ち」の響き、「羽は」の温度感はまさに合ってると思うわ
b : 羽は、は特にうまい
下から駆け上がりたい感じ、音が飛ぶ感じとマッチしてる
b : 1行目以外は全部OK.
b : ラスサビでポジティブに盛り上がっていくところで、重なり交わりときて、「離れるはなれる」が来るのにやられる。
i : 出会いと別れ。
b : 無常観が、後ろ暗くない形で美しく出せている感じ。
b : 羽と風のとこ、2Aと対称してんのか。
i : そうね。
i : 離陸前と離陸後。
b : なるほど
b : 羽は風を待つは、まあいいとして、
あわく熱を保ち はやっぱ少し変えてもらおうかな
これだと文学少女にしてもちょっとメガネが光り過ぎ。
b : メガネ外す方向でよろしく
i : 了解。
**************************
というわけで一カ所だけ微調整をお願いしています。
2A、B、見事に滑空感が出たなあ。うわー。
なんとなくのイメージが具体的に言葉で見事に紡がれると感動します。
プロットと演出イメージだけだったところから、脚本、絵コンテをばっちり出してもらったみたいな感じなんだろか。
彼の仕事っぷりに対して自分はよくシグルイのノリで「お美事(にございます)」とか返します。
そうして、歌唱というのは演技力だとよく思うのだけど、ここに主演女優としてすばらしい歌唱を(誰かに)当てていただいて、ひとつの妄想作品として完成するという流れになりますね。
とかいってこのエントリーを書いていたらinterfaceさんからメールが来ました。
**************************
あわく熱を保ち 羽は風を待つ
→風が髪をなでる 羽は時を待つ
でどうか。
頭をkaで始めつつ、いままでの経過をミックスして。
**************************
いいね。
高台に立っているような情感、空気感が演出されて
楽曲作品として頭から最後まで芯が通った感じ。
ではこれで歌詞は完成!
【歌詞】(更新・修正後)
http://www2.studio-campanella.com/making/17/17_rhythm_20140209b.txt
あわく熱を保ち、も実際かなり素敵ではあるんだよなー。
でもこの歌詞で歌いこなせる若い女性ってあんまり想像できない、
小椋桂さんとか大貫妙子さんくらい深みや渋さのある歌手だったらハマるだろうなあって感じで……
ここ数年の彼の歌詞ではそう思わされることが多いです。
__________________________
さあ、この歌詞を受けてアウトロを詰めたりなんかしつつ、
もうボーカルの選定をしないとならない段階に(;ФωФ)
公募のメリットデメリットなんかも考えつつ、
知り合いでイメージに合う人を探してみたり
ざっくりネットで新しく探しまわってみるのもいいかなとか…
もろもろ整ってうまく4月末に発表できたらいいなあ。
17_image その4
フルサイズのデモが大体できたのでinterfaceさんに送りました。
_____ 17_image その4_____________________________________
●その1
1コーラス分のデモを作って、interfaceさんに作詞してくれと投げてみた。
●その2
interfaceさんからメールが返ってきた。
Skypeで打ち合わせた。
●その3
interfaceさんから変更箇所がきた。
Aメロと歌詞の関係で少し悩んだことについて。
フルサイズのデモを制作中。
●その4
(これ)
フルサイズのデモをinterfaceさんに提出。
【音源】(更新)
http://www2.studio-campanella.com/making/17/17_image_140204.mp3
【作詞用スコア(PDF)】(更新)
http://www2.studio-campanella.com/making/17/17_Vo&Harm_Score_forLyrics_140204.pdf
【歌詞】(修正箇所反映)
http://www2.studio-campanella.com/making/17/17_rhythm_20140204.txt
【interfaceさんに送ったメール】
**************************
フルサイズです。よろしく。
intro > 1A > 1B > 1C
> 2A > 2B > 2C > inter > 3C
Dメロは無し(歌詞は無し)です。
2番以降を通じて、楽曲全体としては喜びを表していく方向にまとめあげられたら良いと思う。
・スラーや区切り線等の省略は、1番ほどには意識してもらわなくても良いだろうという判断です。
・2番からは少し強めのマインドを出してラストまで引っ張っていきたいので、多少のワクワク感など? 少し明るめの声に持っていきたい。
・2Bはオケが盛り上がってくるので声を張っていく必要がある、大きめの歌唱に見合うよう、歌詞で見せる情景も大きく広くあってくれると嬉しいです。
・2C手前のフレーズ中で1音、音程が変わってます(高くなる)。ポジティブな高まりがあると嬉しい。
・3Cはベクトルとしては前進感、祝福感などで
・ハモりの有るフレーズでの強調感や同調感に対した時に、ハモりの無いフレーズは内省的な吐露という響きが出やすいわけなので、そのへんのメリハリを意識してもらえると良いかもしれない。(ことさら合わせてもらわなくとも裏目にさえならなければ)
アウトロは歌詞で見えた風景に合わせます。
**************************
ストリングスは1st,2ndのVlnだけ1本ずつ生を重ねるかなあ。
あっ。1Aの歌詞のこと伝えるの忘れた。
まあここ見てるだろうから放っておこう(いい加減)。
そういうことでよろしくお願いします。
_____ 17_image その4_____________________________________
●その1
1コーラス分のデモを作って、interfaceさんに作詞してくれと投げてみた。
●その2
interfaceさんからメールが返ってきた。
Skypeで打ち合わせた。
●その3
interfaceさんから変更箇所がきた。
Aメロと歌詞の関係で少し悩んだことについて。
フルサイズのデモを制作中。
●その4
(これ)
フルサイズのデモをinterfaceさんに提出。
【音源】(更新)
http://www2.studio-campanella.com/making/17/17_image_140204.mp3
【作詞用スコア(PDF)】(更新)
http://www2.studio-campanella.com/making/17/17_Vo&Harm_Score_forLyrics_140204.pdf
【歌詞】(修正箇所反映)
http://www2.studio-campanella.com/making/17/17_rhythm_20140204.txt
【interfaceさんに送ったメール】
**************************
フルサイズです。よろしく。
intro > 1A > 1B > 1C
> 2A > 2B > 2C > inter > 3C
Dメロは無し(歌詞は無し)です。
2番以降を通じて、楽曲全体としては喜びを表していく方向にまとめあげられたら良いと思う。
・スラーや区切り線等の省略は、1番ほどには意識してもらわなくても良いだろうという判断です。
・2番からは少し強めのマインドを出してラストまで引っ張っていきたいので、多少のワクワク感など? 少し明るめの声に持っていきたい。
・2Bはオケが盛り上がってくるので声を張っていく必要がある、大きめの歌唱に見合うよう、歌詞で見せる情景も大きく広くあってくれると嬉しいです。
・2C手前のフレーズ中で1音、音程が変わってます(高くなる)。ポジティブな高まりがあると嬉しい。
・3Cはベクトルとしては前進感、祝福感などで
・ハモりの有るフレーズでの強調感や同調感に対した時に、ハモりの無いフレーズは内省的な吐露という響きが出やすいわけなので、そのへんのメリハリを意識してもらえると良いかもしれない。(ことさら合わせてもらわなくとも裏目にさえならなければ)
アウトロは歌詞で見えた風景に合わせます。
**************************
ストリングスは1st,2ndのVlnだけ1本ずつ生を重ねるかなあ。
あっ。1Aの歌詞のこと伝えるの忘れた。
まあここ見てるだろうから放っておこう(いい加減)。
そういうことでよろしくお願いします。