ねこ
竹薮の中を覗いたら、しろねこが居た。
もしかしたら、最近久しく会っていないあいつかな? と思ったんだけど、寄ってきたらだいぶ小さかった。こりゃ1、2世代下だなぁ、でもそっくりだし、たぶん血縁はあるんだろうなー。
ねこ達ってどんどん子供を生むから面白い。いま住んでる場所でねこ達と触れ合う機会が出来てまだ2年半くらいだけど、そのへんを歩いてる猫に出会ったときに、 『あ、あいつ10円(あだな)じゃん、大きくなったなぁ……今はこのへんで暮らしてるのか』 、なんて発見があって楽しい。10円てのは上記リンクの白猫たちの一世代下で、子猫のころに母猫と僕の家に来てた双子のかたほうのうち、気の弱そうな顔をしたオスのほう。背中に10円玉大の白い斑点があったから10円。
近くには双子のメスのほうもいた。あの子らはたぶん大学生達にエサをもらっていると思う。こないだは夜中にグラウンドの端の木の上で、降りられなくてにゃーにゃー鳴いていた。
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ちょうど昨日は、道路の向かいで、あの子らの父親も見かけた。あいつは毛並みがよくて格好いい。双子らの背中は、灰と黒のキレイなしましまで、これが父親ゆずり。おなかは母譲りのせいか真っ白だ。
今日会った白いのは、双子らの母親の弟(ややこしい)にそっくり。そして、こいつが一番うちに入り浸っていた。可愛いやつだった。
でも今日の子は、真っ白で顔つきもそっくりだけど、しっぽが曲がってたな………もし、しっぽの曲がったメス猫を近所で見かけたとしたら、なんだか愉しい。もしかしたらその猫とあいつが作った仔かもしれないな、なんて想像ができる。そうか、あいつは無事に子供を残せたのか、なんて。
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顔つきや模様、毛並みなんかで、大体どいつがどのへんで暮らしてて、生まれた子供がどのへんに派生して、ってのがなんとなく読めて楽しい。ねこ社会が感じられてちょっと素敵だ。
ていうか生まれ変わるならねこになりてえよ。