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studioCampanella blog

どうも生きづらい貴方と僕と音楽と

2009-11




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まだ働く気が起きなくて困っています。


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創作が苦しいのは、それが他の誰でもない、自分自身を晒し出す行為だから。
その作品を通じて受け手の価値観と触れ合おうとするにあたって、
自分の価値観はこうだというプライドに自分自身が負けないために、
いつでも力の足りない自分をギリギリまで鍛えながら、
作品と取っ組み合い続けることを余儀なくされるから。

そういう苦しみに身を置いていない人間が
創作がとか作品がとか口幅ったく語るのはおかしい。
もっと謙虚になるべき。



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(追記)

友人に「俺のことか」などと言われてしまったりしたので
補筆しておきます…(;ФωФ)


創作と制作には決定的な違いがあるということです。
創作をしていない人間が、なにをか勘違いして創作している気になって、
「創作とは」「作品とは」などとうっとり語るなという意味で書きました。

プロだろうが小学生だろうが、創作活動をする人間はみんな
上で述べた苦しみと恐れを当然のように実感している。
自己があって、それが投影されるから創作になる。
例えば美術の授業でもなんでもいいけど、創作に及び腰になる人によく見られるのは
これが自分の出力だと外側に示すことに、照れ、恥ずかしさ、怯えを感じている状態。

そこで創作の喜びが勝って、晴れて出力に至る。
そういった出力こそが創作で、つまり自己があるから創作がある。
創作する人間が生み出した作品に愛着を持つのも、そこに分身としての性質があるから。

そういう、作品と自己とのパーソナルな関係性というものを持たない人間が、
その創作物に関わっているという理由でなにをか勘違いして、
創作とはこうだとか、作品と受け手とのあり方がこうありたいとか、
そういうことを創作者以上にうっとり語るのは滑稽で不遜だという話。
創作する者の心がちゃんとわかっていない人間に、
創作する者はついていかないんじゃないのか?という話。

大人数で作品制作をする時に本当によくある話です。
物を直接作らない人間が、昔から創作者に叩かれやすい理由です。


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