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どうも生きづらい貴方と僕と音楽と

2025-04

信じる酒

 
 年末、みんなで呑みに行った日の夜、寝る時に胸の上で両手を組んだら、その中に何かすごく暖かいものがあって、

 それが確かに自分が信じていいものだと思えた時、なんだか情けない話だけど、人生終わるんだったら今がいいなぁ、なんていう沈み込んだ満足感のようなものを味わいながら、眠りに落ちた。

 幸せという実感が得られる瞬間っていうのは、残念ながら年に2、3回しか無いものだけど、一年の終わりにそういった瞬間を得られたのは、素敵な事だったと思う。



 暖かい人達と呑んで騒いでいる瞬間っていうのは、本当にしあわせだ。
 見渡す顔はみんな笑顔で、自分と相手の好意を信じ合う瞬間が連続する、
 騒がしいのにとても穏やかで、忙しないのにスローモーションの、ひどく優しい空間だね。

 尊ぶべき確かな何かを感じながら、それでも何かが脆くて、
 故にその感触を大事に、大切に抱えながら、生きてゆきたくなるよ。
 間違いなく、あのしあわせの決算の儀式こそは、年単位での生きる糧になっている。

 いや、忘年会がそうだという事でなくて、仲間と呑むということ、の話。
 わからない人はわからないのかもしれない。



 人の笑顔っていうのは本当にいいよね。なんでこんなに切なくなるんだろう。
 泣きたくなるわ。あまりに壊れやすく、大切だ。


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