しばらくサボっていたけど、まだまだネタは尽きないね~。山本テロウ、じゃなかった太郎の天皇「デマテロ」勃発だにゃ。こんなことが起こったらしい。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131031/plc13103115470013-n1.htm山本太郎参院議員、陛下に手紙手渡しか 園遊会 2013.10.31 15:46 産経
31日午後2時半ごろ、東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれていた秋の園遊会に出席していた山本太郎参院議員が、天皇陛下に直接、手紙のようなものを手渡した。内容は不明。で、気になる手紙の内容、伝えたかった中身は太郎自身が記者会見で語っている。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131031/stt13103120300008-n1.htm以下この一連から
今日、山本氏が陛下に手紙を渡したという報道があるが、事実関係は
「陛下にお手紙を渡させていただきました」
--内容は
「内容ですか。現状をお伝えするという内容ですね。例えば、いま子供たちの被曝(ひばく)、この先進んでいくと本当に健康被害がたくさん出てしまうといことですね。それだけでなく、食品の安全基準という部分でもすごく危険な部分があるんです、という話だとか、あとやっぱり、原発の収束作業員ですね。この人たちが本当に最悪の労働環境で収束作業をやってくださっているということですよね。本当に劣悪な環境の中で、しかも、搾取されながら労働の対価というものを手にすることなく、命をはりながら、命を削りながらやっているにもかかわらず、健康管理とか放射線管理がずさんなままにされている実情ですか。そのようなことを手紙の中にしたためたという感じです」
陛下にどうしてもらいたかったのか
「どうしていただきたいというよりも現状を知っていただきたいという思いが強い。というのも、みなさんよくよくご存じだと思いますが、やっぱりいろんなバイアスがかかりますよね。メディアといえども。スポンサーの影響を受けたりだとか、いろんな部分があると思うんです。いまフリージャーナリストという人たちがすごく頑張ってくれていて、僕たちに真実を伝えてくれていると言う部分がありますが、この先、特定秘密保護法とかということになっていけば、そのような人たちは排除されていってしまうという現実がありますよね。とにかく今この国でおこっている、本当は予防原則にたたないといけないものを一切無視して、安全だと言われ続けると言うことに対しての憤りであったり、不安であったりという思いが自分の中にものすごく大きくて」
「もちろん、陛下は聡明(そうめい)な方なので、すでにご存じなこととは思うんですが、自分の中で、この国のおかれた現状、世界中がたったことのない、そして家族もふみこんだことのないようなところに僕たちはたたされていて、そして、やっぱり健康被害だとかという部分に関してはほとんど考えられていない中、」
「陛下に僕が話しかけたんですが」
--何と
「子供たちの未来が危ないですと。健康被害というものも出てきていますと。福島の東電原発の収束作業員、本当にひどい労働環境の中、働かされているという現実がありますということをお話ししました」
「国もメディアもこの汚染は福島にしかないという印象が強い感じがするんです。ようは福島県にしか汚染が存在しないというような取り方ができるような報道があまりにも多い。そうじゃない。東日本一帯に広がっているじゃないか。まだ。東京にもホットスポットありますよねという話ですよね。で、事故前から考えたら、いま僕たちが与えられている基準というのはあまりにもおかしいじゃないですか。放射線管理区域以上のところに人々が住んでてよかったかって」
「もしも僕が政治利用して自分の発言に対して注目をしてもらいたいということで天皇陛下を政治利用するという形なのであれは、自分自身が天皇陛下にあてて書いた手紙といものを、もうすでに公開しているのではないですか。」というようなことだが、今回の「ダシ」は「福島の子ども」と「原発作業員」だにゃ。原発の労働環境は良好なわけないだろうが、とりあえずいつまでも連中の「ダシ」にされ続けてて、「ウンザリ」の「福島の子ども」関係に絞って要約すると、
①子どもたちの被曝、このまま進むと本当に健康被害がたくさん出る
②フリージャーナリストという人たちがすごく頑張ってくれていて、僕たちに真実を伝えてくれている
③自分の「本当は予防原則にたたないといけないものを一切無視して、安全だと言われ続けると言うことに対しての憤りであったり、不安であったりという思い」
④健康被害だとかという部分に関してはほとんど考えられていない
⑤子供たちの未来が危ないですと。健康被害というものも出てきています
⑥放射能汚染は東日本一帯に広がっている。東京にもホットスポットがある。となる。要するに天皇陛下にウソを吹き込んでいるわけだ。これこそが重大な「犯罪」にも匹敵する行為だにゃ。一応これらがウソであることの証拠をあげておく。
①は
⑤と合わせてみると、現状は健康被害は「たくさん」は出ていないが、少しは「出ている」という意味だろうか。しかし今被ばくによる健康被害が出たという証拠は一つもない。従って太郎の主張はウソであり、「まだわからない」が科学的事実である。小児甲状腺ガンについては、証拠もない憶測による「放射能起因」説が流れているが、全てが「反原発」によるものであることから、これら「危険説」は「科学」ではなく「政治」である疑いが極めて強い。なお「福島生活は何とかなる」説を唱える中には、安斎育郎先生のような本当のベテラン「反原発」がいる。従ってこちらの方は「政治」ではなく、「科学」である可能性が極めて高い。
安斎先生は毎月福島にいらっしゃって、渡利の保育園の被ばく計測をしてくれている。今回事故の影響による被ばく量は減少しており、過剰分は年間で0.3m/SVとなった。これを(福島以外の)日本人の年間平均被曝=2.1mSVに加えると2.4m/SVとなる。この値は世界平均と同じなのだ。
ASAP 安斎科学・平和事務所http://asap-anzai.com/ の動画見てにゃ。
また現在の福島の放射線はヨウ素131起源ではないし、空間からの内部被ばくは皆無に近い。食品の管理も厳しい。従って今の福島生活によって、甲状腺ガンが急に進む要素は、セシウムによる空間低線量被曝によって、初期のヨウ素被ばくによる影響が何十倍にもプッシュされる、ってな新(珍?)説が出てこない限り、見当たらない。太郎の「このまま進むと」とは何を指すのか?安斎先生の計測からわかるように、「このまま進む」と内部被ばく、外部被ばくとも、益々減っていくのではないか。こうした状況で、陛下に「健康被害がたくさん出てしまう、福島から子どもを避難させることが必要」と思わせたい=デマによる危険な「政治的扇動」である。そもそも東京の放射脳による投票で当選し、福島にたまに来るとマスクして演説するような愚者に、福島のことを語る資格はない。不快である。
②について、所謂「フリー(無料)ジャーナリスト」がデマを流しまくって福島をdisりまくっていることは、このブログの
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-category-4.html 参照。
③=結局根拠なしの、自分の勝手な「怒り」だの「不安」だの、「思い」を陛下に伝えてようとしている。「予防原則に立つ」と簡単に言うが、科学的「確からしさ」無しの、無原則な「予防原則」では迷信を信じることと変わりない。
⑥から考えると、太郎は彼の言う「予防原則」によって「関東、東京も危険」と考えているようだ。皇室も避難せよ、ということか?そうそう、こんな報道があった。
http://www.j-cast.com/2013/10/25187245.html山本太郎議員「国会議員に出す弁当はベクレてる」 西日本、九州、海外から食材「お取り寄せ」皇室の食糧を生産する「御料牧場」は栃木県にある。太郎は皇室の食べ物も「ベクレている」と言わなくてはならない。
http://www.kunaicho.go.jp/about/shisetsu/others/bokujo.html栃木県塩谷郡高根沢町・芳賀郡芳賀町にまたがる地(宇都宮市中心街から北東約13キロメートル)にあります・・・皇室・内外賓客接伴用の牛乳・肉・卵などの生産を行い・・・④は具体的にどんな事を指すのかよくわからんが、事実として、現在放射能による直接の健康被害がないってだけジャマイカ?
⑤について、先に
①で書いた通り。被ばくによる健康被害が出ている=ウソである。
④にも関連するが、「出ている」と言いたいならば、証拠が必要になる。これまでにも
被ばくによる健康被害を「ぬまゆ」氏が「自己申告」したり、
参議院選挙で「福島で奇形が~」と叫ぶ木村ゆういち(候補)氏らがいたが、彼らはウソがばれて、最早世間から全く相手にされていない。こういった惨めな行為の繰り返しは、ただひたすら「反原発」の主張、情報の信用を落としているだけである。
世の中は、これは陛下の「政治利用」に当たる、あるいは「モラルを欠く」ってなことで大騒ぎしてるね~。ま、確かにこれは重大問題だ。わかりやすくてよくまとまっているのはココだにゃ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131101-00000008-wordleaf-pol「山本太郎議員が陛下に手紙」何が問題なのか 高崎経済大・八木教授に聞く信夫山展望台から見ると、「政治利用」もさることながら、「福島についてのウソ」を見逃してはいけないと見える。さもなくば、連中による「モラルには反するが、真実を伝えようとした」「現代の田中正造だ」といった「ヒーロー扱い」が尽きず、最後は「これは言論弾圧だ」などと言い出しかねない。田中正造は事実を伝えたが、太郎はウソを伝えようとしている。この大きな違いを無視してはいけない。現に太郎は
「マスゴミが騒ぐことによって政治利用にされてしまう」てなことを言い出し、また
アサヒはオリンピック招致での高円宮妃殿下のスピーチは、政府による「政治利用」だ等の「論点ずらし」を開始した。「政治利用」だけに集中することは、問題の本質からの「逃げ道」を作る恐れがある。
「政治利用」と言うが、要するに山本太郎が参議院議員=政治家だからこう見えるものの、これは天皇陛下を山本太郎が個人的利益のために利用した「売名行為」で、ある意味党派的な「政治利用」よりも酷い行為とも言える。もしかしたらこっち(「個人利用」「売名行為」批判)の方が、太郎の防御壁は薄いかもしれない。しかし太郎自身のネライは、注目されながら、デマ=「福島の子どもに被ばくによる健康被害が出ている」を広めることであるから、天皇陛下をどのように「利用」したと言われて批判されようと、痛くもかゆくもない(何しろ天皇制なんて認めるワケない中核派がバックだからね、完全にアウトローなのだにゃ。天皇制も議会制民主主義も認めない団体が応援する候補を当選させて、議会に送り込んだ有権者の責任は重い)。目的は達成したのである。この先は「議員辞職」にさえ追い込まれなければいいだけだし、早くもアサヒ等の援軍もある。当面の批判に耐え続ければ、サバイバルできるだろう。「モラル違反」で辞職?不倫議員までいるのに?そりゃ不可能。「政治利用」攻撃に対し、「愚かな個人の思いの表出」で防御する。もちろん「愚か」で辞職に追い込むのも不可能・・・アサヒの援護記事も含めて、ここまでは太郎のバックにいる中核派の想定済みシナリオではなかろうか?先にあげた記者会見で太郎は、
「もしも僕が政治利用して自分の発言に対して注目をしてもらいたいということで天皇陛下を政治利用するという形なのであれは、自分自身が天皇陛下にあてて書いた手紙といものを、もうすでに公開しているのではないですか。内容について。もしも自分を政治活動に対してそれを利用したいという思いなのであれば、そういうことをするはずですよね。でも、そうではなく、本当に自分の気持ち、自分の思いというものを、天皇陛下に対して知っていただきたい、」と発言しながら、手紙の中身を公開しているのだ。「政治利用」であることを否定しながら、その「証」であるはずの「手紙の中身の秘匿」を自ら破り、さらに個人的な「自分の思い」であることを主張しているという巧妙さ。これが「プロパガンダ」でしかないことは100%明白だ。この先は、「モラル違反として謝罪・反省・・・しかし個人の止むに止まれぬ思いの表現だった」。結局「政治利用」で処罰するほどではない。となるに違いない(冷静に考えてみて、曲がりなりにも国民から選挙という正当な手続きで選ばれた、「不逮捕特権」まである国会議員が、天皇陛下に手紙を渡しただけで議席を失うことなど、「21世紀の民主主義国家」であるわけがないにゃ 「戦前体制の復活」というサヨクのイチャモンに恰好の口実を与えるだけだ)。そして「福島の子どもに被ばくによる健康被害は出ている」というウソがまたまた放置、拡散され、放射脳どもが喜ぶ。
恐らく太郎に「政治利用」だけで、有効打を与えることはできない。この事件でいかなる角度から見ても一番悪質かつ危険な行為は、「福島についてのウソ」を天皇陛下に伝え、また利用してバラ撒いたことだ。この点で決着をつけることが本質的で、最良の方策。これを避けては問題の根本解決は無く、福島への風評加害は止まない。太郎はこの先も同じようなことを続けるだろう。
(11/03 追記)このような愚者による、天皇陛下に対する危険な行動を引き起こした原因は、つまるところ「反原発」の政治的攻撃を恐れて黙ってしまった「科学」(これは人文、社会科学とかの「文系」も含むよ)に、その一因があると見える。福島住民としては、この辺で「科学」に立ち上がってもらい、「政治」と関係ない、「フクシマ」ではない、「福島の本当の状況」について、しっかりと議論してもらいたい。勇気を出してほしい。いよいよそういう時期だよ。
それで思い出したが、前から書かなくてはならないトピックがあったけど、忙殺されて後回しになってしまったのだにゃ。一か月経っちゃったけど、ここで「記録」しておこう。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20131002-OYT8T00987.htm福島の「今」…奈良の中高生ら調査
奈良学園中学・高校(奈良県大和郡山市)の生徒たちが、東日本大震災後、福島市内で放射線量や市民の心情の変化を調査している。
今夏の調査では、福島市のJR福島駅で放射線量は他県と同レベルにまで低減した一方、農作物に対する風評被害への不安は年々大きくなっていたといい、「福島の現状をもっと多くの人に知ってもらいたい」と校内外で調査結果を発信している。
調査には、延べ38人の生徒がかかわった。元々は広島市内で原爆の放射線量などを調査していたが、東日本大震災発生後の2011年9月以来、毎年福島市を訪問。同駅と阿武隈川河川敷、住宅地の渡利地区、信夫山山麓の4地域で放射線量を測り、同駅前では市民に不安に思うことなどを聞き取ってきた。
今年8月の調査では、信夫山山麓などでは放射線量に大きな変化はなかったが、同駅のホームでは11年は国の除染基準(毎時0・23マイクロ・シーベルト)を上回る毎時0・5マイクロ・シーベルトから同0・1マイクロ・シーベルト前後に下がっていた。また、不安に感じるものについて223人に聞いた結果、国の政策や東京電力福島第一原発事故の処理への不安が依然高く、当初高かった健康面への被害についての不安は下がり、農作物の風評被害への不安が高まっていた。
調査結果はこれまで、毎年12月に開かれる日本化学会近畿支部の発表会や今年9月の文化祭でも発表した。1日には、同学園内で中学生を対象に「福島のいま」と題した講演会が行われ、調査メンバーの高校2年、久保明也さん(16)がこの調査結果や、4、7月にJR奈良駅前で行った街頭調査で、東北産のものを避ける人が約3割いたことに触れ、「科学的根拠がない風評被害が今も続いている」と訴えた。
久保さんは「震災から2年半が過ぎても、福島は危険というイメージがある。自分たちが実情を伝えることで風評被害をなくしていきたい」と話していた。今後も調査を続け、結果を公表していくという。(西川眸)
(2013年10月2日 読売新聞)久保さん、皆さんありがとうにゃ~。そして奈良学園の工藤博幸先生、ありがとう。
http://twilog.org/hi_kudo先生たちに対する「放射脳」の攻撃は酷いけど、不退転の姿勢に感動しています。信夫山集会所もガンバロウ。
今の日本に、一体福島「市民の心情」、「不安に思うこと」等を継続調査してくれている学者、専門家はいるのか?この高校生たち以外にいないではないか。これは本来「文系」の学者、専門家の仕事ではないのか?日本の「学」はどうなっているのか?我々の「不安」はマスゴミ、市民団体によって、「解消してはいけないもの」にされている(
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-151.html参照)。これに異を唱える勇気ある専門家、学者=大人はいないのか?
「科学的根拠がない風評被害が今も続いている」「自分たちが実情を伝えることで風評被害をなくしていきたい」こう言った久保さんは高校生なのだ。これこそ天皇陛下にお伝えしたいにゃ。大人はどうしちゃったの?