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清水修二教授の「寄稿」~「県民健康管理調査」目的から「県民の不安の解消」を削除させたマスゴミ・「市民」等の罪

突然梅雨が明けて暑い日が始まったのが8月5日だったか、ずいぶんサボっているうちにお盆も終わってしまったにゃ。

一連の山本太郎騒ぎ、そしてこのところ「汚染水」騒ぎ・・・ま、どうせ秋になったらまた更に酷いのが出てくるだろう。そうそう、福島のモモは甘かった。例によってもらい物です、ありがとうございにゃす。18日には喜多方でラーメン食べたよ~。震災後初会津だったけど、賑わっていて何よりだったにゃ。

1:shimizuさんの寄稿
ここ数日、このブログに来てくれるshimizuさんの福島民報への寄稿が話題になった。
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2013/08/post_7886.html

【寄稿】 「遺伝への懸念」がもたらす悲劇 ■福島大教授 県民健康管理調査検討委員 清水修二

 放射能災害の健康への影響を調べる県民健康管理調査については、「甲状腺がん」ばかりが問題になっているが、ある意味でもっと深刻なのは、遺伝的な影響を心配する県民意識の現状である。
 6月の県民健康管理調査検討委員会で公表された「こころの健康度」調査結果によれば、避難区域住民を中心とした21万人余りの成人へのアンケート調査で、「現在の放射線被ばくで、次世代以降の人への健康影響がどれくらい起こると思いますか」の問いに、実に34.9%が「可能性は非常に高い」と答えている。やや高いと答えた人を加えれば60.2%だ。6割が被ばくの影響が遺伝すると考えている。これは大変なことである。
 広島・長崎の被爆者の健康調査で、被ばくによる遺伝的な障害は確認されないという結論が出ている。チェルノブイリ事故の被災地でも、先天異常の発生率は汚染地域と他地域とで差がないと公式に報告されている。まして、福島県の原発事故での住民の被ばく量はチェルノブイリと比べれば遙(はる)かに少ないのである。
 心臓奇形をはじめとする先天奇形・異常は通常からある程度の確率で発生する。福島県でそうした子どもを出産した親の気持ちを考えてみてほしい。「あの時、避難しなかったのがよくなかったのではないか」という悔恨、そして東京電力や政府に対する怨念や憤怒を、一生抱えながら生きることになるかもしれない。これは悲劇だ。
 また、「妊産婦に関する調査」の結果も報告された。「次回妊娠・出産をお考えですか」との質問に「いいえ」と答えた人の14.6%(複数回答あり)が「放射線の影響が心配なため」という理由に印を付けている。およそ7人に1人が遺伝的影響を恐れて子どもを持つことをためらっているということだ。事故から既に2年半近くが経過している。この間、本当なら生まれていたはずの子どもが生まれていないという事態が、既に生じていると考えなければならない。
 被災者である県民自身が遺伝的影響の存在を深く信じているようだと、「福島の者とは結婚するな」と言われても全く反論できないし、子どもたち自身から「私たち結婚できない」と問われて、はっきり否定することもできない。親子ともども一生、打ちのめされたような気持ちで生きなければならぬとしたら、これほどの不幸はあるまい。
 原爆被爆者たちが歩んだのと全く同じ苦難の道を、福島県民は歩まされるのだろうか。明確な根拠もなく遺伝的な影響を口にする世の「識者」たちは、自らの言動のもつ重い影響と責任を、自覚しているのだろうか。
 広島・長崎やチェルノブイリ事故の貴重な経験が、ここ福島で全く生かされていないと言わざるをえない。低レベル放射線の健康影響については未解明な面があるが、「分かっていない」のひと言で「分かっている」ことまで無視してしまっては、過去の犠牲や教訓は無に帰してしまう。
(2013/08/17 18:30カテゴリー:福島第一原発事故)


文意からして、またこれまでの発言からして、shimizuさんが「遺伝的影響はない 不安を煽るな」という立場にあることは明快。「明確な根拠もなく遺伝的な影響を口にする世の「識者」たちは、自らの言動のもつ重い影響と責任を、自覚しているのだろうか」=信夫山ネコも同じ立場だ。学者でこの事をこんなにハッキリ表明した人は初めてじゃないだろうか。なお前回コメ欄にshimizuさんがこの「寄稿」についていろいろ書いているので、ご覧になってください。

早くもkazooyaさんの「まとめ」がある。

清水修二氏『明確な根拠も無く遺伝的な影響を口にする世の「識者」たちは、自らの言動のもつ重い影響と責任を、自覚しているのだろうか…』
http://togetter.com/li/550254

どうしても福島人を「未来の健康被害」で不安にしなければ「原発という悪に味方することになる」と考える安っぽい「正義軍」たちがワーワー言っているのが、予想通りで面白い。いろいろあるけど、この連中は「福島人の子孫には今回の僅かの被曝でも遺伝的影響が出る、しかしそうなっても差別しなければ正義は保てる←これで清水氏の懸念は当たらなくなる そもそも差別そのものがいけない」みたいなことを言っているようだ。しかし論点ズラシもいいところだ。被曝量って概念がないのか?また例によって「予防原則」だの「影響が無いを前提にすると、実際に被害があった場合賠償が取れない」ってな論調も見えるが、何が前提だろうと賠償を得るには因果関係を裏付ける証拠が必要だ。そんなことのために今から福島人の不安を煽り、精神的被害を与えてヨシとする理屈がわからん。それを説明できる理屈は「原発=核=悪 だから今回の事故で福島では被曝による被害がある、いや、無くてはならない」という病的ドグマだけだ。

またここで盛んに「被害が出る」説に立つ富山大学の林衛准教授は、2011年に京都大学であった科学技術社会論学会で、こんな「研究」を発表していた。
福島原発報道の検証̶̶オルタナティブ情報発信の役割を中心に
http://scicom.edu.u-toyama.ac.jp/STS2011HayashiNamba.pdf
この中で氏は福島をグリーンピースとツルんでDISりまくった「週刊現代」のデマ記事(これはこのブログ発足の理由の一つでもあった)や、「福島の農家はオウムと同じ」の早川由紀夫氏、mogmemoさんリンチの契機となった牧野淳一郎氏等を高く評価しているのである。堂々「学会」の研究発表でだ。こんなことをやっていては、確かにもう今更後には引けまい。しかしだからと言って「福島脅し」を強弁し続けて、福島人への「精神的加害」を続けるのは、人としてどうなのか?早川師だって、(そのケジメ無し姿勢の是非はともかく)今は立場を変えているではないか。

なお林氏ら「STS」の「福島の敵」ぶりは以下参照。

「反原発正義軍」のブーヘンヴァルト=「御用学者リストwiki」閉鎖の背景を見る
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-122.html

「遺伝的影響」は、

「短時間、高線量被曝」の広島、長崎のデータでは無い

「長期間被曝」のチェルノブイリでも無い

だからこれらよりもっと被曝量が低い福島では「遺伝的影響はあるわけない」

もう「学者」って人たちが「予防原則」に立ってはっきりこう叫ぶべきだ。たまには先の林氏の「学会発表」=「デマを評価する福島潰しの極論」とバランスを取るような、「福島を助ける極論」が「学会」で出たっていいじゃないか。いや、これは「極論」ですらない、世界の学会の主流ではないか。だれかそういう「勇者」はいないのか?そうでないと、福島人の「精神的被害」は増大の一途を辿る。マスゴミも「予防原則」「両論併記」に立つんだからこれをやるべきだろ。どうして精神的被害は予防しないで、拡大させるのか?

「遺伝脅し」に負けては大損。パセリさんの「まとめ」も参照。
遺伝的影響とか、出産への不安とか、資料用まとめ
http://togetter.com/li/550477
しっかり読んで、「出るわけない」と確信した。

shimizuさんの「寄稿」の理由は「6月の県民健康管理調査検討委員会で公表された「こころの健康度」調査結果」だ。これは以下の記事にもなった。
「被ばく遺伝」6割不安=専門家「可能性低い」-福島 時事通信(2013/06/11-05:15)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201306/2013061100048&g=soc

(追記8/22)
昨日は眠くなって寝てしまい、この先を書き忘れた。これは前回コメ欄でIKAさんが書いてくれたことだが、以下の如し。

ここで注意したいのは、この記事タイトル「6割不安」だけで、あるいはshimizuさんの寄稿の「6割が被ばくの影響が遺伝すると考えている」で、「福島県民の6割」が「遺伝脅し」で不安になっていると思いがちなことだ。これはマチガイで、そもそもこの調査は記事でも「避難指示区域などにいた当時16歳以上の約18万人が対象」となっているが、

対象者
避難区域等の住民及び基本調査の結果必要と認められた方
〔避難区域等〕
南相馬市、田村市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町
浪江町、葛尾村、飯舘村、伊達市の一部(旧特定避難勧奨地点関係地区)
http://www.pref.fukushima.jp/imu/kenkoukanri/kokoro.pdf

で、圧倒的に多い「福島県でそのまま暮らしている人」は含まれていない。また調査時点は24年10月までだ。「いま!」という話ではない。これらについては「こすもすさん」の以下も参照。
http://ameblo.jp/kosumosu-rinrin/entry-11595572938.html

そもそもマスゴミはこういうセンセーショナルなタイトルで、「福島人の大多数が子孫への遺伝的影響を心配している」という印象を作り、ひいては「大多数の人が心配しているなら、それは本当だ」「大多数の人が心配しているなら私も心配しなくては」といった「流れ」を作りたがっている。

いつもの手だが、これには大いに気をつけなくてはならない。福島人の多くは「子孫への影響」をそれほど不安がってはいない可能性だってある。そして例えそうであっても、「遺伝脅し」は最も根拠希薄なのに最も長続きできるという、悪質な「不安煽りデマ」であるから、重大問題だというのが、信夫山ネコの立場なのだにゃ。
(追記終わり)

信夫山ネコ的にはshimizuさんの「寄稿」は「大きな流れ」の中の「必然」である。まとめておこう。

7月の選挙でも「遺伝的影響」ではないが、一般的には「同じ」とされやすい、「福島で奇形が生まれている!!」と不安を煽った候補者がいた。なおこれは胎児の母体内での被曝であり、一方「遺伝的影響」は直接被曝していない「子孫」に影響が出ることであって、両者は異なる。

参院選「福島で奇形」と叫ぶ「木村ゆういち」候補は 福島からの自主避難者 (追記いろいろあり)
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-148.html
木村デマは最後には「県民健康管理調査」によって完全否定された。「県民健康管理調査」がこうした「カウンター」をやったことは注目に値するにゃ。上記エントリーにはその他いろいろ「遺伝子影響デマ」に関係がありそうなことをあげておいたので、ぜひ確認していただきたいが、ここにも簡単に上げておこう。

木村候補のHPには「この「被曝」の問題は、7月8日に米シカゴで行われた「国際分子生物進化学会」の中でも鳥類や昆虫類への放射線の影響が報告されているところであり」と書いてあるが、これは共同通信の記事のことだ。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG09018_Z00C13A7CR0000/
例によってマスゴミが怪しげな「遺伝子影響危険煽り」をバックアップしている。チェルノブイリで「ツバメに奇形ガー」と叫ぶムソー師を日本に呼ぶ「市民」が裏にいる。「市民」は「ツバメに奇形だから人間にも奇形です」と言いたいわけだ。大体ツバメがどうのこうのならば、もっと人間に近いマウスで実験すればわかるはずで、これだけでもトンデモだが、マスゴミが取り上げることで、こんなゴミにも一定の信用度が与えられ、これが福島人の不安を醸成する。なおこの木村氏HPは「胎児の被曝」と「子孫への影響」を混同していることになる。

この際マスゴミによる「奇形」「遺伝」脅しの総復習を。

2011年5月
「放射線で傷ついた遺伝子、子孫に伝わる」 クロワッサン「不適切」と謝罪(j-cast news)
http://www.j-cast.com/2011/07/01100237.html?p=all

2012年夏
「ヤマトシジミに奇形ガー」というトンデモ説=これもマスゴミが取り上げました。このセンセイは上記「国際分子生物進化学会」にも参加していたらしい。
2013 年頭① 「学者」「文化人」の「福島差別反対宣言」はまだ?でも明るい兆しは増加中
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-123.html
の 4.ちょっと古いが「放射能でヤマトシジミチョウ奇形発生」デマの顛末 参照

2012年夏
同時期のトンデモ事件。広島、長崎の被曝研究で、放射能の影響は遺伝しないことが判っている。この知見に基づき、福島に関して「遺伝脅し」を謝罪した例があった。

池谷奉文氏「差別発言」 福島市議の「曖昧決着」に失望したが 山口県「被曝二世の会」偉し!
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-108.html

(追記8/23)
池谷氏の事件はマスゴミは批判的に取り上げたとも言えるが、それでもマスゴミが池谷発言の内容を科学的にハッキリ否定した記事はない(なおここで言うマスゴミには福島の地元紙、TV局は含まない。福島民報やTUF等は全国メディアとはハッキリ異なり、福島に住む人の立場に立っている)。池谷氏は謝罪したが、「誤解を生じさせてしまった部分の表現については誠に遺憾」であって、「内容が科学的、医学的に間違った」とは言っておらず、「マスゴミがおおげさに伝えた」などと言っていたのである。上記クロワッサンの謝罪文も「不適切で配慮を欠いた表現がありましたことを」謝罪しているだけだ。この事件は当ブログ発足前だったのでこれまで何も書いていないが、以下のサイトが鋭い。

雑誌クロワッサンの「放射線で傷ついた遺伝子、子孫に伝わる」問題の本質
http://blogs.itmedia.co.jp/sakamoto/2011/07/dna-gene-0133.html
(それにしてもこのクロワッサンの記事、「何万年か後に、突然変異のおそれが」ってことだが、旧人類=ネアンデルタール人の滅亡は2万数千年前だ。何万年か先の人類の突然変異って「進化」のこと?バッカじゃないか?)

「表現」についての謝罪は、ハッキリ内容についての誤りを認めて「科学的、医学的に放射線の人間への遺伝影響は確認されていないので、発言内容を撤回、謝罪する」ではない。「内容はいいが表現方法がモンダイだ」ってな日本語がある。つまりは例えば「○○はバカだね~」という「表現」は謝罪撤回して、「○○の知的水準はいかがなものか」と変えればOK、てなものだ。ハッキリ内容についての誤りを認めて、例えば「○○のIQは水準以上だったので」等ではないので、いつまで経っても「本当は○○はバカなんだろ~?」てな疑い、不安は続く。マスゴミは自らは「内容が間違い」とはせずに取り上げるだけだから、いわゆるマスゴミの「議題設定力」だけが効果発揮し、結局福島人の不安が増大しただけなのではないか?同じことは「木村ゆういち」の謝罪=「今回その発言で選んだ言葉や表現が、不適切だった点を深く反省」についても見える。憲法が保証する「表現の自由」は、「表現内容」の自由なのだろうが、一般社会では「表現」は「内容」と別ジャマイカ?

以上はいずれもとりあえず謝罪した事件だが、「ヤマトシジミに奇形ガー」については完全にこの「議題設定力」が効果を及ぼす。さらには上記ムソー氏の「ツバメに奇形ガー」も然り。「ただ事物を取り上げただけ」でも、マスゴミがこれをやると、はっきりした批判、否定がない限り、「この事物は正しいのだろう」と思わせる効果がある。
(追記終わり)

こうしてマスゴミは執拗に「遺伝する」説を取り上げてきたのだが、これを正当化するのは「予防原則」と「両論併記」または「少数意見の尊重」。しかし「予防原則」については先に書いた通り、何故か「福島人の精神的被害」には適用されないという矛盾がある。そして「両論」というが、「広島・長崎被曝研究による知見」と極少数かつ穴だらけ、学会で多数の支持を得ていない説を五分五分(以上)で「併記」するのは「放射能」以外の分野ではこんなにない。そもそも一番「少数意見の尊重」が問われる選挙報道だって、議席数や支持率に比例して記事や番組が割り当てられ、議席が無ければ無視、泡沫扱いではないか。結局マスゴミには「反原発正義軍」と同じ、「原発=核=悪 だから今回の事故で福島では被曝による被害がある、いや、無くてはならない」という病的ドグマがあるのだ。あと可能性があるのは、「これまで散々福島はオワリだとやってしまったから、今更引っ込みがつかない」だろう。

「原爆」の季節にあたりこの系統のデマが必ず頭をもたげる。
8月8日の報道ステーションで取り上げられた広島大・鎌田七男名誉教授の研究の原著論文を探して読んでみました
http://togetter.com/li/549170
『広島大学、鎌田七男先生の研究では、両親が被曝すると、その子供が白血病を発症する割合が5倍になるという研究も。(報道ステーション)』というマスゴミの所業があったようだが、この「研究」は穴だらけの話にならないようなものだ。詳しくは「まとめ主」の「第二部」以降を参照。

昨日探し当てた広島大・鎌田七男名誉教授の広島の被爆二世への遺伝的影響の論文(長崎医学会雑誌 87 (特集号), 247-250, 2012-09-00)http://t.co/D8FYLhheKF これは原報全体を見ないとだめ、報道だけ見てたら足もとをすくわれます。
parasite2006 2013-08-14 18:27:36


しかしこんな「研究」でも、マスゴミが取り上げると恐ろしい影響力を持つのである。問題はココだ。こうしてマスゴミによって権威づけられた「奇形」「遺伝脅し」の結果、福島人の心は蝕まれている。これだけ繰り返し脅されれば、shimizuさんの危惧「被災者である県民自身が遺伝的影響の存在を深く信じているようだと、「福島の者とは結婚するな」と言われても全く反論できないし、子どもたち自身から「私たち結婚できない」と問われて、はっきり否定することもできない。」も当然の成り行きで、もちろん福島人自身のせいではない。こんな状況でリテラシーを上げるのは不可能だ。何しろマスゴミには脅すヤツばかりいて、「安心して」と励ましてくれた例は、一つもないのだから。

いよいよ「福島で甲状腺ガン大量発生デマ」に終止符か?という「福島県民の不安解消」ミッションも始まった。こうなると「反原発正義軍」に残る攻撃手段は、末代までを「呪い」にかける「遺伝脅し」なのではないかという予測は十分成り立つ。
http://www.47news.jp/CN/201308/CN2013081501001422.html
甲状腺がん頻度3県で継続調査へ 福島原発事故の影響探る
 東京電力福島第1原発事故による子どもの健康への影響を調べるため、環境省は15日までに、青森、山梨、長崎3県での甲状腺調査を継続することを決めた。福島県では事故後の調査で甲状腺がんと確定した子どもが12人に上るが、事故の影響がない3県で甲状腺がんの発生頻度を調べ、福島県での割合が高いかどうかの判断材料にする考え。
 福島県の「県民健康管理調査」では、従来考えられていたよりも高い割合で甲状腺がんが見つかっている。小さいしこりの発症割合は3県と比較して差がなかったため、大きなしこりが見つかった3県の子どもの細胞や血液を継続して調べる。
2013/08/15 18:32 【共同通信】


この前の「嚢胞、結節が大量発生!」攻撃に対するカウンターと同じだ。これを「朗報」と呼ぶのも何だかおかしいし・・・これはこんなことをわざわざやらなきゃならんほど、「デマ攻撃」がひどいということの証左だろう。ま、当たり前の結果を待つ。

実際既に参院選では「甲状腺脅し」は目立たず、木村デマが代表だった。つまりもう「反原発正義軍」の福島攻撃は、赤ちゃん、子孫への「健康影響」にシフトしている。これで永久に福島人を脅そうってことだ。まったく卑怯な奴らだが、防衛線はここに敷く必要がある。


2:「県民の不安の解消」のどこが悪いのか?オレラ福島人は不安の解消したらイカンのか?
さて、こんな中で浮彫になったのが、「県民の不安の解消」の必要性だ。これが連中の攻撃目標になり、「県民健康管理調査」の目的から削除されてしまったことは、どうしても記録しておかなくてはならない。

「不安の解消」への攻撃は、そもそもはこの2月の「デマゾノ」氏あたりが震源地か?
http://togetter.com/li/449882
これは毎日新聞日野記者の「秘密会」記事に始まる、「県民健康管理調査」攻撃の一環だったように見える。すなわち「秘密会」→「不安の解消」が目的だから最初から結論あり、被害隠し→県民は「調査」を信用していない→「不安の解消」どころか不安を増大させている→目的から「不安の解消」を削除せよ、ってな流れを作ろうとしたのだろう。しかし今から見ると、日野記者は中核派活動家と思しき佐藤幸子氏のインタビューで、「秘密会」記事をまとめているが、まさにトンデモ記事だ。ま、結果は「正義軍」の作戦勝ちだったようだが。以下にマスゴミと「市民」主導の「県民健康管理調査」&「県民の不安解消」をターゲットにした攻撃を記録しておく。

「秘密会」は言語道断 しかし「子ども福島」で県民を代表する毎日新聞はフシギちゃん
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-112.html
このタイトルは正しくは「中核派で県民を代表する毎日新聞」だった。

「市民~」の「提言」
http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/56104/32037/75754529

次は山下さんに突っこむ日野記者。何が何でも「不安の解消」を削除させたい様子がよくわかる
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20130423ddlk07040035000c.html
「県民健康管理調査を主導していた山下・県立医大副学長に聞く」毎日新聞 2013年04月23日 地方版
(今はネット上からは消えているが、テキストで記録しておく)
◇批判された不安解消の目的「今は段階変わった」

 福島第1原発事故を受けて県が実施する県民健康管理調査を主導してきた山下俊一・県立医大副学長(60)が毎日新聞の取材に応じた。山下氏は4月から県立医大の副学長は非常勤になり、長崎大に復職した。被ばくの影響を否定する結論ありきではないか、と批判されてきた「県民の不安解消」という調査目的について「段階が変わった。見直すべきだ」と述べた。【聞き手・日野行介】

−−調査が始まってもうすぐ2年になる。住民の信頼を得られたと思うか。
◆極めて難しい問題だ。私個人として判断できないが、言ったことが正しく伝わらないこともあった。

−−事故直後に県内各地で「100ミリシーベルトまでは安全」と講演したことが影響したのではないか。
◆国が避難の基準などを年間20ミリに定めたことが大きかった。平時(1ミリ)と非常時で基準が異なるのは当然だし、国の言うことだから従う。しかし1ミリ以上でも危険だと混同して受け取られてしまった。

−−自身の役割をどう考えて福島に来たのか。不安を抑えるためだったのではないか。
◆その目的もあったが、放射線のリスクの話をするのが仕事だと思っていた。

−−県民健康管理調査の検討委員会の座長の立場はどうするのか。
◆長崎大教授の立場で福島に来て、検討委の座長として調査を立ち上げる一方、(県から委託されて調査を実施する)福島県立医大の副学長になった。調査の実施部隊と検討評価を同じ人間がやるのはおかしいと元々思っていた。準備会(秘密会)の記事が出て、代わるべきだと思った。

−−秘密会の議事録を読むと、県の作った進行表に従い、「これは議論しない」と範囲も制限している。これは住民に対する情報操作ではないのか。
◆誤解を招いた意味では申し訳ない。結論ありきではない。議論するときには下書きがなければ意見集約できない。進行表に沿ったのは県への配慮もある。県も被害者、被災者で一生懸命だからだ。

−−調査目的に「不安の解消」と掲げ、「被ばくの影響なし」という結論ありきではないかと批判されている。見直すべきではないのか。
◆さまざまな意見があったが、当初は不安が強かった。今は段階が変わっている。目的も含めて見直されてしかるべきだろう。

−−原発についてどう考えているのか。
◆医学者であり触れる必要はないと考え、ノーコメントと言ってきた。しかし科学技術に戸は立てられない。いかにコントロールすべきかだ。


日野記者の「批判された不安解消の目的」「批判されている」って言い方は面白いね。正しくは「一部の偏った「市民」(しかも福島県民でない者がたくさんいる)、宗教学者等と日野行介が批判している」と書き換えるべきではないか?

結局「不安の解消」削除で日野記者も「市民」も大喜び
http://mainichi.jp/select/news/20130606k0000m040048000c.html
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130725/prl13072518580129-n1.htm
http://www.foejapan.org/energy/evt/pdf/130727_2b.pdf

アサヒもデマゾノ氏をヨイショ
http://www.asahi.com/area/fukushima/articles/TKY201305050124.html

しかしそもそも「県民の不安の解消」の何がイケナイのか?おかしな話ではないか?コイツらは「不安の解消」に反対、ってことは「不安の増大」が望み、単純な話です。

県民の精神的被害は増大する一方だ。こんなニュースがコメ欄に投げ込まれていたが、この際利用させてもらおう。
http://www.cabrain.net/news/regist.do;jsessionid=EBA300304180C170AA794C8960BC4293
被災地の子ども1割以上にPTSD疑い-文科省調査、福島は放射線災害影響も
医療介護CBニュース 8月12日(月)17時23分配信

 東日本大震災被災地の子どもの1割以上にPTSD(心的外傷後ストレス障害)が疑われる症状などが見られ、特に放射線災害が継続中の福島県では、ほかの被災地に比べて割合が高いことが、文部科学省の調査で分かった。目に見えない放射線災害の恐れと関連したストレスが子どもの心身の健康に与える影響については、「健康観察を続け、今後の医学的知見を待つ必要がある」としている。
 福島、宮城、岩手の3県全域などの災害救助法が適用された地域の幼稚園や小中高校など5075校に対し、非常災害時の子どもの心のケアに関するアンケート調査を実施。回収率は93.7%で、保護者や校長、学級担任、スクールカウンセラーらから回答を得た。
 保護者に対し、「震災前と異なる様子が見られるか」と現在の子どもの様子を聞いたところ、「物音に敏感になったり、イライラするようになった」(9.1%)、「災害を思い出すような話題やニュースになると、話題を変えたり、その場から立ち去ろうとする」(6.2%)の割合が高く、この2つの設問を含む「PTSDが疑われる症状」4項目のうち1つでも該当する子どもの割合は14.1%だった。福島(22.9%)、宮城(19.0%)の両県で高い傾向が見られた。
 また、福島県では、「PTSDが疑われる症状」、「PTSDに関連する症状等」、「一般的な心身不良の症状」のいずれも他地域よりも割合が高かった。継続中の出来事のストレスを反映しやすい「一般的な心身不良の症状」は、全体平均(7.3%)の2倍以上の16%で、「地震と津波による災害に加え、放射線災害と関連する諸々のストレスが関与している可能性が考えられる」とした。
 報告書では、こうした課題に対する医療の役割についても触れ、「PTSDの治療を受ける必要がある子どもは多数に上る」と推測するとともに、ほとんどの被災地では専門機関、児童精神科医が不足していると考察。「被災地以外から児童精神科医を確保するなどして、PTSDと診断された子どもの治療やフォローアップを行っていくことが必要」と結論付けた。【新井哉】


これの元資料と思しきものは、tateさんが前回コメ欄に書いてくれた。

平成24年度非常災害時の子どもの心のケアに関する調査報告書
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/1337762.htm
第六章「医療に期待することについて」から抜粋
福島県では継続中のストレスを反映しやすい「一般的な心身不良の症状」が他地域よりも高かった。
地震と津波による災害に加え、放射線災害と関連する諸々のストレスが関与している可能性が考えられる。
放射線災害の恐れと関連したストレスが子どもの心身の健康にどのような影響をもたらすかは知られていない。
学校は慎重な健康観察を続けながら、今後の医学的知見を待つ必要がある。

また相馬市長が心配している。
http://www.city.soma.fukushima.jp/0311_jishin/melma/20130714_melma.html
しかし一番の問題は、女生徒たちが将来の出産の際に異常分娩になるので自分は結婚出来ないと思い込んでいるケースが多いという現実だった。これは紛れもないPTSDである。科学的な根拠もなく無責任に不安を煽るだけの方々の心無い発言が、福島県の子どもたちの心の傷を深めているのだ。この点でもNPOとしてしっかりフォローして行かなければならない。

なお厳密にはこれはPTSDと言うのか、信夫山ネコはよくわからない。不安、抑うつ、PTSDは異なる。これも含めて今回はとにかく「反原発」マスゴミ、「市民」らの脅しによる福島人の「精神的被害」を問題にしている。とにかく市長の心配はもっともなことだ。これまで何度か書いたが、WHOのチェルノブイリ25年報告書ではこれらの「精神的被害」が「最大被害」だったとなっている。

山下先生は「当初は不安が強かった。今は段階が変わっている」と言っていたが、「当初」とは異なる「不安」を強いられ、福島人の酷い「精神的被害」が見えてきたという段階だ。従って今こそマスゴミ、「市民」、「宗教学者」等の悪辣な企み、圧力に屈することなく、「県民の不安の解消」を「県民健康管理調査」の目的に復活させる時だ。 賢明な日本人のみなさん、「福島県民の不安の解消」に反対して削除させて喜んでいるなんて、異常だと思いませんか?福島人は誰からも助けてもらえないのですか?

(追記もう一丁8/23)
なお前々回エントリーで書いた、
http://www.news-postseven.com/archives/20130310_175691.html
原発避難の女子中学生 50人中28人が結婚・出産に不安を持つ NEWSポストセブン 2013.03.10

昨年9月7日、東京大学医学部附属病院放射線科准教授の中川恵一氏は福島市内の飯野地区に避難している飯舘中学校の女子生徒にアンケートを取った。結果、50名中28名の女子生徒が「結婚できないかもしれない」「子供を産めないかもしれない」など結婚・出産に関する不安を明かしたという。


の意外なハッピーエンドを見つけたので、ここに書いておきます。

http://www.radi-edu.jp/html/column/column26.html
コラム第26回 飯舘中学での放射線の授業
東京大学大学院医学系研究科 准教授 中川 恵一 氏

この出張授業の前後には、生徒たちにアンケートをお願いしました。授業前に、放射線についての印象を聞いたところ、「こわい」が28%、「がんになる危険が高くなる」が57%にも上りました。そして、広島・長崎でも遺伝性の影響は確認されていないにも関わらず、全体で36%、女子生徒に限るとなんと56%が「将来生まれてくる子供に影響がある」と回答していました。様々な形で耳に入る誤った情報で先入観が作られてしまっているのでしょう。生徒の気持ちを思うと、正直、暗い気持ちになりました。
 しかし、授業後のアンケートでは、「こわい」は18%、「子供への影響」は4%(女子生徒ではゼロ!)まで大きく下がりました。


中川先生の灯の後について行こう、一歩ずつ。

選挙直前「子ども福島」が「中核派」と絶縁宣言していた 他選挙関連こぼれ話

さてと、8月。太陽がいっぱい・・・じゃなくてまだ梅雨なのだにゃ。どうなっているんだ~、桃の甘さが心配だにゃ~。

今日こそ夏らしく明るく、開放感いっぱいと思っていたのが、すっかりハズレ。そうそう「あの日からずっと福島・渡利で子育てしています」(佐藤秀樹著)は日本国民に十分知れ渡っただろうか、前回エントリーくれぐれもよろしくにゃ~。
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-149.html

この際先月中の(やや選挙関係)取りこぼしデマ関連をまとめておこう。

①7/20「子ども福島」が「中核派」と縁切り
何故か「子ども福島(子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク)」が、選挙直前に山本太郎応援で有名になった「過激派」である「中核派」と縁切りしていた。

http://kodomofukushima.net/
子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク 臨時総会決議
当ネットワークの2012年役員による運営の混乱等により、関係する他の団体・個人の方々に対して、ご迷惑をおかけしてきたことを心よりお詫びいたします。
わたしたちは本日の臨時総会において、会計を始めとする運営の正常化に向けて、規約の改正、執行体制の確立、活動の独立性と透明化の確保、会計の仕組みの改善等を行っていくことを決めました・・・
一、当ネットワークは、自身の組織運営の改善が進み、会計の正常化と透明化を宣言できるまで、寄付金の募集と受け入れを停止します。併せて、今般の混乱の反省とけじめを明確にするため、以下の決議をします。

一、2012年度執行部役員は、運営混乱の責任を取り、次期執行部には加わりません。
一、2012年度代表は、会への不信や混乱の責任を取り代表を辞任し、また、当ネットワーク活動の独立性についての誤解を拡大した責任を取り退会しました。今後も同様の誤解や不信を新たに招く言動をしないよう要請します。

2013年7月20日
子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク

併せて、2012年度決算書についての会計監査報告及び改善策を子ども福島ネットのHP上に公表することも決議いたしました。
総会資料がすべて整ってから(予算案について表記の仕方に訂正がありました)併せてすべて公開したいと思っております。

また新たな体制として各班2名(保養、情報共有、行政対応)、各プロジェクト1名(避難の権利、防護)ずつ合計8名の代表世話人が選出され、監事3名(内弁護士1名)も総会において選任されましたことをご報告いたします。


これだけだと何だかよくわからないところもあるが、この下にはこんなのも、

お知らせ
「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」は、政治・宗教・企業などあらゆる団体からの独立を原則としています。
*当会はふくしま共同診療所、福島診療所建設委員会、NAZEN、中核派などの団体と関係がありません。
2013年6月9日総会決議 子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク
130609子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク規約19.pdf


「規約」にはさらにいろいろ書いてあるが、とにかく参議院選挙前に「中核派」と縁切り宣言していたのだにゃ、つまりこれまでは縁があったということだが、それにしてもあの中核派との関係が疑われた中手聖一氏が創設して、「福島から避難しなければならない!」「山下俊一教授解任!」を散々叫んだ「子ども福島」が、である。

どうやら中核派の子会社(関連組織?)NAZENが福島市に作った「ふくしま共同診療所」、その準備基金「福島診療所建設委員会」と絡んだ揉め事があったってわけだ。

http://www.youtube.com/user/andatte555 には、

andatte555 さんがコメントしました 7 か月前
(ネコ注:恐らく「NAZENの診療所は」)素晴らしいことです。
ですがこの呼びかけ人の中に紛れ込んでいる中核派の活動家の佐藤­幸子らの「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」から­は­どれだけのお金が出資されたのでしょうか?
佐藤氏らの同団体が集めたお金の収支報告書は一体どこに公開され­てるのでしょうか?
事実、福島大学では佐藤氏やその仲間の中核派の悪質な勧誘活動が­問題となっています。


佐藤幸子氏はNAZEN(中核派)呼びかけ人で、「福島診療所基金」呼びかけ人、中手氏札幌避難後の「子ども福島代表」。例えば http://kodomofukushima.net/index.php?key=jo1j0rmhd-591#_591 (2012 12/29では、

子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク役員一同
代表 佐藤幸子


となっている。NAZENのHP「呼びかけ人」欄の「佐藤幸子」には、6月頃までは「子どもたちを放射能から守る福島~」という肩書きが書いてあったが、今はない。福島診療所基金の方は「NPO理事長」だ。そして中手聖一氏なんて、元々はNAZEN「呼びかけ人」になっていたが、今では丸ごと消えている。

そう言えばhttp://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120405/dst12040501090000-n1.htm の見出しは、「過激派 福島大で暗躍、「反原発」で活動家養成 NPOで資金集め」だった。NPO=子ども福島、ってことだったのか。

ま、これで「反原発」カルト等に煽られた「おかあさん」たちが「過激派」と縁切りできて、ヨカッタ・・・のかどうか、よくわからん。何しろ「診療所を福島に設置=福島に住むことを肯定」、だから中核派は「福島から避難せよ!避難の権利よこせ~!!」をポリシーにする「子ども福島」 から見たら裏切り者だ、ってな「最低vs.最悪」みたいな説もあるからね~。

(8/2追記)
この説を裏付けるものとして、http://blogs.yahoo.co.jp/shinsaikyuenhonbu/10289859.html にある「救援本部ニュース428号」では、佐藤幸子氏が「この診療所は避難を勧める診療所であり、避難できない人たちが心のよりどころにする診療所です。なのに、病院を作って人々を福島に留め置くのか、という批判があって、直接お会いして診療所の趣旨をお話しした方にはだいたい納得していただけるんですけれど、そうじゃない方にはなかなか。」と犬も喰わない「内ゲバ」をバラしている。

ついでにこの「中核派の活動家の佐藤­幸子」氏を、アサヒ、毎日がいかに描いていたかを記録しておこう。いずれも2011年秋だ。

11/7 【朝日新聞・社説】政治を鍛える〈序論〉―民主主義の技量を磨く改革を
http://blog.livedoor.jp/ryoma307/archives/5296056.html
「母性が許しません」

【報道】毎日新聞 特集ワイド:女たちの脱原発 座り込み集会ルポ
http://d.hatena.ne.jp/onna_suwarikomi/20111102/1320219448
「母として女として命を未来につないでいく母性が許さない」「佐藤さんは5児の母」
(今更だけど「福島県川俣町で被災し、すぐに転校できない中高生2人を残して山形県に避難した。農業を営む夫は、安全な農地を求めて岡山県へ。」ってことは、この人「自主避難者」だったんすか?それで「子ども福島」代表やってたって、単身赴任か何かだったんだろ~か?)

そりゃま、母親で「過激派」なんだろうがね~。だけど重信房子は「母性」なんて強調されていたか?まるで戦前の教科書みたいじゃないか?だいたいさ~オレはよくわからんけど、そもそもアサヒとかフクシマ瑞穂みたいなサヨク、「フェミ系」等にとって、こういう「母性」だの「母親」を強調するのって、イケナイんじゃないの?戦前の「道徳」や「修身」や「家制度」や「儒教的価値観」につながるんじゃないの?「反原発」は例外でOKか?ま、どうせ「放射脳無罪」なんだろうが、武田邦彦の「おかあさん!子どもを~」呼びかけと言い、「革新」「反体制」だったりする文系学者は、こういうのをもっとちゃんと「批判的研究」するべきだろ?ま、どうせできないんだろう、そんなに放射脳がコワイか。平時にいくら女性の社会進出・地位向上が必要デスなんてホザイていても、反原発カルトのチープなデマ程度で全てパー、「母親の役割」復活。そんなのは本気じゃないってバレたよ。お里が知れるよ、エセインテリどもめ。
(追記オワリ)

今更「縁切り」したって、福島に「中核派」を呼び込んだ責任は「子ども福島」にある。中核派は「低線量被曝」をしながら福島に住み続け、「診療所」を「第二の成田闘争」拠点にするつもり?連中でさえ住み続けるんなら、福島の放射線はますます大丈夫ってことだにゃ。これじゃデマリンがキーってなっちゃうかもね~。ま、あとは今後の成り行き注目。最早ど~でもいいような気もするが、一応記録にゃ。

②「首相の考えを聞けないの? 参院選演説で聴衆のボード没収」の「主婦」は「活動家」
次は福島以外の世界で、恐らく少し話題になった事件だにゃ。記事はテキストコピーしかない(そもそもこの新聞は福島では売っていない)が、

首相の考えを聞けないの? 参院選演説で聴衆のボード没収(東京新聞 7/14)
 「原発廃炉に賛成?反対?」。安倍晋三首相の街頭演説で、女性(40)がこんな質問ボードを掲げようとして、没収された。掲げる前に、自民党スタッフや警察官を名乗る男性4人に取り上げられた。この様子の動画はインターネットで公開され、「言論封殺か」と疑問の声が噴出する騒ぎになっている。(出田阿生)
 「自民党福島県連は県内の全原発の廃炉を公約にしているのに、党本部は再稼働を目指している。その矛盾が分からなかった。せっかく首相が来るなら、聞いてみたいと思って」ボードを取り上げられた女性は福島県内に住む主婦。5児の母でもある。福島原発事故後、子どもを被ばくから守る活動に取り組んできたという。
 「事件」が起きたのは、参院選公示日の4日。女性は、JR福島駅前で行われた安倍首相の第一声を聞きに行った。持っていたボードはA3判サイズ。「総理、質問です。原発廃炉に賛成?反対?」と印字した紙を段ボールに貼り付けた。「私たちの声を届けるチャンスはなかなかない。直接、質問に答えてはくれなくても、ボードの文字が首相の目にとまるかも知れないと思って」
 演説会開始の前に、男性4人が取り囲んだ。一人は「警察の者ですが」と名乗った。別の一人は「ここは演説会で、国会とか質問して応答する場所じゃないですから」ととがめた。自民党スタッフの名刺を差し出した男性はボードを「一時預かる」と持ち去った。
 男性たちは「どういったアレですか、どちらから来られたんですか」と質問を続け、「連絡先を教えて」と執拗(しつよう)に迫った。女性の住所や名前を聞き出してメモをした。
 女性は、「もう帰りますから」と泣きながらその場を立ち去った。女性が演説を撮影しようとしたスマートフォンの動画に、一連の様子の一部が記録された。
 「連絡先をしつこく聞かれ、本当に怖かった。逮捕されるのではと思うくらいだった」と女性は振り返る。ボードは一週間後の11日、教えていないはずの女性の勤務先宛てに、郵送で返却されてきた。
 動画がアップされると、「言論の封殺ではないか」などと批判が噴出。弁護士有志が、自民党本部や警察庁、福島県警に抗議文を提出した。事実関係を確認する質問状も送ったが、一切回答はないという。梓澤(あずさわ)和幸弁護士は「表現の自由の侵害だ。参院選初日で国民の政治意識が高まる時に、市民が首相に声を届けようとした行為を与党や警察とおぼしき人々が妨害した」と憤る。
 安倍首相は、6月の東京都内の街頭演説で、環太平洋連携協定(TPP)に反対してドラムをたたいていた人たちを「左翼の演説妨害」と決めつけた文章をフェイスブックに書き込んだことがある。倉地智広弁護士は「自民党に反対する意見を首相の目に触れさせまいと、警察が過剰に反応したのではないか」と推測する。
 自民党は、TBSのニュース番組の報道に「公正公平を欠く部分があった」と抗議し、一時取材を拒否した。田場暁生弁護士は「TBS問題もそうだが、大人げない対応だ。政権与党なのだから、もっと大きく構えればいい。ともかく公党として到底許される行為ではない」と話した。


「福島の主婦」氏は、事件当日7/4にはさっさと自分(ruri sasaki)でyoutubeに動画アップしている。 
http://www.youtube.com/watch?v=nRpZiNR48Ds&sns=tw
最初から騒ぎを起こそうとして撮影までしていたのか?頭狂新聞は結論に全く関係ないTBSの話まで持ち出したアホみたいな記事だが(だいたいこんなのTBSが謝罪しただろ~)、これがかの「東京新聞福島特別支局」発の記事なのかは不明。しかしyoutubeを見て書いたらしく、事件当日から、、また動画up日から10日も遅れた記事だから、多分関係ないだろう(「新聞」がこんなに遅れるのかよ?)。

こんな福島で売っていない新聞が「福島の主婦」で騒ぐこと自体、マスゴミ得意の不愉快な「フクシマ伝説拡散」だ(頭狂新聞はマスじゃなくてミニコミだったか?)。もちろんこの「福島の主婦」は例によって「活動家」佐々木るり氏。原発事故後、マスゴミ用語「主婦」「市民」=「活動家」は常識と化した。
http://afgt.net/blog/archives/19645

2013年6月29日 「福島を生きる」佐々木るりさん講演会 in 世田谷
http://togetter.com/li/526706
1973年生まれ。福島県二本松市在住。
真宗大谷派寺院 真行寺で副住職の夫と共に寺務をする傍ら、隣接する同朋幼稚園の教諭を務める。五児の母。原発事故以降、こどもたちを被ばくの影響から守るために園児の母たちと「ハハレンジャー」を結成し、全国から送られてくるお野菜支援の青空市場開催、セシウム0の園児食「るりめし」作り、講演等で活動中。

なんだ、そもそも「主婦」じゃなくて(少なくとも)「幼稚園教諭」ぢゃないか。デタラメな新聞だ。そんなに「主婦」にしたいのは何故?「主婦」はイノセントなのか?文系学者研究しろにゃ。「講演」の内容がツイッター実況されているね~。

救援物資は福島を避け、他の被災地に行ってしまい、福島は汚染された為に誰も何も運んできてくれなかった。
報道されてはいないが、沢山の人が餓死してしまいました
震災前は国や自治体が私たちの命を守ってくれると思っていた….
katieTOKYO 2013-06-29 14:23:3

南相馬の同宗派のお寺では今年の1月からのお葬式が7件。
そのうちの6件が自殺。
4人は農家の方です。
皆さん農薬を飲まれての自殺でした。(嗚咽の嵐)
便利な生活の為の代償があまりにも大きい。世界中で誰にも同じ思いをして欲しくない!是非、皆で手を繋いでこの問題を考えましょう!』.
katieTOKYO 2013-06-29 14:52:49


おいおい・・・この人、デマッターだ(本当にこう発言したとして、だが
(8/3追記) 本当に言ってる http://www.youtube.com/watch?v=Of3vYbwZK_0 43分40秒~ 「この時期に、実は、福島では、えー恐らく報道されなかったと思いますけど、餓死をした方がたくさんいらっしゃいました。」・・・何で「この時期」に新潟に逃げてたアンタが報道もされなかった事を「伝聞」ではなく「断言」できるのか?自分の寺で秘密裏に葬式したんかね・・・?

こうして「福島では自殺、餓死だらけ、人間が住む所じゃない」てな「理想のフクシマ像」が広まる。福島の人間による、自爆テロ的「風評加害」、「ぬまゆ二世」か?南相馬で自殺は本当かどうか知らないが、それのどこが原発だの放射能だのと直接関係あるのかわからんし、デマ、脅しによる「風評加害」が原因の可能性だってある。それにも増していくら何でも「たくさんの人が餓死」はない。人口動態統計からは2011年に全国でも「餓死(食料の不足)」は増えていない(http://d.hatena.ne.jp/ost_heckom/20130530/p1等)。なお「餓死」問題は2012年に生活保護削減の関係で、「栄養失調」と「食糧の不足」による死亡を混ぜこぜにして共産党が国会で質問したり、中国メディアが騒いだり、福島や放射能と関係なく「日本で餓死が増えている!」の「プチ流行」があったらしい。それで佐々木氏がコレを思いついたのかどうかは不明。佐々木氏が「福島でたくさん餓死」の根拠を示さない限り、氏は「デマッターであることが確からしい」と言わざるを得ない。

記事には「言論封殺か」と疑問の声って書いてあるけどね、こういう人の「言論」って?大体「言論」と「アポなしいきなり突撃質問」は全く異なる。芸能人だって断るじゃないか。しかしどうせなら「ボード」には「福島では沢山の人が餓死してしまいました。どう思いますか?」と書くべきぢゃないか?大変な事件だろ。ちなみにオレは安倍ちゃんは支持していないが、この「福島の主婦」や頭狂新聞のやっていることはもっと支持しない。「放射脳無罪」「反権力無罪」の危険な○○ガイ沙汰だ。

「ボードは一週間後の11日、教えていないはずの女性の勤務先宛てに、郵送で返却されてきた。」って、「公安」だの自民党でなくても実名(ローマ字だが)投稿したyoutubeからたどれば、この人の「職場」なんてスグわかるよ。「フクシマ」では有名なんだろ~し。しかし「主婦」に「勤務先」があるって?やっぱりアホみたいな記事だ。

山本太郎応援?要員バンダ氏に、早野先生がコンタクト
早野先生が、あまりにも日本の現状を知らされていないバンダジェフスキー師(前回エントリー追記7/21参照)にあきれて、直接やりとりした。

早野龍五・バンダジェフスキー両氏の対話(20130722)
http://togetter.com/li/537667

「仲介者」イエロー太によって、日本の現状についてデタラメを吹き込まれていたとしたら、バンダ師もまた利用されていた「哀れな外人尊師」なのかもしれない。しかしそれでも学者として 「病理所見がダメ」とか、いろいろ指摘されている問題点は見逃せないし、講演で儲けただろ~~~。フクシマで食いやがって。しかし早野先生は素晴らしい行動力、本当にありがたいです。本当に優秀で偉い先生ってこうなんだ~。ますます文系学者の無能ぶりが目立つね~(しつこいか)。

④アサヒ新聞論説委員の「山本太郎への手紙」
山本太郎議員への手紙-「放射性廃棄物と同じ基準値の食品」という表現をマスコミがしない理由
http://astand.asahi.com/magazine/wrscience/2013073000002.html

拝啓 山本太郎さま
 参議院議員当選おめでとうございます。山本議員はかねてから「放射性廃棄物と食品の基準値は、1キロあたり100ベクレルで同等。それを子どもに食べさせているのが日本。その事態をマスコミは報道しない」と主張されており、当選直後のテレビインタビューでも同じ趣旨の発言をされました。言論の自由を最大限尊重するのが私どもの基本的立場ですが、放射能汚染に対し「日本の食品の基準値が甘い」という印象をふりまくご主張は事実と異なり、看過できません。事実と異なるこの発言によって、迷惑を被る生産者、不安を募らせる消費者がいます。これは深刻な問題であり、大変憂慮しております。マスコミが「放射性廃棄物と食品の基準値は同じ」という表現をしないのは、電力会社などスポンサーの圧力のせいではありません。その理由をこれからご説明します・・・


これまで散々福島を脅してきたアサヒ新聞にしては、マトモそうだ。もっともこれは記事ではなく「web論座」というコラムの「山本太郎さんは福島を代弁できるか?」というシリーズ。これを書いた高橋真理子氏は確か2011年中に、「理系」の立場からかなりマトモな記事を書いていた記憶がある。「大岩ゆりっぺ」とは大違いの本格「理系」なのだが、何故かその後表面から消えたような印象。アサヒ社内での「文系」の感情的妄想に負けたのか?

よくわからんが、未来の「アサヒ新聞=風評加害者、福島戦犯裁判で有罪」を避けるためには、せいぜいガンガレにゃ。もう過去の脅しの経緯からすると、今更「免罪符」なんて手遅れの感もあるし、さすがのアサヒも「中核派には引いた」って程度かもしれないから、何も期待しないけど。

そうそう同じ「web論座 山本太郎さんは福島を代弁できるか?」にこんなのもある。
山本太郎当選に対する福島からの「希望」の在処――ある県外避難をした福島人との会話
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/special/2013073100007.html?iref=webronza
――だとしても、あたかも、福島の一次産品の多くが法定の基準値前後のものばかりであり、それがすなわち汚染されているかのように受け止められかねない言い方は、米の全袋検査の結果をはじめ、様々な公表されている事実を踏まえないものだいうことは確かですよね。

「それは、そうですね」

――そういった様々な情報提供がすでにされ始めてデータもある程度揃ってきている上でも、基準値の安全性や現在の検査体制が信用出来ないとか、そもそもなんとなく気持ち悪いからそれを選ばないという自由は、それはそれで尊重されるべきと思います。
 ただ、「選ばない自由」の尊重を実現したいからといって、「選ぶ自由」を抑圧する必要はないでしょう。「選ばない自由」を尊重してもらいたいならば、それと同様に「選ぶ自由」も尊重していかなければ反発は起こります。「福島産品の生産・流通自体を止めて、国が全部補償しろ」という話は、一見お上を敵にした正義感あふれる態度のように見えるかもしれませんが、当事者からしたら生業や慣れ親しんできた暮らしを奪う陵辱の言葉です。
 この2年間で、どれだけ生産者たちが安全確保のための放射性物質のチェック体制を整えてきたのか。その苦労と努力の実状を知っていたらそう簡単には言えないのではないかと思います。地元で話を聞いていたらそういう感覚は理解できませんか・・・


筆者の開沼博氏は「福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員」。福島を故郷とする人は「文系」でも一味違うか?フクシマではない福島のためにガンガってほしいにゃ。

最後に「ルイカ」さん(福島市)のこんなツイートを

ルイカ☆ ‏@ruikasama 7月24日
さっきも書いたけど、山本太郎が比例は三宅洋平へと呼びかけていたにもかかわらず、福島で三宅洋平の得票率が全国最低クラスであることから考えれば、福島で山本太郎・三宅洋平がまったく支持されていないのは事実。


ルイカ☆ ‏@ruikasama 7月24日
そんなに福島で支持されてる自信があるなら福島で出ればよかったのにね。そもそも福島に犠牲を強いる公約を掲げてるんだから、それを福島で立候補しないで遠く離れた東京で出るなんて卑怯。東京で当選しようと福島で支持されてる根拠にはならない。


東京のローカル新聞が「福島で餓死した人がたくさんいる」とデマを叫ぶ活動家を「福島の主婦」として扱い、その人が首相と与党に「言論封殺」されたと喧伝する。東京で中核派に応援されて当選した山本太郎は、自分は「福島の代弁者」のつもりらしい。しかし大方の県民が逃げずに住んでいる福島では。理由はともあれ「子ども福島」までが中核派と縁切りし、福島選挙区では与党候補が圧勝した。これは自分では決して使えない電力を原発で懸命につくり、ひたすら東京に供給していた震災前40年間の福島の構図と、どこか似ていないだろうか。反原発は福島を植民地化して支配することにおいては原発にソックリだ。

これが2013年8月1日の世界だ。今年の福島産桃は甘いか?


(8/2 追記)
山本太郎について、おなじみ石井孝明さんも書いていたのであげておくのだにゃ。
放射能問題、「トンデモ話」を見破れ!--山本太郎「議員」の主張を例に - 石井 孝明
http://blogos.com/article/67153/

しかし私から見れば、山本氏の主張は間違いだらけで、その中には福島と日本を中傷する許し難いものも多かった。山本氏とその周辺の人々は、学び、誤りに気づいて是正してほしい。もし、このままの調子なら、ただ混乱だけを産み続けるはずだ。日本に生きる私たち全体の悲願である、放射能の恐怖からの解放、そして福島の復興に、山本氏とその支持者は邪魔を続けかねない。

ただし、この出来事をきっかけに、社会全体に自省がもたらされれば、禍は福に転じることができる。放射能をめぐる事実を、冷静に科学的な考えを使って検証してほしい。格言を引くならば「暗闇を呪うよりも、ろうそくに火をつける」営みをするべきだ。学び、専門家に教えを願い、科学的な思考で問題を解析できれば、異様な行動によって自分と他人を傷づけることは少なくなる。

現状で、あらゆる科学的な知見が、幸いなことに「放射能防護に配慮し、普通の生活を送る限りにおいて、今回の原発事故で健康被害が起こる可能性はほぼありえない」ということを示している。これを認められれば、山本氏の当選を含め、一連の原発事故をめぐる大騒ぎは「私にとって、社会にとって一体なんなのか、無駄でばかばかしいものではないか」という結論を大半の人は自然と抱くであろう。

「知の闇を照らす灯(ともしび)」を点灯し、道を見つけるのは、私たち一人ひとりなのである。
プロフィール

shinobuyamaneko

Author:shinobuyamaneko
 福島県福島市の信夫山に住むネコです。
 2011年3月の原発事故以後、ネット上には「もう福島市は放射能高くてダメ!逃げてください!」「福島はチェルノブイリ以上!」「子供を見殺しにしないで!」等の「反原発の叫び」が溢れました。こういう「叫び」「脅し」の効果もあって福島に来る人は激減。街は沈み、市民もネコも「すぐに逃げてください!」に怯えながら、静かに暮らしていました。(←しばらくすると連中の嘘・デマがバレてきて、みんな元気になってきましたが。)
 この種の「叫び」の根底に、「反原発」の「福島壊滅ならば原発全廃にできる!大大大チャンスだ!」っていう「喜びの」心理はないですか?原発全廃の為にはまず「福島壊滅」が必要とばかりに、科学的、医学的、論理的に怪しい説、大げさな数字等が「連呼」「拡散」されていないですか?それが「正義」になっていませんか?
 信夫山ネコは「故郷福島壊滅」を「原発全廃」の手段に利用することに断固反対です。もし根拠がない数字や説の拡散による自殺とかの悲惨な「風評被害」が出たら、大人しい福島人も終には訴えたりするのかにゃ。そんな日の為にも、今はとにかくデマ、風評、誇張、脅し等を除染しながら記録するにゃ。(「リンクフリー」です 対「反原発」、対「放射脳」等での引用ご自由に)

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