「戦国武将の実力」

この本は「武将名鑑」というか、事典のようなものなので、感想というようなものは特にない。
111人の武将をとりあげて、簡単な経歴・業績などを紹介しているわけだが、副題に「通信簿」とあるように、先見性、統率力、教養、実行力、企画力という5つの面をそれぞれ5段階評価している。
また、著者が「はじめに」でことわっているように、戦国武将の人数というのは、その定義が曖昧だから、数字をあげることはできない。「信長の野望」では100人ぐらいの武将が登場するようだが、本書にとりあげられていない武将もいるようだし、その逆もあるらしい。
「真田丸」で惜しまれつつ殺されて終わる室賀正武は残念ながら取り上げられていない。また、来年の大河ドラマの井伊直虎も取り上げられていない。
5つの評価軸もゲームだったら、知力、攻撃力、防御力などとなるのだろうが、歴史家としては先見性があるかどうかというのは結構ウェイトが高いのかもしれない。

(CSVファイル、ただし拡張子はtxtになっているので、ダウンロード後ファイル名を変更のこと。下の表画像クリック)
