みどりの券売機
先日、暮に家人の実家へ行くときに新幹線のトラブルに遭遇したことを書いているが、その切符の予約購入について書いておく。
購入したのは[自宅最寄駅―新大阪―(新幹線)―岡山―(在来線特急)―観音寺]という、JR西日本~JR四国の乗継ルートである。
新幹線と在来線特急乗継割引はなくなっているので通しで切符を買うメリットは若干減じているが、切符を揃えておくほうが安心なので、前もって買っておく。
また、新幹線のぞみ号が全席指定になる時期なので、いつもは自由席にしているのだが、今回は指定席をとらざるを得ない。
新大阪―岡山は1時間弱だから、デッキに立っても良いのかもしれないが。
さて今回の切符だが、テレビCMではスマートEXとかも宣伝されているけれど、これを使っても実際には面倒になると予想される。
まず家人と2人なのでスマートEXを使えるのか? これは使える。家人もICOCAを持っているからそのカード番号を登録すれば、私が2人分を予約できる。
しかし、スマートEXは新幹線だけになるから、結局、在来線乗継の切符は別に買わないといけない。カードで入出場というわけにはいかないのである。特に四国はICカード事情が良くない。
しかたがないので最寄り駅まで行って通しの切符・指定席特急券を買うことにした。
そして驚いた。みどりの窓口が11月30日で終了していた。
ここもかぁ、なんのために駅まできたんだ、面倒だなぁ。
みどりの窓口があった場所の横に、みどりの券売機の案内が貼られていて、すぐ右手に1台その券売機が設置されている。
これを使うしかないなぁ、それにしても面倒だなぁ、これで必要な切符が全部買えるんだろうか、疑問で頭がいっぱいになったが、他の選択肢はない。事前知識はないけれど、なんとかなるだろうとみどりの券売機を使うことにした。
案内ポスターによると、画面にコールセンター呼び出しボタンがあることになっているのだが、この駅のものにはそういうものはない。どうなってるんだろうと訝りながら券売機に付いている受話器をとったら、そこに赤い呼び出しボタンがついている。どうやらこれを押せば良いようだ。
呼び出しボタンを押すと、券売機の上端の表示窓に待ち人数と予想待ち時間が表示された。7名まち、待ち時間は10~15分となっていた。
またくじかれたが、とにかく他の選択肢はないから、ひたすら待つ。少しずつ待ち人数が減ってゆき、10分も待たずに私の番になった。
間抜けな話だが、コールセンターには苦情などもかかるだろうから、まず用向きを伝えなければと考えて「切符を買いたいのですが」というのが第一声。
オペレーターさんは慣れた口調で、乗車日、人数をまず聴いてくる。次に出発地、降車地の駅名を伝える。また復りも購入するかどうか聞かれ、そのつもりだと伝える。
新大阪から岡山は新幹線ですねと確認があって、希望時間を言うと、候補となる列車を案内してくれる。同時に操作画面にその候補列車リストも表示される。そして、どの列車もかなり混雑しているので、2人並びの席は難しくなっていると告げられた。
2人並びの席だと、のぞみ〇〇号だととれるかもしれないと言われ、同時にその列車の空席が操作画面に表示される。
それを見ながら、「では××号車のnnA、nnBでお願いします」と伝えると、それでまず押さえておきますとのこと。
ついで岡山からの在来線特急だが、こちらもかなり混雑しているとのこと。この特急は自由席があるのか(いつもあるのだが、のぞみ号みたいに指定だけにしていないか)確認し、それなら自由席で(岡山での待ち時間が長いので座れるだろうと予想)。
同じ要領で復りの切符も購入。
最後に、支払い方法を聞かれ、クレジットカードでの支払いを申し出て、オペレーターの案内にしたがってカードを挿入、暗証番号を入力。
切符の束が出力されてきた。
オペレーターから、切符の確認をしてください、と。
実は、窓口が閉鎖されてることを知らなかったので、駅の窓口で円滑に切符を買えるように、岡山での連絡も考慮して、JR空席案内も見て希望列車のリストを作って駅へ行っていたのだが、オペレーターの迅速、的確、丁寧な応対で、そうしたリストなどなくても、てきぱきと適切な案内をしてもらえたのではないかと思う。
また券売機の操作画面に、列車リストや空席案内(列車の座席イメージ上に空表示)があるので、それを見ながら判断できるので、従来の窓口でもたもた駅員とやりとりするよりも良いとも思う。
なにより、機械相手ではなく、オペレータ相手だから、聴き返すことも、確認することもできて、安心感も十分ある。
初めは、窓口閉鎖でここもサービス低下だと思ったわけだが、それを補って十分のものだと思う。
ネットで何でもやろうとする時代で、私もスマートEXやe5489で自力解決を考えたわけで、オペレーターにも最後に、JRの複数会社、新幹線・在来線をまとめて手続きできるサービスがあったら良いと希望を述べたが、考えてみればJR四国は自動改札は未整備だから、ICOCAで入出場というわけにはゆかないわけで、当分、切符が便利ということになるだろう。
現実味のある方法としては、今でもe5489などでやられている方法だが、ネットですべての切符の購入を済ませておけば、駅の券売機にその情報を読み取らせたら、オペレーターとのやりとりなしで切符がまとめて発券されるようなシステムができるのではないだろうか。
JR全体でどのぐらいこの券売機が置かれ、コールセンターにどのぐらいのオペレーターがいるのか知らないけれど、従来の窓口での長い待ち時間の緩和にも有効ではないだろうか。
最大の不満は、駅にこの券売機が1台しかなく、私が操作している間にも1人が待っていた。切符の内容からして時間がかかるので、もう1台ぐらい置いてもらいたいと思う。
あと今まで、(他の仕事もある)駅員の対応に比べ、オペレーターの女性の声は愛らしく、はきはきしていて好感がもてる。
私が使った端末機はオペレーターの顔が映らないタイプだったのは残念だ。
購入したのは[自宅最寄駅―新大阪―(新幹線)―岡山―(在来線特急)―観音寺]という、JR西日本~JR四国の乗継ルートである。
新幹線と在来線特急乗継割引はなくなっているので通しで切符を買うメリットは若干減じているが、切符を揃えておくほうが安心なので、前もって買っておく。
また、新幹線のぞみ号が全席指定になる時期なので、いつもは自由席にしているのだが、今回は指定席をとらざるを得ない。
新大阪―岡山は1時間弱だから、デッキに立っても良いのかもしれないが。
昔、のぞみ号が設定された初めの頃は全席指定で運行されていたことがある。その頃、東京出張の帰り、時間が予定よりだいぶ遅くなって、東京駅でのぞみ号の指定席を買おうとしたら満席になっていたことがある。しかたがないので指定席料金を払いながらデッキで立って大阪まで帰ったことがあった。
さて今回の切符だが、テレビCMではスマートEXとかも宣伝されているけれど、これを使っても実際には面倒になると予想される。
まず家人と2人なのでスマートEXを使えるのか? これは使える。家人もICOCAを持っているからそのカード番号を登録すれば、私が2人分を予約できる。
しかし、スマートEXは新幹線だけになるから、結局、在来線乗継の切符は別に買わないといけない。カードで入出場というわけにはいかないのである。特に四国はICカード事情が良くない。
しかたがないので最寄り駅まで行って通しの切符・指定席特急券を買うことにした。
そして驚いた。みどりの窓口が11月30日で終了していた。
ここもかぁ、なんのために駅まできたんだ、面倒だなぁ。
⇒みどりの券売機(JRおでかけネット) |
これを使うしかないなぁ、それにしても面倒だなぁ、これで必要な切符が全部買えるんだろうか、疑問で頭がいっぱいになったが、他の選択肢はない。事前知識はないけれど、なんとかなるだろうとみどりの券売機を使うことにした。
案内ポスターによると、画面にコールセンター呼び出しボタンがあることになっているのだが、この駅のものにはそういうものはない。どうなってるんだろうと訝りながら券売機に付いている受話器をとったら、そこに赤い呼び出しボタンがついている。どうやらこれを押せば良いようだ。
後で知ったのだが、新しいタイプは操作画面に呼び出しボタンがあり、券売機上部にはオペレータの顔が映るようになっているらしい。
呼び出しボタンを押すと、券売機の上端の表示窓に待ち人数と予想待ち時間が表示された。7名まち、待ち時間は10~15分となっていた。
またくじかれたが、とにかく他の選択肢はないから、ひたすら待つ。少しずつ待ち人数が減ってゆき、10分も待たずに私の番になった。
間抜けな話だが、コールセンターには苦情などもかかるだろうから、まず用向きを伝えなければと考えて「切符を買いたいのですが」というのが第一声。
オペレーターさんは慣れた口調で、乗車日、人数をまず聴いてくる。次に出発地、降車地の駅名を伝える。また復りも購入するかどうか聞かれ、そのつもりだと伝える。
新大阪から岡山は新幹線ですねと確認があって、希望時間を言うと、候補となる列車を案内してくれる。同時に操作画面にその候補列車リストも表示される。そして、どの列車もかなり混雑しているので、2人並びの席は難しくなっていると告げられた。
2人並びの席だと、のぞみ〇〇号だととれるかもしれないと言われ、同時にその列車の空席が操作画面に表示される。
それを見ながら、「では××号車のnnA、nnBでお願いします」と伝えると、それでまず押さえておきますとのこと。
ついで岡山からの在来線特急だが、こちらもかなり混雑しているとのこと。この特急は自由席があるのか(いつもあるのだが、のぞみ号みたいに指定だけにしていないか)確認し、それなら自由席で(岡山での待ち時間が長いので座れるだろうと予想)。
同じ要領で復りの切符も購入。
最後に、支払い方法を聞かれ、クレジットカードでの支払いを申し出て、オペレーターの案内にしたがってカードを挿入、暗証番号を入力。
切符の束が出力されてきた。
オペレーターから、切符の確認をしてください、と。
実は、窓口が閉鎖されてることを知らなかったので、駅の窓口で円滑に切符を買えるように、岡山での連絡も考慮して、JR空席案内も見て希望列車のリストを作って駅へ行っていたのだが、オペレーターの迅速、的確、丁寧な応対で、そうしたリストなどなくても、てきぱきと適切な案内をしてもらえたのではないかと思う。
また券売機の操作画面に、列車リストや空席案内(列車の座席イメージ上に空表示)があるので、それを見ながら判断できるので、従来の窓口でもたもた駅員とやりとりするよりも良いとも思う。
なにより、機械相手ではなく、オペレータ相手だから、聴き返すことも、確認することもできて、安心感も十分ある。
初めは、窓口閉鎖でここもサービス低下だと思ったわけだが、それを補って十分のものだと思う。
ネットで何でもやろうとする時代で、私もスマートEXやe5489で自力解決を考えたわけで、オペレーターにも最後に、JRの複数会社、新幹線・在来線をまとめて手続きできるサービスがあったら良いと希望を述べたが、考えてみればJR四国は自動改札は未整備だから、ICOCAで入出場というわけにはゆかないわけで、当分、切符が便利ということになるだろう。
現実味のある方法としては、今でもe5489などでやられている方法だが、ネットですべての切符の購入を済ませておけば、駅の券売機にその情報を読み取らせたら、オペレーターとのやりとりなしで切符がまとめて発券されるようなシステムができるのではないだろうか。
JR全体でどのぐらいこの券売機が置かれ、コールセンターにどのぐらいのオペレーターがいるのか知らないけれど、従来の窓口での長い待ち時間の緩和にも有効ではないだろうか。
最大の不満は、駅にこの券売機が1台しかなく、私が操作している間にも1人が待っていた。切符の内容からして時間がかかるので、もう1台ぐらい置いてもらいたいと思う。
あと今まで、(他の仕事もある)駅員の対応に比べ、オペレーターの女性の声は愛らしく、はきはきしていて好感がもてる。
私が使った端末機はオペレーターの顔が映らないタイプだったのは残念だ。