PRiVACE―プライベースって読むのか

sec_01_img02-pc.jpg 先日、テレビをチラ見したら、阪急電車をとりあげた「鉄オタ」番組をやっていた。
その番組で、阪急の新しい有料の座席指定車両の運搬シーンがあって、大変だな、一体何編成あるんだろうなどとぼんやり考えていた。

特急に連結するもので、この仕様の車両で編成するわけではないようだ。


この新しい有料特急(座席指定車両)は、"PRiVACE"という愛称が付いている。
私は通勤のときに阪急梅田駅の前を歩いていくので、この特急が走ることはポスターで知っていた。"PRiVACE"という愛称も目にしていた。

"PRiVACE"というネーミングは、privateを捻ってプライベートな空間を提供するという意味を込めたんだろうけれど、PRIVATE"だったら「乗務員室」になってしまうなぁ、などと考えながら、ところでこれは何と発音するんだろうと思っていたのだが、上述の番組中で"プライベース"と読むとのことだった。(後日、ポスターの下のほうにカタカナで"プライベース"と書いてあることに気づいた)

私はきっと"プリヴァーチェ"と読むんだろうと思っていたから、拍子抜けしてしまった。
お洒落な阪急にしては、垢抜けしないネーミング(音)だなぁと。

昔、たまたまテレビで流れていた映画(SSNも持たない女主人公がスターになっていくような話だった)の中で、主人公がこれに着替えろと渡された"Versace"を"ヴァーセイス"とか"ヴェルセイス"と発音するシーンがあったのを思い出した。その記憶があるからか、"PRiVACE"も"プリヴァーチェ"と発音するんだろうなぁと思っていたのだけど。


ネーミングはともかく、かなり豪華な設えの列車らしい。
神戸に行く機会があったら、梅田から乗ってもよいかなと思ったのだけれど、これは京都線、梅田と河原町の間である。
南山城に居住する私にはおよそ乗車機会はなさそうだ。そのうち神戸線にも投入されるのかなぁ。そうなら梅田―三宮で乗っても良いけど。

守口市に住んだ一時期を除き、人生の多くの期間で大和・山城の住民の私は、新幹線も新大阪―京都間の乗車経験は少ない。東へ行くときは京都から、西へ行くときは新大阪から乗ることになる。
学生時代は大阪に用事がある時に京都→大阪(京阪三条→淀屋橋あるいは河原町→梅田)はよく利用した憶えがある。


sec_02_img02_pc.png

それぞれ意匠に凝り、工夫された私鉄有料特急は魅力的だ。
近鉄特急はよく利用した。

奈良に住んでいた時、上役と上本町で一杯ひっかけるとき、上役から現金を渡されて、上本町駅の特急券売り場で、最終の特急券(上本町―西大寺)を買いに行って、その時間まで飲むことは珍しくなかった。

南海のこうや号にまだ喫煙車両があったとき、タバコが吸いたくて乗ったことがあった。
小田急沿線に住む義兄宅へいくとき、東京から折り返すのでなく、小田原から小田急の特急を利用したこともあった。

これらは以前の私鉄有料特急の代表だと思うけれど、近年は他社も有料特急(座席指定)を走らせるようになっている。ただし多くは、JRで言うところのグリーンのようなもので、列車が特別というわけではない。当然、停車駅は無料の普通車両と同じ。

なので移動を目的とする場合は、よほど混雑とかの事情が無い限り、これを使おうという気にはなりにくい。実際そうしたものを利用した憶えがない。


その点、特別感があるのは近鉄。珍之助さまが乗車された「青の交響曲」とか、私も乗っては見たいものの、吉野に行くのに、我が家からまっすぐ南へ行く感じのところを、わざわざ阿倍野まで行ってこれに乗るのはさすがに面倒。

前に吉野に行ったときは西大寺―橿原神宮前―吉野を特急を乗り継いだ(往きのみ)。「青の交響曲」も京都線を走らせてくれたら乗るかもしれないけど。


わざわざそれに乗るために行くのは鉄オタ、鉄っちゃんということだと思うけど、遊園地内を走るアトラクションの電車と、遊園地まで行く列車と、鉄オタにはどちらがひびくのだろう。

パーク内まで乗り入れる線路と列車をつくって、園内に入る区間を乗車する人はパークのチケットが必要です、というようなことをしたらウケないだろうか。


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