武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2024年
12月24日

等々力の価値ある歴史をアーカイブ!「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuギャラリー」公開

等々力緑地は現在、東急、富士通、丸紅、オリックス、川崎フロンターレ、グローバル・インフラ・マネジメント、大成建設、フジタ、東急建設の合弁による「川崎とどろきパーク株式会社」による管理運営および再編整備が進められています。

このたび、川崎とどろきパークが等々力緑地に縁のあるスポーツ等さまざまな展示を充実させた「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu ギャラリー」をオープンします。

2024年12月28日にギャラリーを案内する「プレツアー」開催が予定されており、12月25日(水)まで申込を受付していますので、これに先駆けて弊紙でご紹介いたします。

■「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu ギャラリー」
ギャラリー

■メインスタンド2階のギャラリー


ギャラリーは、Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu(等々力陸上競技場)の、メインスタンド2階に整備されました。

ここには以前から同種の展示がありましたが、川崎フロンターレから川崎とどろきパークに出向して活躍されている、営業部の田中育郎シニアマネージャーが各方面の協力を得て奔走。

川崎フロンターレだけでなく、かわさきスポーツパートナー各チームや等々力の歴史を彩ったさまざまな展示の大幅拡充を実現されました。

■入口は川崎フロンターレの優勝セレモニーのタペストリー展示












まず入口は、川崎フロンターレの優勝セレモニーのタペストリー展示です。
各シーズンにそれぞれ「川崎フロンターレ展」などで展示はありましたが、こうしてずらりと並ぶと、なかなか壮観です。

■さまざまな展示が並ぶギャラリー


■「SHISHAMO」らが出演した「100フェス」


川崎フロンターレのタペストリーの先には、実にさまざまな展示があります。

川崎市市制100周年記念イベント「かわさき飛躍祭」で開催された野外フェス「かわさき100フェス」では、SHISHAMOがついに等々力でのコンサートを実現しました。

■女子ソフトボール「JDリーグ」関連の展示


等々力球場では、女子ソフトボールリーグ「JDリーグ」の試合も行われています。
ソフトボール女子日本代表監督の宇津木さんらのサインボールなども展示されていました。

■Uvanceとどろきスタジアムでは女子サッカーの皇后杯も開催








またUvanceとどろきスタジアムでは、女子サッカーの皇后杯決勝も行われました。
その時のユニフォームと、サインボールです。

■東京五輪の英国代表チーム展示


TOKYO2020五輪では、Uvanceとどろきスタジアムが英国代表チームのキャンプ地になりました。

これも等々力の歴史の1ページです。

■「よみうりクラブ」「ヴェルディ川崎」の展示






またUvanceとどろきスタジアムは、かつてはヴェルディ川崎のホームでした。
前身のよみうりクラブ時代の貴重なユニフォームも展示されていました。

■セイコースーパー陸上2008川崎


セイコースーパー陸上では、ウサイン・ボルトなど世界的に有名な選手も多数来日しました。
これも等々力の歴史の1ページです。

■ラグビー・リーグワン「東芝ブレイブルーパス」の展示


Uvanceとどろきスタジアムでは、ラグビー・リーグワンの試合も行われています。
こちらは東芝ブレイブルーパスの展示です。

■アメリカンフットボールXリーグ「富士通フロンティアーズ」


■アメリカンフットボールワールドカップ2007川崎大会


富士通のアメリカンフットボールチーム「フロンティアーズ」については、弊紙でも何度かご紹介しています。

ただ、2007年にはアメリカンフットボールワールドカップ川崎大会が開催されていたというのも、価値ある等々力の歴史です。

■川崎フロンターレと富士通フロンティアーズコラボグッズ等


■Uvanceとどろきスタジアムでのフロンティアーズ西村豪哲選手始球式


■富士通スタジアム川崎でのフロンターレ伊藤宏樹キャプテンの始球式


富士通フロンティアーズ、川崎フロンターレはお互いの試合の始球式に参加したことがあります。

2015年には川崎フロンターレ伊藤宏樹キャプテン(当時)が始球式で50ヤードのゴールを見事に決めたというのが、伝説になっています。

そんなストーリーも、展示では一つ一つ説明が添えられていて、ギャラリーに単に並べるだけでなく、価値を伝えるものになっていました。

これはギャラリーを創り上げた、川崎とどろきパークの田中さんがこだわられた部分ということです。

■川崎フロンターレの展示


■鬼木監督がセンターで登場するポスター(サイン入り)


そしてもちろん、川崎フロンターレの展示も充実しています。
こちらは鬼木監督がセンターで登場するポスターです。

ご本人が来場されて、サイン入りです。

■長谷部新監督のトレカ


そして川崎フロンターレの長谷部新監督の選手時代の貴重なトレカも、展示されていました。

■マスコット誕生により愛称募集


■歴代後援会会員証


■かつての選手紹介


■J2優勝記念Tシャツ


■J2優勝シャーレ


これらの貴重な品々の一部は、サポーターの方のご協力も得て展示が実現したということです。

■かつてのメインスタンドのロッカールーム


旧メインスタンドのロッカールームは、以前から展示はされていましたが、さまざまな展示が揃ったことで、新たに命を吹き込まれた印象です。
 
■世界のビッグクラブコーナー


■ACミラン




■サントスFC




■マンチェスター・ユナイテッドFC




■リヴァプールFC


■FCバルセロナ




■ジダン・ふろん太・フィーゴの3ショット


■ロナウドとふろん太


■ロナウジーニョらビッグプレイヤーとふろん太


それにしても、ふろん太はそうそうたる選手らと記念撮影していますね。

■ボルシア・ドルトムント








当時香川真司選手が在籍していたドルトムントは、2015年にプレシーズンマッチで川崎フロンターレと対戦。6-0でドルトムントが勝利し貫禄を見せました。





各クラブの展示は、他の展示と同様に来日の経緯など説明が添えられていて、きちんと歴史を振り返ることができるようになっています。

川崎とどろきパークの田中さんは、

「等々力では世界大会も開催されるなど、非常に価値ある歴史があります。またスポーツチームもフロンターレだけでなくさまざまなチームが活躍しています。それをきちんと整理し、ストーリーをもって伝えることで皆様に知っていただきたいと思いました」

と、「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuギャラリー」開設の意義を力強く語ってくれました。

川崎とどろきパークでは、今後ギャラリーツアーの開催を予定しており、まず第1弾の「プレツアー」が12月28日(土)に開催されます。
川崎とどろきパークの田中さんが熱く展示解説してくれるほか、メインスタンドのバックヤードツアーも実施する予定とのこと。

その申し込みが12月25日(水)23:59までとなっていますので是非応募してみてください。



■主催
川崎とどろきパーク

■プレツアー開催日時
2024年12月28日(土)
1回目:10:30スタート
2回目:13:30スタート
※所要時間:約90分。所要時間は変更になる場合がございますので、予めご了承ください。

■プレツアー案内場所
「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu ギャラリー」を含むUvanceとどろきスタジアム by Fujitsu 内各所
※ツアーのコース・内容は、変更になる場合がありますので、予めご了承ください。

■プレツアー参加人数
各回20名

■プレツアー参加費
無料
※2025年1月からスタート予定のスタジアムツアーは有料となります。詳細は改めてお知らせいたします。

■申込方法
グーグルフォームでの申込となります。
URL:https://forms.gle/pd4PyjeBupcuenR8A

【締切】12月25日(水)23:59  ※26日(木)、27日(金)をめどに当落ご連絡をさせていただきます。

■ギャラリーでの常設展示内容
・「川崎フロンターレ」の7度の優勝を写したタペストリーや記念シャツ
・富士通フロンティアーズ等、かわさきスポーツパートナーの貴重なユニフォームやサイン色紙
・アメリカンフットボールW杯2007の貴重な資料やトロフィー
※その他、等々力緑地内の各施設に縁のある記念品が飾られています。



また、あわせて等々力球場やとどろきアリーナの展示も拡充されていますので、また別途ご紹介したいと思います。

■武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネル 等々力の価値ある歴史をアーカイブ公開!「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuギャラリー」


最後に、ギャラリーの展示を武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネルで動画でも公開いたしました。こちらもあわせてご視聴ください。

【関連リンク】
川崎とどろきパーク 等々力緑地「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu ギャラリー」オープンとオープン記念の「スタジアムツアー」プレ開催のお知らせ

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2024年
12月23日

大人気「もりもも」登場!中原区役所コンサート年末特別企画「ウィンター・キッズ・スペシャル」が川崎市平和館で開催【動画あり】

中原区役所では、身近な場所で気軽に本格的な音楽を楽しんでいただくことを目に観覧無料の「中原区役所コンサート」を継続的に開催しています。

2024年12月21日(土)は、特別企画「ウィンター・キッズ・スペシャル」と題し、川崎市平和館で開催されました。

■川崎市平和館での「中原区役所コンサート ウィンター・キッズ・スペシャル」
ウィンター・キッズ・スペシャル

ウィンター・キッズ・スペシャル  

中原区役所コンサートは、普段は中原区役所で開催されています。
これが特別企画で別会場で開催されることがありまして、今回は川崎市平和館のホールが会場となりました。

昨年12月に開催された時は「クリスマス・キッズ・スペシャル」でした。
今回も勿論クリスマスソングは登場するのですが、手遊びうたなどさまざまな歌がプログラムに盛り込まれていますので、「ウィンター・キッズ・スペシャル」となりました。

■森遥香さん(左)ときのしたももかさん(右)のユニット「mori&momo(もりもも)」
もりもも

一昨年、昨年に引き続き、出演は歌とピアノのユニット「mori&momo(もりもも)」です。
今回も大人気で、定員160名の事前申し込みは高倍率になったようです。

■きのしたももかさん
もりもも

こちらは歌のきのしたももか(木下萌々香)さん。

音大にて声楽やミュージカルを学び、卒業後は子ども向けコンサートや幼児教室の配信の歌のお姉さんとして活躍。キングレコードでこどものうたのレコーディングも多数行っています。

2023年にはファミリーミュージカル「DADDY」に歌のお姉さん役で出演し、横山だいすけさんと共演。また2024年からはリトル・ママフェスタにステージゲストとして出演中ということです。

■森遥香さん
もりもも

ピアノは、森遥香さんです。

森遥香さんは国立音楽大学に特別給費奨学生として入学し、ピアノ専攻ソリストコース卒業、桐朋学園大学大学院を修了されました。現在は、声楽・器楽・合唱等との演奏活動を行うほか、国立音楽大学にて伴奏助手に従事されているとのこと。

2024年、迎賓館赤坂離宮における演奏会に出演し、都立高校・専門学校及び音楽教室の講師としてピアノの指導も行っています。

■子どもたちが大好きな手遊びうた
もりもも

もりもも

「もりもも」さんのステージは手遊びうたからスタート。
みんなで一緒に楽しめるので、子どもたちも大好きですね。

■「どんな色がすき」では子どもたちにインタビューも
もりもも

「どんな色がすき」では、ステージをおりて子どもたちに好きな色を聞いていきました。
それぞれに好きな色があって、違いがあるから楽しいのです。

■一緒に踊る子どもたち
もりもも

「YOASOBI」の「ツバメ」では、羽ばたくようなシンプルな振り付けで子どもたちと一緒に踊りました。

■森遥香さんのピアのソロも素敵
もりもも

もりもも

プログラムには、森遥香さんのピアノソロもありました。
優しい、素敵な旋律でしたね。

ソロだけでなく、楽しい会場を創り上げるのに、森遥香さんのピアノが欠かせない存在でした。

■明るく楽しいステージ
もりもも

■「だれにだっておたんじょうび」
もりもも

「だれにだっておたんじょうび」は会場全員参加です。
子どもたちも保護者の方も、皆さん必ず12か月のどれかが誕生日です。

「1月生まれ~!」「はーい!」
と、みんなで盛り上がりました。

■「勇気100%」はバルーンを掲げて
もりもも

■バルーンアーティストの「まこプー」さん
もりもも

「勇気100%」は、会場全体でバルーンを掲げました。
このバルーンは、ボランティアのバルーンアーティスト「まこプー」さんの協力によるものです。

■サンタクロースの衣装のお子さん
もりもも

クリスマスシーズンということで、サンタクロースの衣装のお子さんの姿もあちこちに。

客席にはベビーカー優先ゾーンを設けるなど、未就学児のお子様も安心して参加できるよう配慮されて、皆さん楽しんでいらっしゃったように思います。

■武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネル 大人気「もりもも」登場!中原区役所コンサート「ウィンター・キッズ・スペシャル」


さて、「もりもも」の魅力は当然ながら写真ではどうしても伝わりません。

そこで、武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネルでハイライト動画を公開させていただきました。こちらをどうぞ、ご視聴ください。

■もりももチャンネル


■もりももInstagram


■きのしたももかさんInstagram


■森遥香さんInstagram


また、「もりもも」のYoutubeチャンネル、きのしたももかさんと森遥香さんそれぞれのInstagramもありますので、あわせてご紹介させていただきます。

【関連リンク】
2020/12/26エントリ 等々力陸上競技場で初収録「In Unity2021」PRと「中原区役所コンサート」動画が公開、いずれも無観客&動画配信で開催に 2022/8/25エントリ 「中原区役所コンサート」がグランツリー武蔵小杉で開催、人気ピアノYoutuberのみやけんさんがヒット曲など演奏
2022/12/17エントリ 中原区役所コンサート「クリスマス・キッズ・スペシャル」が川崎市平和館で開催、歌とピアノのユニットで楽しいひととき
2023/12/25エントリ 中原区役所コンサート「クリスマス・キッズ・スペシャル」が中原平和館で開催、昨年大好評ユニット「もりもも」が出演

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2024年
12月22日

川崎フロンターレ監督退任・鬼木達氏が川崎市市民特別賞受賞、福田市長と歓談【全文掲載・動画あり】

川崎フロンターレの監督を8シーズンにわたってつとめてきた鬼木達(おにきとおる)監督は、2024シーズンをもって退任しました。
鬼木監督は8シーズンで実に7つものタイトルをもたらし、これは広く川崎市民にも多くの夢と希望を与えました。

この功績をたたえて、川崎市より鬼木監督に「川崎市市民特別賞」が授与することとなり、12月12日に川崎市役所において授与式が行われました。

授与式では川崎市の福田紀彦市長と鬼木監督の歓談、また終了後に鬼木監督の囲み取材も行われ、弊紙も取材させていただきましたので、ほぼ全文をでお伝えいたします。

また今回はこの模様を武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネルで同様にほぼノーカットで公開いたしますので、あわせてご視聴ください。

■鬼木監督川崎市市民特別賞贈呈式
鬼木監督川崎市市民特別賞贈呈式

■「川崎市市民特別賞」賞状の授与


鬼木監督は、川崎フロンターレを指揮した8シーズンで7つのタイトルを獲得しました。

2017シーズンのJ1リーグ優勝という「クラブ初タイトル」に始まり、翌2018シーズンもリーグ連覇。さらに翌2019シーズンは3連覇を逃すものの初のルヴァンカップ優勝を果たしました。

2020、2021シーズンはJ1リーグを再び連覇し、中村憲剛さんのラストシーズンとなった2020シーズンには天皇杯も制して「2冠」を達成しました。

そして2023シーズンには再び天皇杯を制し、これで累計7タイトルです。
Jリーグの監督としては他に例がないほどの偉業といえます。

川崎フロンターレのファン・サポーターのみならず、川崎市全体が盛り上がることとなり、川崎市への貢献が顕著であるため、今回の受賞となりました。

■副賞の10万円


川崎市市民特別賞では、賞状のほか副賞10万円、ガラス製記念品「躍(やく)」が贈られます。
「躍」については後日贈呈となり、当日には賞状と副賞10万円が贈呈されました。

副賞10万円贈呈のフォトセッションを求められた福田市長は「この写真いる?10億円とかならともかく(笑)」と笑いをとりつつ、鬼木監督と撮影に応じていました。

贈呈式に続いて、鬼木監督と福田市長の歓談が行われましたので、まずはそのほぼ全文をお届けいたします。



■鬼木監督と福田市長の歓談


福田市長:
なんか、(報道陣が多くて)ゆっくり語れる雰囲気ではないですけど(笑)。でも本当にお世話になりまして、ありがとうございました。

鬼木監督:
いえいえこちらこそ、本当にありがたいです。

福田市長:
就任されてから、こんな(8年間)経ったんだと思って、改めて振り返ってみると、すごい毎年でしたね。

鬼木監督:
本当に早かったですね。
シーズン中は長いなって感じにはなりますけど、こうなると一気に来たなっていう感じはしますね。はい。

福田市長:
ここ数日のいろんな報道を見ていると、いやーすごく大変な毎日っていうのがすごい伝わってきて、こうなんだなー、たいへんなプレッシャーだなっていうのは常にわかるんですけど、でも日々そういう・・・

鬼木監督:
まあでも、
どちらかっていえば楽しいことの方がやっぱり多かったですし、皆さん苦しいって思っている時も、意外となんですかね、新しいことにチャレンジしているように楽しかったり。まあ試合があるので、まあ最後もそうでしたけれども、連戦連戦になると何か考える間もなく。そういう意味ではサッカーのことをずっと考えていられるっていうのは幸せですけどね。



福田市長:
本当にこれだけタイトルを取ってくださったというのは、みんなが週末終わって仕事に行くと、この役所もそうですけど、入ってくるとみんな昨日の試合の話になって、盛り上がるっていうのを本当に市内いたるところで、まあ市内だけじゃないですけど、そういう本当にドラマを見せていただいたんで。数えきれない感動ですよね。本当にありがとうございました。

鬼木監督:
いえいえ、こちらこそ本当に。やっぱり何ですかね、退任の時のコメントでも言いましたけど、自分っていうよりも本当に皆さんに助けられて(タイトルを)取れたので、それはもう、人の後押しができなかったらできなかったので、非常に感謝していますし、パレードも感謝していますし、やっぱあの優勝の時のね、あれは一番忘れられないですし。

福田市長:
17年の初タイトルの時のパレードの、上から見た光景だとか、すごいあんな景色初めて見たので、感動しましたよね。人の波が押し寄せてくる感じでしたもんね。

鬼木監督:
本当にやっぱり、はじめてだったのもありますけど、みんな本当にうれしそうでしたし、まあもちろん勝った瞬間のあのスタジアムの雰囲気もそうだったんですけど、いろんなものを協力していただいて、本当に感謝しています。



福田市長:
同じ誕生日って知ってました?4月20日なんですけど。

鬼木監督:
え、ほんとですか?


福田市長:
あの、意外と共通点ありまして(笑)

鬼木監督:
まさかこのタイミングで(笑)


福田市長:
あの、僕いろんなところで実は言ってまして。鬼木さんと同じ誕生日なんだよとか言って。

鬼木監督:
サポーターの方にたまに言われることあるんですけど、
まさか(笑)



福田市長:
(鬼木監督の)次男さんにうちの次男が、サッカーいっしょに、近所の公園でお世話になったり、ご近所さんだったりとか。一緒のアパートの部屋住んでたりとか、いろんなご縁があって。

鬼木監督:
たまたま会うっていうのもありましたもんね。


福田市長:
嘘の話もあって、この前びっくりしたんですけど、鬼木さんが髪の毛ボサボサの時に、ヘアサロン紹介したのが僕だということになってるらしくて、そんなのありえないでしょと(笑)

鬼木監督:
さすがにそれは違いますね(笑)




福田市長:
真偽不明な話が出るぐらい、本当にどっぷり川崎で26年ですよね。

鬼木監督:
そうですよね。まあでも本当にあれですね。川崎自体もかわってどんどんどんどん変わっていって、なんか、言い方悪いですけど、ほんと最初自分が26年前に来た川崎とは全然違うイメージにどんどんどんどんなってきているんで、それもやっぱりプロクラブとして地域貢献じゃないですけど、そういうものが少しずつ実ってきているのもありますし、また川崎市としてもいろんな協力をしていただいて、一緒に発展できてきているかなっていうのが、すごく喜ばしいことですね。

福田市長:
本当に街の景色を変えてくれたのはこのフロンターレの力って本当に大きくて、やっぱり老若男女がチャリンコで来るとか、歩いて3世代が来るとか、そういう雰囲気を監督含めてですかね、皆さんが作ってくれたなという風に思いますし、スポーツ不毛のところでしたからね。それが本当にまちづくりを一緒にやっていただいたという感がありますよね。

鬼木監督:
でも本当に、最初は大変でしたけどね(笑)

福田市長:
なんだか涙とともに汗もでてきて(笑)



福田市長:
ものすごいこの、(報道陣の数が多くて)初めての雰囲気ですね、これ(笑)この状態で普通に話そうっていうの、変な感じですけど。

鬼木監督:
僕は初めてだから、いつもこんな感じなのかなと(笑)

福田市長:
いやいやいや。

鬼木監督:
違うんですか。

福田市長:
やっぱり注目度が圧倒的に違うので。

鬼木監督:
じゃあもうちょっとかしこまります(笑)

福田市長:
でもやっぱり、フロンターレの伝統っていうか、1回フロンターレに在籍した選手だとか、スタッフの皆さんっていつまでたってもフロンターレファミリーじゃないですか。だから鬼木さんもどこ行かれてもやっぱりフロンターレファミリーなので。

鬼木監督:
でもまあほんと、なんか退任決まってからすごくこう、いろんな人からメッセージをもらっていて、新天地でもとか、遊びに戻ってきてくださいとか、いろんな声をかけてもらって、また最後(退任セレモニーで)、あんなにピッチであんな感じにやってもらえるとは思っていなかったので、ちょっと自分自身キちゃいましたね。

福田市長:
だってあれ、全員残って、もうあんな雰囲気って、だからみんなが感謝を伝えたいっていう、そういう雰囲気ですよね。

鬼木監:
だからまあ、ほんとありがたかったですよね。寒かったから申し訳ないなとか思って。

福田市長:
心は熱くなってますからね。本当に。

■鬼木監督の胴上げ
胴上げ

■サポーターの皆さんと記念撮影
サポーターが集まるGゾーンへ<

■黄金のジャケットを着てのシャーレアップ
黄金のジャケットを着てのシャーレアップ

福田市長:
でも、最後の言葉の中で、ブーイングもなく、こういうのをやってこれたクラブが素晴らしいっていう風なことをおっしゃってましたけど、なんかそれって、これからもずっとそういうチームであり続けたいですよね。

鬼木監督:
そうですね。なんかやっぱり、普通のことではないので。唯一無二というか、そこはぜひいろんな形でそうやってやってもらえればと思いますし

福田市長:よく川崎市民ってどういう人ですかって聞かれると、「大体フロンターレのサポーターを見ていただくとわかる通り」みたいなのが枕詞があって、やっぱり退団された方と移籍した方というのでもファミリーで、拍手で迎えますし、ブーイングないですし、っていうので、それが街の誇りにもなっていますし、そういうチームがあるっていうこと自体が。だからほんとに、活躍してて優勝チームで、常勝チームになっても普段と変わらない距離感っていうのをずっと保ち続けてくださっているのは本当にありがたいですし、鬼木監督がそういう雰囲気っていうのをまず本当に示していただいてたんで、本当にありがたいですね。



福田市長:
年末はもうちょっと、いろんな準備?

鬼木監督:
今が一番忙しいかもしれないですね。
でも今日まででだいぶ落ち着くと思います。だいぶ。やっとゆっくりできるかなっていう感じですね。ただ憲剛の引退試合もあって。それも楽しみにしています。

福田市長:
そうなんですよね。今年一番悔しいのは憲剛さんの引退試合行けないんですよ、なんど。ちょっと一番悔しい(笑)行かれる?

鬼木監督:
行きますんで、思いだけ伝えておきます(笑)






続いて、川崎市市民特別賞贈呈式のあとに行われた、鬼木監督の囲み取材についてもほぼ全文をお伝えいたします。

■贈呈式終了後の囲み取材
囲み取材



--川崎市市民特別賞受賞のご感想は。

いやもう光栄ですね。自分が何かしたっていうわけではない中で、いろんな人のこう、助けがあり、そういう中でこういう賞をいただけたっていうのは嬉しく思いますし、ただほんとに、自分がもらうことよって、そこにいろんな人が携わってくれたので、そういう人たちも一緒に誇りに思ってくれると嬉しいかなと思います。

--川崎の街の印象の変化は。

単純にフロンターレのことだけでいえば、やっぱり応援してくださる、まずフロンターレの名前を知ってもらえていた人たちが非常に少なかったので、そういう中で、今ではスタジアムも満員になりますし、当時はたぶん3,000人とか、かなり長い間、4,5千人とか、多くてもそれぐらいだったと思うんですよね。

やっぱりJ1行ってとか、ただ成績が上がったからとかではなくて、やっぱりそこに至るまでには地域の方たちと、自分たちもそうですけど名前を憶えてもらったりとかチーム名を憶えてもらったりとか、そういうところからのスタートだったりとか、またなんだろう、街全体もきれいになっていっている印象もありますし、何かこう本当に、人の温かみとか、そういうものも含めて、川崎の良さを知ってもらえればなっていうような感じで今は非常に思いがありますね。

--川崎フロンターレが認知されるようになったきっかけは。

いや、何かっていうよりもまずは最初のころは本当に川崎フロンターレといっても本当に何をやっている人たち?っていう感じでしたし、名前なんか当然憶えてもらえないですし、商店街回りしてもあっさりとというか、人もそんなに多くいるわけではありませんでした。

ただそういった中でも商店街の関わった人たちはいろんな形で後押ししてくださったりとか、そういうところからの始まりだったので。

やっぱり認識してもらう、もしくは認識してもらえない、プロでありながらっていうんですかね。そういう寂しさは当初みんなあったと思いますし、また勝てないときはいろんな形で揶揄されることもありましたので、そういうつらさっていうのはありましたけど、でもそれも支えてくださったのはいつも街の人たちだったりとか、サポーターの方だったので、今となればいい思い出かなというふうに思います。

--市民の皆さんへの感謝は強いのでは。

やっぱりそうですね。自分たちの仕事はいろんな人とかかわっていくものであり、よく自分たちは「力を与えてもらってありがとう」という言葉を頂くんですけれども、もうむしろ本当に逆で、僕たちは力をもらって、力を発揮している、そういう立場なので、本当にそこは支えられているということと、あとやっぱり皆さんもそうだと思うんですけど、コロナ禍の時とか、本当に試合をやる意義とか、無観客の時とか、そういうものは非常に自分の中では感じていた中で、やっぱり選手にも人がいる中でプレーさせたいですし、実際勝った時に喜びも、まあ身内だけで喜んでいるものと、多くの人が応援してくださっている中で喜ぶのと、まったく違うので、まあそういう意味でいうと、人とのつながりっていうのは非常に大事だなっていう風には思ってきていますね。

--初優勝のパレードは格別でしたか。

そうですね。まずは本当に、優勝した瞬間、等々力のスタジアム、あれが一番忘れられないのと、あとはそれに負けないぐらいのそのあとのパレードというのは、もうわかっていてもすごいというか、そこの喜びというか、その瞬間の喜びというのは当然わかるんですけれども、パレードのように日が経ってからもあれだけ盛り上がれるっていうのは、本当にみんなが心待ちにしてくれてたんだなっていうのは非常に、喜びを分かち合えるっていうのはいいなあって思いましたね。

--別のチームとして等々力に立つとしたら、どう迎えてほしいですか。

答えられないですね(笑)それは自分から要求するものではないと思いますので、どんな形でも等々力のピッチに立てるのであれば幸せかなと思います。

--新監督の印象や求めることは。

そこに関しては、やっぱり自分が話すことではないと思っていますので。ただ長谷部さんという方は、シゲさんは本当に仲良くさせてもらっている方で、本当に人として尊敬できる方なので、もうそこは間違いないということにとどめさせてもらいたいなと思います。

--川崎市民やサポーターの皆さんにメッセージを。

本当にこの川崎で皆さんと過ごせた時間を嬉しく思いますし、またああいう賞を頂いたことも感謝しています。これからも川崎フロンターレ含め川崎市の発展を期待しておりますので、自分自身も含めて、今後もよろしくお願いいたします。

--
長谷部さんとお話しされたことは

言ったことはいえないですけれども、どういうサッカーをやるとかはそういう思いはないです。何かをしてほしいとかはないですし、やっぱり自分も監督なので、クラブが何を求めるかとか、監督が何をしたいのかということが重要なことで、そういう意味でいうといろんな意味で、新しい刺激になると思いますし、そういうものの期待は非常にあります。

またサッカーとして何をっていうのはないんですけど、自分も多くの選手とかかわってきたので、選手をお願いしたいなっていう思いはあります。

--退任発表から最終節までの思いは。

最終戦終わるまではやっぱり試合、試合だったので、そういう考える時間はなくて、今もなかったんですけど、なんだろうな・・ここにきてやっぱり、オフだからグラウンドには当然行かないんですけど、「行かないんだな」という思いとか、そういうのは感覚的には自分自身のところだけで言えばそういう思いはありますけど、自分だけではなくて、常に誰かが抜ければ、これは選手もそうですけど、誰かが出てくるという風に思って生きてますので、そういう意味でいうと各クラブでそういうことが起きているという認識だけであって、ここからはそれぞれが自分たち次第なのかなという思いではいます

--最終戦のロッカールーム映像は観ましたか。

観ました。いつ撮ってたんだっていう(笑)

--泣きましたか。

僕は直接言えないですけど、なんか、あらためてそういう選手の姿を見ると、ジーンとくるのは正直ありますね。

--サッカーから離れられているか。

そうですね。サッカーの映像は観ていないかもしれないですね。この何日間かは。まあ、何かのハイライトとかそういうのは観ますけど、でも1試合っていうのはないかな、今。

--物足りなさは感じるか。

休めば休むだけ、自分自身の焦りはでてきますし、早くいろんなものを入れなきゃなっていう思いと、その反面、今休んどかないと、今エネルギー貯めないと、っていう思いもあるので、非常に。そこは僕いつも下手なんですけど。そんな思いでいます。

--憲剛さんの引退試合出場にあたり、調整プランや見せたい姿は。※弊紙質問

そこが今一番ビビってます(笑)。本当に監督になって動いていないので、まずケガをしないようにしなきゃいけないかなと。ちょっとケガがちだったので、正直。
だかれそれも含めて、何だろう、誘ってもらったときにどうしようっかなというのはあったんですけど、でも一番は憲剛のその姿をどうしても見たいというのがあったので、短い時間でもピッチに立てるように、短時間で、しっかりと準備はしたいと思います。

■中村憲剛さん引退試合前日練習での鬼木「選手」
鬼木監督

■中村憲剛さん引退試合での鬼木「選手」


--憲剛さんの引退試合でもゴールを目指しますか。

あー、残念ながら僕の仕事ではないかな(笑)ただ、でもね、そうやっていろんな人が喜んでくれればいいですよね。はい。

一小林悠選手と話はできたか。

一応、この間解散式がありましたので、そこでゆっくりとまではいかないですけど、でも話せました。自分も窓と二人になったらまずいなという思いもちょっとあったので、で、そういう話も記事で見て、逆にこっちもよかったっていうか、逆にあんまりこう、二人になったら危ないなというのもあったので。

なので、最後解散式で、悠だけじゃなくてみんな残ってくれていて。ひとりひとり結構話す感じだったので。そういう意味でいうともっと話は必要だったかもしれないですけど、意外とこういう感じでちょっと待ってくれていて、選手が。なので、はい。そうですね。

でもお互い思いは伝えられたので良かったです。



鬼木監督への川崎市市民特別賞贈呈式と市長との歓談、囲み取材のレポートは以上です。
この取材の1時間あまりのち、鬼木監督が来季鹿島アントラーズの監督に就任することが発表されました。

弊紙としても、ちょうど鬼木監督の8年間の川崎フロンターレを取材させていただき、個人的にも楽しく過ごさせていただきました。

今回の囲み取材でも、馴染みの番記者というわけではない弊紙の質問にもいつもの笑顔でお答えいただき、感謝しております。

鬼木監督、8シーズンありがとうございました。

■多摩川清掃活動での鬼木監督
鬼木監督も活躍

ラジオ体操する鬼木監督

ビニール紐の撤去

冒頭にお伝えした通り、鬼木監督への川崎市市民特別賞贈呈式と福田市長との歓談、囲み取材をほぼノーカット収録した映像を、武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネルで公開しております。

こちらもあわせてご視聴ください。

■武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネル 川崎フロンターレ監督退任・鬼木達氏が川崎市市民特別賞受賞、福田市長と歓談【ノーカット】


【関連リンク】
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2024年
12月21日

JR武蔵小杉駅「綱島街道改札」開業1周年イベント開催、ハマの電チャン&ロジーちゃんも共演

JR武蔵小杉駅の「綱島街道改札」が2023年12月24日に供用開始になってから、まもなく1周年を迎えます。
これを記念して、本日「綱島街道改札開業1周年イベント」が開催されました。

■JR武蔵小杉駅開業1周年イベント


■イベントが開催された綱島街道改札


「綱島街道改札開業1周年イベント」は、綱島街道改札内で開催されました。
この改札口開業にあたってコンコースが大きく拡張されたため、休日であれば十分イベント開催ができる余裕があります。

■「ハマの電チャン」と「ロジーちゃん」登場


本イベントでは、JR東日本横浜支社のキャラクター「ハマの電チャン」と、中原区のエコ推進キャラクター「ロジーちゃん」が登場しました。

このフォトスポットにはお子さん用の駅員さん制服と帽子が用意されていたのですが、ロジーちゃんは大きな頭に小さな帽子をかぶってくれました。

■お子さん用に用意された帽子


■「ハマの電チャン」のぬいぐるみ


■フォトスポットの絵柄はサフィール踊り子


前掲の写真ではフォトスポットのパネルがキャラクターの大きな体でほぼ隠れてしまっていますが、サフィール踊り子でした。

武蔵小杉から乗車することができる、食堂車つきの観光列車です。

■改札口で手を振るロジーちゃん


■ハマの電チャンの後頭部






ハマの電チャンとロジーちゃんは、なかなかの人気でした。
会場が駅のコンコースでしたので、通りがかりに写真撮影をしていく方も多かったですね。

■「きっぷのロール紙芯」によるオリジナルリース作り




こちらは、イベントの企画のひとつ「きっぷのロール紙芯」を使ったオリジナルリース作りです。

JR東日本ならではの企画で、ロール紙の芯にはJR武蔵小杉駅のキャラクター「むさっこあら」も描かれていました。

■「ベビカル」の体験コーナー




こちらは、ベビーカーのレンタルサービス「ベビカル」の体験コーナーです。
ベビーカーにも駅キャラクター「むさっこあら」の姿が…。




また本日は、武蔵小杉のNewDaysで500円以上お買い物をすると、電車缶バッジ・電車マグネットのガチャガチャを回すこともできました。

ロジーちゃんも回したいようです。

■中原区役所企画・ホバークラフト電車ゲーム




こちらは、中原区役所企画の「ホバークラフト電車ゲーム」です。
ホームに上手く電車を止められたら成功です。

■音楽・ダンスイベント「In Unity2025」のポスター


■全国都市緑化かわさきフェアのポスター


中原区役所企画ということで、音楽とダンスのイベント「In Unity2025」「全国都市緑化かわさきフェア」の告知ポスターも掲示されていました。

いずれも来年開催となり、別途弊紙でもご紹介予定です。

■JR武蔵小杉駅綱島街道改札


本日のイベントは大規模なものではありませんでしたが、駅を利用される方が楽しまれていたように思います。

JR武蔵小杉駅の利便性を向上させた綱島街道改札の開業から、もう1年経過とは早いものですね。

■2023.12.24供用開始!JR武蔵小杉駅綱島街道改札報道機関向け公開


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2024年
12月20日

ドコモショップ武蔵小杉東急スクエア店が2025年1月19日閉店、「武蔵小杉法政通り店」としてドレッセタワー2階に1月24日移転オープン

「ドコモショップ武蔵小杉東急スクエア店」が、「ドコモショップ武蔵小杉法政通り店」として2025年1月24日(金)に移転オープンすることがわかりました。

現在の店舗は1月19日(日)をもって閉店します。
新店舗は今年竣工した高層マンション「ドレッセタワー武蔵小杉」低層部の商業施設部分に入居するかたちになり、1階の中原ブックランドの上にあたります。

ドコモショップ移転

■「ドコモショップ武蔵小杉東急スクエア店」
ドコモショップ武蔵小杉東急スクエア店

ドコモショップ武蔵小杉東急スクエア店

「ドコモショップ武蔵小杉東急スクエア店」は、武蔵小杉東急スクエアの3階にあります。

店舗としては同商業施設開業時からの「生え抜き」ですが、開業当時は現在の場所ではなく、4階にありました。
現在は3階に移転し、4階はユニクロが売場を拡張する形になっています。

ここが1月19日に閉店するとなると、それなりのスペースが空きます。

武蔵小杉東急スクエアは駅直結で集客力も高い商業施設ですので、跡地テナントも引き合いは多くありそうですし、跡地活用にも注目が集まります。

■ドレッセタワー武蔵小杉低層部の商業施設
ドコモショップ武蔵小杉東急スクエア店

■2階の空き区画
ドコモショップ武蔵小杉東急スクエア店

 そしてドコモショップの移転先が、法政通り商店街の「ドレッセタワー武蔵小杉」低層部商業施設です。

1階には中原ブックランド本店が7月17日にオープン済みで、ドコモショップが「武蔵小杉法政通り店」としてオープンするのは2階の空き区画です。

この2階となると、「人通りの多い場所で偶発的な集客」を必要とするような業種にはあまり向きません。クリニックや美容室、学習塾など、「用がある人が利用する」業種のほうが良さそうな気がします。

そういう意味では、ドコモショップというのはありかもしれませんね。

■ドレッセタワー武蔵小杉
ドレッセタワー武蔵小杉

【関連リンク】
ドコモショップ 店舗情報 武蔵小杉東急スクエア店
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2024年
12月19日

グランツリー武蔵小杉の2024川崎フロンターレフォトスポットを記録、紀伊國屋書店には中村憲剛さん新刊オリジナル消しゴムはんこも展示

グランツリー武蔵小杉では、2021シーズンより「川崎フロンターレ応援フォトスポット」が常設されています。

フォトスポットはシーズンごとに2回ほど更新されておりますが、2024シーズン版をまだご紹介しておりませんでしたので、新シーズンに切り替わる前に記録に残しておきたいと思います。



■グランツリー武蔵小杉の川崎フロンターレフォトスポット(2階)
グランツリー武蔵小杉の川崎フロンターレフォトスポット

■同じく、3階のフォトスポット
同じく、3階のフォトスポット

同じく、3階のフォトスポット

グランツリー武蔵小杉のフォトスポットは、綱島街道寄りエスカレーター脇の、2階・3階部分に設置されています。

今回は8選手が2階ずつ登場する構成になっていました。

■橘田健人、大島僚太、ファンウェルメスケルケン際、家長昭博の4選手
橘田健人、大島僚太、ファンウェルメスケルケン際、家長昭博の4選手

まず2階のフォトスポットからです。
こちらは、橘田健人、大島僚太、ファンウェルメスケルケン際、家長昭博の4選手です。
左から背番号が小さい順ですね。

■背景が武蔵小杉の高層ビル群
背景が武蔵小杉の高層ビル群

■「THE KOSUGI TOWER」が大規模修繕工事中
「THE KOSUGI TOWER」が大規模修繕工事中

背景は、武蔵小杉の高層ビル群を南西から撮影したものになっています。

2022年にも武蔵小杉が背景になったことがあったのですが、今回の写真をよく見ると「THE KOSUGI TOWER」が大規模修繕工事中であることがわかります。

そうしますと、そう古くない、最近撮影された写真ということになろうかと思います。
このフォトスポットの為に撮り下ろしたのかもしれません。

■遠野大弥、山内日向汰、マルシーニョ、山田新の4選手
遠野大弥、山内日向汰、マルシーニョ、山田新の4選手

最初のフォトスポットと対になっているのが、遠野大弥、山内日向汰、マルシーニョ、山田新の4選手です。

こちらは宣材写真と試合中の写真との組み合わせと、中央にエンブレムが配置されていました。

■3階のフォトスポットは同8選手の別バージョン
3階のフォトスポットは同8選手の別バージョン

3階のフォトスポットは同8選手の別バージョン

そして3階のフォトスポットは、8選手の顔ぶれは同一で、別バージョンの写真になっていました。

スタジアムのイメージが背景になることは過去にもあったのですが、過去もUvanceとどろきスタジアム by Fujitsu(等々力陸上競技場)ではなく、架空のイメージCGでした。

Uvanceとどろきスタジアムにしても良さそうですが、これは何か制約があるのでしょうかね。

このフォトスポットは、また来年、新シーズンには更新されるものと思いますので、撮影するならお早めにどうぞ。

■紀伊國屋書店武蔵小杉店の中村憲剛さん新刊コーナー
紀伊國屋書店武蔵小杉店の中村憲剛さん新刊コーナー

紀伊國屋書店武蔵小杉店の中村憲剛さん新刊コーナー

紀伊國屋書店武蔵小杉店の中村憲剛さん新刊コーナー

紀伊國屋書店武蔵小杉店の中村憲剛さん新刊コーナー

紀伊國屋書店武蔵小杉店の中村憲剛さん新刊コーナー

なお、フォトスポットのすぐ近く、紀伊國屋書店武蔵小杉店では、中村憲剛さんの新刊本「才能発見 『考える力』は勝利への近道」の特設コーナーが設けられていました。

■同店によるオリジナル消しゴムはんこも
同店によるオリジナル消しゴムはんこも

同店によるオリジナル消しゴムはんこも

同店によるオリジナル消しゴムはんこも

紀伊國屋書店武蔵小杉店では、同店オリジナルの「才能発見」消しゴムはこコーナーも設置していました。

新刊本に出てくる中村憲剛さんのイラストを再現したもので、よくできていますね。

自由にこのはんこを押すこともできますので、記念に新刊に押してみるのも良いと思います。

【関連リンク】
紀伊國屋書店 才能発見「考える力」は勝利への近道
武蔵小杉ブログ 川崎フロンターレ関連エントリ
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2024年
12月18日

JR武蔵小杉駅「綱島街道改札開業1周年イベント」が12月21日(土)開催、「きっぷのロール紙芯」使うオリジナルリース作りも

2023年12月24日にJR武蔵小杉駅の「綱島街道改札」が供用開始になってから、まもなく1周年を迎えます。

この節目を控えて、「綱島街道改札開業1周年イベント」が12月21日に開催されることとなりました。

■綱島街道改札開業1周年イベント
綱島街道改札開業1周年イベント

綱島街道改札開業1周年イベント

■「綱島街道改札開業1周年イベント」の開催概要
日時 2024年12月21日(土)11:00~15:00
場所
JR武蔵小杉駅綱島街道改札内
内容 ①こども駅長制服撮影会

②ベビカル体験コーナー
●予約できるベビーカーレンタルサービス。実際に使ってみよう!ベビカル試乗!
●イベント当日にNewDays武蔵小杉駅店で、500円以上お買い物をされた際のレシートを提示し、1回ごとにカプセルくじを回して、景品をゲット!

③オリジナルリースづくり(13:00~15:00、無くなり次第終了)
●お子さま限定!
●普段見ることができないきっぷのロール紙の芯を使って、ここでしか作れないオリジナルリースを作ろう!

このイベント自体は、ご覧の通りそれほど大規模なものではありません。
ただ、「きっぷのロール紙の芯」を使ったオリジナルリース作りは、JRならではの企画ではないでしょうか。

■広くなったコンコース
広くなったコンコース

広くなったコンコース

会場は、綱島街道改札内となっています。
綱島街道改札の整備に伴ってコンコースが拡張されていますから、今回くらいの休日イベントは可能ではないかと思います。

■綱島街道改札の入口
綱島街道改札の入口

綱島街道改札への導線入口は、綱島街道の「上丸子跨線橋」下に作られました。
ここから綱島街道、東海道新幹線、横須賀線の下をくぐって、JR武蔵小杉駅の横須賀線コンコースに至ります。

■綱島街道の上丸子跨線橋下
綱島街道改札の入口

■新幹線・横須賀線下のトンネル
綱島街道改札の入口

■トンネル先の通路
綱島街道改札の入口

■綱島街道改札
綱島街道改札の入口

綱島街道・上丸子跨線橋下の通路、新幹線・横須賀線下のトンネルをくぐると、綱島街道改札が見えてきます。

従来に比べて、東急武蔵小杉駅からの地上乗り換えや、上丸子跨線橋北側方面からのアクセスなどが向上しました。

利用状況の正確なデータはわかりませんが、JR武蔵小杉駅としてはもう一息利用促進したいところかもしれません。

今回の「綱島街道改札開業1周年イベント」は、改札口のPRも兼ねたものと思います。


■2023.12.24供用開始!JR武蔵小杉駅綱島街道改札報道機関向け公開


【関連リンク】
2023/9/26エントリ 川崎市・JR東日本が武蔵小杉駅の新改札「綱島街道改札」2023年12月24日供用開始を発表、上丸子跨線橋北側からのアクセスルートも別途整備へ
2023/11/8エントリ 「あたらしいかいさつができるよ!」JR武蔵小杉駅「綱島街道改札」12/24供用開始予定地に大西学園幼稚園の子どもたちのぬりえが登場
2023/12/3エントリ JR武蔵小杉駅「綱島街道改札」12/24供用開始に向け完成間近、上丸子跨線橋両側からのアクセスルートが整備
2023/12/19エントリ JR武蔵小杉駅「綱島街道改札」が報道機関向け公開、新たな導線で混雑緩和と地域活性化に期待
2023/12/24エントリ JR武蔵小杉駅「綱島街道改札」が開業、記念謎解きイベント「むさっこあらを救出せよ!」も開幕
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2024年
12月17日

「かわさきのむかし話」探訪第3弾、川崎市最古・影向寺の「乳いちょう」と「力石」

幸区・鹿島田駅前にある地域密着型書店「北野書店」が刊行した、「かわさきのむかし話を語ろう」(小澤俊夫編・再話)という郷土本があります。

弊紙ではこれまでに、同書の昔話に登場する「武蔵中原のピンスケ稲荷」、高津区の影向寺近く「井戸坂」の現地レポートをお届けしておりました。

今回はさらに野川の影向寺の「乳いちょう」「力石」をご紹介したいと思います。

■影向寺の「乳いちょう」と「力石」
影向寺の乳いちょうと力石

■「かわさきのむかし話を語ろう」(小澤俊夫編・再話、北野書店)
かわさきのむかし話を語ろう

「かわさきのむかし話を語ろう」は、川崎市内に残る昔話を昔話研究科・小澤俊夫さんが監修して再話収録したものです。

これまでにいくつかの版がありましたが、上記写真の本書は2022年に復刻版として刊行されたものでした。

■宮前区の影向寺
宮前区の影向寺

影向寺は、7世紀後半に開かれた川崎市最古の寺院です。
言い伝えでは、下記のような縁起があります。

●天平11年(739年)に光明皇后が眼病を患った
●聖武天皇の御夢の中に一人の僧が現れ、「武蔵の国橘樹郡橘郷(現在の影向寺周辺)に不思議な霊石があり、聖浄な水をたたえている。そこに伽藍を建立し薬師如来を安置すれば皇后の病も治癒する」と述べた
●聖武天皇が早速行基を遣わして祈願したところ皇后の病は快癒された
●翌年、聖武天皇の名により立派な伽藍が建立され、影向寺のはじまりとなった

上記の縁起によれば8世紀の創建ということになりますが、現在では研究が進み、前述の通り7世紀後半に創建されたことが分かっています。

上記写真で境内の中心にあるのが、神奈川県指定重要文化財の「影向寺薬師堂」です。
現在の薬師堂は元禄7年(1694年)に再建されたものですが、地下には奈良時代の金堂の基壇が眠っています。

その薬師堂の右奥に、黄葉した「乳いちょう」が見えています。

■影向寺の「乳いちょう」(黄葉前)
乳いちょう(黄葉前)

■乳いちょう(黄葉後)
黄葉後の乳いちょう

■「乳いちょう」の縁起
黄葉後の乳いちょう

■「乳いちょう」の縁起
乳いちょうの縁起

影向寺の乳いちょうは、樹齢600年と推定されている巨木です。
ご覧の通り、12月になると見事に黄葉しています。

これが「かわさきのむかし話を語ろう」に収録されていまして、概要は以下の通りです。

●昔、小倉池の近くに乳の出が悪くて困っている母親がいた
●影向寺の薬師様に願をかけると父が出るようになるという話を聞いてお参りした
●薬師堂そばのいちょうの木に乳房そっくりのこぶがあり、これを削って煎じて飲んだら父がよく出るようになり、赤ん坊も元気に育った
●樹齢600年に及ぶいちょうは「乳いちょう」と呼ばれるようになった


■薬師堂と乳いちょう
薬師堂と乳いちょう

■見事に育った父いちょうの幹
見事に育った乳いちょうの幹 

樹齢600年におよぶという乳いちょうは、確かに薬師堂のそばにありました。

ご覧の通り見事に育った幹で、でこぼことしていて見方によっては乳のように見えた部分もあったかもしれません。

■イチョウの葉が積もった境内
いちょうの葉が積もった境内

現在はちょうどいちょうの黄葉の見頃でしたので、昔話探訪をしてみるのもよいかもしれません。

■影向寺の「力石」
影向寺の「力石」

影向寺の「力石」

そしてもうひとつ、「かわさきのむかし話を語ろう」には、影向寺の「力石」の話が収録されています。

「力石」自体は多くのお寺に残されており、昔、若者がこれを持ち上げて力比べをしたものです。

■「力石」に刻まれた名前
影向寺の「力石」

ただ、影向寺の「力石」に刻まれた、力比べに参加した若者の出身地と名前を見ると、非常に広い範囲からが集まっていたことがわかります。

品川、綱嶋村(綱島)、太尾村(現在の横浜市港北区大倉山)などの地名がはっきりと読み取れますね。

「かわさきのむかし話を語ろう」では、力石は25貫(約94kg)の「さし石」、90貫(約338kg)の「おったて石」のふたつとされています。

「さし石」を頭の上に持ち上げ、さらに寝転んでいる「おったて石」をまっすぐに立てられたら一人前とされ、隣村まで力比べに出かけていったのだそう。

ただ、上記写真の力石を見る限り、ふたつの石はそこまで重量の差がなさそうですね。
むかし話に出てくるものとは、違うものなのかもしれません。

■「かわさきのむかし話」に登場する「井戸坂」
井戸坂の上

なお、影向寺の裏手には、同じく「かわさきのむかし話を語ろう」に登場する「井戸坂」があります。

ここには人をばかす「むじな」が出たということです。

2024/6/10エントリでお伝えした通り、この井戸坂は影向寺の高台の北側急斜面であるため、日が暮れるのがひときわ早く、おそらく昔話の当時はすぐに真っ暗になってしまったと思われます。

だからこそ、人をばかすむじなの話が残っているのは、坂道だらけの影向寺周辺でもこの「井戸坂」だったのではないか、という推察をご紹介しておりました。

そのようなわけで、影向寺とその周辺には3つの昔話スポットが集まっていますので、あわせて探訪してみるのも良いと思います。

■影向寺のマップ


なお、影向寺のアクセスは駅からかなり遠く、高台の上で歩くと結構大変です。
武蔵中原駅などから「ハローサイクリング」で電動アシスト付き自転車をレンタルしていくと便利かもしれません。

また中原街道沿いのバス停「影向寺(ようごうじ)」で下車するのも良さそうです。

■武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネル 川崎市最古!影向寺が指定文化財特別公開、木造薬師如来や十二神将など迫力


■武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネル 飛鳥時代の復元倉庫を一般公開!国史跡「橘樹官衙遺跡群」


【関連リンク】
影向寺 ウェブサイト

(かわさきのむかし話を語ろう)関連
2023/12/16エントリ 「かわさきのむかし話を語ろう」で巡る昔話:「化かす狐」を鎮めたピンスケ・権九郎・おひなの「下小田中三稲荷」
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(橘樹官衙遺跡群関連)
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2024年
12月16日

地平線が美しく輝く、束の間の黄昏時。マジックアワー武蔵小杉を巡る

日の出前や日没後の、薄明の時間帯を一般に「マジックアワー」と呼ぶことがあります。
空の地平線寄りがうっすらと明るく、綺麗に見えるのが特徴です。

今回はこのマジックアワー時間帯の武蔵小杉の街を巡ってみました。

■マジックアワー武蔵小杉
マジックアワー武蔵小杉

■パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワー・ステーションフォレストタワー
パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワー・ステーションフォレストタワー 

こちらは手前左が59階建てで武蔵小杉で最も背が高い「パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワー」、右が47階建ての「パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー」です。

中央奥に見えるのが武蔵小杉東急スクエアと、その高層部のエクラスタワー武蔵小杉、さらにその左奥が「Kosugi 3rd Avenue the Residence」です。

陽が沈むのが写真奥ですから、奥の地平線に光源があります。
空がうっすらと深い青のグラデーションになっているのが、美しかったです。

■武蔵小杉駅東口駅前広場
マジックアワー武蔵小杉

こちらは、武蔵小杉駅東口駅前広場です。

写真一番左がさきほどのパークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー、中央がパークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワーです。

光源は写真右側にありますので、先ほどとはまた違うグラデーションになっていました。

■リエトコート武蔵小杉・シティタワー武蔵小杉
リエトコート武蔵小杉・シティタワー武蔵小杉

■グランツリー武蔵小杉
グランツリー武蔵小杉

マジックアワーの空は、太陽の光がさす地平線際が黄金色に輝くのが特徴です。
別の言い方をすれば、「黄昏(たそがれ)」ですね。

最初にご紹介した写真は地平線が建物で隠れていたために黄金色の部分があまり見えなかったのですが、武蔵小杉駅横須賀線口ロータリーや、視界が開けた綱島街道からは綺麗な空の色合いを見ることができました。

■南武線沿いのマジックアワー
南武線沿いのマジックアワー


マジックアワー武蔵小杉

そして南武線沿いの幹線道路も、西に向けて視界が開けていますので、マジックアワーの空を楽しむことができます。

黄昏に消えていく立川方面行の南武線の姿も、電柱がシルエットになってなかなか綺麗に見えました。

■法政通り商店街
法政通り商店街

最後は、法政通り商店街です。
撮影をしている間に、もうだいぶ日没が進んできましたので、黄金色の部分が少なくなってきました。

マジックアワーが楽しめるのはごくごく限られた束の間の時間で。日没のタイミングも季節によって異なってきます。

ただ、今どきはスマートフォンで簡単に日没の時間を知ることができますので、タイミングを合わせてみても良いと思います。

■2023年にご紹介した、等々力緑地のイチョウ並木のマジックアワー
等々力緑地のイチョウの黄葉

【関連リンク】
2016/12/27エントリ 多摩川の大田区側河川敷・多摩川浅間神社から見る、マジックアワー武蔵小杉
2023/11/24エントリ マジックアワーに楽しむ、等々力緑地テニスコート沿いのイチョウの黄葉ライトアップ

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2024年
12月15日

下小田中「福聚山全龍寺」の紅葉を5年ぶり再訪、陽光透けるモミジが見事に

ちょうど5年前、2019年に下小田中の「全龍寺」をご紹介しました。
今年も紅葉が見頃になっていましたので、5年の間に弊紙の撮影機材が向上したことも踏まえて改めてご紹介したいと思います。

■下小田中・全龍地の紅葉
全龍寺の紅葉

■全龍地の参道入口
全龍寺の参道入口

「福聚山全龍寺」は、室町時代後期に開かれた「常泉寺」が前身とされています。
同時代作の「十一面観音菩薩坐像」を本尊とする曹洞宗の寺院です。

境内にある開山歴住堂・檀徒位牌堂には、江戸時代に下小田中の一部を知行(所領として支配)していた旗本・小林正利(1635~1711年)の肖像彫刻が安置されています。
この像は生前に作られた佳作で、川崎市重要歴史記念物に指定されています。

■山門の紅葉






全龍寺の紅葉は、モミジが中心です。
山門に掛かるような黄金色の枝葉が、見事でした。

■境内のモミジ




境内のモミジは、葉が黄色でした。
すぐ脇はパンジー農園「かしま園」に面した幹線道路なのですが、別世界のように感じられます。

■幹線道路沿いのモミジ








そして5年前にはご紹介していなかったのが、幹線道路沿いのモミジです。
こちらは真っ赤な葉が美しく鑑賞できました。

幹線道路の歩道に枝葉が延びていて、境内の木々よりも陽光を浴びて輝く姿を撮影しやすいのがポイントです。

5年前の撮影機材では伝えられていなかった美しさがありましたので、本記事で改めて記録を残しておきたいと思います。


なお、全龍寺の紅葉が美しいことは、本サイトが当時審査員をつとめていた「第9回なかはらフォトコンテスト」の優秀作品で知りました。

中原区にはさまざまな魅力がありますので、引き続きできるだけ記録してきたいと思います。

■「全龍寺」のマップ


【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:生活情報:神社・仏閣
川崎市教育委員会 かわさきの文化財 全龍寺
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