何ごともつづけるというのは、並々ならぬ努力とエネルギーそしてサポートがないと実現しません。今回で10周年を迎える「東京平和映画祭」がここまで来られたのは、なによりも平和をこころから願う関係者のそのような情熱があったからでしょう。
テーマ 「感じる・伝える・つながる 映像の力で!」はまさに当初からの変わらぬ映画祭の目的です。
今回も、孫崎享氏、鎌仲ひとみ氏、堤未果氏、田中優氏など豪華ゲストが参加します。
スタッフが”この映像はどうしても観てほしい!”と1年間掛けて選りすぐった映像をどうかみなさんも共有してください。
以下は、プログラムの案内文の引用です。
***********
第10回東京平和映画祭にようこそ!
日本語版『テロリストは誰?』(フランク・ドリル編集)のDVDが完成したのは、イラク攻撃開始から一年後の2004年の春でした。全10章からなるこの作品集には、米国が第三世界の国々に仕掛けてきた戦争の真相が描かれており、その内容に初めて接した私は驚愕と戦慄で、日本が米国主導の「対テロ戦争」に加担することに大きな危惧を覚えました。
折しも日本はイラクへの自衛隊派兵で戦後初めて戦地に自衛隊が赴任しており、「これをみんなに知らせて、派兵を止めたい!」と思いましたが、発表の場がありません。それならと、ちょうど高岩仁監督の『教えられなかった戦争』の上映会を主催していた友人に声をかけ、志を同じくする仲間を募って開催したのが、第1回東京平和映画祭です。それが10回も続くとは当時は思ってもいませんでした。
「継続は力」です。その力は映画祭参加者のみなさん、これまでスタッフとしてサポートしてくれた方、広告を出してくれた企業や個人、広報を助けてくれたメディア、そして素晴らしい作品を提供してくれた監督や配給会社からいただきました。どうもありがとうございます。
今日本は、奈落の底に向かって転落寸前の崖っぷちにいるように見えます。平和憲法を変え、武器輸出禁止三原則も緩和し、戦争に加担する国になろうとしていますし、東電福島第一原発の影響下(東北、関東を含む)に暮らす人々に対する静かな戦争ー外部と内部からの「被曝」という放射能攻撃ーは、3.11以来ずっと続いています。
子どもを守るには、大人は知恵を出しあって原発を廃炉にする必要があるのに、「日本経済の最大リスク要因はエネルギー 今こそ原子力推進に舵を切れ」という特集を組む雑誌すらあります。私は思わず「日本最大のリスクは狭い地震国に原発がずらりとあることなんじゃない?」と ツイートで反論しました。猛暑の夏、原発がなくても電気は足りました。それでも原発にこだわる理由は、既得権益を守ることと、プルトニウムで核武装する余地を残すこと以外に何があるのでしょうか。
3.11までは「対テロ戦争」という理不尽な戦争をなんとか止めようと活動してきましたが、今は狭い地震国の54基の原発を廃炉にすることも 、平和で持続可能な社会の実現に不可欠と私は考えます。じわじわと放射性物質が海や大気に漏れ続ける中で生きる私たちは、遺伝子組み換えではない自然な野菜や果物や発酵食を毎日いただいて、免疫力を高めることも重要です。
第10回の東京平和映画祭は「感じる・伝える・つながる 映像の力で!」がテーマです。映画を観たりワークショップに参加したりして感じたことを、家族や友人に伝え、つながりを深めてください。一人一人がメディアになること、一人一人が望んでいる変化を起こすことが、今ほど求められているときはありません。
東京平和映画祭プロデューサー きくちゆみ
************ (引用ここまで)
第10回東京平和映画祭(9/21、22、23)の詳細は右の広告欄をご覧下さい。
水曜日, 9月 04, 2013
月曜日, 6月 18, 2012
東京平和映画祭
2004年に始まった東京平和映画祭は、献身的なボランティアスタッフとたくさんの皆様からの支援で、毎年国立オリンピック記念青少年総合センターで今日までつづいています。そして、上映される映画に関わる多彩なゲストを毎回招き、映画にまつわる話を聞くのが恒例になっています。
2005年の第2回東京平和映画祭では、その時のフィーチャーフィルム『アマンドラ』のリー・ハーシュ監督をニューヨークから招きました。その際、映画が終わると音楽に合わせて観客全員が舞台と観客席で一緒になって踊ったのを思い出します。
『アマンドラ』は南アフリカのアパルトヘイトから自由を取り戻す人々のドキュメンタリーですが、ハーシュ監督はそのような常に社会の底辺の人々の視点に立った映画を制作しています。彼の最近作『BULLY』は2011年に公開されたアメリカの学校のいじめ問題を取り上げて非常に話題になった作品です。
日本と同様、アメリカでもいじめは非常に深刻な社会問題になっています。最近オバマ政権もいじめ問題解決を政策のひとつに掲げているほどです。
すると今日びっくりする映像がホワイトハウスから送られて来ました。まずその映像を見てください。
オバマ大統領は、「ただ他とは違うというだけで、一人ぽっちにされ、無視され、いじめられ、恐れに閉じこもっている大勢の子どもたちがいます。ですから私たち政府は、このいじめ問題に対する関心を高めるために力を尽くしています。実はさきほど映画『BULLY』の監督であるリー・ハーシュ監督から話を聴く機会がありました。私は、彼がこの問題への関心を高めようと取り組んでいることにお礼を言いました。」と語っています。
リー・ハーシュ監督おめでとう!!
さて、今年の第9回東京平和映画祭が近づいてきました。まだ参加登録されてない方はぜひこの機会にどうぞ。
3.11原発震災により、私たちは多くのものを失いました。
いのち、故郷、きれいな空気・水・食べもの、つながり、
信頼、希望・・・
被災地の夜明けは遠く、疑問だけが増えます。
福島第一原発は、今どうなっているの?
次の大地震に4号機の核燃料プールは耐えられる?
大気や土壌や海の汚染はいつまで続くの?
子どもに何を食べさせればいい?
瓦礫を燃やして大丈夫?
電気は足りているのに、なぜ原発を再稼働させたいの?
政府が市民を守れない今、私たちは原発のない世界を
目指して、「第9回東京平和映画祭」を開催します。
私たちがつながり合い、失った希望を取り戻し、
未来にいのちをつなぐために。
あなたの参加をお待ちしています。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
第9回東京平和映画祭
今こそいのちつながる選択を
原発のない世界へ!
http://www.peacefilm.net/
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
昨年に引き続き、今年も「原発のない世界」を目指して、
第9回東京平和映画祭を開催します。良質のドキュメン
タリー映画、多彩なトークゲストを揃えてのイベント。
どうぞ奮ってご参加ください。
■日時:2012年7月1日(日)10:00~20:10
■会場:国立オリンピック記念青少年総合センター
●上映作品(予定)
◎『The Story of Stuff』
http://www.storyofstuff.org/
◎『放射性廃棄物~終わらない悪夢~』
http://www.takeshobo.co.jp/sp/waste/
◎『friends after 3.11』
http://www.iwaiff.com/fa311/
◎『フクシマの嘘』(ドイツZDF制作)
日本語字幕つき完全版、国内初上映!
◆ トークゲスト (予定)
◇佐藤潤一氏(グリーンピース・ジャパン事務局長)
◇松井英介氏(医師)
◇藤波 心氏(タレント)
◇上杉 隆氏(自由報道協会代表)
◇A・ガンダーセン氏(Fair Winds)ビデオメッセージ
■詳細:http://www.peacefilm.net/
2005年の第2回東京平和映画祭では、その時のフィーチャーフィルム『アマンドラ』のリー・ハーシュ監督をニューヨークから招きました。その際、映画が終わると音楽に合わせて観客全員が舞台と観客席で一緒になって踊ったのを思い出します。
リー・ハーシュ監督 |
日本と同様、アメリカでもいじめは非常に深刻な社会問題になっています。最近オバマ政権もいじめ問題解決を政策のひとつに掲げているほどです。
すると今日びっくりする映像がホワイトハウスから送られて来ました。まずその映像を見てください。
オバマ大統領は、「ただ他とは違うというだけで、一人ぽっちにされ、無視され、いじめられ、恐れに閉じこもっている大勢の子どもたちがいます。ですから私たち政府は、このいじめ問題に対する関心を高めるために力を尽くしています。実はさきほど映画『BULLY』の監督であるリー・ハーシュ監督から話を聴く機会がありました。私は、彼がこの問題への関心を高めようと取り組んでいることにお礼を言いました。」と語っています。
リー・ハーシュ監督おめでとう!!
さて、今年の第9回東京平和映画祭が近づいてきました。まだ参加登録されてない方はぜひこの機会にどうぞ。
3.11原発震災により、私たちは多くのものを失いました。
いのち、故郷、きれいな空気・水・食べもの、つながり、
信頼、希望・・・
被災地の夜明けは遠く、疑問だけが増えます。
福島第一原発は、今どうなっているの?
次の大地震に4号機の核燃料プールは耐えられる?
大気や土壌や海の汚染はいつまで続くの?
子どもに何を食べさせればいい?
瓦礫を燃やして大丈夫?
電気は足りているのに、なぜ原発を再稼働させたいの?
政府が市民を守れない今、私たちは原発のない世界を
目指して、「第9回東京平和映画祭」を開催します。
私たちがつながり合い、失った希望を取り戻し、
未来にいのちをつなぐために。
あなたの参加をお待ちしています。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
第9回東京平和映画祭
今こそいのちつながる選択を
原発のない世界へ!
http://www.peacefilm.net/
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
昨年に引き続き、今年も「原発のない世界」を目指して、
第9回東京平和映画祭を開催します。良質のドキュメン
タリー映画、多彩なトークゲストを揃えてのイベント。
どうぞ奮ってご参加ください。
■日時:2012年7月1日(日)10:00~20:10
■会場:国立オリンピック記念青少年総合センター
●上映作品(予定)
◎『The Story of Stuff』
http://www.storyofstuff.org/
◎『放射性廃棄物~終わらない悪夢~』
http://www.takeshobo.co.jp/sp/waste/
◎『friends after 3.11』
http://www.iwaiff.com/fa311/
◎『フクシマの嘘』(ドイツZDF制作)
日本語字幕つき完全版、国内初上映!
◆ トークゲスト (予定)
◇佐藤潤一氏(グリーンピース・ジャパン事務局長)
◇松井英介氏(医師)
◇藤波 心氏(タレント)
◇上杉 隆氏(自由報道協会代表)
◇A・ガンダーセン氏(Fair Winds)ビデオメッセージ
■詳細:http://www.peacefilm.net/
木曜日, 6月 16, 2011
第8回東京平和映画祭
第8回東京平和映画祭
「原発のない世界はつくれる!」
~子供が笑顔で暮らせる未来に~
原発のない世界へ進む道筋を示す、選りすぐりの映画と講演、パネルセッション。一日が終わったとき、きっと未来への希望が生まれます。
日時:6月26日(日)10:00~19:30
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター
映画:「源八おじさんとタマ」「隠された被曝労働」
「チェルノブイリの真実」「原発導入のシナリオ」
「わしも死の海におった」「幸せの経済学」
講演:柴野徹夫氏、藤田祐幸氏、飯田哲也
パネルセッション:藤田祐幸氏+飯田哲也氏+上杉隆
★保育施設あり。
詳しくは→http://www.peacefilm.net/
お問い合わせ
東京ピースフィルム倶楽部事務局 担当:平野
Tel:090-8038-3012
Fax:03-6411-6792
e-mail:[email protected]
「原発のない世界はつくれる!」
~子供が笑顔で暮らせる未来に~
原発のない世界へ進む道筋を示す、選りすぐりの映画と講演、パネルセッション。一日が終わったとき、きっと未来への希望が生まれます。
日時:6月26日(日)10:00~19:30
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター
映画:「源八おじさんとタマ」「隠された被曝労働」
「チェルノブイリの真実」「原発導入のシナリオ」
「わしも死の海におった」「幸せの経済学」
講演:柴野徹夫氏、藤田祐幸氏、飯田哲也
パネルセッション:藤田祐幸氏+飯田哲也氏+上杉隆
★保育施設あり。
詳しくは→http://www.peacefilm.net/
お問い合わせ
東京ピースフィルム倶楽部事務局 担当:平野
Tel:090-8038-3012
Fax:03-6411-6792
e-mail:[email protected]
日曜日, 6月 13, 2010
第7回東京平和映画祭
さて、今年も東京平和映画祭の季節がやってきました。今週末6月19日(土)と20日(日)の二日間、会場はいつもの国立オリンピック記念青少年総合センターです。スタッフがまる1年かけて試写会を重ね、選りすぐった10作品を一気にお見せします。それに加えて、今回は貴重な講演も聴けるという内容の濃いプログラムになっています。
以下にご紹介する作品は、どれひとつをとっても、私たちの暮らしと様々なレベルで密接に関わっている問題を取り上げています。その意味でどれも見逃せませんね。
日時:2010年6月19日(土)10:00〜19:00
2010年6月20日(日)10:00〜18:05
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟 大ホール
チケット代 <一般会員> <学生会員>
◎1日券 3,000円 1,500円
◎2日券 5,000円 2,500円
※1日券は、6/19または6/20のどちらか1日のみ有効です。
※<学生会員>は映画祭当日に29歳以下の学生に限ります。
※当日学生証の提示をお願いします。
※小学生以下は無料です。
主催:『東京ピースフィルム倶楽部』 Tel:090-4459-3020(担当:浅野)
mail:[email protected]
◎会員登録が必要です(無料)。会員登録はHPより可能。
http://www.peacefilm.net/joinus/index.html
6月19日(土)
1.「911の子どもたちへ」(2009年 85分)
日本人学生の初の試みとなる911事件を題材にしたドキュメンタリー。
2.「アメリカ帰還兵IVAWイラクにう」(2009年 26分)
アメリカ元兵士とイラクの民衆の出会い。人間の決意と和解の記録。
3.「キャピタリズム マネーは踊る」マイケル・ムーア監督(2009年 127分)
世界同時不況。原因を作ったのは一体誰なのか、お金は一体どこへ行ったのか?
4.「山のかなた」(2009年 76分)
「もんじゅ」「再処理」「ヒバク」「地震と原発」「代替エネルギー」の5つのテーマを設定。
5.「どうするアンポ〜日米同盟と私たちの来来」(2010年 44分)
アメリカは日本を守っているの?普天間基地って何のためにあるの?
6月20日(日)
1.「ブルー・ゴールド 狙われた水の真実」(2008年 90分)
石油戦争から水戦争の時代へ。環境破壊や人口増加などにより水不足が深刻化。“水戦争”を多角的に検証。
2.「るんみの場合」(2009年 28分)
一人の若き在日三世が「韓流(ブーム)」と祖国への揺れる想い、拉致事件について語る。
3.きくちゆみの「911の嘘と真実」トークと映像(60分)
911事件をきっかけに始まった「対テロ戦争」は、9年たった今も人々のいのちや生活を破壊しながら続く。マンガ「戦争中毒」は、この戦争で儲けているのは?支払っているのは?死んでいるのは?と問う。今、千人の建築家とエンジニアが、米国政府に対して911事件の再調査を要求して立ち上がった。私たちは真実を知り、伝える人になろう。
4.「Undercover in Tibet 『チベット潜入取材』」(2008年 51分)
亡命チベット人が、チベットの違法な逮捕、拘留、拷問、チベット人女性が強制された不妊手術などの実態を暴く。
5.「アフガンに命の水を〜ペシャワール会 26年目の闘い〜」(2009年56分)
地元市民の生活再建のために身を挺して奮闘する中村哲医師。日本人青年達と、ともに働いたアフガン人延べ60万人の汗と涙と笑顔の記録。
一般の劇場では見られない作品ばかり。どうぞご予定を組んでお越しください。
以下にご紹介する作品は、どれひとつをとっても、私たちの暮らしと様々なレベルで密接に関わっている問題を取り上げています。その意味でどれも見逃せませんね。
日時:2010年6月19日(土)10:00〜19:00
2010年6月20日(日)10:00〜18:05
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟 大ホール
チケット代 <一般会員> <学生会員>
◎1日券 3,000円 1,500円
◎2日券 5,000円 2,500円
※1日券は、6/19または6/20のどちらか1日のみ有効です。
※<学生会員>は映画祭当日に29歳以下の学生に限ります。
※当日学生証の提示をお願いします。
※小学生以下は無料です。
主催:『東京ピースフィルム倶楽部』 Tel:090-4459-3020(担当:浅野)
mail:[email protected]
◎会員登録が必要です(無料)。会員登録はHPより可能。
http://www.peacefilm.net/joinus/index.html
<スクリーンから平和を! 知らなかった世界がここにある>
6月19日(土)
1.「911の子どもたちへ」(2009年 85分)
日本人学生の初の試みとなる911事件を題材にしたドキュメンタリー。
2.「アメリカ帰還兵IVAWイラクにう」(2009年 26分)
アメリカ元兵士とイラクの民衆の出会い。人間の決意と和解の記録。
3.「キャピタリズム マネーは踊る」マイケル・ムーア監督(2009年 127分)
世界同時不況。原因を作ったのは一体誰なのか、お金は一体どこへ行ったのか?
4.「山のかなた」(2009年 76分)
「もんじゅ」「再処理」「ヒバク」「地震と原発」「代替エネルギー」の5つのテーマを設定。
5.「どうするアンポ〜日米同盟と私たちの来来」(2010年 44分)
アメリカは日本を守っているの?普天間基地って何のためにあるの?
6月20日(日)
1.「ブルー・ゴールド 狙われた水の真実」(2008年 90分)
石油戦争から水戦争の時代へ。環境破壊や人口増加などにより水不足が深刻化。“水戦争”を多角的に検証。
2.「るんみの場合」(2009年 28分)
一人の若き在日三世が「韓流(ブーム)」と祖国への揺れる想い、拉致事件について語る。
3.きくちゆみの「911の嘘と真実」トークと映像(60分)
911事件をきっかけに始まった「対テロ戦争」は、9年たった今も人々のいのちや生活を破壊しながら続く。マンガ「戦争中毒」は、この戦争で儲けているのは?支払っているのは?死んでいるのは?と問う。今、千人の建築家とエンジニアが、米国政府に対して911事件の再調査を要求して立ち上がった。私たちは真実を知り、伝える人になろう。
4.「Undercover in Tibet 『チベット潜入取材』」(2008年 51分)
亡命チベット人が、チベットの違法な逮捕、拘留、拷問、チベット人女性が強制された不妊手術などの実態を暴く。
5.「アフガンに命の水を〜ペシャワール会 26年目の闘い〜」(2009年56分)
地元市民の生活再建のために身を挺して奮闘する中村哲医師。日本人青年達と、ともに働いたアフガン人延べ60万人の汗と涙と笑顔の記録。
一般の劇場では見られない作品ばかり。どうぞご予定を組んでお越しください。
土曜日, 5月 23, 2009
戦争の原因
今の日本には、過去の体験から学ぼうという意識が乏しいことがとても気になります。それどころか、過去を歪曲して、それを根拠に現在と将来の強圧的で侵略的な国家計画を正当化しようという風潮があるのは本当に情けない話です。せっかく200万以上の犠牲者を出して学んだはずなのに、いったいその気持ちはどこにいってしまったのでしょう。昨今の自衛隊のある幹部による近代の日本の侵略戦争を容認するかのような論文が政治問題になりましたが、本来なら問題にすらならないことが問題になるというのも、私たち国民が本当の歴史を知らされていないからだと思います。
かくいう私も戦争の原因を単なる政治と経済そしてナショナリズムという従来の視点で捉えていました。つまり、戦争の張本人は政治家と軍人によるファシズム体制にあるのだという、私たちが教科書で習った通りのことを信じていたのです。
それに目から鱗の歴史的視点を与えてくれた映画監督がいます。
昨年1月、亡くなられた高岩仁監督です。
平和運動に関わっている人たちでさえその存在を知る人は多くはいませんが、彼は日本がどのように戦争に進んで行ったかという教科書には書かれていない歴史をカメラを通して撮り続け、「教えられなかった戦争」という作品を残しました。これから書くことは高岩監督が書き残してくれた「戦争案内」という小冊子からの抜粋をもとにしたものです。
日本が海外に本格的に侵出し始めるのは明治維新以降ですが、そのきっかけを造った中心人物が伊藤博文です。彼はヨーロッパ視察旅行から帰って来てから、全国を遊説し、日本の経済発展のためには、戦争をして中国、朝鮮、東南アジアを植民地にし、資源と労働力と独占的な市場を獲得しなければならないと説きました。
伊藤博文の存在は、彼が元々貿易業を営んでいた商人であったという事実から、政治と経済との癒着の道を開き、日本の資本主義社会の土台を築いたという点で見逃せません。日本の財閥の始まりである三井(物産)グループを育て、冨国強兵路線に日本を導いたのです。
そしてその方針通り、日本は明治維新後着々と軍備を増強して1894年の日清戦争以来、1904年日露戦争、1914年世界第一次世界大戦と10年おきに戦争をしています。そしてその戦争の度に台湾、朝鮮、満州と次々に植民地を獲得し、それをバネに経済成長していきます。
その事実から、明治以降の日本の海外政策が、基本的に財閥の意図のもとに動いていることが分かって来ます。それどころか、実際には資本家たちが軍と屈託して背後で暗躍していたのです。
当時の最大財閥である三井物産の企業活動と軍部との関係を示すよい例があります。日露戦争後、日本が”満州”を獲得して、三井物産が大きく業績を発展させた一つの部門は大豆でした。”満州”は、世界的な大豆の産地だったのです。それを三井物産がほとんど独占的に買い占め、その油からマーガリンを造ってヨーロッパ諸国に輸出し、油かすは国内で肥料として売ることで大いに儲かっていました。
ところで、余談ですが、大豆は「古事記」にも記載されているほど日本古来のものですが、ヨーロッパに伝わったのは最近のことで、しかも日本にいたオランダの植物学者ケンペルが元禄時代の18世紀にヨーロッパに紹介したのが最初とされています。でも、ヨーロッパでは大豆栽培をドイツを中心になんど試みてもことごとく失敗しました。それは、大豆栽培に不可欠な根粒菌がヨーロッパの土には存在しなかったからだそうです。日本や中国(満州)そしてアメリカの土壌にはこの根粒菌が存在するために生産可能だったのです。ご存知の通り、アメリカは今や世界最大の大豆生産国になっています。(GM遺伝子組み換え大豆が深刻な問題ですが・・・)
さて、1920年代になると三井の大豆の取扱高が伸び悩むようになりました。それは、”満州”の軍閥張作霖が大豆の買い付けに手を出し始めたからです。そのうえ張作霖は、日本が植民地支配の動脈のように利用していた満州鉄道に平行した独自の鉄道を計画して着工し始めていたのです。
その鉄道工事が始まったその直後の1928年、張作霖は関東軍によって列車ごと爆殺されてしまいました。翌年の1929年の三井物産の大豆の取扱高は倍近くに跳ね上がっています。この張作霖暗殺事件は日本の歴史書や教科書には、ただ単に関東軍の仕業であるとだけ書かれていて、三井のことはまったく触れられていません。その後、日本は侵略を進め、1931年には満州事変を起こし、次いで中国本土へと戦線を拡大し、1932年には満州国を建国します。
このときすでに満州で活動していた日本企業の団体が、「満州事変に対する声明」として、「今次満州に於いて帝国の執りたる手段は同地方に於ける帝国の権益並びに在留邦人の生命財産に対する不法の侵害を防衛する為やむを得ざる当然の措置なりと信ず」と発表しています。
侵略してそこで軍事力を背景に企業活動を続ければ、そこの住民たちが抵抗運動をやるのは正当であり当たり前のことです。それを”在留邦人の生命財産に対する不法な侵害”として軍事力を行使するのは、何時の時代でも、どこの国でも資本主義経済発展をするときの常套手段のようです。
日本では当時の満州開拓団の苦労話だけが伝えられていますが、満州建国と同時にそれまで住んでいた土地を強制的に追われ極寒の原野に放り出されて、しかも大豆の栽培を強制された満族の人々の苦労のことは誰も知りません。三井物産の大豆の商売のためにどれだけの人が命を落とし、生活を奪われ、苦労をさせられたのか、日本の歴史には全く登場しません。
その後、第一次世界大戦で急成長した日本の経済は新たな”戦争”を必要としていましたが、1920年代のロシア革命の世界的な影響を受けて台頭した”大正デモクラシー”によって戦争が起せない時代がしばらく続きました。
しかし、治安維持法の悪用によって共産主義者や社会主義者たちが逮捕され、さらには反政府的活動をしたあらゆる活動家が投獄され、処刑されるようになってきました。そして1930年代になると次々と軍部クーデターが起きて完全に日本の民主化運動が抑え込まれたのです。
この一連のクーデターは、右翼と一部の軍部が起こしたと一般では思われていますが、じつはその背後で企業(資本家)が莫大な資金を提供していたのです。
以下は、金額と提供者が判明しているものですが、当時の1万円は今の1億円以上になるでしょう。
三月事件 50万円 徳川義親(徳川家19代目の当主、資産家)
10月事件 63万円 藤田 勇(戦争ブローカー)
5・15事件 9万円 神武会(徳川義親、石原廣一郎、大川周明らがつくった秘密結社)
2・26事件 35万円 石原廣一郎(石原産業社長)
これ以外に、三井、三菱、日産などの財閥もクーデター首謀者たちに金を出していたことが明らかになっています。何故資本家たちがこのような大金をクーデターにつぎ込んでまで戦争を起こそうとしたのでしょうか?
日本が経済的な侵出をねらっていたこの頃のアジアは、ほとんど完全に欧米諸国によってすでに植民地化され支配されていました。1937年度の東南アジアにおける日本企業の経済的権益は、わずか1.7%しかありませんでした。日本を世界の大工業国として発展させるためには、アジアを日本の植民地にして、そこから安い原材料と労働力を提供させなければならないという資本家たちのねらいがありました。そのためには、アジアから欧米諸国をたたき出すしかありません。しかし、当時日本は、まだいわゆる「大正デモクラシー」といわれる民主化運動によって、反戦・平和をもとめる民衆の意識が高まっていましたし、議会にはまがりなりにも政党政治が定着していて、そう簡単に企業家が思うように戦争を始めることができる状況ではありませんでした。そこで、かれらはクーデターによってこの目的を達成するために、青年将校や右翼の思想家に巨額の資金提供をしたのです。
このクーデターやクーデター未遂事件をきっかけに、計画通り政党政治はつぶされ、軍事政権・軍国主義体制が日本に確立され、1941年12月8日のアジア太平洋戦争へと突き進んで行くのです。
このように、戦争をだれが必要として起させたのか理解できます。たとえクーデター資金に今のお金に換算して50億円や100億円を出したとしても、戦争で植民地を獲得すれば直ちに何倍にもなるのですから。
これこそが戦争の本質であり、根本原因と言えます。
_________________
高岩監督は、さらに、戦後もこの財閥資本社会構造が温存され、形を変えた日本のアジア侵略が行われて来た事実を指摘しています。このことについては、また日を改めて別の機会に紹介しましょう。「戦争案内」のDVDは、映像文化協会(Tel045-981-0834, mail:[email protected])にて購入できます。
この高岩監督の「教えられなかった戦争」を観て、多くの人にこの事実を広めたいという私たちの動機が、第1回東京平和映画祭(2004年)の開催につながりました。
今年は第6回目の東京平和映画祭が、例年通り、国立オリンピック記念青少年総合センターで6月12日から3日間開かれます。素晴らしい作品が揃いました。ぜひ、足を運んでください。
かくいう私も戦争の原因を単なる政治と経済そしてナショナリズムという従来の視点で捉えていました。つまり、戦争の張本人は政治家と軍人によるファシズム体制にあるのだという、私たちが教科書で習った通りのことを信じていたのです。
それに目から鱗の歴史的視点を与えてくれた映画監督がいます。
昨年1月、亡くなられた高岩仁監督です。
平和運動に関わっている人たちでさえその存在を知る人は多くはいませんが、彼は日本がどのように戦争に進んで行ったかという教科書には書かれていない歴史をカメラを通して撮り続け、「教えられなかった戦争」という作品を残しました。これから書くことは高岩監督が書き残してくれた「戦争案内」という小冊子からの抜粋をもとにしたものです。
日本が海外に本格的に侵出し始めるのは明治維新以降ですが、そのきっかけを造った中心人物が伊藤博文です。彼はヨーロッパ視察旅行から帰って来てから、全国を遊説し、日本の経済発展のためには、戦争をして中国、朝鮮、東南アジアを植民地にし、資源と労働力と独占的な市場を獲得しなければならないと説きました。
伊藤博文の存在は、彼が元々貿易業を営んでいた商人であったという事実から、政治と経済との癒着の道を開き、日本の資本主義社会の土台を築いたという点で見逃せません。日本の財閥の始まりである三井(物産)グループを育て、冨国強兵路線に日本を導いたのです。
そしてその方針通り、日本は明治維新後着々と軍備を増強して1894年の日清戦争以来、1904年日露戦争、1914年世界第一次世界大戦と10年おきに戦争をしています。そしてその戦争の度に台湾、朝鮮、満州と次々に植民地を獲得し、それをバネに経済成長していきます。
その事実から、明治以降の日本の海外政策が、基本的に財閥の意図のもとに動いていることが分かって来ます。それどころか、実際には資本家たちが軍と屈託して背後で暗躍していたのです。
当時の最大財閥である三井物産の企業活動と軍部との関係を示すよい例があります。日露戦争後、日本が”満州”を獲得して、三井物産が大きく業績を発展させた一つの部門は大豆でした。”満州”は、世界的な大豆の産地だったのです。それを三井物産がほとんど独占的に買い占め、その油からマーガリンを造ってヨーロッパ諸国に輸出し、油かすは国内で肥料として売ることで大いに儲かっていました。
ところで、余談ですが、大豆は「古事記」にも記載されているほど日本古来のものですが、ヨーロッパに伝わったのは最近のことで、しかも日本にいたオランダの植物学者ケンペルが元禄時代の18世紀にヨーロッパに紹介したのが最初とされています。でも、ヨーロッパでは大豆栽培をドイツを中心になんど試みてもことごとく失敗しました。それは、大豆栽培に不可欠な根粒菌がヨーロッパの土には存在しなかったからだそうです。日本や中国(満州)そしてアメリカの土壌にはこの根粒菌が存在するために生産可能だったのです。ご存知の通り、アメリカは今や世界最大の大豆生産国になっています。(GM遺伝子組み換え大豆が深刻な問題ですが・・・)
さて、1920年代になると三井の大豆の取扱高が伸び悩むようになりました。それは、”満州”の軍閥張作霖が大豆の買い付けに手を出し始めたからです。そのうえ張作霖は、日本が植民地支配の動脈のように利用していた満州鉄道に平行した独自の鉄道を計画して着工し始めていたのです。
その鉄道工事が始まったその直後の1928年、張作霖は関東軍によって列車ごと爆殺されてしまいました。翌年の1929年の三井物産の大豆の取扱高は倍近くに跳ね上がっています。この張作霖暗殺事件は日本の歴史書や教科書には、ただ単に関東軍の仕業であるとだけ書かれていて、三井のことはまったく触れられていません。その後、日本は侵略を進め、1931年には満州事変を起こし、次いで中国本土へと戦線を拡大し、1932年には満州国を建国します。
このときすでに満州で活動していた日本企業の団体が、「満州事変に対する声明」として、「今次満州に於いて帝国の執りたる手段は同地方に於ける帝国の権益並びに在留邦人の生命財産に対する不法の侵害を防衛する為やむを得ざる当然の措置なりと信ず」と発表しています。
侵略してそこで軍事力を背景に企業活動を続ければ、そこの住民たちが抵抗運動をやるのは正当であり当たり前のことです。それを”在留邦人の生命財産に対する不法な侵害”として軍事力を行使するのは、何時の時代でも、どこの国でも資本主義経済発展をするときの常套手段のようです。
日本では当時の満州開拓団の苦労話だけが伝えられていますが、満州建国と同時にそれまで住んでいた土地を強制的に追われ極寒の原野に放り出されて、しかも大豆の栽培を強制された満族の人々の苦労のことは誰も知りません。三井物産の大豆の商売のためにどれだけの人が命を落とし、生活を奪われ、苦労をさせられたのか、日本の歴史には全く登場しません。
その後、第一次世界大戦で急成長した日本の経済は新たな”戦争”を必要としていましたが、1920年代のロシア革命の世界的な影響を受けて台頭した”大正デモクラシー”によって戦争が起せない時代がしばらく続きました。
しかし、治安維持法の悪用によって共産主義者や社会主義者たちが逮捕され、さらには反政府的活動をしたあらゆる活動家が投獄され、処刑されるようになってきました。そして1930年代になると次々と軍部クーデターが起きて完全に日本の民主化運動が抑え込まれたのです。
この一連のクーデターは、右翼と一部の軍部が起こしたと一般では思われていますが、じつはその背後で企業(資本家)が莫大な資金を提供していたのです。
以下は、金額と提供者が判明しているものですが、当時の1万円は今の1億円以上になるでしょう。
三月事件 50万円 徳川義親(徳川家19代目の当主、資産家)
10月事件 63万円 藤田 勇(戦争ブローカー)
5・15事件 9万円 神武会(徳川義親、石原廣一郎、大川周明らがつくった秘密結社)
2・26事件 35万円 石原廣一郎(石原産業社長)
これ以外に、三井、三菱、日産などの財閥もクーデター首謀者たちに金を出していたことが明らかになっています。何故資本家たちがこのような大金をクーデターにつぎ込んでまで戦争を起こそうとしたのでしょうか?
日本が経済的な侵出をねらっていたこの頃のアジアは、ほとんど完全に欧米諸国によってすでに植民地化され支配されていました。1937年度の東南アジアにおける日本企業の経済的権益は、わずか1.7%しかありませんでした。日本を世界の大工業国として発展させるためには、アジアを日本の植民地にして、そこから安い原材料と労働力を提供させなければならないという資本家たちのねらいがありました。そのためには、アジアから欧米諸国をたたき出すしかありません。しかし、当時日本は、まだいわゆる「大正デモクラシー」といわれる民主化運動によって、反戦・平和をもとめる民衆の意識が高まっていましたし、議会にはまがりなりにも政党政治が定着していて、そう簡単に企業家が思うように戦争を始めることができる状況ではありませんでした。そこで、かれらはクーデターによってこの目的を達成するために、青年将校や右翼の思想家に巨額の資金提供をしたのです。
このクーデターやクーデター未遂事件をきっかけに、計画通り政党政治はつぶされ、軍事政権・軍国主義体制が日本に確立され、1941年12月8日のアジア太平洋戦争へと突き進んで行くのです。
このように、戦争をだれが必要として起させたのか理解できます。たとえクーデター資金に今のお金に換算して50億円や100億円を出したとしても、戦争で植民地を獲得すれば直ちに何倍にもなるのですから。
これこそが戦争の本質であり、根本原因と言えます。
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高岩監督は、さらに、戦後もこの財閥資本社会構造が温存され、形を変えた日本のアジア侵略が行われて来た事実を指摘しています。このことについては、また日を改めて別の機会に紹介しましょう。「戦争案内」のDVDは、映像文化協会(Tel045-981-0834, mail:[email protected])にて購入できます。
この高岩監督の「教えられなかった戦争」を観て、多くの人にこの事実を広めたいという私たちの動機が、第1回東京平和映画祭(2004年)の開催につながりました。
今年は第6回目の東京平和映画祭が、例年通り、国立オリンピック記念青少年総合センターで6月12日から3日間開かれます。素晴らしい作品が揃いました。ぜひ、足を運んでください。
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平和映画祭
水曜日, 7月 23, 2008
平和映画祭
この連休中は東京平和映画祭への参加でずっと暑い東京に泊まっていました。今回来られた参加者の年齢層が、当初にくらべると格段に若くなっていることで、5回目になるこの映画祭が確実に世間に浸透していっているなという感触を得ました。どうしたら平和という問題を若い人たちに考えてもらえるだろうかというのが当初からの課題でしたから、これは本当にうれしい変化です。今回未公開の「PEACE BEDアメリカVSジョン・レノン」が上映されることをもっと広く宣伝していたら、たぶん大勢のジョン・レノンファンが押し寄せたことでしょう。ところで、この映画を観て、オノ・ヨーコの存在がジョン・レノンの社会政治的意識変革にどんなに貢献していたのかがよく分かりました。もちろん彼らのメインテーマである非暴力という概念は、ガンジーなどの思想に影響されているでしょうが、その奥に日本人独特の平和思想や平和の文化がなんとなく感じられるのは私だけでしょうか。"Imagine"はオノ・ヨーコの詩がヒントとなってできた歌だとききます。ベトナム反戦デモで何十万の人びとが"Give Peace A Chance"を歌うシーンは圧巻です。それは公民権運動でキング牧師が歌った"We Shall Overcome"を思い起こすものでした。
これを書いていたら、アメリカ、デンバーのコロラドでKGNUというFMラジオ局のDJをやっている宮前ゆかりさんから今朝ニューフロンティアーズの曲を番組で掛けましたというメールをいただきました。彼女はTUP(平和をめざす翻訳家連合)でも活躍している方です。以下のリンクで1:15あたりで聴けます。
http://kgnu.org/cgi-bin/play.m3u?show=SleeplessNights&date=2008-07-22
東京平和映画祭と重なるように南房総館山で開催されていたのが、安房平和映画祭です。こちらも素晴らしい内容のプログラムでした。この感想はのちほど。
今日は朝早くから、家の道路舗装、壁板の柿しぶ塗り、麦の脱穀と暑い中での作業で少々つかれました。麦は、穂がたくさん揃っていたので、豊作だと喜んでいたのですが、いざ脱穀してみると期待に反して、収穫量が少なくちょっとがっかり。
この麦(アオバ)はパンつくりのためのものです。でもこのあいだ、オーストラリアに行った際買ってきた無農薬全粒小麦粉でパンをつくったらその美味しいこと!ふくらみも万全です。アオバ小麦は国産小麦のなかでももっともパン用向きのグルテン分が一番多い小麦ですが、とてもかないません。やはり、日本の風土では、あのパリッとしたパンの感触と味の小麦は難しいようです。どうしてもしっとりした感じで、やはりうどん向きなのですね。
これを書いていたら、アメリカ、デンバーのコロラドでKGNUというFMラジオ局のDJをやっている宮前ゆかりさんから今朝ニューフロンティアーズの曲を番組で掛けましたというメールをいただきました。彼女はTUP(平和をめざす翻訳家連合)でも活躍している方です。以下のリンクで1:15あたりで聴けます。
http://kgnu.org/cgi-bin/play.m3u?show=SleeplessNights&date=2008-07-22
東京平和映画祭と重なるように南房総館山で開催されていたのが、安房平和映画祭です。こちらも素晴らしい内容のプログラムでした。この感想はのちほど。
今日は朝早くから、家の道路舗装、壁板の柿しぶ塗り、麦の脱穀と暑い中での作業で少々つかれました。麦は、穂がたくさん揃っていたので、豊作だと喜んでいたのですが、いざ脱穀してみると期待に反して、収穫量が少なくちょっとがっかり。
この麦(アオバ)はパンつくりのためのものです。でもこのあいだ、オーストラリアに行った際買ってきた無農薬全粒小麦粉でパンをつくったらその美味しいこと!ふくらみも万全です。アオバ小麦は国産小麦のなかでももっともパン用向きのグルテン分が一番多い小麦ですが、とてもかないません。やはり、日本の風土では、あのパリッとしたパンの感触と味の小麦は難しいようです。どうしてもしっとりした感じで、やはりうどん向きなのですね。
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