Canadaのビットコイン交換所で大事故
セキュリティのCIAでいえばA、可用性に関する重大事件ということになろうか。
およそ160億円分の仮想通貨が全喪失の可能性、取引所CEOの死去によってウォレットへアクセスできなくなったため
まあもう見出しだけで尽きている。そういうことである。
メンテナンスを理由に機能を停止していたカナダ最大のビットコイン取引所「QuadrigaCX」が2019年1月31日、顧客から預かっていた仮想通貨のほぼ全てを喪失し、破産による債権者保護を裁判所に申請したことが明らかになりました。報道によると、仮想通貨を失った理由は「取引を一人で管理していたCEOが亡くなってしまったことでコールドウォレットへのアクセスが不可能となってしまったため」とのことです。
いやはや、怖い話である。
日本でも、クラウドサービスの会社だったように記憶しているが、CEOではなく古参の技術担当者が事実上一人で管理していたサーバーをクラッシュさせたか何かで、顧客の情報資産を消失させたという事件があった。
仮想通貨交換業に関しては、日本法はいち早く資金決済法で行政的な規制の下においており、それで安心な気がするのだが、行政当局が調査するとボロが出るという有様で、本当に安心できるかどうかは予断を許さない。
とはいえ流石に上記のような、CEOが全部やってて、その人が亡くなると残された者では何もできなくなるという状態ではないのではないか? いや全く根拠なき信頼で、根強いお上信仰の賜物なのかもしれないが。
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