FRANCE:破毀院が代理出産の子どもの戸籍登載を認める
フランス破毀院は、7月3日の判決で、代理出産の子どもの戸籍への登載を認める判決を下した。
この件についてはすでに弁論が開かれたというエントリを書いていたところだが、弁論からわずかに2週間程度で判決が下される。さすがはフランスという他ない。
結論は、その弁論の時から明らかで、ヨーロッパ人権裁判所の判決に従い、GPS、つまり代理出産というだけでは、フランスの出生証書への登録を拒絶する正当理由とはならないというものであった。
| 固定リンク
「フランス法事情」カテゴリの記事
- Arret:欧州人権裁判所がフランスに対し、破毀院判事3名の利益相反で公正な裁判を受ける権利を侵害したと有責判決(2024.01.17)
- フランス判決オープンデータ(ベータ版)(2023.02.22)
- 数字で見るフランス行政裁判所の2022年(2023.02.01)
- Book:フランス7つの謎(2022.11.04)
- ポワチエの新裁判所見聞(2022.09.14)
コメント