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2010/04/08

lawyer:アヴァンス法務事務所、弁護士法違反で告発

毎日jp:弁護士法違反:司法書士ら告発 無資格で法律事務の疑い

テレビCMなどで有名な司法書士事務所「アヴァンス法務事務所」(大阪市中央区)で、消費者金融との過払い金返還交渉などの法律業務を司法書士が受任したように装い、実際には無資格の事務職員が業務をしていた疑いがあるとして、大阪弁護士会は8日、弁護士法違反(非弁活動)容疑で、事務所の運営法人の代表を務める司法書士と事務員ら計5人を大阪府警に告発したことを明らかにした。告発は3月10日付。

事実が明らかになったのは、依頼者の親族が大阪弁護士会に相談したことがきっかけだそうである。

アヴァンス法務事務所というように、「法務」事務所という名称は一般に行政書士事務所で使われていると思っていたが、司法書士事務所でも使うようになったのか。

また、このCMも私は見たことがなかったが、大阪では流行っているものなのであろうか?

色々知らないことだらけである。

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コメント

 たしか大阪ドームの始球式していませんでしたっけ?

投稿: <う> | 2010/04/08 13:55

アヴァンスのCMは名古屋地区でも流れていますよ。

投稿: Enzo Romeo | 2010/04/08 17:07

札幌でも普通に見ますよ。相当デカい企業なんだと思ってました。

投稿: NOROH | 2010/04/08 21:34

分からないといえば、どうして司法書士の法律事務を、弁護士会が告発するのかがわからない。司法書士が弁護士の職域を侵したのではなく、非司法書士が司法書士の職域を侵していたのだから。
告発すべき主体は司法書士会ではないでしょうか。

投稿: 井上 晃宏 | 2010/04/08 22:43

札幌でも流れてますか・・・。テレビ見ないからなぁ。世間知らずになっているかも。

司法書士の領域を侵しているのではなくて、やはり弁護士が本来業務独占するべき法律実務を非弁護士がやっていて、例外規定にも当たらないという事なのでしょう。
もちろん告発は誰でもできるので、司法書士会が告発することは考えられますが。

投稿: 町村 | 2010/04/09 06:29

私、大阪の司法書士です。
お恥ずかしい限りで、情けないです。
大阪では、TVCMがゴールデンタイムに流れますし、電車内にも数限りなく広告を出してます。
そんな宣伝費があるなら、依頼人からもらう報酬を少しでも安くしてあげたらいいなあって、いつも思ってます。

今回の件に限らず、回収した過払金の横領や、所得隠しなどなど、債務整理をうたった司法書士の不祥事が相次いでいます。
弁護士や司法書士といった一見立派に見える中にも、いい人悪い人がいますから、一般の方には見る目を持っていただければと切に願います。

弁護士会が告発した件は、町村さんのおっしゃるとおりでしょうが、大阪司法書士会の事なかれ主義も見え隠れします。(昨年8月に口頭注意したそうです)
まったく同業者としてお恥ずかしい。
また、司法書士の品格を汚すもので、腹立たしい限りです。

投稿: 村上 | 2010/04/09 10:33

まず司法書士法違反で弁護士会が法務局に懲戒を申し立てるのが
この件のもっとも穏当な解決のように思うんですがいきなり刑事告訴なんですな

投稿: 通りすがり | 2010/04/09 17:37

最近すごく気になるのは、
朝、通勤地下鉄がさっぽろ駅に着くなり、
「さっぽろ、さっぽろ、
債務整理の○○法律事務所においでの方は、
こちらでお降りください」
という車内アナウンスが流れるのです。

札幌もだいじょうぶかなあ~~~

投稿: ちかおばちゃん | 2010/04/09 20:59

司法書士法違反となるのは、司法書士でない者が司法書士法第3条第1項ないし5項に規定する行為を行った場合に限られるところ(73条)、「民事に関する紛争……について……裁判外の和解について代理すること」は7号に規定されているので、報道されているアヴァンスの行為は司法書士法違反にはなりません。もちろん弁護士法違反の罪は親告罪ではないので司法書士会が告訴をしても良いのですが、まあ、弁護士会が告訴するのが筋ではあるでしょう。

投稿: 小倉秀夫 | 2010/04/10 07:48

>小倉先生
解説ありがとうございます

投稿: 通りすがり | 2010/04/10 08:03

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