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小向美奈子さんの事件については、報道を見る限り、以下のような事実関係のようだ。

かつてグラビアアイドルだった彼女は、精神的にも不安定となって事務所を解雇され、覚醒剤犯罪で有罪判決を受けた後、事務所と「同意書」を交わし、そこでアダルト系の仕事はしないという約束をしたという。
ところが今回、浅草ロック座でストリップへの出演をすると報じられ、これに対して契約違反を理由とする出演差止めの仮処分を事務所が申請、これが認められたのだ。

上記のニュースによれば、昼のプログラムには出なかったものの、夜のプログラムには出演したという。

仮処分の主文が何を差し止めたのか、明らかでないので断定はできないが、ストリップ一般への出演差止めであるとすれば、違反行為であり、事務所が何が何でも従わせたいと思えば、仮処分に間接強制を付けるということになるだろう。つまり今後もし出演した場合は１回50万円を支払えというような決定を裁判所に出してもらうわけである。

それでも従わない例は、あの、西村ひろゆきケースとなるし、そうなれば財産を持っていなければ結局実効性は伴わない話になる。