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ひとつひとつ

 
30
 
山手イタリア山庭園


風は 冷たかった・・


でも いつもの花たちだけは

変わらぬ笑顔で

心の中に 温もりをもって

僕を 抱きしめてくれていた


 
29
 




いつか来た道を 一人歩く

そして 心打つ風に 今日の空を仰ぐ


あの日 微笑をくれた あの花たちに

出逢えるはずもないことは分かっていた


あの時のまま 止まった時間の中に

今 私は自分を探している


君は確かに ここに微笑んでいた

そして確かに そこには私が微笑んでいた


違えた季節に 春の夢を追う

私無き場所に 私を求める


風は泣き 木の葉が叫ぶ

「時の流れの無常は未来を創っていくため

過去を信じるより明日を信じることだよ・・・」


冷えたアスファルトは 風の道となり

私の想いを吹き飛ばしていく


あの日は もう ここには無い

けれど 風が運ぶ微かな薫りに

心に咲いていた花たちの笑みを感じた


感傷に心慰めようとしていたのか・・・


この風に 明日の自分を乗せてみよう

そして どこまでも追いかけてみようか・・・


 
27
 



無常に・・ そして無情に
永遠は 流れているのです

哀しみも 歓びも
生も 死も 包含しながら
淡々と 流れていくのです

その中にあって
ただ ひとつ
想いこそが 光りとなって
闇の支配を 溶かすのです

私は 信じています
あなたへの想いが 
この光りとなることを・・


信じなくてもいい
信じられなくてもいい

ただ 月の無い夜でも
そこには 確かに
月が添っていることを 忘れないで

感じてほしい・・
永遠なる 想いを

 
26
 

(ソフトフォーカスで捉えた開花直前の月下美人)

面影(かげ)追うも 霞み滲まむ 恋ひの灯(ひ)を

                  雲間に待ちぬ 時をはなれて

******************************
恋しい面影を追って想いを空に馳せるも、映すところの月の明かりは、
雲に霞み滲んでしまっています。
しかし、私は貴方を雲の間に、いつまでも・・いつまでも(時を忘れて)
待っております。

1年に一度、一晩だけしか花を咲かせないと言われている「月下美人」
儚さを感じさせながらも、想いの強さをも感じさせてくれています。

 
25
 
添い添いて


 愛(いと)いだき 未明の空に 羽ばたかむ

                  明星降りて 照らさむ道を


 
24
 
100102.jpg



数え切れない 時間を

数え切れない 涙を

この海に 溶かしてきた


この海の煌きは 

想いの光彩

明日への 希望


全ては この海と共に

全ては この煌きと共にあった


鎌倉 七里ガ浜・・・


これからは

これからは

歓びの涙溶かす海となるか・・・


 
23
 



貴方の瞳の 奥にある

憂いの色を

私の瞳に 映しとって

澄みきった 

貴方の心の色に 戻したい


あえて 貴方の言葉を 遮って

心重ねるように

唇を 想い重ねる


貴方を もっと

瞳の奥で 心の奥で 感じたい

一つに 溶け合うことで

一つを 求め合うことで

見えない距離を 同化させたい


 
22
 



その雲は 天の川のようだった

その雲は 透きとおった衣のようだった


貴女という月を

愛しさで抱(つ)つむように

優しく 慈しみ守っているようだった


僕は 想いを重ねた


月に 貴女の面影を溶かし 

心合わせるように


共鳴の中で 

貴女を心に 抱きしめていた


 
21
 

想いの欠片積もる 冷えた夜に

雪の中に咲いている 

一輪の花に出逢えたときのような

貴方の 心の声を聞く


夜空に夢を見るように 星座を見上げ 

月の光を その身に染めながら 

風に心躍らせて 笑顔を薫らせている


そんな貴方の瞳の奥に見え隠れする

涙のひとひらも  きっと

いつか 大切な想いに 触れたとき

心溶かすような 花を咲かせるでしょう


その 笑顔に隠された 深い哀しみを

全て埋め尽くすような 満面の笑顔に

きっと

きっと 出逢えることを 信じて・・・


 
20
 




       望月に 重ねし想ひ 影と消ゆ

                 残光むなしく 時は過ぎゆく



 
17
 


あなたの彩と

わたしの彩が

まざりあって

ひとつになって

ふたりだけの まだら彩

 
16
 



月洸洩れる 想いのしずく


この手に 降り注ぎますように

そして

貴方の 心の光となりますように


貴方の心 いだくように

私は 目を閉じ

想いの手を一杯にひろげる


あの人に降り注げ 月のしずくよ
 

掴めるはずも無い 月の光

貴方の心と共に 今宵も抱きしめる


 
13
 



頑張ろう・・・


何を?

負けないことを 頑張る


他人にではなく 自分に・・・


どんなに泣いたって

どんなに 叫んだっていい


どんなに 弱音を吐いても 愚痴に頼らず

希望は 絶対に 捨てない


笑顔も 忘れない

小さなことにも 喜びながら

焦らず 頑張りすぎずに


夢を叶える 可能性を信じて

最後まで 負けなかった 自分に逢うために


勝てないことが 負けじゃない

負けないことが 何よりも 大切


負けないことと 勝つことは 違う


自分を 諦めないで・・・

 
11
 


「光波」は私の雅号です。
芭蕉門十世(祖父)の俳号である「静波」の 波 と
父の俳号である「光堂」の 光 を一文字づつ貰ったものです。

私の和歌は古語・古文を用いず、解り易く詠っています。


 
10
 

(北鎌倉 紅葉)

貴方の熱を 感じながら

貴方への熱に 焦がれながら

真白いキャンバスに 色を重ねていく


輪郭をもたない 光と影の織り成す 彩


貴方の色を 心に感じながら

私の色に 幾重にも重ねていく


溶け合いながら

様々な彩に 変化しながら

広がっていこうとする 彩


それはまるで 深き彩を求めるように

私の心が 貴方の全てを求めるように


貴方の彩と私の彩は 熱を帯びて溶けていく


******************************
色と彩・・・そのものが持つ色と心の彩
そんな いろ分け をして綴ってみました(^^;

紅葉の美しさ、心に映る彩を感じられる季節になりました。
 
09
 


あなたは 私にとって歓び・・

それは 
溶け合うことのできる心だから

どんなに
あなたが 哀しみに向かおうとも
時空の歪みに身を置こうとも

私の あなたへと向かう想いの光りは
それを どこまでも抱つんでいく

月が 天空から消えさり
星という道しるべを失ったとしても

私には あなたが見え 
感じることができると信じています

永遠とは 無限
無限とは 永遠

そこには 闇も無く光りも無い

ただ 溶け合う心求める想いのみが
蒼に蒼が溶け入るように広がり
そして 流れている

光りをも飲み込もうとする
ブラックホールでさえ
宇宙という無限に広がりゆく想いに
抱つまれていなければ存在できない

哀しみも 哀しみに包まれては存在できない
歓びがある中にこそ 存在できるのです

哀しみは 歓びの中にしか溶かせない

心にある氷も
感じ合える歓びの中にしか溶かせない

私の あなたへと溶かす想いだけが
それをできると信じたい・・

それは あなたの心を
感じることができるをことを
歓びとしている私だから・・・

満月も 三日月もない
私は 月そのものを感じている


光でもなく 陰でもない
あなた そのものを感じているのです

その想いに 溶かしたい

あなたを・・

 
08
 



愛って 何

そう問われて


かけがえのない 大切な心

そう答えた


異性に対しても

同性に対しても

愛してる と伝えることがある



返ることを求めない 想い

果てることのない 想い

何があっても 守っていきたいと想える 心


そう感じている

 
07
 



涼風(すずかぜ)が 頬をつたい

夏のほてりを連れて 髪を揺らしていく


貴方の素足に戯れた 

波打ち際の白き泡たちも

今は 静かに 心へ語りかけてくる


夏から秋へ

低く立ち込めた雲は 天高く澄み

月は 深遠なる美しさを 薫らせる


この秋

恋が愛に深まるように

木々が彩を重ねていくように

貴方への想いを 深く重ねていく
 
06
 



優しいと 良くいわれる

でも 私は想いの人でありたい


表面的な 優しさは 

人を傷つけることがあるから

だから、想いだけで 生きてきた


それが 正しいかは わからない

想いに迷いが生ずると、それも傷を生む


本当の優しさ・・・

それは

大切を 守り抜ける 強さだと感じる


であるならば、どうすれば・・・

私は できる限りの深い想いで 全てに向かう


*****************************
お母さん亀?と子亀が 気持ちよさそうに日向ぼっこしていました。
ほのぼのとした光景に暫く見入ってしまいました(*^^*)

 
04
 
20160101鎌倉夕景

風に戯れる 夕暮れに

月は白く 澄んだ心を 清らに咲かせ

陽光は 明日への心を 恋い咲かせる


天に馳せた 数々の想いたち・・

星は煌きに変えながら 心に舞い咲き


無垢な笑顔をくれた 花たちは

彩褪せることなく 永遠に 心に咲きつづける


夢に 想い馳せながら

想いに 心合わせながら


あなたたちとの 感じ合える心の中で

私彩の心を 笑みと咲かせていきたい

 
04
 



愛されることを 心が求めた時

愛する人の中から

いつも 私が消えていった


相手を想うことの優しさは 受け入れられた

しかし 私の求める優しさは 受け入れられない


繰り返される苦悶の中に見たもの

それは“私は愛されざる人”ということ


だから いつも私は

愛することだけに全ての心を費やそうと

自分に言い聞かせながら生きてきた


いつしか 

裸の私を愛してくれる女性など無いと信じた

そして 諦めた

しかし どうしても愛されることを捨てられない

そこに私の弧愁があるのかもしれない


愛を求めながらも 愛から逃げている

月や海に想いを馳せることで 幻想に酔い

いつか求める愛が・・・と 自分を夢に癒している


そんな私

だけれど 想いだけは持って人に接してきて

何でも話し易く 何でも相談できる好い人だと

多くの人から 心の言葉をもらうことができた


私の中では それでいい・・・

それで良いのだと 自分に言い聞かせてきた


私は人間が好きでたまらない

これからも人を愛することで 生きていけたらと思う


返ることを求めることのない愛をもって生きていけたら・・・

そして そんな私を 解って欲しいと思わないような

自分でいられたら・・・どんなに・・・どんなに・・・・・と思う

*************************
今日は、ちょっとネガティブな言葉綴り?になってしまったかも。
昔の自分の中にあった想いを少しデフォルメしてみました。
自分のことって中々解らない。 難解な生き物です(^^;

 
02
 

(芝生にできた水たまりに映るコスモワールドの観覧車)


降り続く雨で できた心の染みは

いつまでも 私の中に色濃く遺り

耐えがたい色を増していく


雨は 止んだはずだったのに

染みは 次第に広がり

心を蝕んでいく


もう二度と したくなかった想いが

消えることのない 心の染みとなって

私の中に 蘇ってくる


永き時により 命に染められてきた業なのか


消すことの叶わないものであるならば

黙して 受け入れよう


心から 愛されない身であっても

私からは 愛をもって生きていこう


これは 消してもらえるものではなく

自らの 心のありようなのかもしれない


消せない染みを 嘆かず 

自身を 貶めず 

偏狭な心を溶かしながら 明日を歩いて行こう

********************************
深い意味の無いであろう言葉で昔からのトラウマが蘇ってしまい、
それが次第に大きくなっていくことを感じ、前を向きたいという想いから
言葉を綴ってしまいましたが、自分の中の染心が改めて分かってよかった。

 
01
 



雨音が  

闇の中に 泥み 沈む 

私の弧愁を 消していく


一人 眠れない夜

膝を抱えて 仰ぐ空に 

月は 雲間に一瞬の光を注ぎ

地上には 草花が 雨に謳っていた 


歓びの命を薫らせながら

汚れ無き心を 風に躍らせている


雨は 音彩を奏で

私の 頑なな心を 癒しながら

静かな微笑を浮かべている


雨音が

 一人の音の無い世界に

沁み入る音彩を 落としていく

**********************
先日の雨夜は、何となく淋しくて(笑)ぼんやり外を
眺めていました。
深夜・・何を考えているわけでもなく、1時間くらい
でしょうか・・・雨の音を聞いていました。

雨の合間には一瞬でしたが 月の光が・・・

その時に、雨に溶けていくような心を感じたので
詩にしてみたものです。

 ひとつひとつ

海 - umi -

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