ひとつひとつ
01
雨音が
闇の中に 泥み 沈む
私の弧愁を 消していく
一人 眠れない夜
膝を抱えて 仰ぐ空に
月は 雲間に一瞬の光を注ぎ
地上には 草花が 雨に謳っていた
歓びの命を薫らせながら
汚れ無き心を 風に躍らせている
雨は 音彩を奏で
私の 頑なな心を 癒しながら
静かな微笑を浮かべている
雨音が
一人の音の無い世界に
沁み入る音彩を 落としていく
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先日の雨夜は、何となく淋しくて(笑)ぼんやり外を
眺めていました。
深夜・・何を考えているわけでもなく、1時間くらい
でしょうか・・・雨の音を聞いていました。
雨の合間には一瞬でしたが 月の光が・・・
その時に、雨に溶けていくような心を感じたので
詩にしてみたものです。
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