気ままに日日の糧

１６話から１７話の流れが面白い。１６話の段階では桐青は監督も含めて西浦を侮っていたんですが、段々と相手の実力が分ってきて自由にやらせていたプレイから、様子を見るプレイに変わってきて、１７話では西浦を出来る相手として分析をし始める。ここら辺の描き方が、全体的に視点がキャッチャーと監督に纏まってて、野球がいかに戦略的なスポーツであるのか感じさせるんですよね～。
特に桐青の監督がすごいね。４回の裏の前に選手を集めて、今ある情報から的確な指示を出す。戦う前の情報では西浦の方がはるかに勝っていたんですが、流石強豪の監督です。相手を見て読みあいながら指示を出す姿は、まるで囲碁とか将棋とかの勝負をしている様にも見えて何か興奮してくるんだよね。
選手も選手で監督の指示通りの動きをしっかり出来るから、作戦が旨く回るんですけど、いったいどれだけ練習したらそんなの事が出来るんだか。プロ野球とか見てると普通に感じちゃうけど、実際にプレイすると周りの状況把握で迷ったり、欲とか出てきちゃうから結構難しいんですよね～。

西浦側では最後のスクイズの処理が良かったね。何がいいって、阿部が迷って視野が狭くなっていた時に、三橋が声を掛けて自分が処理する事をアピールしたのが良いんですよ。もちろん、当たり前のプレイなんだけど、これが出来ると出来ないとでは大違いで、声を掛けないでお見合いしたり、衝突したりするミスはよくありますからね～。
しかし、こういう細かいプレイで魅せる野球アニメってのも珍しいよなぁ。まあ、だから興奮するんだけどね。

おおきく振りかぶって オリジナル・サウンドトラック
青春ライン 新OP主題歌　 ありがとう ED主題歌　(amazon)