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　電車に乗っているとイヤホンやヘッドホンをつけて音楽を聴いたり動画を視聴したりスマホゲームをプレイしたりしている人をよく見かける。

　それ自体は問題ないんだけど、迷惑なのがイヤホンなどからの「音漏れ」だ。シャカシャカシャカ・・・と音にならない音が延々と流れてきてすっかり気が滅入ってしまうんだ。

　さて、ツイッターユーザーの@Wertwhileさんは6月中旬、アメリカ・ニューヨークの地下鉄の車内で「音漏れ」どころかスピーカーを肩に担いだ男性に遭遇してしまったようだ。

　車内に彼の好みの音楽がダダ漏れ状態となったわけだが、これが不思議なシンパシーを生み出してミラクルな出来事につながったらしい。

スピーカーから流れてくる音楽に合わせて乗客が大合唱を開始

　この日、@Wertwhileさんはハードな一週間を終えてくたくたに疲れて地下鉄に乗っていた。そこに、スピーカーから音楽を流しながら上半身裸男が登場。

　イライラが最高潮に達してしまいそうなもんだが、彼のスピーカーから流れていたのはアメリカの男性グループ、バックストリート・ボーイズの「アイ・ウォント・イット・ザット・ウェイ(I Want It That Way)」だった。

　みんな、知っているよね？じゃあ歌うよね？ということなのかどうかは分からないままに、車内でみんながそれに合わせて大合唱！

　騒音だ！とイライラするどころかみんなが笑顔でカラオケタイムを楽しむという和やかなひとときとなったようだ。

https://twitter.com/Wertwhile/status/1140425579793178625?ref_src=twsrc%5Etfw

本当に大変な一週間だった。今夜、地下鉄に乗っていると、上半身裸でスピーカーを担いだ男性が車内を移動してきた。特に「ショータイム」って気分じゃなかったんだけど、時々人々と人生には驚かされる。小さな魔法は起こるんだ。

ワシントンでも東京でも見られないこれぞニューヨーク！な光景

　これについてツイッターユーザーからは次のような声があがっていた。

・完璧にニューヨークって感じ。違う場所からきた人々が集まって、みんな仲良し！

・究極の統一感。これだからニューヨークって大好き。

・公共の場所で流れている音楽って邪魔だなと感じていた。でも友人はそれが大好きで、「自分は映画の中の登場人物で、流れている音楽はサウンドトラックのようなもの」という考え方を教えてくれた。そのお陰で私の考え方も変わったよ。嫌な気分のとき、幸せな音楽からは確かにアイロニー(皮肉)を感じるね。

・ロサンゼルス生まれでロサンゼルス大好き！今は東京に住んでいて東京も大好き！でもニューヨークは何か特別な場所、地球上のどこにも似た場所はない。

・ニューヨーカーに親切心がないといっていたのは誰だっけ？

・ワシントンの地下鉄ではこんなこと起こらない。ニューヨークが恋しい！

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　ちなみに@Wertwhileさんのツイートにある「ショータイム」というフレーズは、ニューヨークならではの意味合いがあるようだ。

　地下鉄の車内でダンスパフォーマンス(！)が始まる前、パフォーマーが発する決まり文句なのだとか。

　その後、パフォーマーはポールの周りで回転したりなどパフォーマンスを披露するのだそうだ。電車の中でダンスパフォーマンスって日本じゃあ考えられないね。

References:Twitter / Mashableなど / written by usagi / edited by parumo

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