2005/09/25

 
今日は伊丹で開催された、河野康弘さんの「冬眠ピアノ お目覚めコンサート」に行ってきました。河野さんの出会いは、今年3月。と言ってもネット上での出会いだったので、今日、初めてお会いしたというべきかもしれませんけどね。

3月にJVCの佐藤真紀さんの講演会に行って、パレスチナでピアノコンサートを開催された河野さんのことを知り、佐藤さんのブログにリンクされていた河野さんのHP「地球ハーモニー」を覗いてみたのがきっかけ。気負いなく、音楽を楽しみながら、平和や地球環境について考えようよ!河野さんのHPからそんなメッセージを感じた私は、さっそく激励のEメールを送りました。「素敵な活動ですね。ご活躍をお祈りしています。」そんな、本当に簡単なメールを送らせていただいた記憶があるのですが、河野さんはすぐお返事を下さり、また「地球ハーモニー」のリンクで「花と爆弾」を紹介してくださいました。それからも時々メールで交流させていただいていたので、今日のコンサートをとても楽しみにしていたんです。

河野さんは、日本中に眠っているピアノの目を覚ます活動をされています。学校や会館で演奏されることなく眠っているピアノ、捨てられそうになっているピアノを蘇らせ、その音色で、ピアノの回りをみんなの笑顔と手拍子であふれる空間にしてくれます。そして「使われなくなったピアノを使ってもらえるところに」ということで、国内外の施設に中古ピアノ約190台を寄贈もされています。

今日、コンサートに参加させてもらって、ひしひしと感じたのは、河野さんのピアノと音楽への愛情。そして、ピアノを大切にすることから見えてくる、物を大切にする、地球を大切にするという、確固とした志。世界中の人が音楽を聴いて笑顔で過ごしていて欲しいという願い。河野さんのピアノと音楽への愛は、ずっと、ずっと広がって、地球とそこに住む人々、ひとりひとりへと繋がっていました。

演奏の合間のおしゃべりも、とても温かくて、ほっこりした気分にさせてくれるものでしたが、やはりそこには世界中の人々が楽しく笑顔で過ごして欲しいという祈りがあふれていました。

でも、ここで私がどんなに説明しても、河野さんの音楽の素晴らしさは伝えきれません。
コンサート終了後、少しお話させていただきましたが、「ぜひ、神戸に来てください!」とお願いしてきました。いつか、「花と爆弾」の支援者の皆さんと一緒に、神戸で河野さんの音楽を聴くことができたらいいな~。

2005/09/13

 

第2回花と爆弾・ピースライブ&朗読会は大成功でした!
お越しいただいた皆さん、本当にありがとうございました。


2001年9月11日の同時多発テロから丸4年となる昨日、神戸は元町の萬屋宗兵衛さんで、第2回目となる、「花と爆弾・ピースライブ&朗読会:Stop the War and Save Children!」を開催させていただきました。

8月31日付けの当ブログでも書きましたが、このイベントが本格的に計画されはじめたのは、7月中旬。それから、本当に信じられないほど多くの方々がボランティアでの出演を次々に申し出てくださり、昨夜は、総勢13名の方々が、音楽、ダンス、漫談と持てる才能と技能をフルに発揮して、素晴らしいパフォーマンスで会場を湧かしてくださいました。

観客としてお越しいただいた方も、年齢、国籍、職業とも様々な方々がお集まりいただきました。遠くからいらして下さった方も多く、「花と爆弾・webギャラリー」の9月の作品を提供して下さった鍵井保秀さんは舞鶴から、「花と爆弾」のロゴを描いてくださった武市りえさんは徳島から、また大阪はもちろん京都、奈良からも多くの方がいらして下さいました。それから、昨年からずっと支援して下さっている梵天の孝子ママ、詩人の福永祥子さん、タイの図書館の建設に尽力されているメイティニーさん、津波被災地支援パーティーを共催させて頂いたWillis氏、変わらぬご支援に感謝でいっぱいです。

当日は毎日新聞でもこのライブの紹介記事が掲載されましたし、また出演者の方々がたくさん宣伝をしてくださったおかげもありまして、懐かしいお顔や、初めてのお顔、80名は座れるハズの会場は、立ち見まででる大盛況となりました。もう身動きのとれないほど満員の会場は、皆さんの平和への願いと祈りで温かい空気に包まれ、会場に流れる優しい音楽と共に、ひとつの小宇宙のような空間となりました。

昨夜は私が総合司会を務め、出演者や支援NGOのご紹介、詩の朗読などをさせていただきましたが、本当に優しい空気に包まれて、とても楽しく穏やかな気持ちで司会進行をさせていただくことができました。ステージでパフォーマンスが繰り広げられる中、皆さんの笑顔と手拍子が溢れる会場の様子を壁際から見ていると、なんだか信じられない思いでした。私のこんな小さな本『花と爆弾』に、みなさんが平和への祈りを寄せてくださっている・・・、それはひとつの奇跡のようです。

4年前の9月11日以来、ますます混沌を極め、暴力的になる世界。でも、そんな世界だからこそ、ひとりひとりの心で眠っていた平和への願いの種が芽吹き、鮮やかに咲き誇り、素晴らしい21世紀をもたらしてくれるのではないか・・・。そう思わせてくれるような、勇気と希望を与えてくれた夜となりました。

お陰様で、昨夜は66577円の募金が寄せられました。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

これに23円を足して66600円とし、22200円ずつを、日本国際ボランティアセンター、宝塚・アフガニスタン友好協会、ペシャワール会に寄付させていただきたいと思います。寄付は、『花と爆弾』の過去1年分純益と共に、9月末に行います。後日、HP、メール配信などで、お知らせいたしますね。

2005/09/05

 
今日は、「花と爆弾」の支援先のひとつ、ペシャワール会の中村哲医師の講演会に、大阪まで行って来ました。地下鉄天満橋を降りて地上にでると、突然の雷雨!ずぶ濡れになりながら会場に辿り着きましたが、客席はほぼ満員!アフガニスタンに興味を持ってくれている人がまだまだたくさんいらっしゃるんだ!とそれだけでも嬉しくなりました。

中村先生のお話は、とてもヒョウヒョウとしていながら、でも本気で話されているというのかな、お気持ちが深く伝わってくるような気がしました。いろんなお話をしてくださいましたが、私が一番嬉しかったのは、「緑の大地計画」の第1段階が成功したこと。

昨年9月、「花と爆弾」の初の収益の寄付先を検討していたとき、ペシャワール会の「緑の大地計画」に強く共感を持ちました。その計画とは、干ばつで砂漠と化してしまった土地に、近くの川から水を引いて、緑の大地に変えること。そのためには、水門や水路などを造らなくてはならず、一民間NGOが手がけるには大規模すぎるプロジェクトでした。でも、その工事はすべて日本のボランティアスタッフと多くのアフガニスタン人で行うという事を知り、これは将来の農業再生だけでなく、現在の雇用の創出にもなると思い、心からこの計画に賛同し、寄付をさせていただいたのです。

本日のご報告では、今年4月に水路は完成し、今ではかつて砂漠であったところが水郷地帯になっているとのこと。また、家のすぐそこまで水路が来ているので、女性と子どもたちは、水くみという重労働から解放されて、とても喜んでもらっているとのことでした。
男性たちも、水路建設の時は、土木作業員として日当を稼ぐことができて本当によかったと感謝されているそうです。この仕事がなければ、彼らはアメリカ軍や軍閥の傭兵になるしか稼ぐ方法はなかったそうですから・・・。
今は、農作業をしたり、水路の工事をしたりと、平和な暮らしが村にやっと戻ってきたということです。

このような素晴らしい計画を支援できたことに、感謝とともに、誇りを感じました。本当にこの計画に微力ながらも参加できたことを嬉しく思います。
最後に中村さんの言葉をご紹介したいと思います。

「支援は、本当にニーズにあったものをしていかないといけない。みんなそんなに大きなことを望んではいない。ただ、家族と共に過ごせて、食っていくことができて、故郷で暮らせる。これだけを望んでいるんです。」

p.s. 今回もちゃっかりサインを貰ってきました:)
握手もさせてもらったけど、柔らかくて温かい手だったな♪

2005/09/01

 
9月11日のピースライブが近づいてきました。
よく、「イベントを開催するのって大変でしょう?」と聞かれます。
でも、実はぜんぜん大変じゃないんです:)

去年もそうでしたが、今年も漠然と「9/11はチャリティライブをしようかな~」と考えていると・・・、 ココペリさんのようなミュージシャンが現れて、「花と爆弾」の新曲を作ってくれて、

「でも、いい会場あるかな~」と思っていると、友人が会場を探してきてくれて、

「盛り上がってくれるかな~」と思っていると、たくさんのミュージシャンやダンサーの方までもが、出演を申し出てくれて、

「宣伝しなくちゃな~」と思っていると、いろんな方が、チラシや、ブログや、メルマガ、口コミで、宣伝してくださっているのです。

それもこれも、全ては皆さんの平和への祈りのおかげです。私のようなこんな小さなことしかできない者に、皆さんのお力をいろんな形でいただいて、本当に身に余りすぎるほどの光栄と思っています。

当日は、素敵な出演者の皆さんに加えて、素敵なお客さんがたくさんいらしてくださいます。 詩人さん、書家さん、アーティストさんに、アロマテラピストさんに美容師さん、カフェ経営者に、大学教員、留学生etc・・・私の右腕となってくれている妹は賽銭箱係として参加してくれます。

平和の祈りにあふれたこのライブがきっかけとなって、素敵な出会いが生まれて、また希望の連鎖が広がっていってくれたらな~と思っています。

*** 第2回 花と爆弾・ピースライブと朗読会 ***
***  Stop the War and Save Children! ***


9月11日(日)19:00~ (最大22:00頃まで。ライブ中、出入り自由です。)
at 神戸・元町ジャズ喫茶 萬屋宗兵衛 http://www.soubei.net/

★!!入場無料!!★ ★募金をお願いします★

賽銭箱のような募金箱を用意しますので、皆さんのお気持ちをお入れください♪
少しの金額でも、アフガンやイラクでは大きな力となります。(500円で、アフガンではナンが80枚、イラクでは、白血病の子どもに4日分のお薬を買ってあげることができます!)and お店のために1ドリンクはご注文ください☆(all ¥500/drink)

☆☆ 参加予定ミュージシャン ☆☆
★ひきたま(アフリカの楽器カリンバを奏でる歌姫登場)

★ココペリ(ギター、ジェンベ、民族楽器を駆使したあったかい音楽。「花と爆弾-空爆の町で-」を演奏してくださいます。)

★大森慈子 & はくさんまさたか (ピアノとオーストラリアの民族楽器ディジュリドゥーのユニット。心穏やかになる音楽。)
with ももとりさくら & サカエミホ(ダンス・パフォーマンス)

★神田修作, 秋元慎, ジョシュ大塚 & 勝木てつよし(陽気なカントリーミュージック。)

and
詩の朗読、LOVE & PEACEを叫ぼう!アフガン・イラクの子どもたちの絵や写真の上映


☆☆当日寄せられた募金は全て、「花と爆弾」が支援する以下のNGOに寄付させて頂きます。
宝塚・アフガニスタン友好協会
ペシャワール会
日本国際ボランティアセンター

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