2004/06/25

 
私が個人的に支援させてもらっている国際NGOにフォスター・プランという団体があります。途上国に病院や学校の建設したり、設備を充実させたりして、子どもたちを支援する団体です。援助する私たちはフォスター・ペアレントと呼ばれ、途上国の子どもたちはフォスター・チャイルドと呼ばれます。私はホンデュラスの少女のペアレントになって、やっと3年目というところなのですが、先日、兵庫県のペアレントの会合が神戸で開かれたので、参加してきました。

 当日はたくさんの方が参加されていて、またチャイルドの写真を持って来ている方も多く、皆で写真を見せあったり、手紙の書き方を相談したりと、とても楽しい時間となりました。驚いたのは、本当に長い間(10年以上!)ペアレントをされている方が多いということです。ペアレントであるためには、月々5千円を援助金として送らなくてはならないので(最近3千円という選択肢もできたようですが)、本当に息の長い支援をされている皆さんに頭が下がる思いでした。

 会も楽しく終了した数日後、ペアレントを15年も続けていらっしゃる女性が、「花と爆弾」を購入して下さり、ご連絡をいただきました。

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イラクやアフガンで静かに涙を流している小さな子どもの姿を写真や映像で見ると、 胸が痛くなります。
「大人がこんなことを始めてしまって、ごめんね」といって抱きしめたくなります。
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 私も全く同じ思いです。どうすることも出来ず、空爆や爆弾テロに巻き込まれて傷つく子どもたちには、本当に何と言って謝っていいのか・・・。謝って済む話じゃありませんよね。一日でも早く安心して暮らせる日が戻るよう、暴力に訴えて問題を解決しようとする大人を、私たち大人が何とか止めなければなりません。本当に小さな声でもあげていかないと、戦禍に巻き込まれて命を落としていった子どもたちに、申し訳なくて・・・。私も多くのペアレントさんたちを見習って、息の長い活動をしていこうと、決心をまた新たにしました。

 最後に「花と爆弾」を新しく取り扱ってくださることになった本屋さんをご紹介します。山陽板宿駅の北出口をでるとすぐに見つかる本屋さん「ブックス三ツ輪」さんです。ここの店長さんは「本のソムリエ」書斎屋忠左衛門というペンネーム(?)を持っていらして、ニュースレターやHPを通して、厳選された本を紹介されています。お店の中もこだわりの棚作りというか、ポリシーを感じます。また、子どもたちに絵本の読み聞かせをする会も開いていらっしゃって、本当に本が大好きな本屋さんです。そんな本屋さんに「花と爆弾」も仲間入りできて、とても光栄です。
 
板宿商店街にいらっしゃるときは、是非「ブックス三ツ輪」さんを覗いてみてくださいね。お店のHPもまた妹に頼んで、リンクしてもらいますので、お楽しみに。

2004/06/12

 
先月ご紹介しました神戸新聞の「花と爆弾」の記事がようやく6月10日付けで掲載されました。
掲載日はまったく知らされていなかったので、朝主人に「載っと-で-」(生粋の神戸っ子です。)と言われて、初めて記事を読みました。

ジュンク堂さんで「花と爆弾」を見つけて取材に来てくださったので、どんな記事になっているかとっても楽しみにしていたんですが、期待どおりの素晴らしい記事でした。

・列をなし進む戦車を掃除機でいっきに吸ってしまいたい夏

取材の時に、記者さんがとても好きだといってくれた一首がヘッドラインでした。
1時間ほどのインタビューでしたが、私の伝えたかったことが、本当に的確に記事になっていて、とても嬉しく思いました。
もうすぐ、メインのホームページ上で読めるようになると思いますので、楽しみにしてください。

どうして、すぐにホームページ更新しないかって、思われるでしょうね。
実は、「花と爆弾」のホームページは妹が管理してくれているんです。
それほどコンピュータに詳しくない私ができるのはこのBLOGGERのページぐらいのもので・・・。
妹がいなければ、こうして多くの方に見て貰えるようなサイトは作られなかったはずなので、
妹にも感謝、感謝です。

もうひとつ感謝したいことが。
妹の友人で名古屋で活動されているミュージシャンの女の子が、「花と爆弾」を歌詞に曲を作ってくださいました。
妹の言葉をかりて、歌と歌い手の方のご紹介をします。

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(この「花と爆弾」の歌を)自分で歌ってたら、涙がでてきちゃって
最後まで歌えません。
曲になると、ずっと頭から離れなくて、頭の中で
ずっと短歌がながれてます。
メロディーがつくだけで、表現が本当に切なくなって・・。
聞いてみてください。

曲を作ってくれた人は、月に一度ミュージックカフェ(いろんな人を呼んで音楽会し
ている)
を教会を借りて行ってます。
音楽で人々がつながれば、自分を表現できれば・・
と思って開催している女の子です。
本も二冊買ってくれて、ついに曲までつくってくれました。
7月か8月には花と爆弾の歌をミュージックカフェで歌う予定です。
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私も聞かせてもらいましたが、
本当に文字で読むだけのときよりも、
すっごくせつなくなってしまいました。
それから声がとても清らかで素晴らしいんです。
名古屋のミュージックカフェには是非参加したいと思っていますが、
いつか神戸でもライブをしてもらえたらな~と淡い期待を抱いています。

妹がホームページ上で聞けるようにしてくれることを、願いつつ、
今日はこのへんで。

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