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みみなし的生活

オトはコトバ。コトバはオト。

観察という行為は観察対象に必ず影響を与える

量子物理学をNewtonとかでちょっとかじった人なら言いたくなるであろう台詞。

人間って量子みたいなもんだと思うんです。
観測したとたんに状態が変わります。
同じ話を振っても、人によって全然かえってくる答えが違います。

「私は傍観者でいたい」

目に入ってきたのがスーツとメガネの似合う男なら必ず妄想の材料にしてしまう、とある少女はそう言うのですが、ほら君、じろじろ見てるからあそこのスーツのおにいさん怖がってるよ。
人間は世界の中で能動的なオブジェクトだから、非観察者であると同時にかならず観察者でもあるんです。
そんなこと、言わなくたってわかってると思うんですが、それでも傍観者でありたいと願う小さな女の子。
腐ってるからこその儚さといいますか、彼女が「傍観者でありたい」と言う度になんだか胸が熱くなります。

私からひとつアドヴァイスをするとなると、少女が選ぶべき手段は「観測しない」ことです。
観測しなければ、状態なんて確率でしか表せないから、「猫は死んでいない」、「A君はH先輩に掘られている」と勝手な希望を持ち続けることができます。
予言できる、わけではないけれど。

ところで、こんなサービス見つけました。

http://nakanohito.jp/

○天堂やコ○ミの中の人で妄想を繰り広げるうちの姫向けのサービスですね。
  1. 2008/07/17(木) 01:59:08|
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またきた玖渚製造本

ちょっと古い話題になりますが、この前書店で見かけた本を紹介します。

大槻先生の14歳シリーズ

タイトル通り、中学生にプログラミングを叩き込もうというのがコンセプトなようです。
それも、ただの中学生ではなく、前書きを読んでみた限りでは、
毎日2ちゃんねるやネトゲやニコ動に埋没している中学生
をターゲットにしているようです。
「おまいらどうせ勉強せずにパソコン弄ってばかりいるんだからプログラミングでもしてみたら?」的な。
是非書店で見かけたら手にとって前書きだけでも読んでみてください。

このシリーズが、よくあるプログラミング入門本と違うところは、上位目標がはっきり定められているという点です。
今回立ち読みしたのは、14歳からはじめるRubyインターネットプログラミング教室は、RubyやCGIの基礎から始まって、最終章ではRuby on Railsを使って実際にWebアプリケーション(ブログ)を構築します。

14歳に限らず、2500円分の価値はある、読み応えのある本だと思います。
  1. 2007/09/23(日) 15:23:03|
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意外とハイレヴェル -NetworkMagazine-

友人の働いているらしい本屋で雑誌を買ってきました。
本当は「恋するプログラム -Rubyでつくる人工無能-」を買おうと思っていったのですが、SoldOutだったようなので雑誌にしました。
# 何か買わないと気がすまないみみなし
# ちなみに友人はいませんでした。

アスキーの、「ネットワークマガジン」。
特集の、「誰が正解?クイズでわかるTCP/IP」と、付録(と言っても本誌より内容が濃い)の「ゼロからはじめるパケットキャプチャ」につられて買いました。

「ITエンジニアのためのネットワーク技術情報誌」と謳っているだけあって、TCP/IPの解説からLinuxサーバーの管理方法まで紹介されていて、中身は結構ハイレヴェルです。
はい、さっぱりわかりませんorz
玖渚でなくとも、プロならばこの雑誌の内容を理解できる程度の知識が無いといけないんですね。
プロへの道は険しいなー。

それでも辛うじて理解できそうな部分は結構あるので、時間かけて読み解いていこうと思います。
実践できそうなところは実践しながら。
目指せネットワークエンジニア。
  1. 2007/06/29(金) 00:18:04|
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手っ取り早く玖渚気分が味わえる本

かなりお勧めの本です。
下手なラノベ読むより楽しいかもしれません。
# 下手なラノベって読んだこと無いけれど。

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じゃーん。
30日でできる! OS自作入門です。

読んで字の如く、これを読めば30日でOSを作れる人間になってしまうという驚異的な本です。
# まぁ、700ページ近くあるこの本を30日で読めって言ってるあたりも驚異的ですが。
大学のコンピューター演習室(通称"ガルテン" ドイツ語で「庭」という意味)に置いてあったので空き時間に読んでいたのですが、思わずにやけてしまうようなユルい世界観の筆者(川合氏)の語るような文体が印象的でした。

で、どうして玖渚気分を味わえるのかというと、実習はまずバイナリエディタを使って機械語を記述するところからはじまり、次にアセンブラーの実習へと入っていくからです。
しかも、その解説ひとつひとつがまるで中学生でも相手にしているかのように丁寧親切。
フロッピーディスクにディスクイメージを書き込む方法までご丁寧に解説してあります。

しかも筆者は、「この本を読み終わる頃にはアセンブラーの大事な部分はほとんど理解できているでしょう」とさえ言い切っています。
川合氏のお導きの下、386の仕様に30日ほど振り回されてれば、ぶっちぎりの超低水準言語をマスターして、CPUとタメ口きけるようになっちゃうらしいんですよ。
ほんとかな。

...本当(かもしれない)です。
ガルテンで30分ほど読んでいただけで、C言語すらまともにやったことない僕でも、386CPUのレジストリの基本的な部分や、アセンブラの基本的な事柄はわかっ(たような気になっ)てしまいました。
というか、そういう風に仕組まれているんでしょうね。
すごい本です。

この本を踏み台にしていろいろ勉強すれば、目指せ玖渚とかあほうなこと言ってる人(=みみなし、その他)も夢が夢で終わらずに済むかもしれない。

理工系の大学なら、どっかに置いてあるかもしれないです。
高校の図書室でも大きいところならあったりして。
興味がある人は教授や司書の先生に聞いてみてください。

...CDROMを一緒に借りるのを忘れないように。
この本は、「CDROMと付録の分厚い本」らしいです。 [手っ取り早く玖渚気分が味わえる本]の続きを読む
  1. 2007/05/16(水) 01:20:08|
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