極右躍進でマクロン政権に黄信号？
フランスの選挙って、政権与党対極右って構図になりやすいが、今回もそうみたいです。
てかこの結果、エマニュエル・マクロン大統領にとって「être poussé dans un coin（エートル プセ ダン ウン コワン）」な状況になりかねません（フランス語で「窮地に追い込まれる」と言う意味）。
このままＲＮが第一党になろうもんならフランスはおかしくなりかねないが、フランスの政治では大統領が首相を任命する際多数派の党の議員から選ばなければいけないルールがあり、ＲＮが第一党になったら否応なしにＲＮから首相を任命しなければいけないからねェ・・・。
そうさせない為にマクロン大統領は決選投票での支持と協力を呼びかけたが、ＲＮに第一党の座を渡してはいけないという「Sentiment de crise（サンティマン ドゥ クリーズ）」が出ているんでしょうね（フランス語で「危機感」と言う意味）。
政権与党対極右の構図が強調されているフランスの選挙、てかマクロン大統領は今までの政策が上手く行かなかったこともまた極右支持が拡大している要因なのではって思う。
このままでは大統領選挙にも影響するだろうし、マクロン大統領にとって厳しい茨の道が「en attendant（アン アタンダン）」な感じです（フランス語で「待ち受ける」と言う意味）。
てかこの結果、エマニュエル・マクロン大統領にとって「être poussé dans un coin（エートル プセ ダン ウン コワン）」な状況になりかねません（フランス語で「窮地に追い込まれる」と言う意味）。
国民議会選挙の第１回投開票が行われた３０日、移民制限やウクライナ支援反対などを掲げる極右政党・ＲＮ（国民連合）が得票率で首位となり、第一党候補争いをリードしているけど、一方でマクロン大統領率いる与党連合は３番目に終わり、議席減は避けられないどころかマクロン政権に「Non」を突きつける声が高まっているみたいです。引用
極右躍進、第１党うかがう勢い 仏下院選第１回投票 与党連合は３番手に
【パリ＝板東和正】フランスの国民議会（下院、定数５７７）選の第１回投票が６月３０日行われ、即日開票された。移民の制限などを訴える極右政党「国民連合（ＲＮ）」が得票率で首位となり、第１党をうかがう勢い。最大勢力だったマクロン大統領率いる与党連合は３番手に沈み、議席が大幅に減少する見通しだ。７月７日に決選投票が行われる。
仏紙フィガロ紙に掲載された仏調査会社ＩＦＯＰなどによる推計では、共闘勢力を含むＲＮの得票率は３３・５％となり、首位に立った。左派連合「新人民戦線」は２８・５％と２位。与党連合は２２・１％にとどまった。
決選投票はＲＮがどこまで議席数を獲得できるかが焦点となる。過半数に達した場合はＲＮのバルデラ党首が極右出身初の首相に就任する公算が大きく、ＲＮを事実上率いるルペン前党首は支持者に「われわれは過半数議席が必要だ」と訴えた。
一方、マクロン氏は声明で、各政党や勢力に決選投票での選挙協力を呼びかけた。アタル仏首相も「決選投票で（ＲＮに）票を与えてはならない」と表明。決選投票では、中道や左派を中心に候補者の一本化などＲＮ阻止に向けた動きが出てくる可能性がある。
フランスの政治制度では、大統領は議会の多数派の党から首相を指名する。ＲＮが第１党となれば、マクロン氏はＲＮから首相を指名せざるをえない。ＲＮのバルデラ党首は下院選でＲＮが過半数の議席を獲得した場合、首相就任を求める意向を示していた。フランスでは首相が内政を担当するため、移民政策やウクライナ支援の予算などをめぐる大統領の政策遂行力が制限される。
バルデラ氏は移民政策で、国内で生まれた外国人の子供が１８歳になると国籍を得られる現行の仕組みの廃止を主張。ウクライナ支援では仏軍の派遣や長距離ミサイルの供与に反対の姿勢を表明している。仏軍要員のウクライナ派遣などを掲げているマクロン氏と対立する可能性がある。
ただ、ＩＦＯＰは、ＲＮの予想獲得議席は２４０～２７０と予測し、過半数の２８９議席に届かないとみている。ＩＦＯＰによると、新人民戦線が１８０～２００議席と２位。与党連合が６０～９０となり、解散前の２５０議席から少なくとも１６０議席も減少すると見込まれている。
2024/7/1 07:05 「産経新聞」より
このままＲＮが第一党になろうもんならフランスはおかしくなりかねないが、フランスの政治では大統領が首相を任命する際多数派の党の議員から選ばなければいけないルールがあり、ＲＮが第一党になったら否応なしにＲＮから首相を任命しなければいけないからねェ・・・。
そうさせない為にマクロン大統領は決選投票での支持と協力を呼びかけたが、ＲＮに第一党の座を渡してはいけないという「Sentiment de crise（サンティマン ドゥ クリーズ）」が出ているんでしょうね（フランス語で「危機感」と言う意味）。
政権与党対極右の構図が強調されているフランスの選挙、てかマクロン大統領は今までの政策が上手く行かなかったこともまた極右支持が拡大している要因なのではって思う。
このままでは大統領選挙にも影響するだろうし、マクロン大統領にとって厳しい茨の道が「en attendant（アン アタンダン）」な感じです（フランス語で「待ち受ける」と言う意味）。
theme : フランスの政治と社会
genre : 政治・経済
