考えてみれば、日本社会ってどこか特異性があり過ぎるって言うか、どこかおかしいって感じがするよ。
その最もたるのが「大事なこと」と「どうでもいいこと」が真逆なところにあるけども、だから日本社会はどこかおかしいと思われるんだよね・・・。 特に子供や教育に関するものこそそれが躊躇に現れている。
現代の日本では
子供の貧困や無戸籍者の問題が社会問題になっているけども、本来なら子供はこれから社会を担う世代として大事にしなきゃいけないのに、社会が子供により良い環境を作っているとはどうも言い難い。 社会が子供に対して全く投資してないと言うか、子供の権利を大事にしてないとしか思えないが、
本来それは大事なことなんだけど、日本では情けないことにそう言う意識が薄いとしか思えないです。これには日本社会において子供は未熟だから大人が管理せねばならない。って意識が強いが、対等な目で見るって考えがなさ過ぎるとしか思えない。 さらに世論は子供を取り巻く問題について関心が薄く、結果無関心が問題を放置して深刻化させるって言うけど、そう言う懸念を持っているのだろうか。
自分に関係ないからと言う理由で無関心を装うのは、一種の「逃げ」でしかないが、
そんな考えは利己的もいいところだ。ワーキングプアだ非正規雇用問題だって大人も貧困問題があるのだから、もし自分がそうなったらって意識を持たねばいけない。
教育は最もそうだ。自国に誇りを持たせる、責任ある人間を育てる、と言う意識をもたせるのが普通なのに、
教育現場ときたら知識偏重・競争重視路線に走り、テストや受験を重視する偏差値至上主義がまかり通っているが、テストや受験の為の勉強なんて長い人生においてどうでもいいを通り越してると思う。そんなもんテストや受験が終わったらそれまでだし、目標設定が低い。 教育とは何か、ただ勉強させてテストで競わせるのが教育ではないのだ、
競争ばっかじゃ利己的な人間しか生まれない。一人ひとりに平等な機会を与えることもまた教育だ!! にも関わらずテストや受験を重視する傾向が強い日本の教育現場、教育の意味を履き違えてるんじゃねェのかと思うし、
偏差値を重視し道徳や倫理を軽視する教育の弊害が日本人そのものの劣化を招いてると思うよ。テストで競わせて偏差値を伸ばすよりも人間性を育てて社会で通用する人間を作り、より良い社会を作ると言うのが教育のあるべき姿だ!! そう言う点では北欧諸国を見習え!! 需要が全然ないに等しいハコモノやダム、道路、さらにパチンコなどもまた「どうでもいい」ものでしかないが、それら結局国民の税金から出来てるけども、
そんな金があるならなぜ福祉や子供たち、一人親の支援にでもに充てろと言いたくなります。結果としてどうでもいいようなものは税金のムダ以外の何物でもない。大事なこととどうでもいいことの線引と言うか区別が全然分かってないとしか思えない。下らない・どうでもいい自己満足に浸っていることもまた人間の「劣化」なのだ。
つい最近新国立競技場のデザインが発表されたと言うけども、また下らない論争にでもなれば溜まったもんじゃないし、
国民も国民で「オリンピックなんてどうでもいい!! んな金あるなら教育と福祉に回せ!!」って抗議が起こしてもおかしくない。 どうでもいいことばかりに熱心になって本来大事なことを放置することは、社会の為にならないことを理解すべきです。いい加減日本社会はそう言う風潮を正さねばなりません。
theme : これでいいのか日本人
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