ネット○○派 part344 「冷温停止宣言」につっこまないニセ科学批判

「冷温停止宣言」って、政治的意味合いが強いものだから、そこはともかく。


ただ、ニセ科学批判は突っ込みを入れるのが筋なのは、そうなんじゃないの?

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もっとも「お上のニセ科学には批判できない性だ」というのは恐らく違って、ホメオパシー絡みのときにガンガンやってたのをみても、そこはちょっと違う。そうじゃなくて、単に面倒だというだけなんだと思う。


ホメオパシーにしろ血液型性格判断にしろ、ニセ科学批判が叩いてるのは「叩きやすいもの」だけなんであって、誰の目にも「そりゃ変だ」というのをターゲットにしているつもりであると。


そのことを「単純な二元論には与しない」といって、「黒にも真っ黒というのはあるはずだ」といって「真っ黒」だけ批判していれば、「二元論」をやってないつもりなんですよ、ニセ科学批判の人たちは。


「真っ黒」だけ批判するならやっぱり二元論じゃないかというのもあるんだけども、問題は「どういう基準で『真っ黒』を決めているのか」という点で、そのへんがはっきりしないし、広い支持を狙って妙なダブルスタンダードにはしることになる。


つまり、「冷温停止宣言」はニセ科学批判の対象にならない、あるいはなるとしても血液型性格判断やホメオパシーほど批判しないのはなぜかというと、そこでまともな答えは出てこないんじゃないの。せいぜい、面倒くさいとか「真っ黒」じゃないとか、いい加減なこと言うしかないんでしょう。

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早川さんが例によってまだ吹いていて、あの調子だから目立つんだけども、じゃあニセ科学批判はよろしいのかい?と。


自然科学の学者やその手の教育を受けた人たちが、妙なダブルスタンダードばっかりやって叩きやすいもの叩いて煽ってるの。早川先生のことは言えないと思うんだけどねえ。


そも、早川さんはあれで大学教授だけど火山学者でしかないからまだいいんですよ。でもニセ科学批判はそうじゃないでしょう?物理学とか医者とか、まともな肩書の人たちが、もっともらしいみかけで煽ってるんだから。もっと問題視されたほうがいいんですよ、ニセ科学批判って。

(追記)
冷温停止宣言は、僕は別にかまわないと思う。それはそれで。


問題は、ニセ科学批判のスタンスのほうで「言葉尻の問題」というけど、その問題が本当に「言葉尻の問題」かどうか、誰がどうやって決めてんの?


これは、脳トレの扱いによく似ていて、あれも単に書き方の問題で済まされちゃったように記憶している。こうこうと書いておけば別に無問題、みたいな話にされてた。


あるいは血液型性格判断を、「たかが酒飲み話」とみるか「差別の問題」とみるか、誰がどうやって決めてんの?というのと同じ。そこの基準の恣意性について、どう考えているのか。なんも考えてないでしょ。