どこへ到達するのかまったく予想の付かない、先が楽しみな漫画の一つです。
前巻は師匠がひたすらかっこよかったわけですが、今巻はついに獣の騎士団の頭である精霊・アニマが登場、また南雲さんが幻獣の騎士(霊馬)になったり、白道さんがさみだれと夕日の真の目的を知ったりとストーリー的にも重大な展開がある中で、平行してヒロインにして真のラスボス(・・・になるのかなあ?)であるさみだれの家庭事情も描かれています。
「おかーさんはなんちゅーか 他人みたいな人やった年に1 2回遊びに来る親戚のおばちゃんてカンジで
おねーちゃんも一緒に住む前はやっぱり たまに会う親戚のおねえさんてカンジやった
そんな家族やったけど 結構それなりに好きやったと思う」そんな家庭環境に生まれ育ったさみだれ。
さみだれは恐れていた。自分は愛されていないのかもと。
またその一方、姉・氷雨も恐れていた。自分は憎まれていないだろうか。姉として認められているだろうかと。
まあどうやってどうなったとか書き出すとすごい長くなってしまうので割愛させてもらいますが(をぃ
やはり人が和解する様子は、どんな媒体のものであれ、現実のことであれ、見ててとても気分がいいものです。
さみだれ達が和解するのと同時に、主人公の夕日も自身を縛り付けていた過去の鎖である祖父とのあいだも氷解し、もはや魔法使い・アニムスに対するに後顧の憂いは何もないというかなりいい状況になりました。
見ていた自分も気分がスッキリです。
あと、この漫画、全編にわたって名言が多いです。
というわけでこの巻で自分が気に入ったセリフを紹介して、締めさせて頂きます。(お茶を濁した感じですが・・・。
「知ってるか?子供はな 大人のマネをして大人になっていくのだぞ」「何言ってんの いい大人は気取らないのよ」
ではっ。
- 2008/05/29(木) 23:22:20|
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